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2004/7/5■月曜交流会から

思いを現実化するには

@強く念じても願いはかなわない

私たちは新たなる光を生み出す仲間たちと思っておいてください。今日は皆さん方に生み出す、クリエーションする、新しいものをつくるという観点についてお話をしたいと思います。皆さん方の認識の中で新しいものを生み出すという、これまでに存在していなかったものをまったく新しくつくり出していく、まだこの世界になかったものを始めて生み出していく、それがどのようなプロセスで行なわれ、皆さん方の世界に具現化されていくのか、ほとんどの場合、皆さん方の世界に現れる以前に、まず私たちの世界でその原型をつくり、それを皆さん方の世界のルールに合うように具現化をさせていきます。

したがって、まったく新しいものが皆さん方の世界で生み出されるという意味ではなく、既にあるエネルギーを物質化させるという表現がふさわしくなります。ただ皆さん方の世界のルールで見た時、まったく新しいものが現れてくる場合、必ずそこには一定のルールがあり、まずこれまでになかったものが現れても良いという許可が得られているのかどうか、その時期がふさわしいのかどうか、人間の意識に必要なのかどうか、そういったことが考慮され、それらの条件に合わない時に皆さん方の世界に生み出されることはありません。

どのようなものをとってもすべてこの法則に関与しており、皆さん方の世界に現れる許可が得られていないものは現れることはありません。仮に、自分が何かを求めている場合、それは金銭であろうと、パートナーであろうと、子供であろうと、いくら自分が望み、希望し、強く願ったとしても条件が満たされていなければ現れることはありません。

一般にスピリチュアルな勉強をしている人は、どのようなものでも強く念じたり、マジックを使うことによって現実化するというのを信じている人がおります。どのような思いでも必ず具現化するはず、願ったものは必ず実現されるはず、それを信じて次から次と祈りや瞑想、マジックを行なう人がおります。

しかし実際には条件が満たされていないものは、何を行なおうとも現実化することはありません。では、自分が願っているもの、願望しているものは一切意味がないのか、瞑想や高度なマジックを使っても何の意味もなさないのか。それもまた違ってきます。一人ひとりの意識がつくり出す一つの宇宙空間が、皆さん方一人ひとりのつくり出す宇宙空間のルールがあり、そのルールにあっていなければ、どのような願望であろうとも実現されない場合があります。

しかし皆さん方の意識のつくり出す宇宙のルールが変わった場合、つまり、意識的な変化、意識的な成長、意識的なアセンションなどを経験した場合、それまでの意識ではあり得なかったことが現実であり得ることが起こったりしています。

そうするとそれまでの意識空間では、何をやってもだめだったことが新しい意識空間においては、願い通りに現実化する場合があります。したがって、自分が何かを望んだり、願ったり、マジックを使って現実化させようとしても、今自分の意識がどういう世界をつくり出しているのか、今自分はどういう宇宙の中で存在しているのか、それが一番大きな鍵を握ってきます。

宇宙に何かを願う、祈る、求めるという行動をした時、それまで何をやってもうまくいかなかった意識をそのまま持ってきて、祈りや願いを唱えたところでうまくいくことは中々ありません。しかし意識をまったく新しく変えてしまい、完全にもうこれはできるはず、これは現実化しなければおかしい、それくらいの確信を持って行なった時、それは意外と現実化する場合があります。

したがって、皆さん方が何かを祈ったり、願ったり、求める時、自分の意識状態がどういうレベルなのか、それをまず細かく見てみる必要があります。どうせだめだろうとか、今の自分では無理だとか、可能性は低いかもしれない、そういう意識を持って祈りや願いを行なっても、おそらく何も変わらないかもしれません。

ではただ強く本当に念じて、信じて行なった時、現実化するのか。これもまた難しい状態になります。多くの人は確信するという意味を理解していないからです。ただ強く思う、ただ信じている、そうだと思い込んでいる、こういったことを確信すると理解している人が多いために、本当はできないと分かっていてもただ強く念じ、本当はできないと分かっていても頭の中で確信していると言い聞かせる、こういう状態で自分は確信していると錯覚している人がいるからです。

それは確信しているのではなく、実際には半信半疑、まだ疑っている状態の意識状態になります。これは確信しているのとはまったく違う意識状態になります。確信するというのはその時だけそう思い込むのではなく、日常生活、いつの時点においてもそれを確信していなければなりません。

