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2008/6/30 月曜交流会

自然界のエネルギーをどう使うか

@自然界の意志と人間の意志のずれが災害

私たちは地球の自然を司るマスターとしてやってきました。この地球と人間との関わりに気候という現象があります。皆さん方は気候という現象を通して地球の流れや自分たちの流れ、また自然との関わりを学んでおります。この気候という現象は人間の思いと地球の思いが合わさってできた現象であり、地球自身が思っているものと、人間が思っているものが巧妙に絡み合ってつくられております。

皆さん方の感じている天気や気象という現象は雨とか風、季節の変わり目、温度という状態で感じられていることでしょう。それはあくまでも人間の五感という制限の中で感じられているものであり、それがすべてではありません。地球自身が放出しているいろんなエネルギーには、そればかりではなく人間には感じ取ることのできない波動や現象、あるいは紫外線や赤外線といった人間とは別の世界の領域があります。

また五感以外のいろんな感知能力も入っており、人間はあくまでも五感という制限の中だけで気象を感じていることになります。例えば地震が起こる前にねずみがどこかへ逃げてしまう、あるいは何か異常な事件が起こりそうになると動物が騒ぎ出したりする、これもある意味では動物たちにとっては天気や気象と同じように感じ取られていきます。

したがって人間は人間の感知能力の範囲内だけで季節というものを感じていますが、それぞれの動物たちによって季節の感じ方がすべて違っているということが分かってきます。人間が感じている春という思いと他の動物たちが感じている春という思いはまったく異なるものであり、動物たちによっては必ずしも一年というサイクルで続けているわけではないものたちもいます。

あくまでも人間が感じている人間の天気や気象という状態が皆さん方の感じ取られているものであるということ、そしてこの天気や気象という現象が年々変化してきて、人間にとって予測の付かない状態になってきている、こういう話がありました。

人間の予測ができなくなってきている、これはある意味では人間が進化している証でもあります。人間が進化することによって人間の力が強くなり、自然界に与える影響力も強くなってくる、それによって人間の思いが季節や気象を変えるくらいの能力になってくる。季節の変化が激しくなってきたり、気象の変化が激しくなってくるということは、それだけ人間の影響力が強くなっているということでしょう。

しかし人間がいくら力を強くし、能力を活性化させたとしても根本的な気候そのものを変えることはできません。地球自身が持っているエネルギーはとても強大であり、人間の思いで変わるようなそういうものではありません。しかし地球自身の持っている強大なるエネルギーを人間の力によって人間に過ごしやすいように変えることはできます。

つまり人間は地球に備わっているエネルギーを自分たちに合うように変えていく、あるいは既にあるエネルギーを自分たちがうまく使えるように変えていく、こういうことは人間ができる範囲内になっていきます。地球に備わっているエネルギーを人間がうまく使えるように変えていく。

今地球上を見た時にこのエネルギーの使い方がどうなっているか、あくまでも一部のものたちが地球の大部分のエネルギーを使い、そして金銭という手段で他のものに分け与えていく、一部のものたちだけがエネルギーを使いこなし、他のものはその使いこなしたものから分け与えてもらっている、これが今の地球のエネルギーの使い方であり、それによって必ずしも地球の人々全員が同じようにエネルギーを使っているわけではありません。

自然界にあるエネルギーがすべての地球の人々に同じように平等に使われるにはどうしたら良いのか。やはり一部のものたちが自分だけ利益を得る、自分だけ得をするという思いを持っており、そのためにエネルギー自身が一部のものたちだけのために使われていきます。

人間の行動のすべてにそういう自分がうまくいくように、一部のものがうまくいくようにという思いが入っているために、エネルギーのほとんどすべてが一部のものだけに使われるように変化していきます。したがってエネルギーは一部のものではなくすべての人に同じように広がっていく、すべての地球の人々に広がっていく、そういう風にエネルギーの流れを変える必要があります。

どうやったら自然界のエネルギーがすべての人間に同じように流れていくのか。やはり自然に対する思いが失せてきており、もう自然のパワー、力、あるいは有り難さを感じる心がなくなってきています。確かに一部のものが独占してお金儲けをしている、しかしその人々は自然界にある豊富な資源の有り難さや重要さを一番認識しているとも言えるでしょう。

