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1999/5/15■月例セミナー@[土曜]から

自分を癒すには自分を変えるという意思が必要

@新しい世界に入るという思いを強くもつ

私たちは皆さん方の新たなる次元の存在からお話をしにやってきました。今日は癒しという観点から皆さん方のエネルギーを調節する試みが行われようとしております。癒しやヒーリングについて、先ほど地球次元の解釈が為されておりました。私たちは皆さん方の理解の及ばないレベルでこれからワークを行っていきます。私たちのやることが皆さん方の言葉で言う癒しとかヒーリングに相当するのかどうかはなんともいえません。ただ皆さん方の地上におけるエネルギー的な変化が起こされ、これからの人生にかなり影響が出てくることは確かです。ただそれは人によってかなり違い、一人ひとりの学ぶべきテーマも違うために、それぞれがどう感ずるかもかなり違ってくることでしょう。

私たちの世界でこれを行うには、皆さん方自身が新しい世界で生きるという認識が必要となります。今までの地球波動の生活から出てきて、新しい波動の世界に入っていく。まずそういう強い意思が必要となります。そしてその人の持っているエネルギーの状態に応じて新しい波動の体が創られていきます。それでは一人ひとり、行っていきたいと思います。


あなた(Kenさん)の肉体レベルのエネルギーの中に、三次元世界において自分と他人を分離させるというエネルギーがあります。あなたは無意識のうちに他人と自分を分離させ、それによって自分は悲しく、つらく、他人とは違うという雰囲気が作られてきました。この波動はあなたが以前の人生において自らを厳しく制限させ、自分が特別な人間であるという経験をしたことにより作られてものです。

したがって自分だけがなぜか分離され、違う存在であり、場合によっては否定されてしまうという感覚が身についてきました。今回の人生において、あなたは分離ということを学ぶ約束をしてきました。分離とは、自分自身の存在と大いなる存在との違いを認識することでした。自分自身はすべてからやってきたと解釈をしても、自分は自分であり、すべてとは感じられないものがある。あなたはそれを理解しようとして、自分はなぜ全体でないのか、全体は自分ではないのか、それを学ぼうとして現実を造り出しました。

あなたにとって自分とは何であり、全体は何であるのか、これが大きなテーマになっております。あなたがこれを解決するには、あなた自身が自分を超越せねばなりません。どこまでが自分であり、どこまでが全体であるのか。これをあなた自身が自分で見つけ出せない限り、この学びを終えることはできません。まだ今はそれを身に着けて終えるという時期ではなく、自分を超越させるための学びがたくさん続いていきます。

したがってまず、込み上げてくる悲しさや不思議な感覚、自分を探そうとする思いは無くそうとしたり、消そうとする必要はなく、それを原動力として自分を超越する学びを続けるようにしてみてください。

あなたにとって今必要な変革は、あなた自身の心の中に責めるという波動が入っており、つい何かを責めてしまう。それは自分かもしれないし、相手かもしれない。宇宙かもしれない。対象はその時々によって違います。この責めるというエネルギーをあなたはなるべく早く自分で見つけ、それを手放していく必要があります。自分の心の中にあるつい責めてしまう気持ち。今、見つけ出して心の中に引き出してください。

大いなる仲間たちがあなたの調整のために、しばらくはそれに気づき、手放すための現実を作っていきます。あなたはそれを材料にしてうまく手放していく意識を持つようにしていってください。


あなた(Naruさん)の心のバリヤーはとても強力に作られてしまい、ほかの人が普通に話しても自分にとってはつらく感じたり、不快に思うものさえあります。この強いバリヤーはあなたが成長するに従い、強く強く固まってしまいました。自分の心を素直に表現できず、ほかの人の気持ちを素直に受け取ることができない。この原因はあなた自身が必要としている「信じる」というエネルギーを失ったことにあります。

他人を信じる。心を信じる。自分を信じる。信じるというエネルギーをあなたは手放してしまい、自分自身の生き方を見失ってしまいました。自分を信じることができなくなったときに、自分はどうやって生きていくのか。自分の心の拠り所をどこに持っていくか。あなたはそれを探し求める旅に出ました。信頼できる人、パートナー、良き理解者を求め、自分の信ずる人を求めてきました。

でもなかなか自分が信ずる人に出会えず、常に自信がなく、寂しく、安心できない状態ばかりがやってきました。あなたの心に信ずるという心が復活されない限り、今の状態から抜け出ることは難しいといえるでしょう。他人を徹底的に信じてみる、自分を徹底的に信じてみる、このエネルギーがほとんどありません。なぜこういったエネルギーが消えてしまったのか。

