前へ戻る
2000/4/10■月曜交流会から

日本人独特の神と宗教観

@神と契約していない日本人にとって神とは

私はミカエルの仲間として話をします。皆さん方には今までロードミカエル、大天使ミカエル、マスターミカエルという形でミカエルのエネルギーが与えられておりました。以前、合宿のワークでも説明したように、ミカエルの波動はキリスト教徒に縁があるように創られた波動であり、皆さん方に関しては必ずしもキリスト教徒と同じようにミカエルを感じているわけではありません。

キリスト教徒がミカエルを感ずるとき、そこには本当に光に導く戦士のような形で現れてきます。ミカエルから光をもらい、勇気をもらい、強さをもらって、落ち込んでいたときや辛いときに自分がたちまち回復する思いが沸き起こってきます。しかし日本人の場合は、ミカエルといってもほとんど理解されていないために、単なる天使、宗教的な存在として理解されるに留まっております。

今日、ここにやってきたのは、ミカエルのエネルギーを日本人に馴染ませるためにやってきました。今まで、いわゆるニューエイジという分野でいろんなライトワーカーたちがミカエルのエネルギーを呼んで癒しに使ったり、瞑想に使ったりしておりました。でもそのほとんどはミカエルの光ではありません。ミカエルの光を本当に使うためには、どうしてもミカエルを生み出した大元たちとつながりをつくり、儀式を終える必要があります。

いわゆる宗教的なイ二シエーションや洗礼を経験することによって、ミカエルとつながることができるのです。(そうでないと)残念ながら本当のミカエルの光を使うことはできません。これは宗教をもたない人々にとってとても受け入れがたい情報になるでしょう。宗教に携わるものだけが光を使うことができ、宗教を身につけていないものは、真の光を使えない。それはおかしいというふうに考えたくなるでしょう。これは宇宙の一つの学びとして皆さん方に与えられた大きな課題でもあります。

宗教を中心にして意識を発展させてきた民族と、宗教に依存せずに意識を発展させてきた民族があります。宗教を前提にして社会をつくり、意識を発展させてきた人々は、神との間の契約が必ず為されております。自分たちの社会をつくり、食べものを与え、働く場所や住むべき場所を与えたものは神であり、その神に感謝を示し、自分たちの喜びを広げていくことが神に対するお礼でもありました。その場合の人間と神との契約において、人間に神の思いを伝え、人間の思いを実現させるために動きまわっている精霊たちや天使たちがそこにおります。

したがって神と契約することによって、神から遣わされたいろんなものたちが人間のために働き、にんげんのために動くことが許されています。神と契約していない人間の場合、神と契約していないために神から遣わされるもの、いわゆる天使のようなものは存在しないことになります。でも人間として生まれ、生きているからには、必ずそこには何らかの意思が反映されます。

神と契約していない人間はどういう流れで生活を送り、宇宙に戻ってくるのか。宗教的な神の場合には、人間と神との契約のすべてを取り仕切っておりました。そういう具体的な神が存在しない人間の場合、実はほとんどは自分が神であることを学び、理解してきている人たちなのです。人間として生まれるいろんな経験の中で、もう自分は神である、それを学んだのです。そういうものたちは、実はあえて宗教的な神のもとで肉体生活を送る必要はなく、またそういう経験を必要とせず、むしろ自らが神となってどんどん動き出すという状況が与えられます。

いうまでもなく本来日本人は自分たちが神であり、また自然の精霊たちも神であり、すべてが全体的な和の中で結合しているという状況を理解しております。神と契約しなくても、自分が神でした。そのために特定の宗教や宗教的な神を創り出すことはありませんでした。しかし途中からいろんなエネルギーが入り込んできて、日本にも宗教が作られてきました。そして宗教が日本に入ってくると同時に、自分は神であるというエネルギーが日本からどんどん離れていきました。

しかし本質的に日本には神と人間が契約するというエネルギーは持っていないために、いろんなところから宗教のエネルギーが入ってきても、神との契約はなかなか定着しない状態にありました。したがって日本における宗教はほかの民族たちが経験している宗教とはかなり違う宗教になっております。ほかの国における宗教はあくまでも人間と神との契約であり、人間は神から与えられた自然や環境、社会の中で生活し、喜びを広げていくことを目的としております。

