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1998/6/8■月曜交流会から

目覚めよ、日本人

@正しいことを教えてもらうことの非

さて、私たちは今の皆さん方の話を聞いていて、少しアドバイスをしてから次に移ります。今、いろんな教えや学びが多くの国々で行なわれており、それによって新しい考え方、新しい意識の持ち方が広がってきております。日本においては今までの束縛された宗教的なエネルギーから新たなるエネルギーへと変わりつつあります。そして新しい学びとして、自分をもっと解放させ、多くの人々ともっと楽しく、やりたいことをやっていくという考え方が広まってきております。

今までの古い教えとしては、自分が天国に行くため、神から罰せられないため、そのために決められたとおりのことをし、やるべきことをやって周りからもまともな人だと評価されるのを考えておりました。そういう生き方が今の時代には合わなくなってきて、皆とは中々楽しく過ごすことができず、信者であることを隠してプライベートな面をなるべく表に出さないで、人間関係を続けてきました。

こういう日本の状況において、皆さん方がここで学んでいるもの、それはなるべく本来の人間の生き方、自分として一番満足する生き方、それを少しでも自分の手で見つけ出し、そして自分で造り上げていく。そのための学びをしております。

ところが、ここでそういう教えを自分たちで見つけ出し、いざ行動に移していこうとすると、自分の思ったとおりに進まなかったり、自分とは違う価値観の人が目の前にやってくると、自分の信じていたことが不安になり、確認をとろうとする。自分が正しいと思っていたことが正しくないとしてきされたときに、本当かどうかを教えてもらいたい。これがいろんなものを造り出していきます。

確認がほしい。教えてほしい。これ自体が昔から日本人が持っている本質的なエネルギーであり、自分で自信を持って行動していく、自分の思う通りに生きていくということができない状態を示しております。自分ではこういう風にやりたいけれども、周りの人が別のことを言ってくる。自分の本当の心は望んではいないのに、皆がそうした方が良いという。そういう時に、皆、どうして良いか分からず、すぐに知っている人から教えてほしい。どうしたらよいのか伝えてほしい。そう思って分かっている人や神と呼ばれる存在に聞こうとします。

今、私たちが皆さん方に教えているのは、一人ひとり生き方が違い、世界が違い、学ぶべきテーマも違うということです。したがって自分のことは自分にしか分からないのです。いかに良く理解していると思っている我が子や友人であっても、やはりその人の生き方は分かりません。魂がまったく違い、ここにくるまでの流れも一人ひとりまったく違っているからです。

でも、多くの人は、困ったときには聞く、という生き方が普通になっているために、悩んだときや混乱したときにはどうしたら良いのか、という解決法が分からない状態になっております。どうして良いのか分からない。何が正しいのか分からない。これこそがさっき話された、日本にもたらされた外来宗教の考え方であり、本来の日本人にはもっていなかったものです。

つまり、正しいものが用意されていると皆さん方は信じており、その通りに歩んでいこうとします。間違ったことをすると怒られる。違うことをすると罰せられる。そういう不安があるから、間違えないように行動をとろうとして、本当のことを教えてほしい、やるべきことを教えてほしいという発想に変わります。

教えてもらうのではなく、自分から造り出していく。今までこれを何度も伝えてきました。でも、その意味がまだ理解されていないのでしょう。不安に思ったり、分からなくなってしまうという状況は、まだ自分ですべての現実を造っていないという証です。まだ何かに縋ったり、頼ろうとする気持ちがあるからです。一人ひとりの生き方、それをもう一度よくそれぞれが確認してみてください。


A助け合う心を身に着けている日本人

さて、今日はいつもとは違う話をしようと思います。人間がいろんな進化を経てここまで成長してきました。そしていろんな人種に分かれ、民族に分かれて役割を演じてきました。この地球において数えきれない人種があり、それぞれがその人種だけにしか行なうことのできない役割を演じております。極限の寒い地域において役割を演じている者があれば、熱帯の最中で役割を演じている者もある。また砂漠の片隅や山の中で役割を演じている者もあります。

そして皆さん方の日本人。今まで少しずつ、日本人についての歴史が話されてきました。でも、本当の日本の意味についてはまだまだ秘密の状態にあります。日本という国と、そこで役割を演ずる人間はまだまだこれから時期が待っており、そしてそのために今、急ピッチで作業が進められております。