あなた自身は人を信じようとし、他人のために尽くそうとした時期がありました。でもそれが相手にうまく伝わらず、相手が信じてくれないという状況が分かったときに、あなたは他人を信ずることができなくなり、信ずるというエネルギーそのものを手放すようになってしまいました。他人に信じてほしい、それを期待して他人を信じたために、期待に裏切られた反動が強く現れてしまったのです。

他人に信じてほしい、これがある限りは、他人を信ずることはできません。他人に信じてもらうのではなく、自分が他人を信ずる。あなたはまだこれに気がついていなかったのです。自分の心の内面の中に他人を信ずるという気持ちをどこまで取り戻すことができるか。それによってあなたのエネルギーがかなり変化していきます。あなた自身の心を解放したければ、心の中に信ずるという灯火を作り、そこから光を放っていくやり方を身に着けてください。

いずれあなた自身の心の波動が大きく揺れる時期がやってくるでしょう。そして完全に自分について考え直し、何を手放し、何を取り戻すか、それが明確に分かる時期がやってきます。そしてあなた自身の波動がその時から大きく変わり始めます。自分にとって必要なもの、自分にとって不要なものを一生懸命見つけ出し、本来の自分の波動を取り戻すように意識を向けていってください。


今の日本の社会において、今、あなた(Yoshiさん)が経験している上司はある意味では典型的な日本の社会におけるエネルギーといえるでしょう。どの人間も同じように、上司に対してあるひとつの理想を作ります。人間的に優れており、私情がなく仕事を公平に行い、信頼もでき、テキパキと仕事のできる人。こういう理想を上司に求めます。でもいざ、自分がそのポストに就いたときに、自分がそういう風な仕事をうまくやっているかどうか。

つまり会社で見た場合には、会社の状況から単に仕事の上司を配置していきます。しかしそれと人間性的なもの、人格的なものは別問題となります。上司だからといって、人間的に優れており、上司だからといって仕事がテキパキできるとは限らないのです。これが今の地球におけるひとつの波動といえるでしょう。したがって上司を考えるときに、人間的なものや人格的なものを口に出した場合に、まず自分は上司をどういう観点で判断しているのか。どういう基準で上司を見ているのかを自分でまず見つけることが必要となります。

人間をいろいろと見る場合に、どういう見方で人間を判断しているか。人間をどこまで普通の人間と見ているか。人間性や人格的なものは仕事のポストとはまったく別であるということをまず理解する必要があります。仕事の上司は単に会社の都合で配置されただけであり、人間的に優れているとか、仕事がよくできるとは限らないのです。それを期待していること自体に、実は自分のエゴが入っているということ。

今、あなたが学んでいるのは、実は、ある意味ではとても大切な学びになっております。それは仕事に限らず、どのような場面においても人格的なものや人間的なもので他人を評価してしまうケースがあります。これは往々にしてその人の個性を尊重できなくなったり、認めることができない傾向が生まれてしまいます。あくまでも仕事の地位は会社の都合で造られたもの、それとその人の人格的なものや人間的なものはまったく別問題であるということ。まず自分がそれに気づき、一人ひとりの個性をいかに尊重していくか。あなたはそういう学びをしております。

たまたま仕事をしているときには、常に上司との関係でそう感ずるかもしれません。しかし仮に仕事をやめたとしても、どこかの集まりや友達との間で同じような感覚をえるでしょう。立派な地位にありながらも、人格が伴っていない。立派なことを言っていても、その人の行動が伴っていない。そういうところに意識が移るでしょう。あなたはそれによってパーソナリティ、個人の人格といったものを理解する学びをしていきます。

あなたの心が少しずつ変わっていくでしょう。一人ひとり、自分の特徴があり、それぞれテーマを抱え、いろんな悩みや考えがあるということ。あなたはそれを一つひとつ感ずるようになります。自分の見方が少しずつ変わってくると、人間の心の見方も変わっていきます。あなたの心がほかの人を別の角度から見れるようになったときに、あなたの流れがまた急速に変わり、自分にとってスッキリできる流れに入っていくでしょう。自分の心を少しずつ変えていきながら、新しい流れに入るやり方を身に着けていってください。


