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1999/3/8■月曜交流会から

現実を理解する考え方がまだまだ表面的

@肉を食することへの考え方

私たちはこれから皆さん方といろんな話をしながら、学びを進めていきたいと思います。まず先ほど、いろんな話が為されておりました。まず、Mさんの親指の怪我という点について、話をしていきます。自分なりの解釈で、忙しいときにけがをして、自分に目を向けるように思いが感じたという話がありました。一般に、指の怪我は自分が何かを為そうとしているときに、その何かを為すという思いが必ずしも自分の流れと合っていないときに起こる現象といえます。

例えば、自分の本来の流れではうまく表現し、いろんなことをやってみて、自分の力でやるという流れにあった場合に、実際には勇気がなくて行動するときにほかの人に頼ったり、やってもらったり、やらせようとする場合に、指を怪我するケースがあります。また自分が努力せねばならないこと、自分の力でやらねばならないことを、いろいろと理由をつけてほかの人にやらせようとするとき、こういうときにも指に怪我が起こりやすい状況となります。

あなたの場合の原因は、まず自分自身の生き方についてまだ理解できていない思いがあり、それによって自分自身がまだ完全にコントロールできていないというところ、自分の流れそのものをコントロールできていない、というときに、ほかの現象によって自分の肉体が損傷を被るという現象が起こります。親指が損傷する、これは自分自身に対しての思いや価値観、責任感などに意思が少し弱く、うまく流れていない状態を意味します。自分を自立させるため、しっかりとさせるためのエネルギーがまだ弱く、ほかの影響を受けやすいという意味となっております。

したがって、アドバイスとしては、自分の人生をいかに自分で確立させ、責任をとり、自分の足で歩いていくか、をまだ身に着けていないために、自分以外のものの影響によって、自分の肉体がけがをするという現象が訪れている、という風にまず理解をしておいてください。


人間が動物を食するとき、ある者はただおいしいかまずいかという評価でそれを口にし、その食材そのものがどういう経緯で自分の目の前に現れているのかを理解する者はほとんどいませんでした。先ほどの肉に関する話題においても、良いか悪いか、どうすべきかという話題に集まっており、なぜそれが自分の目の前に現れたのか、なぜ自分がそういう現象を造ったのか、というところに目を向けた者は一人もおりませんでした。

ただ感謝をすればよい、おいしいと思っていればよい、気持ちを理解してあげればよい、ということで結論づけられておりました。なぜそれが自分の目の前に用意されたのか。あるいは自分がなぜそういう現実を造ったのか。その本質的なところにまだ意識が向いておりません。

Mさんが食堂で仕事をしている。なぜそういう現実に自分が入ったのか。三次元的な解釈では、自分が楽をできるから、とこたえておりました。でもその現実を引き起こしたエネルギーはあなた自身のエネルギーの中にいろんな動物と関与するエネルギーが入っております。その動物との関与の仕方は必ずしも決まっておりません。単にいろんな動物と関与する。そういうエネルギーです。

人によっては、動物園のようなところで役割を演じたり、動物の面倒を見るようなところで役割を演じたり、ペットの病院のようなところで役割を演ずる人もいるでしょう。たまたまあなたの場合は料理をするという役割で動物との繋がりを造っているのです。どれを選ぶかはあなたの事由意思となります。結果的にいろんな生き物を自分の手で直接、関係し、そしてそれをエネルギー的な変化を行わせつつ人間に奉仕していく、という流れから現実が造られております。

したがってあなたが仮に料理をする働きをしなくても、何らかの形で動物と関係する役割は造られていたでしょう。したがってどうせいろんな動物とかかわりを持つのであれば、その中でどういう役割が自分に合っているのか、いちばん自分が適しているのは何であるのか、それを自分なりに考え、いちばん自分が納得できる道を造っていく。それがあなたの生き方になっていきます。

