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1999/3/17■水曜瞑想会から

病は体験のテーマに合わせた肉体の変調

@体験すべきテーマに合わせて肉体が変調する

私たちは今の瞑想を準備していた仲間たちです。エネルギー的なやり取りを通して肉体を調整するという瞑想が行われました。基本的には一人ひとりの肉体は自分の必要な経験を学ぶために使われており、その人がいちばん最適な現実を造れるように肉体が変化していきます。病という現象は、まずその人の必要な経験が造られたときに、その経験を造り出すように肉体が変化していきます。その肉体の変化がうまくできない場合には、肉体はいろんな手段を使って、そういう現実を造れるようにいろんなエネルギーを引き寄せていきます。したがって病とか体の変調とか、いろんな場に行くことは、決められた体験をするために、わざわざ肉体が変化をなしている証となります。肉体を否定したり、病や変調を否定するということは、体験すべき現実を否定することになります。

体験すべき現実は、一人ひとりが自分で造り出した現実となります。生まれる前に決めたり、寝ているときに、決めたりして、自分が経験すべきことを明確に造り上げていきます。しかし肉体を持って体験しているときには、その時の状況は何も覚えておりません。覚えていたら、うまく体験できないために、学びが得られないのです。そのために何も分からないまま現実を体験し、いかに自分が相手に対しての思いや地球に対しての思いを造り上げていくか、を学んでいくことになります。


Oさんが病に関していろんなテーマを投げかけておりました。もうあなたには何をいっても理解してもらえない話題になっております。自分の心の中にはあまり受け入れたくないという波動があり、病に対して自分は正面から解決していこうという気持ちがほとんど残っておりません。いかに瞬時に、手早く、楽して解決できるか。したがって短期間で早く解決してくれる人間を探したり、やり方を求めたりする生き方が身についております。

こういう経験がやってくるのは、あなた自身の心の中に自分の体を本当に大切にするという思いがないために起こってきます。たとえ不自由であっても、十分に機能しなくても、肉体を愛するという思いが出てこないのです。そしてそれは現実に対しても当てはまります。劣った者や愚かな者を見ると、否定してしまったり、完全なる者、素晴らしい者、美しい者を求めていきます。たとえ不自由な人間や不完全な人間、中途半端な人間がいても、それを愛する。これができにくい意識になっております。

したがって今の状態であなたの願い通りに病を楽してあげると、ほかの人に対しての見方はそのままになってしまいます。頭によい人や美しい人を愛することになり、劣っている者、分からない者を蔑(さげす)む傾向が出てしまいます。これは本当の愛を身に着けることにはなりません。そういう価値観をなくして、いかにどの人間にも同じように思いを馳せ、愛することができるのか。それは自分自身の体に対しても同じであり、病んでいるところや健康なところを同じように愛していく。同じように認めていく。これを身に着ける必要があるのです。

自分自身の体に対して、愛するのではなく、逃げてしまう。そういう気持ちがある限り、肉体への愛が養われることはできないために、あなたの肉体はあなたにメッセージを送り続けます。もっと肉体に意識を向けてほしい。もっと肉体のことを知ってほしい。そういうメッセージを与えるために、あなたの気を引こうとして、病という現象が起こされていきます。病があるから嫌だ、苦しい、という考え自体が心が病んでいる証となります。心が病んでいる者は肉体に病が現れてきます。自分のどういう心が病んでいるのか、自分がどういう心の病を引き寄せたのか。真剣にそこに目を向けて、自分の意識を変えていかれるようにしていってください。

Kさんは一人ひとりの生き方を自分なりに大切にしようとして学びを始めております。自分なりに自分がやってきたこと、学んできたことを整理しながら、自分はこれからどういう風にやっていくのか。今までのやり方では必ずしも自分は満足できないところがあり、ほかの人も満足はできなかった。いろんな人が一緒に学びを始めたり、理解し合おうとするときに、何が問題となってきて、どう解決していくのか。今、そこに向けての学びが始まっております。

自分は自分なりに自分のことを考えてやっていきたい。しかし中々その流れに入れない。周りからいろいろ言われてしまう。やらなければならないことがたくさんある。自分の時間が中々とれない。そうすることによって現実が不安定になり、中々自分のペースで現実を送れない。でも自分は何としてでも楽しい現実を造っていきたい。今、それに向けて自分なりの意識をどうもっていくのか、どう現実を造るのかを試そうとしている段階です。そして自分なりに自分の生き方を見つけてきて、あなたなりの真理を完成させるでしょう。でもそれは今まで身に着けてきたものをいかに自分で整理し直し、新しい価値観で練り直していくか。そこにかなり関係が入ってきます。

今までのやり方に束縛されていたり、固執していると、中々自分のペースをつくることができなくなります。逆に自分のペースでどんどんやろうとしても、今までのエネルギーが常にやってきて、うまく動けないようになってしまう。これらのバランスをとりながら、自分の世界を造っていく。そのバランスのとり方をどのようにしていくのか。人のことを大切にしようとする。でも自分も楽しいことをやっていきたい。このバランスをどういう風に保っていくのか。あなたなりに自分の許せる範囲、自分の我慢できる範囲を見つけ、妥協して生きてきました。でも真の喜びにはつながってこない。どこかで満足しきれないものがあり、心からの満足を探そうとしている。

今、あなたにいろんな調整が行われたのは、あなた自身の肉体にいろんな波動が入っており、それは逆にいうと、バランスを保つのが難しい肉体になっております。いろいろ高いレベルの波動が肉体に隠されており、それをうまくバランスよく発揮するのが非常に難しいテーマになっております。あなたの肉体をうまく使いこなすと、それらのエネルギーをうまく活性化させ、自分の現実にも影響を与えてくるでしょう。しかしうまく肉体を使えないときには、バランスが乱れてしまい、現実もうまく進まなくなってしまいます。

肉体におけるいろんな波動をうまく自分なりに使いこなし、そして自分のペースで現実を造るようにもっていく。これがこれから学びを必要とする分野となります。自分なりに何をすると、肉体のどこがどう変化するのか。どういう行動をとると肉体がどう変化するのか。それを克明に調べていき、自分の思いと肉体と現実の関係をもっと明確に理解できるように意識を向けていってください。


Aエネルギーのバランスを元に戻す

さて、肉体のバランスを保つということはとても大切なワークでもあります。一見、何不自由なく現実を過ごして、当たり前のように肉体を使い、何気なく肉体を動かしております。しかしこれは肉体自身が本当にいろんな働きを行っており、皆さん方の意識をうまく発揮できるように肉体が行動しているから、できることです。もし肉体がバランスを崩し、皆さん方のエネルギーとの繋がりがうまくいかなくなると、肉体は損傷を被ったり、エネルギー的な乱れを起こし始めていきます。

頭が痛いとか、どこかが病む、だるい、といったものは一般にエネルギーのバランスの乱れによって起こる現象といえます。肉体をうまく自分の意識で使いこなせるようになると、そういった乱れはかなり楽になっていきます。日常の中で、体に何か不調が起こったときには、エネルギー的なバランスが崩れている可能性があるために、今日のようなやり方で瞑想をしてみて、自分のエネルギーのバランスを元に戻すやり方を身に着けるようにしてみてください。それではここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)1999 CentralSun
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