そしてそういう意識のない人、資源のエネルギーの重要さに気付いていない人は、ただ言われるがままにエネルギーを買わされることになります。自然のエネルギーの貴重さ、あるいはその価値の素晴らしさにまず気付くことが必要になります。そして自然界のエネルギーの素晴らしさや重要さに気付き、それをいかにうまく活用していくのか、使い方をいかにうまくしていくかという発想が必要になっていきます。

ただ制限したり、保護しようという考えだけでは繋がりは必ずしもうまくはいきません。人間が良い方向へと使っていく、人間がもっと良い価値のあるものへと変化させていく、こういう発想が必要になります。やはりエネルギーは人間に使われてその価値が出てくるものであり、そしてお互いの関係が良くなっていきます。

自然界のエネルギーを人間がどのように使いこなし、そして人間の生活の中に入っていくか、こういうエネルギーとの繋がりの中で自然界や季節、天候、こういったことを考えていくと、皆さん方の生活そのものに季節が入ってくることになり、その貴重さ、重要さも実感できるようになっていきます。

今はこの自然界のエネルギーと人間の意識との間にかなりの意識のズレが起こっており、それによって必ずしも人間の思い通りには自然が変化しない状態になっていきます。人間がだんだんエネルギーの使い方が荒くなってくると、エネルギーの意識が人間とずれてきて、必ずしも人間の思い通りにはいかないようになっていきます。

