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1999/8/11■水曜瞑想会から

自分に見合った富士山との繋がり方を見つける

@富士山のエネルギーを使う瞑想

私たちは今の瞑想において一緒にワークをしていた仲間たちです。一人ひとり、自分に合ったワークが行われておりました。いずれも富士山からのエネルギー的なつながりがあり、それぞれの自分の能力をうまく使いながら共同作業を行っておりました。自分が富士山の力をどこまで引き出してそれを使うことができるのか。それを知ることはとても良いやり方といえます。

人それぞれ何らかの形で富士山との繋がりをつくっております。特に、富士山に登ったことがあったり、頻繁に写真や絵を見たり、近くのエネルギーを感じたりしている人は、富士山との繋がりも多様な面でできており、自分のエネルギーと富士山との組み合わせでいろんなことができるようになったりしております。そういう意味において、一人ひとりが個別に繋がったというのは、一人ひとりの富士山との接し方が違っていたために起こることであり、富士山の思いを強くしたり、富士山との接し方を増やしていけばまたそれなりに富士山のエネルギーを使うやり方が変わることになります。自分がどこまでどういう風に富士山とつながっているのか。それは今まで自分が富士山とどういう繋がりをつくっていたかにかなり左右されることになります。

富士山の頂上から中に入るやり方を使いました。このやり方は富士山のエネルギーを使う方法の一つとして良く使われる方法でもあります。ほかに考えられる方法として富士山自身から湧き出てくるエネルギーを自分が感じ、自分の体を通していろんなところに分配していく。自分の体の特徴を活かして、必要なところに必要なエネルギーが届けられるように自分が調節をしていく。こういう繋がり方があります。この場合には自分がどこにいようが富士山からのエネルギーを身体で感じ、そして必要なところに流していく。こういう役割になります。一般に、自然に対してのエネルギーや精霊たち、その場のエネルギーを浄化したり調整するときに、こういうやり方が適していると思われます。

一度でも富士山に登ったことのある人は、富士山のある特別なエネルギーを身体で使うことができるようになります。これは頂上まで行った段階で、そこを管理しているマスターたちがやってきて、その人と富士山との間に特殊な結び付きをつくっていきます。そのためにその人自身に大きな意識的な変化が起こったり、自分の体でそれまでとは違う雰囲気を感じたりする場合があります。その時に流れてくるエネルギーとしては、富士山が人間を使ってやろうとしていること、人間を通して働きかけようとしていることを行うケースがあります。

例えば、先ほどの例のように、富士山のエネルギーを人間が感じてエネルギーを流す場合は、自然霊や自然に対してのエネルギーが中心となっておりました。しかし頂上まで行って何らかの繋がりをつくったものは、その人間が富士山の思いを通じて何らかの役割を演ずることになります。例えば、人間関係において何らかの変化を起こしたい場合、意識的な変化を行いたい場合、動物や人間とのかかわりに変化を起こしたい場合、そういうときに人間にいろんな思いを流したり、その人間を通じていろんな現象をつくる場合があります。そういう場合には、富士山との間で繋がりをつくっている人がいろんな役割を演じやすい状況にあります。

富士山に直接、登ったことはないけれども、とても富士山に思いが向いたり、写真を見たり、俳句を詠んだりしたりするのが大好きという人がおります。こういう人も、何らかの形で富士山との繋がりをつくっているケースがあります。そして一般には直接的なエネルギーを受け取らなくても、その内面的なもの、富士山自身が持っている強さや優しさ、内面的な愛がその人に伝わり、その人はそれを自然に行動に移していく場合があります。したがって必ずしも、登ることがすべてではなく、そういう心の繋がりにおいて役割を演ずる場合もあります。こういういろんな繋がり方において、自分は今、どういう状況で富士山とつながり、どういう役割を演ずることができるのか。それを確認することはとても良いことでしょう。