私たちの観点から見たときに、あなた(Atsuさん)の心の波動の中に恐れるというエネルギーが確かにあります。しかしこのエネルギーはあなた自身が自分に対して造り上げたものが出発点になっております。自分がほかの人にどれだけ受け入れてもらえるかどうか、自分がほかの人からどれだけ愛されるか、ほかの人が自分のことをどこまでいたわってくれるか。そういう自分への思いから恐れができてきて、それを他人を鏡として感じております。

自分に自信がない、自分を表現できない、こういうエネルギーが単にほかの人の体を通じて感じられているに過ぎません。自分に自信がなく、自分を表現できない。自分を認めてくれる人がいるんだろうか。あなた自身はそこから始まっております。この恐れを手放すためには、自分自身に対して恐れることを手放すことが必要になります。自分を分かってくれない。自分を理解してくれない。こういう気持ちがほかの人を通じてほかの人への恐れになってしまいます。

あなたは本当は他人を認めようとしている。他人を受け入れようとしている。でも自分は自分を受け入れないために、結果的に他人が自分のところに入ってくるのを恐れてしまう。他人を恐れているのではなく、こんな自分を他人に見せるのを怖がっている。自分の真実が他人に知られるのを恐れている。あなたの存在そのものがほかの人に知られるのを恐れています。他人を恐れているのではありません。あなたは本当は他人を理解しようとしている。他人と良い関係を作ろうとしております。でも自分を受け入れてくれるのかどうか、自分を認めてくれるのかどうか、それに恐れを感じている。他人が近寄ることを恐れてしまいます。

あなたは今、少しずつ少しずつ、他人を受け入れようとしてきております。長い時間がかかりました。でも少しずつ他人を受け入れようとしております。あなたの心が少しずつ解放され、あなたの波動が柔らかくなっていくと、もっともっと他人を受け入れられるようになっていくでしょう。焦る必要はありません。あなた自身が少しずつ、変わっていくと、ほかの人との関係も変わっていきます。あまり自分を責める必要もなく、他人を恐れる必要もありません。今のペースでいっても、いつかはあなたの心が解放される時期がやってきます。

したがって今の状態を否定的に考えたり、苦しみとしてとらえる必要は一つもありません。あなたは自分を取り戻すための段階にあり、そしてその道を確実に歩いております。一気に取り戻そうとせず、自分のペースで少しずつ取り戻すやり方を身に着けていってください。

あなた自身の本来の輝きはあなたが思っている以上に素晴らしいものがあります。今まで人間的な価値観であなたを正当化しようとしました。でもそれではあなたの光は見えてこないのです。あなたの光は人間的な価値観を超えたところにあります。したがって人間の造り上げた尺度で自分を見ないようにしてください。あなた自身の本来を取り戻すためには、あなたがあなたに相応しい見方で自分を見ることです。それを自分なりのやり方で感ずるようにしていってください。


あなた(Reiさん)自身の波動の中に、あなたが自分のペースで生きるという波動があります。人に合わせたり、人の言うなりにならずに、自分で生きるという波動があります。あなたはそれを大切にしているために、あなた自身の波動を侵そうとする人間が近づくと、あなたは無意識のうちに抵抗をしてしまい、その波動から逃げようとする行動がとられてしまいます。しかし現実に多くの人間は、自分の思っていることを理解させようとか、言っているとおりにしてほしい、自分の言うとおりにやってほしいというエネルギーを持ってきます。

したがってあなたはその波動を感ずると、本能的に体が拒絶反応を示し、うまく表現できなくなったり、行動できなくなったりしてしまいます。あなたはまだ自分がどういう風に生きるのかが分かっていないために、その反応を否定的なものと感じたり、自分に罪悪感を感じたり、相手に申し訳ないという反応が起こってしまいます。

今のあなたはそういったことにとらわれたり、惑わされる必要はありません。あなたが自分のペースで生きること自体はとても必要なことであり、ほかの人にあえて合わせたり、従う必要はいっさいありません。自分が自分であるために、あなたは自分の思いを大切にすることです。

あなたがなぜそういう経験を選んだのか。今まであなたは自分が自分であるという満足感を得たことがなかったのです。どの人生においても、人に合わせたり、人の言うなりになった人生であり、自分が満足して生きるという人生を経験したことがありませんでした。あなたは今回の人生で、何としてでも自分の生き方を自分で造るという流れを造ろうとしました。そのために言うなりにさせようとか、自分のペースで持っていかせようとする人が近づくと、自然に拒絶反応を起こしてしまいます。

