前へ戻る
2001/2/5■月曜交流会から

概念や宗教を手放すという真の意味

@既成概念や宗教のエネルギーの強さ

私たちは光の仲間として話をします。皆さん方の先ほどの話において、私たちにもいろんな思いが沸き起こっております。今、皆さん方がテーマとしている体験のすべてが集約されているものと思われます。皆さん方はこれまでの長い歴史において、いろんな体験をしてきました。愛を学ぶため、真理を悟るため、神と一体化するため、いろんな理由をつけて学び、体験し、成長してきました。皆さん方はそれぞれを達成させ、宇宙とつながり、富を手に入れ、愛についても十分に育てることができるようになってきました。では、皆さん方の心の中にどれだけの喜びや幸せがあるのでしょうか。

これらの学びを始める何千年、何万年前もの心の状態と比較したとき、どれほどの喜びや幸福が増えていったでしょうか。悟りを目指し、愛を目指し、自分の成長を目指してきたのにもかかわらず、喜びや幸福感はどれほど増えたでしょうか。宗教や学問は本来、それらを満たし、心の満足を前提にしておりました。しかし皆さん方が手に入れたのは物質的な満足であり、心の満足ではありませんでした。物質的に満足が得られるのと、心に満足が得られるのと、なぜ、こうも違うのでしょうか。

物質的な満足感が心の満足につながらないという、一つの典型的な例でもあります。でも奥の人は物質的な快楽を手にすることによって心が喜びを感ずると信じ、それを求めて現実を生きてきました。心の赴くまま、快楽を求めてきたもの、物質的な富を目指してきたもの、たくさんおります。でも心の中に永遠の喜びを見出したものはほとんどおりません。

愛についていろんな人が語り、論じております。もう十分に哲学的に論じられ、宗教的にも論じられてきました。愛が必要だという現実もよく理解しております。でも、なぜ自分の心が自分の愛で満たされていないのでしょうか。他人を愛する前に、なぜ自分の心を自分の愛で満たすことができないのでしょうか。

皆さん方が体験してきた数々のものは、知恵や学問を成長させることには十分につながりました。三次元的な快楽を求め、富を求めるものはそれを十分に達成することができました。しかしこの愛を、心の喜びを達成することはできませんでした。自分の心を自分の愛で満たすことができないものは、誰が自分の心を愛で満たしてくれるのでしょう。自分の心は自分の愛で満たすことにより、光り輝き、喜びを感じ、満足感を持って生きることができます。

物質的な働きは心に対しては本当の満足感を与えることはできませんでした。心の持つ物質的満足感を満たすことはできました。しかし心の中で物質的満足度を求めているエネルギーはそんなに多くはありません。心の中で求めている喜びは、物質的満足度以外の方がかなりの大きさになっております。したがって物質的な満足だけでは自分の心を喜びで満たすことはできません。自分の心を満たすにはほかにもいろんな要素が必要となります。しかしまず自分が自分を愛さない限り、自分の心は喜びに溢れることはありません。自分で自分の心を愛で満たす。これはいちばんの基本であり、現実を生きる上での出発点にもなります。

皆さん方は自分の心を本当に愛していると宣言できるでしょうか。当然、十分に私は私の心を愛している、という答がすぐに出てくるのが自然な流れであり、そのエネルギーがほかの人にもよい影響を与えていきます。自分の心を素直に愛せない限り、同じエネルギーがほかの人にも流れていきます。素直に表現できない、素直に愛することができない、この波動がほかの人にも伝わっていくのです。

今、自分が自分のことを愛していると確信がない、自信がない、分からない。多くの人がそういう風にこたえています。これはどういうことでしょう。自分で自分の心が分からない。自分は自分の心を愛しているかどうか、分からない。これはとても不思議な論理だと思いませんか。こういうことがあるのでしょうか。皆さん方は皆さん方の心と本来、同じではありませんか。自分が自分の心をちゃんと愛せない、愛しているかどうか分からない。これはどういう状況なのでしょう。