普段の日常生活においてまったく信じていないのに、お祈りする時だけ信じているふりをする、信じたつもりになっている、これは確信しているとは言わないのです。本当に自分の願いや祈りを現実化させたければ、祈っている時だけをうまくもっていかせるのではなく、普段の意識状態において信じている必要があるのです。

普段の生活において、普段の会話において絶対こうなるはずだ、こうならないとおかしいよね、普段から自然に言う必要があります。そうするとそれは本当に心から信じている状態になるでしょう。しかし確かに普段から口に出していながらも、実際には現実化しないケースも多々あります。口では願ったことは何でも現実化する、思ったことはすべて現実化する、そうやて皆に言い聞かせ、自分も言い聞かせていながらもまったく思い通りにいかない場合があります。

これも、普段何気なく人に話している言葉一つひとつが実際には完全に自分の確信に満ちた発言ではなく、ただそう思い込んでいる、そう信じておく、そういうことにしておく、その程度の意識状態が多いために、完全に確信しているというレベルにはなっていないのです。とりあえず人に言う時にはそういう風に言っておく、そういう風に教わったからそういう風に理解しておく、その程度の意識であり、 本当に確信している状態にはほど遠い意識状態になります。

その意識状態ではまだまだ現実化するパワーには成り得ず、どうしてもその人の願い通りの現実を引き起こすパワーにはなっていきません。確信するというのは単に強く念じたり、思いを強くする意味ではありません。本当にそうなるということを心の中ではっきりと理解している、はっきりと分かっている、そういうレベルの意識であるために、わざわざ口に出したからといって確信する証拠にはならないのです。

あえて口には出さないけれどこういう時はこうなるはずだ、そうやって信じているケースがあります。それはかなり確信に近い意識状態とも言えます。したがって、自分が何かを願ったり、求めたりする時、それをどこまで心の中で確信しているのか、自分の確信していることが本当に普段自分の信じている状況なのか、それによって現実化が変わってきます。

皆さん方が求めたり、祈ったり、頼んだりしていることのほとんどはそのままいわゆる神のレベルにまで届いております。神といわれる存在たちは皆さん方言葉を一つひとつ聞いております。そしてそれを現実化させようとしていろんな仕組みをつくっていきます。皆さん方が求めることのほとんどは神のレベルで現実化させようと努力をします。

しかし多くの場合、本当に確信を持って求めたり、願ったり、祈っているものは少ないために、結果的に現実にまで結びつくパワーがとても弱い状態にあります。ただ頼んでみただけ、ただ言ってみただけというレベルのものはとても多く、真剣にそれを求めているエネルギーがそんなに多くないのです。

皆さん方が自分の人生をクリエーションしていく、つくり出していく、そういう意識を持つ時、自分にしかできない流れをつくったり、自分だけの光をみつけようとしたりしていきます。そしてそこに巡り会うためのいろんな流れをつくっていきます。皆さん方の願いの大部分はそのまま必ずしも現実化しないエネルギーとなって流れてしまう場合があります。

皆さん方の思いを確実に現実化したければ、本当にそれを信じており、分かっており、また行動に移していく、こういったことが重なって現実を引き起こしていきます。自分が何かを願う時、祈りをする時、そういう観点で自分自身の意識に働き掛けるようにしてみてください。

今仮に皆さん方の思い、願い、祈りが本当に確信を持って現実化し、他に影響を与えていく、それくらいの強さを身に付けた時、この地球は本当に変わっていくでしょう。自分だけではなく周りの人に影響が及んでいく、それはとても素晴らしい流れをつくり出していきます。今皆さん方はそれぞれ自分、あるいは周りの人との流れにおいて、明らかに自分が望んでいるもの、希望しているもの、こうあって欲しいものという状況を一つ思い出し、頭の中にまずつくり出してみてください。

どのような状況でも構いません、自分の願っているもの、求めているもの、何かを頭の中に描いてもらいます。今度はそれらの望みや、祈り、確信をもって信じられる、当然そうなる、そうなるべき、言い聞かせるのではなく始めからそうなっている、自分を説得させるのではなく元々そうなっている、そういう意識状態をまずつくり出してみてください。

今度はその意識状態を完全に自分の頭の中で持続させ、当然の状況のようにつくり出し、もう当たり前であるかのような意識を持って自分の願いや思いを叶えてみます。したがって、表現としては欲しいとか、やって欲しいという意味ではなく、もう既にある、もう存在している、ある、そういった事実を表現するやり方が中心になると思われます。