これは好きとか嫌いとかいう問題とは別になります。ただそれとは別に、いろんな生命を扱うことによって、いろんなエネルギーを身に着けていく経験ができます。それを細工して、エネルギー的な形を造り変え、提供していく。それによってエネルギーの勉強をすることができます。バランスをうまく保ったり、新しい工夫をして組み合わせを考えてみたり、人間にうまく合うような造り方をしてみたり、いろんな工夫をすることができます。自分なりに自分の役割を考えるときに、そういうエネルギーの観点から物事を眺めて、自分がどういう意識を持ったらスムーズに展開していくか、もっともっとそこに意識を向けるようにしてみてください。


A現実を理解するためのヒント

私たちは少し別の話をしようと思います。私たちはまず、一人ひとりについて簡単にお話をします。まず、Kさんについて。これまでいろんな学びをして自分なりに真理を求め、いちばん自分が納得できるやり方を進めてきました。そして少しずつエネルギー的な学びも進んできて、自分自身の波動を変えようとし始めております。今の時期において、あなたがいちばん理解すべきことは、あなた自身の思いや心、その本質的なところをまだまだ自分でも見つけることができず、表面的なレベルで理解をしたつもりになっております。物事を判断するとき、表面的に終えてしまう傾向があります。ほかの人を考えたり、現実を見る場合でも、外見に左右されることが多く、その本質まで踏み込むことがあまりできておりません。

ほかの人の本質が中々見極めきれない。それは自分の心をまだ的確に見ていないシンボルになります。自分の心がまだ明確に分かっていないから、ほかの人の心が明確に分からない。では自分の心をどうやって見つけ出すのか。それはほかの人の心を見つけ出そうとする働きと同じになります。つまり自分の本当のことを知ろうとする時には、ほかの人の本当の心を理解しようとして接すること。ほかの人の心を本当に理解したいときには、自分の本当の心を理解するように持っていくということ。このお互いの関係が必要になってきます。

自分の心をそのままにしておいて、ただ相手の心を知ろうとしたり、相手のことをまったく考えず、ただ自分一人で自分の心を探し出そうとするのは、いずれも不十分な結果を招きます。人の心と自分の心は強い繋がりを持っております。そして自分に必要なものが常に相手の心を通して現れてきます。相手の心の中で見たものは結局は自分の心となります。自分と相手との関係。心とは何であるのか。もっともっとそこに意識を向けて、自分なりに理解し合える環境を造り上げる努力をしてみてください。


Oさんに関しては、今、あなたにいくつかのお話があります。まず、あなた自身の肉体的な状況において、いろいろ思いを持ったり、考えたりしているところがあります。でもこれは少しずつエネルギー的に変化してきており、あなたがそんなに肉体を否定しなければ、混乱する状況はそんなには起こりません。ただ肉体は常にあなたにメッセージを与えております。あなたが持っている考え方、理解の仕方が肉体に大きな影響を与えていきます。自分の価値がどこにあるのか。なぜ自分はこういう現実を体験しているのか。その本質的なところに大きな大きな意味があります。

あなたは肉体を通していろんな学びをしております。肉体との関係において人間を見ることができます。ただそれを否定的なものとして理解してしまったり、不可解なこととして理解してしまう場合があります。実際にはあなたの肉体に起こっている反応は極めて単純であり、分かりやすく、典型的な現れ方をしております。それが理解できていないのは、あなた自身が自分の肉体に対して本当はどういう思いでいるのかを理解していない段階といえるでしょう。

自分に対して思っている気持ちの一つひとつが肉体の現象を造り上げております。自分の肉体を信じて、その本当のところを愛し、肉体に生かされている喜びを感じていれば、肉体が少しずつ光を増し、明るさを取り戻していきます。肉体を活性化させるためには、まず自分の意思が大切であり、自分の思いをもっともっと肉体に向けるということ。それによって肉体も変わっていく流れを楽しんでいってください。