したがってあなたはそれをいちいち気にしたり、自分を責める必要は何一つありません。むしろ自分のペースでいかに自分の生き方をみつけていくか。自分はいかに自分が納得できる生き方をするのか。そこにもっともっと意識を向けるようにしていってください。あなたは自分の思っていることを素直に表現し、それを行動に移していく、まだそれを本当に身に着けてことがないのです。したがって何をするにも不安に陥ったり、分からないと言って困ったりするのです。

でも正解を求めようとしたり、誰かに意見を聞くというのではなく、自分の思ったことを自分でやっていく。それを早く身に着けるやり方を探し出すようにしていってください。あなたはそれを乗り切って、自分の生き方を自分で見つけたときに、あなたに本来の流れができ上がっていきます。そしてそれで何一つ、問題がなく、スムーズに展開するということが初めて分かってくるでしょう。自分の生き方を自分で進めていく。早くその流れに入るように意識を変えていってください。


魂や神はあなた(Yukiさん)をいっさい責めたり、あなたを苦しめたりすることはしません。なぜ、そういう経験があなたに演じられるようになったのか。今、人間は可愛い子だと大切にしたり、自分の言うことを聞いてくれたり言うなりになる人間を可愛がり、自分の手に負えないもの、自分をコントロールするものに対しては反抗的になるエネルギーを身に着けております。まだ人間の対象によって価値観が変わってきて、自分にとって可愛い人間、反抗的になる人間を造り上げていきます。

今、人間は子供であろうと、大人であろうと、一人の人間として尊重する気持ちが必要になっていきます。そのためには子供に対する思い、大人に対する思い、同性に対する思い、異性に対する思い、立派な人、認められていない人、いろんな人々に対しての価値観をなくしていき、ただその人そのものの人間を愛していく、その人を愛していくという段階に入っていきます。

あなたはたまたま子供と自分の周りの人間を通してそれを学んでいるに過ぎません。そこには間違いとか罪とか癒すべきものとかいうものもありません。ただ単に学びがあるだけです。したがって何かを癒せば、心が晴れるとか、何かをすることによって子供との関係が良くなるということはありません。ただあなたが人間をどうとらえ、子供をどう認識していくか、という考え方が変わり、人間に対して思いやりやいたわりを造り上げること、ただそこに戻っていきます。

子供のころや子供に対してのいろんな思い、つらさ、悲しみを手放そうとするのではなく、それを超越していかに一人ひとりの人間に対する思いやりや愛に変えていくか。今、あなたはその学びに入っております。自分を責める必要はありません。自分の昔にこだわる必要もありません。今、一人ひとりに思いやりやいたわりを持つということ。それによって自分の現実がどう変わっていくか。それを学ぶことです。今、一人ひとりへの思いを変えることによって、今、現実がどう変わっていくか。あなたはそれを理解する必要があります。

確かに自分に反抗的な人や、言うことを聞かない子供、いろんな人間がいて、同じように接することができないと感じるかもしれません。でもそれも意識の持ち方でかなり変わっていきます。自分が見方を変えるだけで、相手が変わってくるということ。今、あなたはそれを学ぶ時期に入っております。小さいころのエネルギーとか、自分の出したエネルギーではなく、今、自分が発するエネルギーによって現実がどう変わるか、という学びをするようにしてみてください。


あなた(Keiさん)の目の前に自分が好きになれないという人がきた場合には、あなたの心の中にどうしても自分を許せないところ、認めたくないところがあるというメッセージが入っています。したがってあなたはその人の言葉を頼りにして自分は自分を本当に愛していたのかどうか。あなたはそれを自分なりに分析する作業が必要になっていきます。

あなた自身の心の中に、本当に自分をすべて好きになり、自分の心を愛していたのであれば、相手がどのような表現をとろうともすべて自分には自分は自分を愛しているという風にしか感ずることができません。言葉で、自分は嫌だと言ったとしても、あなたの耳には自分は好きですという風に聞こえてしまうのです。自分に、自分はイヤだと聞こえてしまう以上、あなたの心の中に自分を嫌っているものが残っているのです。

相手は自分のことを否定して表現しているように感ずるかもしれませんが、本当にそう言っているかどうかは自分には分かりません。自分にとって自分の耳に聞こえたもの、自分の目に映るものは自分の世界の出来事になります。あなたはそこのところをこれから学んでいく必要があります。

