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2004/10/4■月曜交流会から

人生をコントロールする

@自分の魂をコントロール

私たちは光のハイアラーキーとしてお話をいたします。今日は皆さん方の魂についてお話をしてみます。日本語の魂という言葉が一般の宗教や哲学、文化の世界で使われている魂と同じものかどうか、あるいは、他の概念で捉えられている霊的なもの、神的なものとの関りがどうなっているのか、それらについて話をしてみたいと思います。

一般に魂という言葉を耳にした時、多くの人は心との兼ね合いで考えていきます。まずそれぞれ今自分が何かを考えており、想像したり、論理的に展開したりする思いがあります。一般にそういう何かの思いや感情的な領域の世界を心の世界と理解しております。

この心はいわゆる心理学の世界では大脳が関与しており、肉体の感覚器官で得られてくる周囲の情報を自分の脳でどう分析し、どう処理し、自分の現実をつくっていくのか。五感から入ってくるデータを一生懸命自分の納得できる状態へともっていって、自分を理解している、自分が生きているという実感を持っている、これが心の世界になります。

したがって、自分の心の状態は周囲の状態に大きく影響を受けており、環境が変わったり、五感の感受性を変えると心の状態もかなり変化することになります。魂は一般にこの心の世界の奥にあって自分の心をも生み出す大元のようなもの、今の自分の生活そのものを後ろで管理し、すべてを生み出しているもの、そういう風に理解されております。

そして肉体生活を終えた時、心の世界もいつの間にかうつろなものになっていき、魂の世界がだんだん表に出てくる、そういう風に理解されております。この日本語の魂という言葉は、昔は目に見えない世界における自分の仮の姿、自分自身が肉体生活で何かをしている時、別の世界での自分の存在を知らしめるもの、そういったものを魂として扱っておりました。

しかしこの魂は明確な定義を持って扱われていたわけではなく、その時、その時の状態において適宜扱われておりました。したがって、これをどのように扱うのかで意味はまったく異なってきております。物理的に何かがあるかのように捉える人もいれば、物理的には存在していないものと捉える場合もあります。

いずれにしても今多くの人がミステリースクールで学んでおり、そこでの考えをそのまま用いると、いわゆるスピリットの世界と肉体の世界を繋ぎ合せているもの、これが魂になっております。そして肉体生活を終えた時、魂とスピリットが残り、魂の世界で役割を演じていく、こういう風に教わっております。

しかし実際の皆さん方の流れを見た時、そういう単純な問題ではなく、魂の世界にも非常に複雑で広範囲なエネルギーがあり、全員が同じ魂の世界で同じような生活をしているわけではありません。それぞれ魂の波動がまったく異なっており、また魂のレベルでやるべきテーマも一人ひとりまったく違っております。

そのため魂の世界で演じる役割は一人ひとりがまったく別の役割を演ずることになります。自分が魂の世界で何を行なっているのか、それを理解したいと多くの人が望んでいるでしょう。この魂の世界をどのようにして自分で理解するのか、いわゆる夜寝ている時、自分は魂の世界に戻っております。しかし魂の世界といっても一つの波動の世界で毎日同じ所に行っているわけではありません。

魂の世界といってもあたかも自分のお家のような所にいつも帰っているとか、一箇所だけに留まっているわけではないのです。むしろ毎日違う世界に行っている、自分の固定された場所ということが有り得ない、こういった事実を理解する必要があります。皆さんはこの肉体世界において、自分の住むべき拠点を持ち、そこでいつも生活しているために、あたかも自分のどの世界においても自分のいつもいる場所があるかのように勘違いをしてしまいます。

実際には魂の世界やスピリットの世界に行くと、自分の行動する範囲がどんどん広がっていき、一つの領域にずっと留まっているということは有り得なくなってしまいます。そういった意味においてはむしろ今皆さん方が肉体レベルで一箇所に限定している、これが一番安定している状態とも言えます。

魂の世界に行くといろんな波動の中でその時、その時、必要なエネルギーを体験している、毎回、毎回違う所に行っている、そしてそれが当たり前であり、多くのものたちもそのようにして活動している。自分が魂の世界でどのような役割を演じているのか、人それぞれやるべきテーマが異なり、また、そこでの世界のあり方も異なっております。

人間の世界から見た時、あたかも家族や兄弟と一緒にいて、そこでずっと学びをしているかのように思われる場所もあります。実際そういう波動があり、多くのものたちと一緒に過ごしている、表向きはそういう風に見えてもそれは肉体生活における家庭生活とはかなり異なっております。魂の世界において、ずっと一定している、何も変化がないということはまずあり得ず、常に変化が与えられ、次の段階へ、次のステップへと向う学びをいつも行なわれております。