それに対し、日本人の場合には、神と契約し、神に捧げるという思いはそれほど強くありません。むしろ自分がいかに神のようになっていくか、自分も神のようになりたい、という思いの方が強く芽生えていきます。日本人の場合には、宗教に入っても一人ひとりの心の中には、自分も教祖のようになりたい、あるいは教祖より素晴らしいはずだ、教祖よりも神についてよく知っている、という認識を持っているのです。これは日本人特有の思いなのです。

なぜならば、本質的に日本人は自分が神であるということを体験していたからです。本質的に神を体験している日本人は、今、あらためて私たちとどのように接するのでしょう。いわゆる天使やマスターと呼ばれているものたちと日本人はどのように接していくのでしょう。皆さん方の中に、自分だったらこういうふうにやっていきたいという考えが沸いてきた人がいたら、発言してください。

(・・・・・)

では、これはまず一つ、宿題にしておきましょう。休みのときに、皆で話し合ってください。そして皆さん方と私たちとの間で何らかの関係が見つかったとします。私たちは皆さん方とどのように接し、そしてどのようの日本において活動していくか。それを、少なくともほかの国々における、あるいはほかの宗教の国における民族とはかなり違った形になっていきます。皆さん方独自の接し方が私たちと創られていきます。それが本当にこの地球や宇宙にとってどのような影響を与えていくのか。

皆さん方はまだまだ日本人が本来持っている能力や日本人がやるべきことについての理解が深まっておりません。いわゆるこの種の学びにおいても、西洋的な情報があまりにも多いために、西洋的な観点で物事を考えていきます。それは逆に日本人が日本人であるということをどんどん忘れさせる働きをしています。皆さん方の本来は欧米人の真似をすることではありません。欧米人にはできない能力を一人ひとりが持っているのです。それを活性化させていただかない限り、地球は目覚めることができないのです。

皆さん方が日本人のために何を行なっていくのか。私たちは日本人に何を行なえば良いのか。皆さん方と一緒に何をするのが良いのか。こういうところがまだまだ理解されておりません。そのために日本全体において今、非常に不安定な状態がつくられております。社会的ないろんなトラブルや政治における空白期間、こういったエネルギー的な不安定な状態が起こされております。

西洋的な流れにずっと合わせてきて、その限界が今、やってきており、限界がきているにもかかわらず、無理矢理西洋的な流れで流れを進めていこうとしているもの、あるいは本来の流れに戻して日本人の力をそのままうまく使おうとしているもの、いろんなものたちのエネルギーがぶつかりあって、全体として停滞している状態にあります。経済にしても政治にしてもなかなか先に進まず、停滞ぎみなのはすべてこういったところから起こっております。

今まで日本人の成長をわざと封印させてきた西洋のエネルギーは限界にきており、これ以上、日本人の能力を留めることができない状態になっております。しかし肝心の日本人が何をどうして良いのか分からない、自分たちの能力を使いこなせない状態にあります。今のような停滞の時期を過ぎるためには、日本人が早く目覚めて、日本人の能力をうまく使って先にいくか、あるいは日本人であることを完全に捨て去って、完全に西洋的に生きていくか、どちらかしかありません。

いうまでもなく、完全に日本人が日本人であることを捨て去った場合、一見、うまく進むように見えても、地球全体でみれば大混乱が起こります。地球は日本人の目覚めを必要としているからです。今、この時期が日本にとっていかに大切な時期なのか。いかに日本人の目覚めが大切なのか。それを本当によく理解していただきたいと思います。


さて、実は今日はミカエルに限らず、いろんな存在たちも皆さん方と繋がりをつくろうとしてやってきております。そしてその多くの存在はこれまで西洋的な概念で皆さん方とつながっていた存在です。そういう概念ではなく、本来の日本人のエネルギーと直接、つながろうとして、今、やってきております。これから少し、休みの間に皆さん方で話し合ったあと、後半でいろんなエネルギーワークをしたいと思います。少し、休憩をとりながら、皆さん方でいろんな話をどんどん進めていろんな考えを私たちに出してみてください。それでは少し、休憩をとります。