皆さん方の心はどこにあるのでしょう。皆さん方の体から出ていってしまったのでしょうか。隣の人の体の中に入ってしまったのでしょうか。寝ているうちに体から夜逃げしたのでしょうか。そうならば、本当にどこに行ったか分からず、愛しているかどうかも分かりませんね。でも夜逃げしていない限り、皆さん方の今の体や意識と一緒にあるはずです。自分の心が分からない。そんなことがあるのでしょうか。

自分の心を自分の愛で十分に満たす。これがうまくできなくなっているのは、皆さん方は生まれてから今までの間にいろんな言葉で否定され、無視され、非難され、批判されてきたために、まるで自分の存在があってはならぬことのように感じてしまっているところがあります。少し人から注意されただけで自分がとんでもない悪い存在のように感じたり、自分がたまたまそこにいたお陰で問題が起きてしまったり、余計に問題を悪化させたりしてしまいました。そのためにまるで自分の存在が悪いことであるかのように感じ始め、そしてだんだんそれを真理であるかのごとくに自分の心に言い聞かせてしまいました。

自分は悪い人間。善くない人間。まだまだ未熟で判断できず、愛がなく、人のことを想うことができない。そういう風に、いつのまにか信じ込んでしまい、それが自分であるかのように、今、作り上げられてしまっているのです。でも皆さんの心は本当にそうなのでしょうか。皆さんの心は本当にそんなに悪いことばかり考えているのでしょうか。私にはそう見えません。

皆さんの心は、皆で楽しく、明るく、常に喜びを分かち合って、よい社会を作ろうと考えている心ばかりです。あえて他人を非難したり、他人を踏み台にして、自分だけ満足を得ようなんて考えている心はどこにもありません。なのに多くの人が、自分はまだまだ愛が足りなく、人のことを思うエネルギーがなく、自信がなく、何が正しく何が間違っているかも分からない。そういう思いばかりが作られております。どこでそう変わってしまったのでしょう。

自分は一生懸命、生きている。自分は満足するために、皆が喜びを共有できるように、自分は一生懸命、頑張っている。そのために自分は一生懸命、努力したり、手伝ってあげたり、働いたりしている。でも結果的に、たまたま友達から非難されたり、無視されたり、否定されてしまう。自分は正しくない人間だった。自分は間違ったことをしてしまった。迷惑をかけてしまった。そう思って、心が傷つき、波動が荒くなり、孤独になり、つらい時間を過ごしてしまいます。

皆さんに限らず、実はほとんどの人間が同じ経験をしております。皆、そういう思いで毎日を一生懸命、生きています。一見、華やかで、心が軽やかで、裕福に生きているような人でも、実際には一人になった途端、寂しさが込み上げてきたり、孤独感が襲ってきたりして、波動が重くなってしまう人がいます。本当は心の中では人間はそんなに悪ではありません。皆、お互いに楽しく、うまくできたらよい、分かち合ったらよいと、誰もが考えているのです。自分一人だけ楽をしようとか、自分だけ得をしようと考えている人、少しはいますが、全部ではありません。

ただこのホンの一握りの人間のエネルギーがとても強く、このエネルギーがほかの人間すべてに影響を与え、包み込んでいきます。このホンのわずかの強いエネルギーを手にしたものたちがほかの人間すべてを牛耳っているのです。ほかの人間はそれが当たり前と思っているために、許しているのです。認めているのです。結果的に、自分がつらくても、うまくいかなくても、仕方がない、こういう時代なんだから、こういう世の中なんだから、こういう社会だから、と思ってあきらめ、認めているのです。結果的にホンの一握りの力の強いエネルギーがほとんどの地球人をコントロールし、都合のよいように進めていくのです。