それぞれが自分の世界でテーマをもっていて、それを毎日こなしている、しかしその世界において明確に自分が魂の世界で今これを行なっている、今もう自分はこういうところまで来ている、そういったことをすべて理解している魂は必ずしも多くはありません。まだ自分の意識状態において完璧に自分を理解できているわけではなく、その時、その時の状態に応じて、今必要なエネルギーだけをただ吸収している、今必要な体験だけを繰り返している、そういう状況が何度か行なわれるからです。

この魂は、皆さん方の心をどのようにしてコントロールし、維持し、肉体生活に有益な情報を与えていくか、そういったことにものすごく関係を持っております。しかし、魂だけを取り上げ、どうすれば魂とうまく繋がりが取れるのか、魂と触れ合うためにどうしたら良いのか、こういう類の質問を与えられても明確に答えることはできません。

一人ひとり自分のテーマがあり、それによって魂とのかかわり方も異なっており、魂との関係をある一つの言葉で現すことがしにくくなっております。この魂を皆さん方は今コントロールする時期に入ってきています。魂をコントロールする、どういうことでしょう。今社会でいろんな事件が起こり、中には自分が何をしているのかも分からず、何をやったかも覚えていない人もおります。

訳の分からないうちにすべてが終わってしまい、自分が何をしたのかも覚えていない、あるいは、何か声が聞こえてきたので、その聞こえた来た声の指図に従って行動した、この種の事件が明らかに多くなってきております。こういう人々は魂のレベルでもう自分自身を見失っており、自分の魂をコントロールできていない状態にあります。

自分の魂を自分でコントロールできない、とても不思議のように思うかもしれません。でも現実にそういう人々がとても多く、またこういう人々によって不幸な事件が起こされております。自分の魂でありながら自分の魂をコントロールできない、何故そうなるのでしょう。

まず自分の心をコントロールできているかどうか、自分の思いや感情に関して自分はどういう接し方をしているか、ただしたいからする、食べたいから食べる、言いたいから言う、何のコントロールも働かず、ただしたいようにしている、これは本人は楽しいかもしれませんが、実際の人間関係においてはかなり複雑な問題を生み出していきます。

他の人がそれによって迷惑をこうむる場合、とても大きな問題を生み出していくのです。したがって、社会生活である程度問題が起こらないレベルで生活するためには、やはりやって良いこと、やって良くないこと、この見極めが大切であり、それによって自分自身の行動が定められていきます。

思いや感情に関しても同じようにある程度自分でどこまでが自分のエゴなのか、どこまではそれで良いのか、そういう矛盾と戦いながらも自分のやるべきことを見つけていきます。そして心のレベルでコントロールが大分できるようになった、そうすると次に魂のコントロールの学びがやってくるのです。

心はある程度コントロールできるようになった、では次魂をコントロールしていきましょう。そういう風にして学びは次の段階へと入っていきます。しかし魂をどうコントロールするのか、心のレベルではやりたくないことでも喜びを持ってやったり、してはいけないことは絶対しないという強い意志を身に付けていく、こういうことによって心をコントロールすることはできるでしょう。

しかし、魂のレベルに入った時、ただ単に心をコントロールするだけではうまくいかなくなっていきます。魂の世界でコントロールすべきことがどのようにして示されているか。魂の世界においては、これまでの概念とは違う概念がいっぱい与えられており、そのどれかの概念の中で学びを続けることになります。

魂の世界をつくり上げている概念、自分の魂の世界がどの程度コントロールされているのか。

Naokoさんの魂のレベルを見た時、あなたの魂の波動はあなたの魂の世界の中で、あなたの思いを受け入れながらも、むしろスピリットやハイヤーセルフの意志を強く人間に伝えようとし、あなたへ語りかけの思いが強く与えられております。したがって、あなたにとってスピリットやハイヤーセルフからの思いをいかに正しく受け取り、それを自分のものとして感じていくか、スピリットの意志をどの程度自分の体で表現できるのか、こちらの方がテーマになってきます。自分がやりたいことが本当にスピリットのやりたいことなのだろうか、自分の思っていることが本当にスピリットの思いなのだろうか、よく感ずることがあるでしょう。今のあなたの波動を見た時、あなたが肉体レベルで何かを成そうとしている時、直感的なものや、何かのインスピレーション、思いで上がってきたものは、ハイヤーセルフやスピリットの思いということができるでしょう。しかし、よく考えて自分で何かを導き出したり、自分の経験やいろんな学んだ知識から何かを導き出している時、これは魂の思いとは違う場合があります。あくまでも自分の概念や思いでつくられたエネルギーであり、本来のスピリットの意志とは変わってきます。したがって、自分を理解しようと思う時、その直観や思い、その中を自分でしっかりと分析し、魂の思いと思えるものを自分で見つけていく、魂の波動を自分が直接見つけ、理解していく、こういう働きが重要になってくるでしょう。聞いたり、導き出すのではなく、思う、感じる、そういったことをヒントにして魂との繋がりを強くしてみてください。