そうすると自然界の意思と人間の意思との間に大きなズレが生じ、それが天変地異となって現れてきます。人間がなるべく自然界に意識を向け、自然界に見合った生き方をする、これが早く実現できるように願っております。 A上半期から下半期へ 時のマスターとしてお話をいたします。2008年も6月の終わりになり、半分が過ぎ去ろうとしております。この半年の中で皆さん方がどこまで自分の課題をこなしたでしょうか。この地球自身の学びとして2008年の上半期はいろんな国との関わりの中でそれぞれ自分の国の愚かさや欠点に気付き、そして自分の国の国民が自分の国に意識を向け、目覚めていくという波動が流されておりました。 どの国も自分の国について国民がよく考え、国民が意識を向けるという波動が流れておりました。したがって国民一人ひとりは自分の国についていろんな思いを持つ必要がありました。自分の国について一人ひとりはどう思ったでしょう。これが今度上半期に移行した時、人間の意識は社会一般へと目を向けるようにと変わっていきます。 国というものについて意識を散々向けた後、社会一般を見た時に国の愚かさや欠点、あるいは国が放置していたことが社会のあちこちで見られるようになっていきます。社会のあちこちに国を国として見ていなかった波動が現れてきて、人間と国との歪みが社会で現象化されているのが分かります。 下半期においては社会の歪みを見た時、国と人間との意識のズレがそのまま社会に現れているということ、またそれによって人々は何をどのように意識を変えたら良いのかが分かるようになっていきます。国においても社会においても基本は人間一人ひとりの問題に移ってきます。 国の問題というのは、国の代表である人々がどのような意識で行動していたか、社会の状態においては一人ひとりが社会人としてどのような意識で行動をとっていたか、それが現れてくるのです。一人ひとりはただの自分という意識でしか理解していないかもしれませんが、やはり社会に出た時、社会の一員としての意識が関与し、また国の中に入って仕事をするという時、国の代表としての意識が動き出していきます。 人として社会として国としてそれぞれの意識波動があり、一人ひとりはこの三つの波動を経験し、繋がりをつくり、そして成長させていくのです。自分のこの三つの波動のレベルにおいてどのような状態にあるのか、少し調べてみる必要があります。 Akiraさんの意識を見た時、個人という意識の波動、社会の一員としての意識の波動、国の一員としての意識の波動の中で、やはりまだ個人という意識の波動が中心であり、そして社会の一員、国の一員という順番で活性化されています。社会の一員という波動の中では特に家族や仕事の仲間たち、作業での仲間たちとの関係がかなり影響を与えております。その社会の意識のベースはなるべく多くの人の中で自分が不利益を得ないように、自分に大きなトラブルが起こらないように進めていくという意識が出来上がっております。社会の中で自分があまり迷惑を被らないようにしていく、社会での意識の中で大事な波動は何でしょう。社会は自分以外のいろんな人々が同時に存在し、それぞれ個性があり、役割があり、また成長が必要となります。自分以外のいろんな人々も必ず意識があり、成長してやはり自分が少しでも喜びを得ようとして活動していきます。今の地球上のシステムでは一つの場において全員が同じように利益や喜びが得られるというのはとても難しくなっており、誰かが利益を得ると他のものが中々利益を得られないという状態があります。利益や喜びを皆で分ける、分担するというシステムができているために、誰かが利益を獲得すると他のものが獲得できないという流れができております。社会での意識レベルを見る時に、こういう意識がどの程度変化していくか、誰かが社会の中で利益を得たとしても、他のものも同じように利益を得ることが可能であり、必ずしも他のものがそれによって不利益を得ることがないという意識、これがどの程度はっきりと心の中で理解しているかが、その人の社会での意識のレベルをつくることになります。あなたの場合は社会での意識のレベルはそういう意味でまだこれからどんどん活性化させていくというレベルですが、多くの人間が今そのようなレベルであり、誰かが利益を得たとしても他のものもそれで不利益を得るわけではなく、他のものもそれ以上の利益を得ることも可能である、それがはっきりと分かる必要があるのです。それが分かると社会での奪い合いや競争、あるいは一部のものだけが利益を得るという現象がなくなっていきます。社会の中での意識においては全員が同じように利益を得ることが可能であるということ、一部のものだけが利益を得て他のものが得られないというシステムではないということ、それを心から理解し、本当にその意味が分かったときに意識レベルは高いところへと移行していくでしょう。是非あなたも社会での意識レベルにおいていろんな観点から考え、そして自分の意識レベルを少しでも高いレベルへと引き上げるようにしてみてください。 Akikoさんの意識レベルにおいて、個人という意識レベルと社会という意識レベル、国という意識レベルの波動の中で、個人という意識と社会という意識レベルのほぼ中間的なところにあなたの意識があります。個人という明確な意識はそれ程できているわけではなく、かといって社会という意識レベルも明確にできているわけではありません。ほぼその間のところに自分と社会を合わせたような一つの意識レベルが出来上がっております。これをどのようにして自分で変えていくか、ある意味では個人と社会が一体化した良いエネルギーであるかのように受け取るかもしれません。確かにまたそれでも良いのかもしれません。ただ多くの人は、個人の意識をしっかりするということと、社会での意識をしっかりとつくり上げていく、こういう学びを行なっているために、その間にずっと意識を向けていくと他の人の学びの意味が理解できなくなってしまうのです。