クリスタルなどを使うのはその次の段階といえます。つまりまず肉体に対する思いがいちばん必要であり、意思の強さや信念がまず要求されるのです。そして本当に自分の意思で肉体が健康になる、肉体が活性化する、という思いが確立できてから、その思いをさらにクリスタルを通して増幅させ、肉体に影響を与えることができます。疑問を持ったり、半分疑った段階でクリスタルを使っても、クリスタルは完全には機能できない場合があります。疑問や不安も増幅する場合があるからです。したがって、まずは完全に自分の力を信じ、それによって肉体が完全になっていく。そういう思いを確立させてから、クリスタルを使ってその思いを増幅させ、肉体に働きかける。まずはこういう順番を理解しておいてください。

クリスタルに関しては、今、用意されているクリスタル自身はどのような肉体にでもエネルギーを流すことができます。ただ一つひとつ、特徴があるために、使い方が非常に難しい条件が造られております。この三つをまとめて使うよりは、一つひとつ個別に使う方がそれなりの力を発揮できるでしょう。ファントムの入ったクリスタルはあなたの心を癒したり、あなた自身の理解を早めたるするときに効果があります。それは単体に置いても刺激を与えることはできます。ただこれは極めて精妙な波動であり、あなたがそれに合う波動を常に身に着けておく必要があります。自分を常に宇宙的な愛の状態に導き、感情に左右されず、すべては流れの中で正常に進んでいっているという認識が必要となります。

クリアなクリスタルの長い方のものはあなたのベースチャクラに効果があります。ベースチャクラの近くに置いておくと、あなたの性的なエネルギーの調整やバランス、生きていることそのものへの喜び、そして生命力そのものに影響を与えることができます。自分自身の喜びをもっともっと見つけ出し、満足させたいのであれば、そのクリスタルをうまくベースチャクラの流れに持ってこさせる使い方をしてみてください。

低い方のクリアのクリスタルは、これはいちばん万能でありながらも、波動の高さでは精妙なエネルギーを使えるようになっております。したがってクラウンチャクラ、あるいは感情のチャクラなど、自分がテーマとしているもの、必要としているところに使い、自分の波動を調整するのにうまい効果があります。また自分がテーマとなっているもの、今、課題となっているところに流れを造り、成長させるためにも使うことができます。

これをほかの人に使う場合、もしその人の意識の学びの度合いがまだそれほど宇宙に目覚めておらず、こういう学びをほとんどしていない人については、三個を組み合わせてパターンにしてもそんなに問題は起こらないでしょう。しかし意識レベルがどんどん高まってきて、ここで何度もセッションを受け、エネルギー的に高まっている人はむしろ個別のクリスタルでチャクラやブロックのところに置いた方が効果があります。使う相手やその時々のテーマに合わせて、そのクリスタルを使い分ける練習をしておいてください。


Mさんの先ほどの話について、説明ををいたします。異性との間での話がありました。あなたにとってはとても残念なことで、納得できないことや未練があったりするかもしれません。でもこれも流れからすれば、ある意味では経験せざるを得ない現実となっております。あなたにはあなたに必要な流れがあり、 また新たな経験があります。ただそれは必ずしも異性との関係に終始するのではありません。それにまつわるいろんな感情や現実が訪れ、いろんな体験が造られていきます。今の段階でいえるのは、あなた自身の必要としている経験から造られた現実であり、そこにも大切な意味が入っているということ。ただそれ以上はまだ、今、ここでは言うことができません。

私たちから言えるのは、自分の意思を強くする練習がまだ必要となります。あなたが自分で望んだ現実があったとしても、それはまだ真の自分の心が造った現実ではなく、単なる雰囲気や思い、漠然とした感情から造られております。その程度のエネルギーでは現実を造るのにはとても弱く、それが現実に現れることは極めて難しいエネルギーといえます。自分の思った通りに現実を造りたいのであれば、さらに意思を強くすると同時に、信じ、その現実がもう当たり前にようになっているということを理解しておくやり方が必要になります。

不安を伴いながら、こうならないようにこうあってほしい、否定的なことを一緒に考えながら、こうはならないためにこうしてほしい、という風に現実を造ると、否定的なことも現実化されていきます。したがって現実に起こってほしいことと、起こってもらいたくないことの両方を考えた場合には、否定的なことが現実化しやすいということ。それを理解した上で、うまく現実を造り上げる意識の向け方、心の持ち方を身に着けるようにしてみてください。