多くの人はこれに気づいていません。多くの人は、自分が頑張ればそういうエネルギーは光に変わる、一生懸命やっていけば愛によってそのコントロールのエネルギーは光に変わっていく、と思っています。何千年も前からそう思っていました。それによってそのコントロールのエネルギーは変わったでしょうか。結果は違います。余計に強さを増していったのです。コントロールされる人間がさらに増え、さらにめくらにされ、分からなくされ、コントロールのエネルギーをさらに強くし、地球人類をがっちりと包み込んでしまっただけです。愛に変わることはありませんでした。

愛はそんなに増えることはありませんでした。なぜでしょう。なぜ、このからくりから抜け出ることができないのでしょう。愛が大切、光が大切、そう思って何千年もの間、繰り広げてきた宗教的なものや哲学的な行ないは何一つ、このコントロールのエネルギーを変えることはできませんでした。すべて地球人類をコントロールするエネルギーの中で動かされ、持てあそばされ、めくらにされながら、利用されてきたに過ぎません。やれこれが真理だ、やれこれが愛だ、これが自己犠牲だ。いろんな言葉を使いながらも、結局はその人がエゴのコントロールの中で動かされているに過ぎないのです。結局、人類を支配するエネルギーはますます強くなるだけであり、それを光に変える働きには何一つ、なっていないのです。

ほとんどの地球人はもうこんな生活はやめにしたいと願っているはずです。もうこんなやり方はイヤだと誰もが感じているはずです。にもかかわらず、このからくりから抜け出ることができません。どうあがいても絶対に抜けられないように、巧妙に作られております。愛、光、真理、こういう言葉のエネルギーの中にしっかりと入り込んでいるために、ほとんどの宗教や哲学はすべてこのコントロールのエネルギーを普及させ、増大させる働きしか行なっておりません。学問、ボランティアといったものもすべてそうです。そういった活動をすればするほど、余計にコントロールの中に入ってしまいます。

何かをすることによって、誰かが何らかの恩恵を受ける、何らかの利得を得る。そういうシステムができている限り、このエネルギーから抜け出ることはできません。結局は誰かが儲かるように作られているのです。何をやっても、結局は誰かが儲かるのです。皆さん方がこのコントロールから抜け出るためには、このからくりに気づき、そこから抜け出る必要があります。このコントロールのエネルギーは何から何まで完全に入り込み、それこそ皆さん方の脳細胞一つひとつに入り込んでいるといっても過言ではありません。普通に生きていたら、気づくことはないでしょう。それが当たり前と思い、常識だと思い、これこそが社会だと信じ込んでいます。疑うことすらもできません。どうやってこのからくりに気づくのでしょう。

一人ひとりに、必死になってそれに気づかせようとしている存在がいます。それを皆さん方の言葉で守護霊だの、ガイドだの、天使だのという言葉を使って表現しています。そんな言葉には別に意味はありません。どうでもよいことです。どういう言葉を使おうとも、それはコントロールの中に入るだけであり、その言葉を使った途端に、もうその宗教的コントロールの中に入ってしまいます。したがって天子でもガイドでも守護霊でもない、でも何らかの存在が自分を目覚めさせ、気づかせようとして一生懸命、自分に何かをしている。まずはそれに気づくことです。

それにいちいち在来の宗教や哲学的な考えを入れて、論理的に解明しようとしたり、論理的な説明をする必要はありません。それを行なった段階で、また元に戻ってしまいます。今まで皆さん方が身につけてきた知識すべてを手放し、どの知識にも当てはまらない、まったく別の観点で気づきを自分が手にすることです。今の地球人類を覆っているコントロールから抜け出るやり方は、唯一、それだけになります。たった一瞬でも従来の概念、宗教的用語、論理的説明で解決しようとした途端に、元に戻ってしまいます。でも私たちも今はそれしか皆さん方を救う方法はありません。