ただ、日本人が選ばれた民族だとか、優れている民族であるとかは思わないようにしてください。今までの歴史や成長の仕方がかなり特殊であり、この地球上のエネルギーとはかなり違う状態を身に着けてきております。今の日本人がこれから役割を演じるためには、日本人の意識的な変化が必要とされます。

日本人はこれまで島国としてほかからの干渉がそれほど得られないまま、成長することができました。そのためにほかの民族に支配された経験やほかの民族の占領下にあったことがそれほどないために、かなり純粋性を保つこともできました。でも、それももう限界にきており、今、いろんな国々のエネルギーが日本に入ってきております。そして思想や文化、思考の持ち方にまで影響を与えてきており、日本人自身がほかの国々と同じような考え方に変わりつつあります。

ほかの国々の文化を理解したり、その意識を知ることは大切ですが、何も自分たちの魂を売ってまで彼らと一つになる必要はありません。日本人として失ってはいけない大切なものがここにはたくさん残っております。一つのことをやるにしても、なるべく皆で助け合いながら、少しずつ少しずつ進めていく。うまくできない人がいたら、皆で手助けしてあげる。知っている者がいれば、それを伝えて皆で利用できるようにする。こういう考え方は日本人としてとても貴重なものであり、失うにはあまりにも惜しいものです。

でも、今の日本人は皆でやるということが面倒臭くなってきて、自分だけ手っ取り早くやってしまいたい、自分の分だけ先に終えてしまいたい、という考えを持つ人がかなり増えてきました。そういう個人主義のエネルギーがこれからどんどん増えてくると、日本という社会が根本から変わってくるでしょう。

助け合う、協力し合うという言葉がなくなるかもしれません。ほかの国々の人々は常に侵略されるかどうかという歴史の中で、生き延びてきた民族であるために、勝ち残る、最後まで生き残るという思いが強く、攻められるよりは先に攻めるという考えを持っております。そういう経験のない日本人は、侵略されても言うがままになっており、そこから抜け出そうという強い意思を持っている者はほとんどいないでしょう。日本人として失ってはいけない者、それが何であるのか。一人ひとりが良く考えた上で、今後の生き方、自分の在り方を見つめるようにしてください。


B政治や経済が乱れても心が光っていればそれでよい

私たちは今の話に少し説明を付け加えさせていただきます。日本という国がこれから大切になるという話がありました。今の政治や経済の(停滞した)状況を見ていると、皆さん方には信じられないと思うでしょう。日本が大切な役割を担うのは政治や経済ではありません。そういったものが必ずしも人間の心の輝きには直結しないということを皆さん方が演じていくのです。

たとえ政治や経済がおかしくても、一人ひとりの日本人は光っている。それを実現していくのです。それによって政治や経済が大切だと思っていた人間たちが考え方を変えていくでしょう。したがって皆さん方が一番必要なのは、政治や経済がこれからどんどんおかしくなったとしても、不安を持つ必要はないのです。不安を持つということは政治や経済が一番大切であるということを認めている証だからです。

まず自分の心が一番大切である。自分の心がしっかり光っている。それを知らせるためには政治や経済がどんなにおかしくなろうとも、自分の心までおかしくする必要はないのです。それをどれだけの日本人が実行に移していけるか。それによって日本という国がかなり変わっていくでしょう。

もし、諸外国と同じように、それで不安を募らせ、自らの心も曇らせていくと、日本が本当におかしくなっていくでしょう。日本という国がたとえどのような状況にあっても、日本人の心が常に光って輝いているのであれば、日本は最後まで生き残って役割を演じていくでしょう。日本人が最後まで光り続ける。それは神が常に日本人の心に宿り、この地球に光を流しているという証でもあるのです。

自らの心を曇らせてしまったり、不安を募らせる者は神の光を地球にもたらすことはできません。自分で光って、自分で神の光を地球にもたらす。それが皆さん方の役割になっています。日本という国がこれからどのようにして変わっていくか。これについてはまだすべてを明かすことはできません。ただ、一つだけ言えるのは、本当に自分が光であり、神が宿っていると信じているものは日本という国を常に輝かせ、本来の役割が演じられる手助けをしていくことになるでしょう。