相手の言葉を尊重する、相手を認めてあげる、相手を理解する、れは今までのあなたのやり方でした。それによって相手を認め、相手を尊重し、相手に対して一番良いものを見つけ出そうとする。相手を尊重しながら、相手にとって最適なアドバイスを考えていく。これが今までのやり方でした。でももうそれは通用しなくなっていきます。あなた自身が自分を知るために相手を引き込んだのに過ぎません。相手の身体を使ってあなたは自分を知ろうとする学びに入っているのです。相手と自分との関係を別の角度から考えていく時期に入ってきております。

これからいろんな人間があなたに話を聞きに来ようとするでしょう。あなたの言葉を真剣に受け取り、自分の心を解放しようとしてやってくるでしょう。その時にあなたが相手に対していちばん最適なアドバイスを見出そうとします。その時に、あなた自身の経験則からいろいろと導き出し、その人にとっていちばん適当なやり方だと思っても、どうしても自分の心で納得できないものもあります。

アドバイスとしては最適だけれども、現実にその人エネルギーで見た場合に、行動に移すことは難しいと思われるもの、常識では当たり前と思って、その人の生き方として無理だと思われるもの、そういったものにもいくつか感じるものが出てきます。理想的なアドバイスと、その人のエネルギーで見た場合の不釣り合いが生ずるのです。その時に自分はどういうアドバイスを与えていくのか。自分だったらできるけれども、その人にとっては難しいものがたくさんあります。

私だったらできる、私だったらこうする。でもその人がそうできるかどうかは別問題となります。その時に自分はどういうアドバイスができるのか。その人に何をしてあげられるのか。あなたはそれを少し勉強してみてください。それによってあなた自身が分かっていきます。あなたのためのアドバイスなのです。


あなた(Iduさん)の心のバリヤーのひとつに制限に対してものすごく反応するエネルギーがあります。この制限はいろんな種類で造られており、またその中の一つに、ひとつのしきたりや習慣、やるべきこと、常識的なことというエネルギーがあります。そういうやるべきこと、習慣、常識的なことで造られたエネルギーに対し、あなたはとても敏感に反応するところがあります。

したがってこういうときにはこうすべきだ、こういう時代だからこうやるべきだ、ここではそうすべきだ、こういう人に対してはこうした方が良い、ということに対してのエネルギーにものすごく反応を起こします。あなた自身は単に自分を制限したり、自分をコントロールしているエネルギーとしか映らないかもしれません。でも実際には今言ったような制限、しきたりや習慣、規則、習わしといったエネルギーで束縛するのに対し、ものすごい反応を示す傾向があります。

このエネルギーはあなた自身がかなり太古の昔に造り上げたエネルギーともいえます。その時にあなたがいろんな制限を作り、人々をそれによって自分のコントロールのできる範囲内に入れておこうという時期がありました。でもそれはあくまでも自分を守るため、その地域を守るためという意味があり、必ずしも自分だけの利益を追及しようとしたものではありません。そうすることによって平安が得られ、維持できるという社会がありました。それを維持するために、ひとつのならわしや習慣、規則を作っていきました。

しかしその時に、全体的にはそれで平安が保たれ、あなたもうまくいったように見えても、一人ひとりの心には必ずしも平安が実現されていなかったのです。あなたから見た場合には、全体がまとまり、特に問題も起こらず、うまくやっていると映っておりました。でも一人ひとりの心には不安があり、恐れがあり、何か制限が感じられていたのです。全体でうまくやる、全体がまとまる、というのは一見、全体を束縛する、制限するというエネルギーと裏腹になっております。まったく自由にさせると、それと引き換えに混乱も引き起こされてしまいます。

平安を保つために制限をつける、ルールを作る。それによって造られた平安が本当に平安であるのかどうか。今、それをあなたは学んでおります。全体をまとめる、全体がうまくいく。でもそのために必要なものは何であるのかどうか。やるべきこと、ルール、それで平安が造られるのかどうか。今、これは人間が学ぶべきとても大切なテーマです。どこまでが自由で、どこまでが制限なのか。どこまでをそれぞれの自由に任せ、どこまでを規則で縛るのか。多くの人間がそれで混乱をしております。

あなたはそれを今、体験し、どういうやり方だと皆がうまくまとまり、どういうやり方だと自分も楽になるのか。それを一つひとつ体験することにより、あなたは奥深い真の心の自由を学んでいきます。自分の心を解放させるということはどういうことなのか。それの真実にあなたはこれから入っていくでしょう。でもそれをはっきりとあなたが理解し、現実に入れるためには、今、体験している中で何が制限であり、何が自由なのかをもっともっと追及することでしょう。真の平安とは何であるのか。心の平安とは何であるのか。それは三次元的な平安とどこまで一緒なのか。その学びが今、訪れております。