Yasukoさんの魂の波動を見た時、あなたの魂の波動には特徴的な波動がいくつか入っており、これはあなたに必要な時期に必要なものが出てくるようにコントロールされております。したがって、ただ黙っているだけで次から次と与えられたり、何もしなくても波動が表に出てくるというものではなく、自分が成長し、意識を広げ、時期が来た時に与えられていく、こういう流れがあります。自分を知ろうとする時ただ単に知りたいとか、見つけようと思っても中々見つかるものではありません。あなたの場合にはそれが自分の成長の度合いに応じて一つひとつ確実に与えられていく波動があります。したがって、自分を理解したい、自分の本当のところを見つけたい、そう思う時、ただ単に強引に力づくで学び取ろうとするよりは、単に自分の意識の成長や他の人に思いを馳せたり、全体的な意識の成長を考えた時、ふっとそれが与えられていく、何気ないところで解決していく、そういう傾向があります。そのやり方を是非とも自分で取得し、どのようにしてそれを手にしていくか、是非ともそれをマスターするようにしておいてください。

Akikoさんの魂の波動を見た時、あなたの今の魂はあなた自身のこれまでの人生の中でとても美しく輝いている時期であります。今輝いているあなたの魂の波動は、あなた自身の本来の波動を表に出そうとして輝きを保っております。まだ自分の完全な本来の波動になっていないのは、自分自身に対して甘さと、まだはっきりと自分を掴むポイントが分かっていないために少しずれてしまう傾向があるからです。こういったことを意識し、しっかり取り組んでいくと自分の本来の波動に的確にぶつかり、手にすることができるようになります。今、せっかく全体的なレベルにおいてはとても良い状態に近づいていきながら、肝心なところが少しずれていたり、まだ自分で完全に捉えられていない状態にあり、どうしてもすべてを自分の思いと一致させることができなくなっているのです。これを自分自身に向けてだけではなく、いろんな人と話をしたり、議論するとき、今何がテーマで何が課題なのか、どういう答えが必要なのだろうか、そういったことを的確に見つける練習をしてみてください。そうすることによって問題が明確になり、答えが明確になり、自分についての意識の向け方も段々明確になってきます。そういう練習をしばらくやってみると自分自身について、またいろんなものが分かるようになっていくでしょう。

Yutaさんの魂の波動を見た時、あなたの魂の波動にある一つの特徴が伺われます。それはあなた自身がつくり上げた波動と初めから持って来た波動との接点の所に一つのズレがあり、お互いの波動がすんなりと一致していない状態にあります。本来自分をつくり上げる時に持ってきたこの二つの波動がまだ完全に一致しておらず、どこかでこれがぶつかり合ったり、うまく連携が取れない状態になっています。その結果現実の生活において自分の確固とした思いと、それを他人との関りの中で繋げる時、うまく流れが流れなかったり、思っていても表現できなかったり、他の人がもってきても受け取れなかったり、中々うまく流れがスムーズに展開しない状態になっています。したがって、物事の流れをもっとうまくスムーズにもっていかせるためには、自分自身のエネルギーの流れをスムーズにさせること、自分が本来身に付けている波動とそれを演ずる時の自分の波動、この流れをうまく使い、バランスを取ることによって自分と他人との流れもスムーズになっていくのです。うまくいっていない理由として自分自身の本質的なものにまだ何か抵抗があったり、疑問があったり、受け入れていない波動があります。今の自分の存在と、自分自身の本質的なものとの間に少しずれがあるために、その流れが現実の流れをストップさせているのです。自分のすべてを受け入れていく、あるがままの自分をそのまま受け入れる、先ずそういう意識で自分の意識を変えるようにしてみてください。