この地球はこれから大きな変化を迎え、そして新しい波動に変わっていきます。日本という国が光っていれば、地球はかなり適切な方法で変化をすることができるでしょう。もし、日本が光っていなければ、地球は混乱の中で新しい波動に変わることになります。ですから皆さん方がいかに大切な役割を担っているか。それをよく理解しておいてください。


C日本人の特殊性が次第に現れてくる

さらに少し、付け加えておきます。日本人が今、テーマになっておりますが、ほとんどの人は何を持って日本人と称し、日本人という特徴が何なのか、理解できないように思われます。日本で生まれ育ち、日本のエネルギーを十分に体に染み込ませている者は明らかに日本人といえます。たとえ遺伝子的に日本人以外の遺伝子を身に着けていたとしても、日本で生活を重ね、日本のエネルギーを取り入れていくと、だんだん日本人的なエネルギーに変わっていきます。

しかし、まだ日本に来て時間がそれほど経っていない者、自分の生まれ育った国での考え方、言語を使っている者はやはり日本人とは少し違っております。日本という国のエネルギーを十分に体とつなげ、考え方や思考の持ち方が日本のいろんな影響を受けた中でつくられていくと、日本人としての大きな波動の中に自分が位置付けられていきます。

そしてその日本人としての大きな波動は少しずつ新たなる方向へと歩き出し、今まで動けなかったものが少しずつ動けるように変わっていきます。日本人として押さえ付けられていたエネルギーが次第に取り除かれており、自分たちで動けるように変わってきております。今までいろんな制限や束縛、管理体制の中で自由に表現できなかった日本人が少しずつ、動き始めております。

この日本人が自らの力で動き出し、この地球のために行動をとり始めると、この地球が大きく変わっていきます。日本という国の特殊性が日本人に大きな影響を与え、だんだん日本人の特殊性が表に出てくるでしょう。今まではまだ制限が強かったために、一人ひとりはその特殊性に目覚めておりません。でも、これから少しずつそれが目覚めてくるでしょう。

見えないものが見えるようになる。直観やインスピレーションが受け取りやすくなる。そういう風にして変わっていく人もいるでしょう。不思議なことができる。そういう人も増えてくるでしょう。そういう特殊的な能力をいかに正しい方向で、良い方向性で使っていくのか。それも皆さん方のテーマになってきます。一人ひとりが改めて自分は神であり、光であるということが認識されるでしょう。そしてしっかりそれを認識した人はそれをほかの人々にも伝えていく。その役割に目覚めていきます。

地球人類すべてが、自分は光であり、自分は神であると目覚めていく。その原動力となります。皆さん方に与えられた役割はとても大切なものです。決して簡単に考えたり、無視したりすることのないようにしておいてください。


これからの流れが日本にとっては厳しいものに見えるかもしれません。でも、それはあくまでも皆さん方が三次元的なものに執着していたために起こされる現象であり、その三次元的な執着をいかに手放していくか。そして本来のものに目を向けていくか。そういう時期だという証でもあります。これから起こるいろんなことに気を取られることなく、常に自分を光らせ、多くの人の心の光を見て、これからもしっかりと日本に光を届けていっていただきたいと思います。

私たちは少し休憩をして、次に移ります。それではありがとうございました。


Dアジア諸国の意識を変えるぐらいの気持ちを持つ

さて、皆さん方がこれからの時代をどのようにして生きていくのか。今、日本人ということでいろんな話が行なわれておりました。この国や民族、宗教や習慣に依存した区分けや分類といったものがいつまで続くのか。まずはそれが一番、鍵を握ってきます。そういう分類がある限り、人類同士の争いや比較、そして競争がなくなることはないでしょう。

したがってもし本当に地球を一つに、平和な惑星に変えようとするのであれば、人類や国、宗教といったものによる区分けや隔たりをいかになくしていくか。同じアジアの中の国々でも習慣や文化の違う国がたくさんあります。アジアの国同士でも、仲良く、交流がスムーズにいっているという国はそんなに多くはありません。

本来は、アジアの国々自体が一つになりやすいエネルギーをもっているのにもかかわらず、中々一つにならない。その理由を良く考える必要があります。アジアの国々はそれぞれ西洋の影響を必ず受けております。そして貧困と富を造り出し、一部の者だけが得をし、多くの者がその犠牲にあう。