他の人のテーマになっているのは、個人なのか、社会なのか、その中での利益や喜びをどううまく摘み取ってくるかがテーマになっています。そのために初めからその間のところで普通に育ててきた意識の場合には、その区別が中々付いておらず、個人だけのエネルギーの話や社会だけのエネルギーの話になると付いていけない状態になってきます。やはりそういった世界に通じながらも、個人、社会、そして自分個人のいろんな成長を考えた意識波動、こういったものが必要になってきます。そのためには自分自身が今身に付けている意識波動の中でも、自分という意識を明確につくると同時に社会においても自分という意識を確実に存在感のある状態にもっていく、単純にただ初めから存在しているという意識ではなく、明確にどの目的で個性が与えられ、肉体があるのかを感じるようにしてみる必要があるのです。そうすると個人の意識が少しずつ目覚めていき、社会の中での個人の使い方がまた見えるようになっていきます。この社会と個人との間のエネルギーのやり取り、是非それを理解して自分なりの流れをつくるようにしてみてください。 今日は自然や地球と人間との繋がりの中でお話が行なわれていきました。人間がいくら進化しても地球のすべてを理解できるわけではありません。しかしそれでも地球のことを調べる必要はあります。人間が自然を調べ、解明し、いろんな発見をしていく、地球を調べることはとても大事なのです。 何故ならば地球はまた皆さん方の体にも繋がっており、地球の変化はそのまま肉体の変化に現れてきます。地球が疎かになると肉体も疎かになっていきます。肉体は地球からエネルギーを与えられ進化していく、この地球との繋がりがとても強いのです。したがって皆さん方は個人という意識と地球の流れの意識、そしてまた自分自身が社会とどう関わっていくか、こういったエネルギーの中で体験を進めているのです。 地球との繋がりがとても大事になってきます。天気や気象に限らずいろんな現象一つひとつすべて何らかのメッセージが入っています。皆さん方一人ひとりへのメッセージなのです。自分は地球から何を教えられたのか、地球の何を自分は感じているのか、いろんなことを考えながら是非地球に意識を向けて、社会での行動のために何らかの価値のあるものを見つけていってください。それでは少し休憩を取ります、ありがとうございました。 B個人のレベルでの奉仕のエネルギー 私たちはハイアラーキーとしてお話をいたします。皆さんのこれからの状態において社会でのいろんな出来事が現れてきて、自分と社会との関わりにいろいろ目を向けることになります。先ほどエネルギーの話が出ましたが、今オイル関係の値上げにより社会的に全体的に物価が上がっていき、人々の生活の暮らしぶりも変化していき、対応できるものと対応できないものがまたいろんな形で目にすることになるでしょう。 そしてこのような現象を起こしたのは人間がエネルギーの使い方をまだ一部のものたちが自分の私利私欲のために使っているためであり、人間がお互いに共有し合う、お互いに分配するという意識が確立されていないところにあります。そしてまたそれを国レベルで話し合おうとする会議などにおいても、それぞれの国の事情が現れてきて、中々全体的な視点に立った合意がなされない状態にあります。 せっかくいろんな国が集まって国レベルで前向きな統一案を出そうとしても、利益の得られない国はそれに賛同せずに、少しでも自分たちの利益が出るようにしようとする、そういう意志が強すぎるために、皆が同じように利益を得るという結果が出ない状態にあります。このままでいくと一部のものだけがこの社会を支配し、地球を支配するという構図になっていきます。 それに打ち克つためには一人ひとりの言動が大きな鍵を握ってきます。今多くの力のない人々がそのままになされており、権力のあるものの言うなりになってただ自分たちのエネルギーを彼らのものにされております。力のないものたちでもしっかりと表現し、そして力を皆で協力し合いながら打ち克っていく、やはり不正には皆で立ち上がる、自分たちの命が危ない時には一生懸命守り通す、こういう力が必要になります。 今この戦う力がうまく働かず、むしろ力のないものや弱いものに対して力を使い、強いものに対してはただ言うなりになる、こういう使い方をしているために、結果的に弱いものがどんどん力がさらに弱くなり、強きものはどんどん力を強くしていきます。力が強かったとしても不正にはしっかりと立ち向かう、不正を正すように皆で一致団結する、この働きがないと社会は変わることはないでしょう。 特に日本人においては、国においても個人においても不正に戦うという力が発揮されずに、ただ私利私欲のためにエネルギーが使われてきました。それがこれから社会に現れてきます。表現できないものは力の強いものの言うなりになっていくでしょう。 権力のあるものはさらに権力を使い、弱いものを散々いじめていくでしょう。皆さん方がこれから社会で目にするもの、それをそのまま見過ごしていくのか、それとも生きるために戦うのか、戦う相手をどこに見ているのか、その一人ひとりの行動がしっかりと反映されることになります。そして社会での言動を見て自分自身の本当の強さを見ることになるでしょう。 自分は正義と不正、正しさと間違いをどのように理解していくのか、戦うべき相手をどこに見ていたのか、自分の意思を持った行動をどのように見ていくのか、社会におけるいろんな動きを見て、自分自身の心を見ることになるでしょう。これから社会において起こること、自分自身の心の現われでもあるということ、そういったことを考えながらこれからの流れを見るようにしてみてください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。


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