多くの人は、皆、楽になり、平安を保とうとします。でもそれを求めようとして、暗黙の規則を作ると、もう平安でなくなります。では平安はどのようにして造るのか。どのようにして維持するのか。あなたはそれを自分で見つけ、自分で解放するようになるでしょう。あなた自身の心から真の平安が訪れ、本当の喜びが得られるのを望んでおります。


あなた(Youさん)は自分の人生を造るときに、あなたが自分で見つけるべきテーマをいくつか設定してきました。そしてそのほとんどがまだ見つかっていない段階にあります。あなたはそれを一つひとつ見つけて、人生にどう意味があり、自分は自分の人生に何を托したのか。自分の人生であなたは何を目覚めさせようとしたのか。あなたはそれを見つける作業が必要となります。その一つ目のテーマをあなたがものにするためには、あなたは自分についてもっともっと見つめ直し、自分の人生が何であったのか、自分の体験の一つひとつは何を教えようとしていたのか。あなたはそこにもっと意識を向ける必要があります。

確かに、現実を楽しむということは良いことであり、否定はできません。しかし単に良かったとか楽しいかどうかで終わらせるのではなく、そこにどういう意味があり、自分に何を気づかせようとしていたのか。自分はそれによってどういう成長を望んでいたのか。もっともっとそこに意識を向ける必要があります。自分の何気ない言動、人との出会い、ほかの人からのアドバイスにはどういう意味が入っていたのか。そこまで深く考えていく必要があります。

単にその場だけがうまく流れていって、問題がなければうまくいき、特に重大なことにならなければ、それでうまく流れていくような感覚で終えてしまうと、あなたは本来のテーマを見失ってしまい、自分の人生についてその意味が分からなくなってしまうかもしれません。自分が造った自分のテーマを思い出すためには、もう少し深いレベルで自分の人生を見つめ、そこから答を引き出す意思の強さが必要になります。自分を分析するということ、自分の流れをもっと細かく見て、そこに秘められた不思議なメカニズムを解読するということ、あなたはそれを学ぶ必要があります。

そしてそこから答を引き出すためには、何気ない言動、何気ない現象、やってくる一人ひとりの言葉から本当に自分は何に気づくことが必要なのか。今、どういう意識が必要なのか。そこにもっともっと意識を向けるやり方が必要です。

二つ目のテーマには、あなたが見失ったもの、あなたが捨て去ったものを思い出して、それを取り戻す流れがあります。あなたはもうこんな物はイイと思ったもの、不要だと思ったものが実際には大切なものであり、それをもう一度、思い出す必要があるでしょう。自分の人生というものをいろんな角度で見て、一つひとつがとても大切な意味があり、自分はそれによって意識的な成長を行うということ。そういう観点で自分の人生を見つめ直すようにしてみてください。


A現実を通してエネルギーを変えていく

今、一通り、アドバイスを差し上げました。さて、現実にほとんどすべての人が新しいエネルギーを身に着け、不要なエネルギーは処理されております。ただそれが現実にどのように反映されるのかは一概にはいえません。流れがかなり変わったと感ずる人がいれば、あまり変わらなかったと感ずる人もいるでしょう。あまり細かくそれを見る必要はありません。一応、要点だけを説明させていただきます。

自分の行動に何らかのエネルギー的な制限が加わり、思う通りにいかない、思っていてもうまく行動に移せない、ある人やある場に行くと、どうしても変な行動をとってしまう。こういったものはある意味では古いエネルギーの典型的なものです。皆さん方はそれを理解した上で手放していく必要があります。ただその手放し方として、単にエネルギーを受けて、それによって浄化されるとか、消えていくとかいうものではありません。やはり自分の意識で行動し、自分の練習によって少しずつ解放していくやり方が理想といえます。

ただ場合によってはそれを経験する現実がもうやってこない人もおります。そういう人については、ある程度、エネルギー的な変換を施し、別の現象によってそのエネルギーが消えるように処理された人もおります。したがってこれからは与えられた現実をただそのまま体験することによって少しずつエネルギーが変わっていく、波動が変わっていく、というのをまず信じておいてください。

そして一人ひとりに与えられたアドバイスをモトにして自分はどこに向かい、何を目指しているのか、を自分なりに考えた上で、自分の波動を新しいものに変えていくやり方を身に着けていってください。私たちはここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)1999 CentralSun
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