天使の姿で出ていけば、すぐ、「わぁ、天使だ天使だ、名前は何?」、「早く私を助けてください」、マスターの姿でいけば、「私だけ早くアセンションさせてください」、「どうしたら宇宙人に会えますか」、そんなことばかりを言ってきます。もし皆さん方が私たちと同じ立場だったら、どうしますか。どこかの惑星で完全に思想が別のものに乗っ取られてしまった人間たちがいて、何を伝えようともすべて間違った概念に変換されて、信じ込んでしまう。どうやって導いていきますか。今、私たちはまさにこれを行なっております。

でも、私たちはぜひとも、皆さん方にそこから出てきて欲しいのです。できれば自分の力で、自分でその世界から出てきて、「ただいまぁ」って、ここの世界に戻ってきたら、どれだけ多くの天使が喜ぶでしょうか。どれだけのマスターが感激するでしょうか。多くのマスターは本当に、真剣に皆を思っています。何とかして早く、そのエネルギーから取り戻したい。早く、自分の足で出てきてもらいたい。でも何を伝えても、すべて宗教的言葉に変換され、既成概念やありふれた言葉に変換されて、勝手に解釈されてしまいます。

イエスと呼ばれた人間は本当に素晴らしい働きをしました。そういう数々のエネルギーとみずから戦い、自分の手でそのエネルギーに穴を開けようとしました。一人でも多くの人間がそこから出て来れるように、エネルギー的に穴を開けようとしたのです。彼はみずからの命を犠牲にし、必死になって穴を開けようとしました。一瞬、あなたが開いたと思った瞬間に、たちまちにして別のものがまたそれを利用し始めました。イエスのエネルギーを使い、余計に宗教的な波動を作り上げ、イエスを信じるものすべてをコントロールするように変えていきました。彼らは本当に巧妙に、巧みに、地球人類すべてをコントロールすることを考えております。

もはや自分の心は自分で救う勇気のあるもの、力のあるものしか、救うことはできません。他人を救うのではありません。皆さん方はまず、自分で自分を救う必要があります。皆さん方の心は自分の愛でしか、救えないのです。神でも、マスターも天使も、皆さんを救うことはできません。唯一、皆さんが自分の手で、自分の心を愛し、そのエネルギーから出てくるのです。いつ、どの時点で、誰がこの地球のコントロールのエネルギーから自力で出てくるか、私たちはずっと待っているのです。

皆さん方の経験の一つひとつにはマスターや天使が作ったいろんな仕組みが入っています。でもそのほとんどが今までの概念で解釈され、誤解され、宗教的に論じられていきます。本当に知ってもらいたいことがなかなか伝わりません。本当に知ってもらいたいことを皆さん方が感ずるためには、言葉や概念、当たり前の解釈で済ませないで、もっと本質的なこと、もっともっと大切なところを何とか感じとって、本当の宇宙の思いを直接、受け取るようにしていってください。


私たちは光の仲間として話をします。私たちはあるときにはマスターと名乗り、あるときには天使として現れることがあります。でも本当はどちらにしても、あまり楽しくはありません。皆、何か自分が偉くなったかのように私たちと接してきて、やれ難しいことを聞き出そうとしたり、あるいは自分の得意なことをうまくいかせようとしたりして、結局は私たちを利用していきます。正直言って、あまり楽しい波動は感じません。しかし私たちは無視することはできません。その中でも、何らかの悟りが得られるように、本当のことが分かるように、一生懸命、協力し、願い通りにいくように、準備を進めていきます。そして私たちを呼び、願い、いろんなことを皆さん方の方で考えて、協力関係を続けようとします。それはそれで、一概に悪いこととはいえません。

でも根本的なその接し方、根本的な意識が変わらない限り、いくら皆さん方が知識やエネルギーを手に入れようとも、私たちとの関係は何も縮まらないのです。知識やエネルギーを手に入れるのではなく、接し方そのものを変える必要があります。天使やマスターといって、何かとても高い存在のように感じる。自分がマスターと会えることによって、マスターの波動になったかのように感じる。そういう錯覚を持っている人がたくさんいます。そういうことはほとんど意味がありません。

