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1998/11/11■水曜瞑想会から

現実に目を向けて意味を理解するように

@多くの人を包み込む女神のエネルギー

私たちは先ほどの瞑想において、いろんな進行をとっていた仲間たちです。光の仲間と一緒に女神のエネルギーを体験する瞑想をしておりました。Sさんの体験で、まず乗り物に乗って進もうとしても中々進まないという話がありました。これはある意味では行くべき場所に向かおうとしたときに、自分なりに生き方が分からず、とまどったり混乱したりしていた状況から感じられたエネルギーといえます。どういう風に、どうやってうまく進んでいくのか、それが分からなかったために、のって良いものか、それとも別の乗り物に乗るのか、いろいろと混乱した状況がシンボル化されたものといえます。

競技場のようなところでいろんなものが見えたり、走っているのが感じられたりしたというのがありました。多くの人が走る。あなたから見れば一人ひとりの人生が走っているように感じられているのでしょう。本当はもっとゆっくり自分のペースで楽しんで歩いていけばよいものを、ほかの人が皆、早く、自分が勝つために一生懸命、走っていく。そういう風に見えているようです。

一人ひとりの人生、本人は実際にはもっと楽しんだり、ゆっくり歩いていても、あなたからは走っているように感じられてしまうのです。自分自身がもっと早くゴールを手にしたい、早くやってしまいたいという思いからそれが感じられてきます。もっと自分のペースでゆっくり、ほかの人は気にせずに自分のペースで歩んでいく。それを身に着けていくのが良いものと思われます。


さて、今日は女神のエネルギーを一人ひとりに流し、調整をとり、波動を変えておりました。女神は単に女性という意味ではなく、生命を育み、見守り、正しき方向に導いていく。そういうシンボルがあります。ほかの人がいろんなことをやったり、悩んだり、混乱しているときでも優しく包み込み、自分を見失わずに、的確に歩いていけるようにエネルギーを与えていく。そういうエネルギーです。

今日はその中でも、多くの人を包み込み、自分は自分のペースで歩きながら、一人ひとりが自分のペースで歩いていく。そういうエネルギーを流しておりました。自分の心の中にほかの人が見えたり、感じられたりしても、その人を成長させるために一番適切なエネルギーを自分が与えていく。そういう思いが沸き起こってきます。自分の心の中の女神の部分のエネルギーをしっかり感じると同時に、日常生活で活かすようにしていってください。


A瞑想の意味を理解したければ現実の意味を理解するように

瞑想について少し話がありました。体験したことが良く理解できず、確認したいという話がありました。本来は皆さん方の現実の中で日常の状況を理解し、それを自分なりに分析できる能力を身に着けていくと、瞑想におけるいろんな現象の意味が分かってきます。瞑想の意味だけを理解しようとしても中々分からないのは、現実について意味を理解しようとしていない場合に起こってきます。現実で、何故この人がここにいるのか。何故、こういう現象が起こってくるのか。何故、今自分はこうなのか。それを理解する能力が必要とされます。日常生活で現実の意味が分かってくると、瞑想におけるいろんな現象が必ず分かってきます。しかし現実の意味を理解していないときには、瞑想における経験もあまり理解できません。そういう意味で、もし瞑想や夢のことを理解したいと思うのであれば、まずは現実の意味を理解する練習をするようにしていってください。


現実の現象を理解するという意味は自分がいろいろ判断したり、想像することではなく、自分を含めてすべての人間がどう流れていっているのか、何処へ向かうのか、全体的にどの方向に動いていっているのか。客観的に見つめることを現実を理解するといいます。自分はあくまでもそのうちの一つの役割であり、ほかの人も一つの役割を演じております。現実自身がどんどん展開していく。現実の流れを前提にして考え、自分はその中の一つの役割を演じている。そういう見方が必要となります。自分の目から見てほかの人や現実を見た場合には、必ずしも好ましい分析はできません。その時には理解したように見えても、実際には正しい理解が為されておらず、自分の理解は適切なものではないと感ずることが必要です。常に客観的に自分を眺めていく。現実の流れという点で全体を見ていく。それによってその意味を理解するようにしていってください。


B人と接することが楽しくなるエネルギー

私たちは皆さん方の心の中で、優しさや愛らしさ、幸福感を味合わせるエネルギーです。毎日の人生が楽しく、人と出会うことが面白く、一つひとつの経験が有意義に感じてくる、それを思い起こさせるエネルギーです。一人ひとりに必ずこのエネルギーが入っております。したがって本当はいろんな人と出会い、分かち合い、経験することはとても楽しく、お互いに喜びを持って演じていくことができるのです。でも、私たちはほとんどの地球人類の心の中では必ずしもうまく使われず、場合によっては無視されてしまったり、否定されたりして、うまく発揮できないときがあります。

本当はどの人間でもこのエネルギーを持っており、人間を見ると楽しくなってくる、生命を見るとワクワクしてくる、こういう思いが必ず入っているのです。先に恐れや不安、恐怖が起こる人がおります。何されるか分からない、自分の存在が否定される、という思いで先に不安を感じる人がおります。でも本当は私たち自身の働きの方が強いために、分かち合う喜びを発揮する方がその人に大きな影響を与えていきます。不安を感じるよりも、先に喜びや楽しさを感じていく。こういうやり方で自分の心をもっともっと豊かに、明るいものにしていく。これが必要になってきます。私たちのエネルギーを少しでも感じていただきたいと思います。

本当は人間は皆、寂しがりやで、皆友達を欲しがっております。自分のことを理解してほしいと、皆仲間を探しております。でも自分のことしか考えていないために、目の前の人も同じように寂しいとは思う人がいません。でも実際には隣の人や目の前の人、皆、寂しがりやで、仲間になることを求めております。自分が何かしてもらいたいと思うのではなく、一緒に楽しくやろうという気持ち、お互いに頑張ろうという気持ち、これが造られておりません。

今、自分の心の中に、どんな人でも仲良く楽しくやれる、この思いをしっかり造り上げてください。どんな人でも気楽に話し合える仲、せめて挨拶だけでもちゃんとできる仲、そういう関係を造り上げて、それぞれの人間に対する恐れをなくしていき、楽しく面白い人生を造り上げるようにしていってください。私たちはここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)1998 CentralSun
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