無知な者と学んだ者との違いがあまりにも大きく、学んだ者だけが数多くの特権を手に入れることができる。それによって国全体としてのエネルギーが極めて不自然なものになり、国民の意識が停滞したままとなっております。もし日本人がこういうアジアの国々にも目を向ければ、国民全体としての意識を高める役割を演じていく、国の違いはなく同じ人間としての意識を持つように変えていく、という役割を演じることもできます。

ただそのためには、日本人自身がほかのアジアの国々から本当に光に満ち溢れた人間であるというのが分かるような状況にもっていく必要があります。ほかのアジアの国々から見ると、日本は米国に魂を売った民族としか見えておりません。米国の言うなりにただアジアの場所で動かされている。そういう風に映っております。

したがってアジアにおける信頼感がかなり低い状態にあります。これからの時代の流れにおいて、日本がこのアジア諸国に対してどのような役割を演じていくか。今までの経済や物質主義で反映を築いてきた国がこれからはどのように活動を始めていくか。もし、ほかのアジア諸国で工業を中心にして花を咲かせようとしている人がいれば、また同じような問題ばかりを造り出していくでしょう。

ほかのアジアの国々も今、大きな変化が必要とされております。何を信じたらよいのか。どういう政策が必要なのか。確かに物質的に満たされ、裕福な条件をたくさん身に着ければ、やりたいことができ、好きなように動ける。それによって幸福感を味わうという人も多いでしょう。

私たちはすべての物質が悪であるとか良くないとかをいうつもりはありません。ただ富を求めると、富に預かれないものが必ず存在してしまいます。自分が富みに預かりたい。それによって富に預かれないものが生まれてしまいます。もし、一体感を感じ、自分がいろんな人間とも一緒であるという思いを持っていれば、自分だけが富に預かるという思いは持たなくなります。

皆が楽しくなるためにはどうしたらよいのか。全体が満足するにはどうしたらよいのか。そういう発想が先にたってしまいます。これからの一人ひとりの生き方がそういう風に変化していき、全体的な観点から考えていく。全体的な意識を身に着けていく。それによってこの地球が変わっていく。そういうやり方をやっていっていただきたいと思います。


E不安を持つ生き方を変えること

さて、今日は日本人の行動の仕方や生き方がテーマになっておりました。実際には今、いろんな仕組みが日本に与えられてきており、今、皆さん方がどう行動していくか、日本がどう判断を下すか、これがとても大きな意味を持っております。これからの地球の流れを変えるぐらいの大きなものもあります。したがって毎日のいろんな現象の中で自分がどう行動していくか。どう判断するのか。それはとても大切なものであり、自分の真実に従って素直に判断をしていっていただきたいと思います。


今、話された日本人の考え方や行動の仕方といったものに対しての話がありました。本来、日本人は家族の中でも全体的な調和を常に考えながら、歌を唄ったり楽しんで毎日を過ごすという生き方が普通でした。全体的な楽しみが常に造られており、皆で楽しむという生き方が普通でした。

でも、途中からどんどん変化していき、ほかの人間に支配されることや襲われるといった不安が造り上げられ、身を守る、何かから逃げるというエネルギーがだんだんやってきて、それによって家庭もおかしくなっていきました。不安がどんどん襲ってきて、楽しい日々が少なくなっていきました。

ほかの国々はそういう不安の中でも何とかして楽しく生きようという思いが造られ、それなりに必死になって生きております。でも、日本人はあまりにも不安や恐ればかりが強くなってしまい、その中でただ笑っている、楽しいという思いを表現することができなくなってしまいました。

これからの日本人がそのエネルギーをまったく変えてしまい、楽しく、そして常におおらかに満足して生きていく。そういうエネルギーを確立していくのを望んでおります。もう皆さん方を攻撃してきたり、襲う者はいないのです。なのに常に不安があり、おびえている。これはとても不思議なことです。

ほかの国々と違い、崩壊する可能性は高くないのに、常におびえている。毎日がこれほど幸福の中にありながらも、常に不安を抱えている。本当に不思議な民族といえます。まず皆さん方が自分からそのエネルギーを変えていき、ただ毎日を楽しく生きていく。そういう生き方を身に着けていっていただきたいと思います。


私たちは日本人の魂のエネルギーを少し調節して、お別れをしたいと思います。

しっかりと自分を表現し、多くの人との繋がりを感じとりながら、毎日を過ごすように変えて言ってください。それではありがとうございました。


(c)1998 CentralSun
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