そして自分のハイヤーセルフやスピリットガイド、魂の仲間たち、いろんな存在すべてを自分の意識の中に呼び出し、当然こういったことが起こる、起きている、もう当たり前である、そういう意識空間をつくり出していってください。

こういう意識状態を常日頃からいつでもつくり出せるように本当に信じ、確信をもっていると、それは本当に現実化を引き起こすパワーになっていきます。しかし普段、まったく信じることなく、祈りや瞑想の時だけそういう表現をしたとしてもほとんど何の効果もありません。これはすべての祈りや瞑想に通ずるものであり、瞑想の時だけちゃんとやろうとか、お祈りの時だけちゃんとやろうとやっても実際には現実を変えるだけのパワーはとても弱いのです。

よくお祈りをする時、世界に平和を、人類に平和を、皆が平和でありますように、そういう表現を取る人がたくさんおります。でも皆さん方のこの世界、それによってどの程度変わったでしょうか。普段の生活において他人を否定したり、他人を悪く言ったりしていながら、いざ瞑想の時だけ平和をとか、お祈りで平和をと言ったところでそれは何の意味もないのです。

普段確信している意識状態、それが現実をつくっていきます。本当に平和を求めるなら、本当に人類に平和をもたらしたければ、普段からそれを確信していく必要があります。皆さん方のマジックを使う時、ほんのちょっとでも不安や心配が入っているとマジックは起こりません。普段から確実に信じておく、普段から確信している、これがマジックを引き起こすパワーになります。自分の日常生活の意識がどれだけ意味があり、価値があるのか、それをよく信じるようにしておいてください。

今年も下半期になり、皆さん方の流れがまた変化をもたらしてきます。これまでは春のようなエネルギーで皆さん方は種を撒き、それを成長させてきました。夏においてどんどん成育し、実を付け、本当の自分のものに変えていく時期になっていきます。

自分がこれまで学んだもの、手にしたもの、それが本当に自分のために役立つように使っていけるかどうか、本当に自分のものにしていけるかどうか、それがこれからの学びになります。今の多くの人がただ知識を吸収したり、ただ手にするだけで終わっている場合があり、手にしたツールを使いこなすとか、手にした物を確実に自分のために使うという段階に至っていないケースがたくさんあります。

手にするだけで安心したり、手にしただけでもう終わったと思っている場合があります。ツールを手にするのはあくまでも出発点であり、実際にそのツールをどう使いこなしたのか、そのツールをどのように使っていくのか、そこが一番大切なところになります。皆さん方の今の学びにおいてもむしろそれらをいかに自分のものに使いこなしていくか、どのように使っていくのか、それが大きな鍵を握っていきます。

ただ頭に入れたり、ただもらったからといって安心するのではなく、それらをいかに使いこなしていくか、自分のものにしていくか、そこに意識を向けてさらなる成長をするようにしていってください。今年下半期に向けてのアドバイスをしてみます。


Namikoさんのこれからの流れにおいて、今年の前半においてはある意味では意識の整理、意識を自分なりに理解し、自分を整理することが中心になっていました。自分の意識の中で必要なもの、必要でないもの、無駄だと思われるもの、本当に重要と思われるもの、いろんな整理が行なわれ、そしてこれからの自分に向けて本当に必要なもので何であるのか、自分にとって一番必要なものがどれなのか、それを徹底的に見てもらう学びが続いておりました。これからの流れにおいては、それで見つけた自分の本当に必要なもの、自分のためのもの、それをいかに使いこなし、自分の流れをつくっていくか、自分が一番満足する現実をどのようにしてつくり出していくのか、それがこれからの学びになっていきます。今までは自分を整理させるためでも、周りのいろんな影響を受けていると、どこまでが自分の学びで、どこまでは自分以外のものなのか、自分に関係するところはどこまで、どこから自分以外なのか、それがよく分からず、混乱しておりました。その学びはまだしばらくは続くかもしれません。しかし明確に自分にとって何が必要で、何が必要ではないのか、それだけはかなり分かってきています。したがって、自分にとって必要なもの、自分が体験すべきこと、まずはそこに意識を向け自分の流れをしっかりつくるようにしていってください。

