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2007/11/10■富士五湖セミナー[週末版]

心の波動と富の器の波動

@仲間意識は仲間はずれをつくる

私はこの富士の山で管理をしているマスターと思ってください。皆さん方がこの数日間に渡って新たなる時代に向けての学びをしておりました。どのような社会が訪れるのか、一人ひとりの役割がどう変わっていくのか、それに向けての必要な波動が何であるのか、いろんな学びをしておりました。

そして新しい人々は本来の能力を生かし、それを三次元的な富に変化させるためには何が必要なのか。いろんな観点から学びが行なわれておりました。これまでは徳を積むことにより一人ひとりのスピリチュアルなアバンダンスがつくられ、それをいつかの時点で一人ひとりの富に引き戻してくるのか、そういう流れを普通に行なっておりました。

しかし今の新しい人々は本能的に自分自身が富を生み出せる、自分が富を生み出す鍵を握っているという感覚を持っています。自分が富を生み出す始まりを持っている。しかしあくまでもアイデアや感覚的なものであり、それをどのようにして現実化するのか、どのようにして具体化するのか、それの糸口がまったくつかめない状態にありました。

皆さん方が学んできたように、すでに経済やあるいは物質化のテクニックに関しては、すでにこれまでの人々がいろんな技術を身に付け、実際に具体化をして成功させております。新しい人々のアイデアをいかにうまく吸収してそれを経済の流れに持っていくか、その接点が中々うまくいかない状態にありました。

それはそもそもこれまでの人と新しい人との間の波動の違いがあまりにも大きいために、本質的にお互いが避けてしまうという、そういう場があちこちに出来上がっていました。特に日本においては同じ世代のものたち同士で集まり、違う世代とは交流をしたがらない、同じ世代の人々同士で仲間をつくり、もう違う世代になると頭から拒否をしてしまう、こういう場があちこちに出来上がってしまい、違う世代の人々との繋がりが絶たれる一方にありました。

この違う世代の人と中々場が一つにならないというのは、これはある意味では日本人がつくり出した波動でもあります。いわゆるこれまで皆さん方が学んできたように、心という概念を使って仲間意識、家族意識をつくり上げると同時に少し違うと仲間ではないとか、のけ者にする、仲間外れにするという波動も同時に出来上がっておりました。

心を通じて一体感を味わえば味わう程、その一体感に入っていない人たちはのけ者にされる、仲間外れにされるという波動を体験していたのです。それが今新しい人々の意識とこれまでの人との間の壁をつくっております。これまでの人が仲間意識や家族意識をつくればつくる程、新しい人々は仲間外れにされるという波動を感じていきました。

したがって、違う世代の人の間でつくられた深い溝、これはある意味ではこれまでの人がつくり上げた心という良い概念をつくった反対の面としてつくり上げられた仲間外れの意識になります。したがって、心が確かに風景や自然、動植物や自然界、そういったものに擬人化して自分と繋げ風情を楽しむ、趣を感ずるという面においてはとても良い作用をつくりましたが、人間の間で仲間意識をつくった時に仲間外れにするという意識も同時につくられてしまい、それが新しい人々に押し寄せてきておりました。

したがって、今非常にこれまでの人にとっては難しいかもしれませんが、心という概念をこの性質を中身から変容させる必要があります。確かに心という概念は悪いものではありません。人間以外のものに心を感じる、自分と繋がりをつくる、それこそ波動を共鳴させ、自然との繋がりを感じ、一体感を感じる。家族という単位で一つの一体感を感ずる。しかしその時に反対に仲間外れという意識をつくり出してしまうと、結局その心に入ってこない人は仲間に入ることができず、人間を分離させてしまうのです。

したがって、仲間外れという意識をつくらない心のあり方、単純に自然や風景とだけの繋がりに使う、家族にしても単純に繋がるためだけに心を使い、仲間意識、一体感といった感覚をなるべくつくらないようにする新しい心の概念が必要となるかもしれません。もしそういう風に仲間外れをつくらない仲間意識、心が新しくできたのであれば、それはこれからの時代に向けてとても良い働きとなるでしょう。

しかし単純にこれまでの人々がつくり上げた仲間意識をベースにした家族意識や国家意識、企業意識は逆に仲間外れをつくり出してしまい、これはこれからの流れにはあまり効果のない波動となります。しかし心という概念は人間以外との繋がりにはとても良い作用であり、また一体感や愛国心や愛社精神がすべて悪いわけでもありません。

それは少しでも良いレベルへと変容させていく、質的な変化をつくり出していく、そういう意識で心というものを捉えていただきたいと考えております。それでは皆さん方の今後の社会に向け、少しでもスピリチュアルなアバンダンスを引き出して、現実で皆さん方のアバンダンスが見られるようにエネルギーを流そうと思います。

しかしあくまでも三次元的なアバンダンスは現実的な行動を通して与えられるものです。行動がなければ現実としてアバンダンスはやってきません。必ず何らかの行動をしてみるということ、人と接してみる、動いてみる、仕事をしてみる、こっちから何かを話しかけてみる、行動がない限り三次元のアバンダンスはやってはこないのです。何もしないで自動的にやってくるという考え方だけは頭から無くして、行動することにより現実化する、行動することによりスピリットのアバンダンスが物質的なアバンダンスに変化する、それを理解するようにしておいてください。

では一人ずつ前に…


ではこれで少し休憩を取ります、ありがとうございました。


(c)2007 CentralSun
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