一応、簡単にそれぞれどういうつながり方ができているのかを説明しておきます。Akiさんの場合には、元々富士山に対してのいろんな思いがあり、かなり以前からエネルギー的な繋がりがつくられておりました。今日、いろんな手伝いをしてもらったり、有効にエネルギーワークをしていただきました。自分との繋がり方も、そういう意味においてかなり富士山の必要な機能を自分が感じとり、それを行うという状況になっております。ただ、自分ではまだどれが本物で、どれが違うのか、その区別がついていないために、完全に信じきれていないところがあります。したがってこれからは仮に瞑想において何らかのワークを行いたいときには、不安を持たずに、そのまま感じられたものを真実として受け取りながら瞑想を続けるようにしてみてください。

Moriさんはアフリカやいろんな原住民の存在が感じられたというのがありました。富士山の役割として、大自然とつながっている人間にもっともっと良いエネルギーを与えていくという働きがあります。大自然を愛し、大自然と一体となっている人間、それらに十分に新しい目覚めや気づきが行われるように新しい波動を送り届ける役割があります。今日はそういったものたちとの繋がりを強くし、あなたの意識を使って新しい波動を彼らに送り届けていくという役割がつくられておりました。これから登るときには、自分自身がそういう原住民の代表であり、自分が目覚めることによって原住民たちが目覚めていく。そういう感じを持ちながら、富士山との繋がりをつくるようにしてみてください。

Taeさんの場合は、今のあなたの意識レベルにいちばん見合った形でいろんなものが行われておりました。チベットに限らず、いろんなところであなたの思いが瞑想で行われておりました。でも基本的には、まだ富士山との繋がりがそれほど強くない状態にあります。まだ基本的な接触や繋がりがそんなに強くないために、普通の人が感じている富士山という繋がり方と理解をしておいてください。これをもっと強くするためには、やはりもっともっと富士山のエネルギーを直接感じたり、その場を雰囲気をもっともっと身近にする意識が必要になるでしょう。自分のやり方でいちばん富士山とつながりやすいやり方を工夫するようにしてみてください。

Michiさんの場合は、すでに何度か富士山での瞑想を行った経験があるために、とても繋がりやすく、またそれらの存在も動きやすい状態にありました。今日は富士ささん直接よりは別の意識でかなり動かされたという話がありました。今日はあなた自身のいろんな思いがいろいろ左右したために、必ずしも富士山に限らずいろんな状況へと意識が飛んでおりました。それはそれで全体的に見てひとつの役割を演じており、必ずしも問題にするものではありません。ただ、富士山での働きが意識に上っていないのは、やはり最近、あまり深い瞑想をしていなかったことやエネルギーワークをあまり行っていなかったというところから自分自身のエネルギーの使い方がまた分からなくなったという状況があります。これは単純にまた練習を重ねれば、すぐにやりやすい常態に戻っていきます。自分のペースでいろいろ使い方を学んでいってください。

Hiroさんの場合では、最後の方に富士山とその上の炎のようなものが感じられたというのがありました。これはまだあなた自身の繋がりと富士山との間におけるシンボルともいえます。富士山の内面的な力をまだ完全に使いこなす状態にはなっていないために、まずは外側の方から富士山との繋がりをつくっていく。自分自身もまず富士山の中に入れるような光と体を身に着け、それから富士山との共同作業を始めていく。今はそういう意識の状態にあります。したがってこれからは練習を重ねることによってさらに内面へ、深いレベルへと繋がることになるでしょう。


あくまでも今、述べたのは今の段階における話となります。人によってはまたすぐに波動が変わったり、強い繋がりをつくったり、また逆に弱くなったりする人がいるかもしれません。その時々、自分の必要なことを必要なだけやっていく。それで何も問題はありません。これからも自分のペースに応じて富士山との繋がりをつくり、自分に見合ったワークを行うように練習を進めていってください。それでは今日はありがとうございました。


(c)1999 CentralSun
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