Jun-ichiさんのこれからの流れにおいて、今まではあなた自身の意識的な成長のために、今まで自分がむしろ苦手だったこと、不得手だったことが体験されておりました。自分にとっての得意な面ではなく、むしろ不得意な、やりにくい面というものに意識を向けさせ、改めて自分は何者であるのか、自分はどうしたら良いのかを初めから見つめなおす時空がつくられておりました。これからの流れにおいて自分は何者であるのか、それをまた別の観点で見つめる学びが始まっていきます。これまではただ単に自分のできること、できないこと、苦手なこと、得意なことという価値観で物事を見る基準ができていました。これからの学びにおいてはまたそういう基準は別のものになり、それは自分にとって望んでいることか、必要なことか、体験すべきことか、得意不得意ではなく、自分にとってそれが必要かどうかという観点で見るようになっていきます。したがって、自分が苦手とかやったことがないとか、できないとかいう発想はほとんどなくなっていきます。不得意でも必要なものはしなければならない、やったことないけどこれはやる必要がある、そういった現象が度々目の前にやってきて、それを自然に心から動けるような流れに入っていきます。それによってこれまでとは違う動機で物事を行なうようになっていくでしょう。そういった物事に対する意識的な変化、行動する時の基準が変化していく自分に気が付くようになります。自分自身の流れについてそういう観点から見るようにしてみてください。

Shogoさんのこれからの流れを見た時、今あなたの周りにいろんな波動がやってきており、これからの流れはそのいろんな波動の組み合わせをあなたがどのように選ぶかによってかなり変化していきます。このいろんな波動をあなたは自由に選ぶことができ、そしてしかもそれは自分にとって必要なものをうまく組み合わせるやり方ができます。いろんな波動がやってきていながら、それを自分でどのように組み合わせ、どう処理していくか、それが分からないとせっかくの流れがうまく自分のものにならず、゜他人のペースで流れてしまった、ただ時代の流れで流れてしまう場合があります。したがって、自分のベースでそれを流れをつくるためには、ある意味では意識化する必要があります。今自分にやってきているエネルギーはこういう種のエネルギーである、自分はこういう種のエネルギーをこう使ってやっていく、そういう意識が必要になります。そうすることによって自分の流れは自分でコントロールできる場合があります。しかしすべてを任せてしまうと宇宙の御心のまま、自然の流れのまま、そういう観点で生きていくと、自分のコントロールが入らなくなり、他人の流れで動かされてしまう場合があるのです。他人に振り回されないためには自分の意識で自分の流れをつくる、そのためにも今自分はどういうエネルギーを必要としているのか、どういうエネルギーでやっていくのか、常にそれについて意識化できる練習をしていってください。

Naokoさんの流れを見た時、あなた自身の流れにおいて、自分で選び選択した道と、あらかじめ与えられた道があり、今その両方の道を同時に歩いている状態にあります。自分の意識ではそれらは一つのものであり、自分はそれに従ってごく普通に歩いていると理解しているかもしれません。しかし実際には明確に自分でつくった道と与えられた道は別の道である、でもそれを両方同時に歩いて歩んでおります。今はまだ両方同時に歩いてもほとんど問題の起こらない時期であるために自分ではその違いが分からないかもしれません。また自分自身であえて区別する必要もないかもしれません。しかし段々先へ進んでいくと、この二つの道は徐々に徐々に別方向を示し出し、それが明らかに見えてきた段階で自分は戸惑いを感じ始めていきます。自分は一つの道と思っていたところがどっちへ行って良いのか分からなくなる、自分の成長の方を考えた時、或いは自分に与えられた流れを歩んで行く時、その食い違いに少しずつ気が付き、自分でどうもっていくかの、自分でも見当が付かなくなっていくかもしれません。その時に自分自身がどのような判断基準で何を選んでいくのか、自分はどのようにして進んでいくのか、それが大きく、大きくあなたにやってくるものと思われます。これはあなたにとって自分は何のために今存在しているのか、自分はどこに向うのか、それを問うためのとても良い流れになります。自分自身についてより深く理解することができるようになるでしょう。自分の流れをうまく理解しながら自分にとって一番ふさわしい流れをつくり上げるようにしていってください。

Minoruさんの流れを見た時、今のあなたの流れにおいて、あなたの周りの存在たちはとても喜びを感じながらいろんな仕組みをつくり上げております。いろんな可能性があり、またあまりにもいろいろ可能性がありすぎるために、焦点が絞りきれない流れもあります。自分自身はどのように流れをつくっていくのか、基本はあなた自身が一番満足し、心から安心できるのが何であるのか、本当の自分自身の強さを発揮できるのはどこであるのか、本当の自分を理解しているのかどうか、これに大きく左右されていきます。本当の自分を一生懸命見つめる作業が必要になるでしょう。それは概念とか、周りから言われたこととか勉強したことではなく、自分自身の中に入っている本来の教わる前から存在している本当の自分、そこにアクセスする必要があります。それを本当の自分に触れた時、それこそが自分の流れ、それをはっきりと実感できるようになるでしょう。それが分かった時、それが自分の確信するものになり、そしてそれが流れをつくっていきます。是非とも本当の自分と向き合う流れを見つけていってください。