まずは地球人類の意識そのものがいかに本来の光に気づき、目覚め、自分たちが作り上げてきた概念を手放していくか。自分たちを覆っている別のエネルギーに気がつくか。まずはそれがいちばんの問題です。私たちはこれからもいちいちマスターや天使の名前を名乗ることはないでしょう。私たちはなるべく、単なる光の仲間として皆さん方と接していきます。そして皆さん方もそれを自然のことのようにし、できるだけ私たちと同じ波動でお互いに関係が続くように、やっていきたいと思っています。

私たちのやるべきことはたくさんあります。皆さん方もやるべきことはたくさんあります。ただ黙って修行したり、瞑想すれば、このエネルギーがなくなったり、光に変わるということはありえないのです。問題はそんなに単純ではありません。ただその本当の問題を皆さん方に言うと、急にやる気がなくなってしまうでしょう。ですから、まだ真実を口に出すことはとてもできません。でも、皆さん方が本当に私たちに意識を向け、自分の心に愛を与え、本当に生きることの素晴らしさを実感したいと思っているのであれば、必ずいつかは皆さん方は光の中に入ってきます。

確実に皆さん方の心に光が宿っていきます。そして地球は解放されるでしょう。地球は本当の愛で満たされていくでしょう。私たちもそれを信じています。信じているから、毎回、ここで皆さん方と共に交流をし、一生懸命、エネルギーを流しているのです。皆さん方も信じているはずです。私たちも信じています。このお互いの信頼関係が唯一のつながりになっております。これがなくなれば、私たちと皆さん方のつながりはいっさいなくなってしまいます。なぜならば、私たちは皆さん方にあえて姿を見せたり、名前を名乗ったりすることはいっさいしていないからです。皆さん方からすれば、私たちは何者なのか、まったく分からない状態なのです。でも、これは私たちが選んだやり方です。

今、地球を覆っているこの概念や宗教的なえ寝を通さないで接するためには、これしか方法がないのです。私たちはそれだけ皆さん方と真実の姿で接し、交流しようとしているのです。どうかこの本当の気持ちを理解していただき、これからもこの信頼関係だけで何とか、今の状態が少しでも私たちと皆さん方のつながりが強くなる方向へと向かっていくように願っております。それでは少し、休憩をとります。ありがとうございました。


A真の強さとは自力で抜け出ること

私たちは今、宇宙船の方から話をしております。先ほどは皆さん方のエネルギー的な行動について、話がありました。地球人類の集合意識のレベルで太古の昔からいろんな問題が起こり、人類の進化に深い影響を与えていたことは、これまでにも何度も述べてきました。でもそれであきらめたり、悲観したりせずに、皆さん方が一生懸命、自分たちの愛と光でそのエネルギーから脱却し、宇宙の仲間になることを宣言し、行動をとってきました。私たちもそれに向けて、皆さん方が自分の力で、自分の愛でそのエネルギーから解き放たれ、真実の世界に入ってこれるように、協力をなしております。

今の段階で、皆さん方は自分のエネルギーに少しずつ意識を向け、自分の力で、自分の愛で、そのエネルギーから解放される流れが作られるつつあります。しかし黙っていて、自動的にそこから出てくるとか、何かをすれば一瞬にして救われるということはありません。確かに、わざわざつらい経験をしたり、惨めな経験をしてそこから出てくるというシステムがよいわけではありません。ただ皆さん方が今まで考えていたつらい経験、苦しい経験をすれば、それが心の糧になり、強さを増し、自分が自信をもって生きられるという論理は必ずしも真理ではありません。