Jun-ichiさんの魂の波動を見た時、あなたの波動の中に、今新しい波動が出来上がってきており、魂レベルで見た時、新たなる波動が身に付いてきています。これはあなたにとっての喜びであり、宇宙にとっても大きな喜びとなっております。魂レベルでの変化はあなたの現実にも影響を与えてきました。あなたの現実の流れがこれまでとは違う流れになっています。流れ方がまったく異なってきて、今流れているあなたのエネルギーは自分の忘れていたものを思い出させる波動であり、自分が必要ないと思っていた波動をしっかりと使えるようにする波動であり、これまで自分が忘れていた波動を蘇らせさせようとしております。是非ともこの波動を今のうちに使いこなし、そしてある程度マスターできるようになるとまたそれまで身に付けていた波動の良いところ、うまく組み合わせ、そしてまったく新しい波動につくり変えていく、これが次のステップになっていくでしょう。そのためにも今体験している波動をまずこれはこれで自分のものにし、そしてさらなる成長のために自分の波動をうまくコントロールしていくようにしていってください。

Junkoさんの魂の波動を見た時、あなたの魂の世界において、多くのものがあなたの成長を見守っております。あなたがいつどのようにして自分の本来の波動を使いこなしていくのか、いつどこでしっかりと自分を前面に出していくのか、それらを多くのものが見守っております。あなた自身にとって自分とは何であったのか、この世界が何であり、魂は何であるのか、まだまだ分からないところがたくさんあるでしょう。しかし、分からないことがあったからといって、それに捉われることもなく、むしろ自分のペースでうまくやり過ごしていくことができます。あなたは一つのものに影響されて、それに閉じこもってしまうというよりはむしろそういったものに捉われず、大きな観点から切り抜けていく、一つの物事に影響されないで次へ進んでいく、。こういう波動を身に付けています。そのためにいろんなものがやってきてもその度に混乱したり、ストップすることがほとんどなく、常にそれらから次のステップへと向う状態ができております。このエネルギーを魂レベルにまで活性化させ、目覚めさせていくと、魂レベルでどのような状態になろうとも常にそれを良い方向へと転化し先へ進んでいく、こういう波動が広がっていくことになります。そしてそれ自身があなたのできる能力であり、常に良い方向へとうまくもっていく、混乱している状態からまとまった状態へとつくり変えることができる、これがあなたの能力になります。是非とも自分なりのエネルギーの使い方をうまくコントロールし、流れを良い方向へともっていってください。

Namikoさんの魂の波動を見た時、あなたの魂はあなたの意志に従ってとても強くなり、そして魂の世界においてより一層大いなる役割を演じております。魂の世界においてあなたは何度も何度も波動を変え、急激に成長を重ねてきました。そしてその度にそれまでつくられていた領域を超越し、新たなる領域へと進んできております。そしてこれから更に自分自身の領域を広げ、これまでとは違う世界へとどんどん波動が入っていくでしょう。これから行なわれるべきことは自分自身を見つけ、探す時、自分が本来本当に必要なものが何であるのか、自分の本当に必要なものを常に理解し、それを見つけておく必要があります。本当に今自分に必要なもの、これを見つけ、常に手にしていると流れがとてもスムーズに動いていきます。今の自分に与えられるもの、与えられているもの、それを一つひとつ確認し、本当に自分に必要なもの、是非ともなければならないもの、それを理解して魂のさらなる成長を続けていってください。

Shogoさんの魂の波動を見た時、あなたの魂はあなたの世界で今最高の働きを保っております。ただこの最高の波動はあなた自身がこれまで身に付け、体験し、つくり上げてきた魂の世界になります。まだまだ先はいろんな変化があり、いろんな側面があります。あなたがそれらのどこまでを自分のものとして理解していくか、どこまでを自分のエネルギーで繋げることができるのか、本当に自分の意志でどんどん成長していったとき、あなた自身の意識に大きな変革が現れてきます。そういった変革を自分で感じてみる、取り組んでみる、是非そういうところへ意識を向けてみてください。

Minoruさんの魂の波動を見た時、あなたの魂の世界は、あなたが自分が何者であり、どこから来てどこに向うのか、これに明確に気付いている場合と明確に気付いていない場合との違いが現れてきます。あなたが自分の魂の役割を見つけた時、あなたにしかない特別な波動がしっかりと活性化され、それを使いこなせるような状態になっているでしょう。それはとても大事なものであり、あなたはそれを使いこなしてこの世界におけるいろんな場を変えていく必要があります。まだそれが分からない、見つけられない、そういう状態にある時は、次へのステップが中々進まなくなり、いくら地球上で計画された流れがあったとしても、その流れがうまく進まない場合があります。したがって、あなたは自分の波動の変化のために何が必要なのか、どこに向うのか、常にそれを正しく理解してその流れへともっていくようにしておいてください。