Kさんへのアドバイスは、自分なりに自分をよく見つめる練習を続けており、あなたの流れからすれば順調に進んでいっております。自分ではもっと詳しく知りたい、もっと明確に理解したい、という思いがあるかもしれません。でも実際にはそれはほとんど必要がなく、その時その時の雰囲気を大切にしてそれで進んでいって、何も問題はありません。自分のその場その場の雰囲気、インスピレーションを高める練習も行われております。したがってその時々に感じること、思うことを表現し、それによって現実がどう進んでいくのか、を理解する練習も必要です。

自分の思いがインスピレーションとかなり共通してくると、あなたの流れはさらにスムーズなものに変わっていきます。自分の流れをコントロールするというよりも、インスピレーションが鋭くなってくると、その場その場の思いが現実に現れてくる。現実が先に分かるようになってくる。そういう風に展開していきます。これからやってくる現実が瞬時にして少しずつ分かるようになってくると、あえて現実を造るためにどうこうするという働きが意味のないものに変わっていくでしょう。自分の流れをそのようにしてコントロールできるように意識を変えてみてください。


さて、今、皆さん方にアドバイスをしました。一人ひとり思うところがあるかもしれません。今は現実のために良いアドバイスやヒントを与えました。それをいかに自分のために使いこなすか。良い方向に持っていくか。一人ひとり、その観点で自分を見つめる練習を続けていってください。私たちは少し休憩をとります。ありがとうございました。


B争いの波動から愛の波動へ

それでは続きを始めます。一人ひとりがアドバイスによって自分の考え方の状況や本当に宇宙が考えていること、肉体が考えていることとどれだけ誤差があるのかを確認できたと思われます。今の現実においては、動物が人間に生命を奪われ、食されるという状況が続くのは、逃げようがありません。これまで造られてきた動物と人間の間のエネルギーがそういう流れであるために、お互いに殺し合い、奪い合うという関係が続いているのです。

したがってもし食事とか出されるのを望んでいないのであれば、少なくとも自分と動物との間の関わりの部分を、食べ物というエネルギーで関係を造るのではなく、友達、仲間、同じ生命という認識で関係を造ることが必要となります。今のほとんどの人間は、動物に対して恐ろしい、危害を加える、襲われるというエネルギーが造られております。そしてそれが現実に現れてきて、人間が襲われたり、あるいは病原菌などで病気になるケースがあります。

しかし同じ生命として、愛を分かち合う意識を造り上げ、本当に愛で関係を造り上げていくと、人間と動物との関係はかなり変わったものに変わっていきます。またそういう方向に変わっていくと、食事として出される現実も減っていきます。したがって自分が招いた現実をよく理解して、自分と動物との関わりはどういうエネルギーで造られているのか。自分は動物に対してどういう思いを持っているのか。それを確認する練習をしておいてください。


これからも動物との関わりや生命についての話題は何度もここで話されるでしょう。すぐに改善できなくても、時間をかけてゆっくりゆっくり解決していき、人間がとても大きな責任と役割をもって生命を育み、成長させていくという力を持っているということを忘れないようにしておいてください。地球上のすべての生命が愛で結ばれ、人間が本当に一つひとつを大切にする気持ちを持っていれば、あえて環境保全は大切だとか、自然破壊はダメだとかいって争うよりも、もっとよい効果を発揮することができます。

確かに自然が破壊されるのは人間が愚かな証ですが、ただそれを単純に責めたてて争いを起こすよりは、まずは生命を大切にする愛を育んでいく。生命を大切にする思いを広げていく。そちらの方が結果的にスムーズに地球に良い影響を与えていきます。地球を大切にする具体的な動き方として、人間を責めたり、人間の行動をただ非難するのではなく、生命そのものを愛する気持ちをただ広げていく。愛を身に着けていく。そういう方向で地球を変えていくやり方を身に着けるようにしていってください。私たちはここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)1999 CentralSun
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