皆さん方の今後の流れについてアドバイスをしてみました。まだまだ今年半分とは言っても、今後はいろんな具体的な活動が必要な時期であるために、行動力一つひとつが大きな変化を生み出していきます。うまく流れに乗った時、とても順調にいくために自分でもびっくりする位に喜びを得ることができるでしょう。

しかし、迷ったり、何もしないでいると時間だけが過ぎてしまい、振り返れば何も残っていない場合もあります。行動するということを常に肝に銘じ、これからの自分の流れを的確につくり上げるようにしてみてください。それでは少し休憩にします。ありがとうございました。


A光を流す

光のハイアラーキーとしてお話をいたします。皆さん方が奉仕の活動を成し、学んだことを現実で実践的に生かし、人々の活動のために奉仕をするようになってきております。ライトワーカーという仕事を見た時、宇宙からの光をまず皆さん方が確実に自分で受け取り、そしてその光をそれを一番必要としている人々に流していく、光のない所に光を流していく、光を求めている人の所に光を流す、皆さん方が自分の受け取った光をどこへどのように流していくか、その段階において一人ひとり迷いや混乱、不安が起こったりしているようです。

光を流すというのは光がまだ流れていない所に流してあげる、光を求めている所、光が足りない所に流すのが本当の活動になります。したがって、今はまだ光に満たされていない人、まだ光を知らない人、光を恐れている人、光を避けている人、むしろそういう人ほど皆さん方からの光が求められています。

しかし多くの場合、自分の光が流しやすい人、光をすぐに受け取ってくれる人、どうしてもそういう人に流しがちな傾向があります。自分と気の合う人、仲の良い人、分かってくれる人、一般にそういう人はもう十分に皆さん方からの光は流れており、また光を手にしています。興味を深く持って熱心にやってくる人は概ね、もう光が十分に流れている人になります。

したがって、皆さん方の感情を明るくしたり、満足させるためにはそういう人たちの交流は良いかもしれません。しかし本来のライトワークという仕事を見た時、まだ光の流れていない人に光を流していく、光を避けている人、恐れている人に光を流していく、これがライトワーカーになります。

光を拒んでいる人、それは皆さん方から見たらとてもやりにくい人になります。初めから話を聞いてくれない。話をすりかえてしまう、まったく興味を持たない、そういう人にいかに光を流していくか、初めから光を前面に出したり、光を流そうとすると余計に相手は恐怖を抱いたり、恐れを成してすぐに去っていきます。

したがって、皆さん方としては始めはあくまでもごく普通の人間として、興味ある話題、一般的な世間話、ごく普通の会話で心の繋がりをつくる必要があります。そして心の繋がりをつくった後で何気なく、その人に成長をもたらすようなアドバイスをしていく、何気なくごく普通にその人のためになる話をしていく、それがその人にとって光に出会ったことになります。あ、そういう考えがあるのか、そういう観点で物事を考えるのか、そういったことを少しでも気付かせるのがライトワーカーの役割になります。

確かに初めから皆さんとは接点のない人々もいるでしょう。考え方がまったく違っていて、光という発想が根本からない人もたくさんおります。生きることに必死であったり、稼ぐことに必死な人はたくさんおります。でもそういう人でもどこかに心のよりどころを求めたり、何か安心を求めたり、救いを求めている気持ちはあるのです。

何か安心感や救い、大いなるものを求めている、それを自分の感性で受け取り、何かその人が満足することを自分で探してみる、その人の役に立つことを探してみる、そういう意識を常に持っておく必要があります。そうすることによって何気ない一言がその人の人生観を変えたり、その人の生きる目的を根本的に変えてしまう場合もあるのです。

まずは人間的な接点をつくり、ごく普通のやり方で少しずつその人の中に入っていく、でも直接光とかその話をするのではなく、あくまでもその人の持っている意識の中で役に立つことを探してみる、常にそうやって光のない所に光を入れる練習を進めてみてください。それではここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)2004 CentralSun
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