先ほど述べたようなエネルギーの中で、コントロールゲームの中に入っているときには、いくら強さや自分の心を完成に近づけようとして努力しても、真実の強さにはならないケースがあります。結局、自分よりも強いものと出会うたびに自信をなくしたり、否定的な思いを出したりして、結局はその否定的なエネルギーの世界から抜け出ることができなくなってしまいます。私たちが考えている真の強さは、先ほど述べたコントロールのエネルギーから出てくることをいいます。皆さん方を囲んでいるそのエネルギーから自分の力で出てきたもの、私たちはそれを強い心の持ち主と考えております。

その強い心をどうやって身につけるのか。ただ単純に精神的な強さを身につけようとして、苦しい経験や悲しい経験をたくさん積み重ねたからといって、そこから出られるわけではありません。それは真の強さには結びつきません。そこから出てくる心を身につける。そのためには執着をなくし、自分の真実の叫びに耳を傾け、自分の魂の心の叫びを聞く必要があります。自分が純粋で、素朴で、本当の光に波動を向けている限りは、その方向に常に向かって進み、常に行動する強さを伴うことによって、今の世界から抜け出ることは可能になります。

そしてそれを行なったものが、強い心の持ち主になります。それはつらさや苦しさをただ経験すればよいというものではなく、自分の信念に従って生きる強さになります。自分の信念に従って生きることは、苦しい経験として現れるのか、つらい経験として現れるのかは一概にいえません。それは皆さん方一人ひとりの行ないによります。したがって人によっては、自分の真実の声に傾けて、その通りに行動することが喜びにしか現象化されない人もいるかもしれません。人によっては、つらさや苦しさがたくさん襲ってくるかもしれません。それは一人ひとり、現われがまったく違います。

ただ、いえることは、ただ苦しさやつらさをたくさん経験したからといって、その世界から脱却できるとは限らないということ。しかしだからといって、苦しいことばかりやっていても、そこから脱却できるとも限らないということ。自分の真の心の響きにどこまで本当に感応しているか。それに沿った行動力が身についているか。その兼ね合いによります。したがって自分の行動の基準をただ単に苦しい経験をすればよいとか、あるいは楽しい経験をすればよいとか、そこだけに目を向けることはしないようにしておいてください。


多くの光の仲間たちが毎日毎日、皆さん方に意識を向け、少しでも感じ、皆さん方とつながり、皆さん方の世界に入っていき、今までの束縛から解放されるようにエネルギーや光を与えたいと思っております。そういう存在たちは皆さん方にいろんなインスピレーションを与えていきます。今までの束縛のエネルギーを強くする行動をしようとしたとき、あまりそれが雰囲気的に楽しくないように、その束縛から解放されるやり方が見つかったとき、それをぜひとも行動できるようにいろんなインスピレーションを与えていきます。
しかし多くの場合は、今までの概念で無視され、今まで通りのやり方をやっていくでしょう。でもそれらの存在は決してあきらめることなく、何度も何度もインスピレーションを与えております。今はまったく効果がなくても、いつかはその人間の心を変えるかもしれません。何百回やって無視されたとしても、1回でもそれがその人間に働きかけ、響き、人間がその行動をとったとき、それは大きな光を地球にもたらします。したがっていろんな光の存在たちが常にずっと皆さん方の意識に働きかけ、束縛のエネルギーから解放されるように、というインスピレーションを与えつづけているのです。

皆さん方も自分の解放のために、自分自身が救われるために、まず自分で自分を助け出し、自分を愛し、そしてえ地球や仲間たち皆にもその光が広がっていくように行動をとっていって下さい。皆さん方が少しでも真理に目覚め、心に光をもたらしたことを私たちも喜びとして感じております。


これからも皆さん方と一緒になって行動していきたいという光の仲間がたくさんおります。そのうちのいくつかの仲間が皆さん方に光とエネルギーを与えていきます。体で感じて、受け取ってください。

それではここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)2001 CentralSun
前へ戻る