皆さんの魂の波動について思いを伝えてみました。しかし魂の波動にはいろんな側面があり、今述べたものがすべてではありません。その側面の扱い方によってはまったく正反対に思える波動もあります。したがって、一つの言葉に左右されず広い観点で、大きな観点で自分の魂を見るようにしてみてください。それでは少し休憩を取ります。ありがとうございました。


A一人ひとりの人生

私たちは光の仲間としてお話をいたします。一人ひとりが今この時代に生まれ、生きてきて、何をこの地球に残していくか。自分の人生を楽しみ、自分の人生を自分で実感し、体験し、いろんな学びを重ねていく、自分自身の成長のためにいろんな人間と交わり、いろんな場所に行き、いろんな体験をしていく、一人ひとりはそうやって成長していくでしょう。

でも地球に何を残していくのでしょう。皆さんが生きていた証というものがどこに現れてくるでしょう。中には大きな仕事をして大きな偉業を成し遂げ、歴史に名を残す人もいるかもしれません。

地球に何を残していくのか。一人ひとりできる能力を見た時、やはり自分の子供を残すというのが地球における大きな財産になります。皆さん方の子孫を残すと、それはさらに多くの人間を地球に残すことになるでしょう。地球における創造、地球がまだまだ末永く続くためにも、子供をつくるということはとても大きな財産になります。

しかし今地球自身は人口が非常に増えており、先進国ではそれを規制する動きが出てきております。日本においてもだんだん子供が減ってきて、人口は少しずつ減る傾向にあるのかもしれません。地球自身が今大きな変化を迎えております。

この大きな変化を見届けようとして生まれて来ようとしている魂がたくさんあります。しかし肉体が限られているために、生まれてきたいという意志はあっても肉体を手にすることができない状態にあります。

したがって、もし皆さん方の中でわずかでも肉体の可能性があるのであれば多くの魂がそこに名乗り出てくるでしょう。その中から厳選されて許可を得たものが肉体を持ってくる、したがって、一人の生命が誕生する際には実にいろんなドラマが展開されているのです。

そしてやっと生まれてくる、やっと許可が出て肉体を手にする、しかしそうやって生まれてきて肉体を手にした子供たちが、親からまともな愛を受け取ることができず、まともな人間関係を行なうこともできないままで戻っていったり、肉体生活を停止されてしまう場合が頻繁に続いております。

一人の生命、一つの生命がどれだけ貴重なものなのか、まだまだこの理解が及んでいない証になるでしょう。今の親として、大人として子供たちに何を残していくのか、何を教えていくべきなのか、それを改めて学ぶ時期にきているものと思われます。

子供に対し過度な期待をする、こうなって欲しいと思ってしまう、残念ながら子供は親の所有物ではなく、親の言う通りに育っていくわけでもありません。今、それを集中的に学んでいる時期と言えるでしょう。かつてのように親と同じ道を子供が歩むということはもうほとんどなくなっております。

親の道と子供の道がまったく違う、これが普通になってきているのです。これは逆に親からした時、何を教えて良いのか分からない、自分の経験が子供には役に立たない、こういう風にうつってきます。そのために子供に対してつい教えることがなく、そのままに放置しておいたり、友達同士で触れ合うのを放任する状態になっていきます。

これは親としてもある意味ではやはり責任をもって育てていない証になるでしょう。子供とどう接するのか、自分と同じ道を歩まなかったとしても子供に何を教えていくべきか、それを親がしっかりと身に付けていく必要があるでしょう。そういう意識がまだまだ欠けているために、結局何もしないでそのままにしておく、子供の言うなりになっていく、それは返って子供を不幸にしているということを理解する必要があります。

たとえ役に立たないように見えても、親として経験したことは子供に話す必要があります。一見道が違ったり、まったく違うように見えても所詮生きるという意味において役に立つことがたくさんあるからです。道が違うからと言って役に立たない、同じ道を歩いていないからといって役に立たない、そうとは限らないのです。

人生は一つひとつの積み重ねであり、自分の歩んできたものは他の者にも役に立つ場合がたくさんあります。したがって、親の方からして子供を初めから諦めてしまったり、初めから噛み合わないとして判断せずに、自分の学んできたこと、身に付けてきたことは親身になって子供にも伝えていく、是非そういう気持ちを持って接するようにしてみてください。それではここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)2004 CentralSun
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