A日本人の心にキリストエネルギーを

私たちはイエスの仲間としてお話しいたします。私たちはキリスト教徒を中心にして活動をしてきました。確かに本来はキリスト教徒に限らず、いろんな民族と関係することができ、キリスト教徒以外の人間にも手助けをすることはできます。でも実際にはほかの宗教の人々はその宗教の神との間で契約が為され、エネルギーが創られているために、私たちがその世界に入り込むことはほとんどできません。仮にその世界に無理矢理入ったとしても、おそらくその人々には私たちを快く受け容れるエネルギーは創られていかないでしょう。したがって基本的にはキリスト教とはキリスト教徒の信ずる神との契約によって私たちの活動ができるようになっていきます。

私たちはこういう態勢のままで2000年間、この地球上で活動をしてきました。この地球には宗教のエネルギーが複雑に絡み合っており、そしてそれはさらにより一層複雑になっていく傾向にあります。宗教の教義がどんどん変化し、人間の概念に合わせて解釈も違い、その時々の状況に応じてエネルギーが変化していきます。そして当初、創られた宗教のエネルギーとはかなり違う状態にまで変わっているものもあります。

今、私たちは日本人と接する場合に、どのようにして接するのか。それを考えております。ほとんどの日本人はキリスト教という響きに必ずしも好感を持っておりません。またイエスにしても、それを本当に信じているものや神のように理解しているものはそんなに多くありません。ただこの日本において、イエスが持っている素晴らしい波動が日本人にだけ流れていないのもとても寂しいものがあります。イエスの持っているキリストエネルギーはこの地球にとって必要なものであり、いずれは皆さん方にとっても必要なエネルギーになるでしょう。

でも皆さん方とキリストエネルギーを繋げるところに好ましい接点がないために、今の状態ではとても難しい経験になっております。わざわざクリスチャンとして改宗し、洗礼を受けない限り、キリスト教徒のエネルギーは入ってきません。ただ単にイエスを信じ、天使を信じたとしても、残念ながらキリストエネルギーとはまだ完全に繋がれない状態にあります。でも皆さん方に、そういう洗礼を受けよとか、改宗しなさいという気持ちはほとんどありません。私たちは純粋なキリストエネルギーさえ日本人に流れるようになれば、それで十分であり、キリスト教徒にしようという考えは持っていないからです。

この宇宙に普く浸透している素晴らしいキリストエネルギー。日本人にはなかなかまだそれが浸透しておりません。確かに家族や友達、同じ仲間の間では助け合い、自分が犠牲になってでも面倒を見るというエネルギーはつくられております。でもそれが見ず知らずの他人であったり、自分より弱いもの、価値のないもの、見返りが期待できないものに対してはほとんどキリストエネルギーが出されることはありません。それは信のキリストエネルギーとは違います。

宇宙における真のキリストエネルギーは、自分より立場が弱くても、見返りがなくても、自分より劣っていたとしても、自分の身を犠牲にして相手のために尽くすエネルギーを言います。これは今の日本人にはなかなか定着しておらず、家庭における絆が強いのはただ単に将来、子供に面倒を見てもらうため、自分が年とったら養ってもらうために、子供を大切にしているに過ぎません。これは本来のキリストエネルギーとはかなり違います。友達を大切にするのも、困ったときに助けてもらうためであり、純粋に友達のためを思ってやっているわけではありません。純粋に自分の身を犠牲にしてでも、人々のために尽くすというエネルギーは まだ日本には流れていないのです。私たちはどうしてもこの日本人の中に入り込んでいきたいのです。キリスト教というエネルギーを使わないで、日本人の心の中に入り込むためには、どのようにしたら良いのか。

私たちは日本人の心の中に何とか入り込もうとして、いろんなシステムを創り上げてきました。皆さん方のエマネーションの過程において、キリストエネルギーを身に着けたものたち、キリストエネルギーと一つになった時期があります。その部分を通して、皆さん方の心の中に入り込もうとしております。皆さん方が神から分かれてから今に至るまでの長いエマネーションの過程において、少なくとも、何十回かはそういう形でキリストエネルギーと一つになった時期があります。今、その時期のところから皆さん方の心の中にキリストエネルギーを流し、皆さん方とつながろうとしております。一人ひとり、自分の心の中でキリストエネルギーが人間のところにまで降りてくるのを感じてみてください。

