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2004/3/22■月例セミナーから

自然界とのバランスをとる

@歳時記を活用する

私たちはこの日本において活動している存在と思っておいてください。今日はジェンダーというエネルギーの性質や関り方、人間と自然界のエネルギー交換、人間と神々との交わりについてのお話がありました。季節というものは、神が創った場であると同時に人間と神が交わる空間でもあります。

人間は季節を通じて神と交わり、また神の中で生かされている実感を持つことができます。季節を味わうことにより神を味わい、季節の中で生きることにより神の中で生かされている思いが沸き起こってくるものです。

季節感がなくなるというのは、神の特質を見過ごしたり見逃してしまうことになり、神のいろんな波動を見極める能力が減ってくることにもなります。季節それぞれが持つ波動が何であるか、神々と人間がどの接点で交わろうとしているのか、季節を理解することはとても重要な意味があります。

今の日本の人々は人間のつくった波動によって季節をつくっております。一見何の意味もなく、むしろおかしいと思うような行事が行なわれたり、催し物が行なわれる場合があります。しかしそれでも大きな観点から見れば人間にとって必要なものが行なわれていること、人間にとってそれを望んでいるもの、必要としているものが行なわれていること、そういったことがよくあります。

人間と自然界との交わりにおいて、一つの面だけで繋がりをつくり、交流し続けるというのは、長く続かないやり方であり、どこかで必ずやり方を変える、エネルギーを変えるという時期がやってきます。常に移り変わるもの、変化するものであり、人間と自然界との接する場においても変化が要求されるのです。

そう理解した時、人間と自然界との繋がりそのものが時代によって変わってく、時に応じて変わるという意識が必要になります。今日皆さん方が学んだ交流の仕方はとても価値があり、基本的な発想だけを理解しておけばいつどういう場においても、エネルギーのバランスを常に維持することができます。

しかし、その本質を理解できずに表面だけに捕らわれてしまうと、本来のエネルギー交換がなされなかったり勘違いしてしまう場合があります。そこに入っているエネルギーはそれを作り出し、コントロールしようとする人間の波動だけであり、ただ一律になるとこれをしなくてはいけない、こうしないとうまくいかない、そういった波動だけを強くしてしまうのです。したがって、何らかの行事がある時、いつも決まっているからとか、こういうものだからとかいうエネルギーでそれを行なうと、そういったエネルギーばかりを強くしてしまい、本来の波動を受け入れにくくなってしまうのです。

そういった波動で動くのではなく、本質的なものを理解し、それが何を意味するのか、何故必要なのか、常にそういった発想を持っておくと、必要な時に必要なエネルギーの交換が行なわれ、神と交わることができます。常にそういう考え方を見失うことなく、エネルギーを正しくやりとりできるような意識を身に付けるようにしておいてください。


今日のエネルギー的な話と一人ひとりの関りを見た時、Yukiyoさんのエネルギーについて、自然界との繋がりを見ると、ジェンダーという点から特に見た時、自然界の男性的な波動をもっと積極的に取り入れてみる必要があります。どうしても自然界との接し方において常に自動的に与えられたものだけを受け入れ、積極的に取り入れようとしたり、自ら求めるという波動がとても弱いために、自然界の女性的な波動のエネルギーだけを受け入れている状況にあります。それは自分を女性化するという意味ではなく、女性としても完成されない波動になっていきます。女性としてのエネルギーを完成させるためにも自然界の男性的な波動は必要であり、それを自分の中でうまく構築する必要があるのです。そのためには自然界に備わっている男性的な波動、自らの積極的な意志によって取り入れ、自分を常に積極的に自然界と結び付けるという波動が必要になります。自分自身の中の積極的なもの、活動的なもの、これを奮い起すためにも自然界に眠っている自分自身の男性的な波動を目覚めさせ、取れ入れるようにしてみてください。

Akikoさんの波動と自然界を見た時、あなた自身の体の中にうまくバランスの取れている部分と、バランスが取れないままで留まっている波動が存在しています。バランスがうまく取れている部分は、自分が常に変化していく、常に前に進み、一つに留まらないという波動は常にバランスが取られ、自然界とのエネルギーもうまく流れております。そのために自分が一箇所に留まらず常に変化していくという波動はとてもうまく取り入れることができます。その反面、自分が何かを決めた時、それに固執してしまったり、信じているものや身に付けたものが一つの状態でずっと留まってしまう波動もつくられております。いろんなところに意識的な波動を持ち、変化しようと進みながらも自分が身に付けたものの特別なものに関しては、そのままに維持しておく、それをずっと保存しておくという波動になっております。やはり常に自然界とのバランスを保ち進むためには、一つのことに捕らわれたり、固執したりせずにその考えそのものを変化させていく、変わっていくという波動が必要になります。自然界との繋がりにおいて常に変化することは自分を常に失うことでもあり、その恐れを克服して常に変化していく自分を味わうようにしてみてください。


今日学んだいろんなワークにおいて、自分の持っているエネルギー、また必要としているエネルギーが何であるのか、それを別の観点から理解することができました。自然との関り、神々との関りを行動すること、五感を使って身に付けていく、そういう意識をしっかりと持って、人間の素晴らしさを表現するようにしてみてください。それではここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)2004 CentralSun
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