家族とか友人とかの関係ではなく、たとえ相手が異国人であろうとも、違う宗教であろうとも、困っているときに我が子のように助けることができるかどうか。キリストエネルギーをどんどん入れていって、どの国のどの民族とでも自分の身を犠牲にできるぐらいのキリストエネルギーを引っ張ってきてください。見返りを期待する犠牲のエネルギーから見返りを期待しない自己犠牲のエネルギーに切り替えてください。

このキリストのエネルギーこそがキリスト教徒の真の神のエネルギーなのです。皆さん方がこのエネルギーを完全に自分のものにしたとき、皆さん方はキリスト教徒のいう神を具現化したことになります。神がイエスを地球に送り出したように、皆さん方も自分の分身を自分の意思で送り込むことができるようになるでしょう。


B自分の心の中に天使を創る

私たちは天使の世界からお話をいたします。皆さん方と天使との関係がこれから変わると考えてください。天使は皆さん方の心の中から現れていきます。上から下りてきたり、降ってくるのではなく、皆さん方の心の中から具現化していきます。自分の肉体では行なえないこと、自分の肉体ではいけないところ、ほかの次元やほかの空間で自分の肉体では入り込むことができないところ、でもそこで確実に自分の意思を具現化したいとき、心の中にある天使の波動を使ってそれを具現化させていきます。

肉体のレベルで行なわなければならないものは、皆さん方は自分でやらねばなりません。手を抜こうとしたり、誰かにやってもらおうとすると、正しいエネルギーが流れなくなってしまいます。自分の成長は自分で行なうことができます。自分の成長を導くものは自分自身であり、自分の流れをつくるのも自分自身です。天使は単に皆さん方の心の中にいて、皆さん方の成長にうまく導くように動くだけです。天使との関係をそういう風にこれから変えていき、自分のことは自分ですべて行なえるように意識を切り替えていってください。


天使の名前とかにいろんな混乱が起こるかもしれません。でも、本来、天使にも名前がいちいちついているわけではありません。ただ宗教界において、いろんな天使を区別するために名前が付けられたために、名前がはじめからあるように理解されております。本来は、波動はあっても名前はついておりません。ただ皆さん方が今まで学んできた中で、ミカエルやラファエルのように、もうほとんど友達のように意識している天使たちもいるでしょう。そういう天使については今まで通り接していても、問題はありません。

ただいつかの時点で、皆さん方との関係が急速に変わる場合があります。そのうちにいくら頼んでも何も話してくれなくなったり、いくら呼んでも出てこなかったりする場合があるでしょう。そういうときには、決して彼らが見捨てたわけではなく、もう自分は完全に自分の心の中に自由に天使を創ることができるようになった、そういう時期に達したと理解しておいてください。

自分は神である。それを本当に実感するには、まだまだいろんな体験が必要でしょう。これからそういう観点で体験を感じとれるようにすると、いろんな気づきがやってきます。自分は神であるという証を現実から手にすることができます。一人ひとりはどういう神を目指すのでしょう。どういう神になるのでしょう。どういう神の御使いを使いこなすのでしょう。私たちはそれを楽しみにする時期がやってきているのです。いつまでも私たちに、お願いします、お願いしますというのではなく、逆に私たちが皆さん方に命令されて動く、そういう時期になってきているのです。でもいずれはその私たちでさえも、皆さん方の心の中で動くようになり、皆さん方がまた大きく成長していくでしょう。皆さん方が神となって三次元的に行動していく。それを本当に楽しみにして、待っております。


それぞれに皆さん方との新しい関係をつくろうとしている存在たちがやってきます。いろんなエネルギーを感じて、新しい関係を創り上げていってください。

新しい関係で皆さん方と接し、活動できるようになったことを喜びとしております。私たちのエネルギーを皆さん方の体を使ってなるべくうまく使えるように、お互いに練習を進めていきましょう。

それではここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)2000 CentralSun
前へ戻る