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1998/5/4■月曜交流会から

光の一員として生きる

@不幸な預言を信じる人が多いと実現してしまう

さて、私たちはこれからいろんな展開に向けての話をしていきます。今、地球がどういう状況にあるのか、お分かりの方もいるものと思われます。皆さん方の身の回りやこの国のいろんなところではまだ職業や住まいなどについてそれほど危機的な状況ではなく、とりあえず今、過ごす分については十分なものが与えられております。

これが世界全体で見て、必ずしも平均的な姿というわけではなく、実際にはこの地球の多くの人間は今日、食べる物や今日、寝るところについての不安を抱えております。ただ単に貧しいとか、未開の人間というわけではなく、いわゆる文明国の中でも、そういう人々はたくさん存在しております。

こういう人々にとって、私たちがこの地球を早く新しい波動に切り替え、新しい社会を造ろうと考えていても、まず、今日、食べる物、今日寝るところを確保しないと、話が進まないという人がほとんどです。これはある意味では、皆さん方の社会でも当てはまります。

こういう学びに興味のある人は、ある意味では毎日の生活において、最低限の確保ができている人たちです。まったく現実に余裕がなくなってくると、私たちとの繋がりも薄れていくことになります。これから地球がどういう方向に行くのか。多くの、いわゆる預言という書物や教祖という存在から伝えられている情報では、地球がこれからかなり世紀末の状態を迎えていき、人類は淘汰され、新しい人間だけが生き残って、新しい社会を造り上げるかのように、教えております。

そしてそれを信じている人たちがたくさん増えてきております。今までそういうことに興味のなかった人も、そういう話に洗脳され、信じている人がたくさんおります。一番私たちが心配しているのは、そういう人たちがどんどん増えてくると、そういう意識が明確に造り上げられてしまい、本当にこれから世紀末が現象化されてしまうのです。

それを信じる人が多ければ多いほど、世紀末は確実にやってきてしまいます。私たちはそういう計画は本来、願ってはおりません。人間が苦しむ状況をどうして私たちが創るでしょうか。私たちは人間を苦しめるために世紀末を創るというようなことは一切、考えておりません。でも、人間がそれを信じてそれを広めようとしている限りは、それは現実に起こってしまうでしょう。

多くの人々は、これは宇宙から来た警告であり、人類への裁きであり、地球が人間に対して報復的なエネルギーを発したために、と解釈しているかもしれません。私たちは人間に報復をしたり、気づきと称して無理矢理人命を奪うような現象はまったく考えておりません。人間が死んでしまっては何の意味もないからです。

たとえ、どのような状況が起ころうとも、私たちは人間を生かすことを考えていきます。罪深い者、悟っていない者、愚かな者、いろんな人間がいるでしょう。でも、私たちはだからといってその命を奪うとか、地球から排除するとかいうことはまったく考えておりません。にもかかわらず、多くの宗教家や預言者たちは、人間がどんどん減っていくことを平気で語っております。もう、それは私たちと繋がっている人間とはいえません。

真に私たちと繋がっている者がいるとすれば、そういう不安を寄せるような言葉は一切、発しません。でも、今、世の中で広まっているこのもっともらしい情報は、どこから来て、またどこまで真実であるのか。一般に、ノストラダムスとして皆さん方に理解されている予言者、彼は必ずしも世紀末というものの予言をしたことはありません。

人間が勝手に解釈し、つじつまを合わせるかのようにして、来年を世紀末であるかのように理解しております。でも、彼はそういう表現は実際には何一つ、とってはおりません。それ以降も地球の文明は続き、そして最終的には地球は明るい平和な惑星になるということを信じて、それまでの記録を残しております。

ほかの宗教で世紀末的な情景が書かれている場合もあります。教祖がその情景を夢で見たり、また神からのメッセージとして受け取ったものとして記録に残しております。でも、私たちはそれらも真実のものではなく、その教祖が勝手に解釈し、造り上げたものとして伝えるしかありません。

教祖は、自分が教祖である地位をさらに確保し、強めるものとして自分が神に繋がる素晴らしい人間である証を得ようとします。神と繋がっている証として、神だけが知っている未来の設計図を聞き出そうとします。したがって預言的なものをたくさん行なうことができる者がいれば、それは神に近い人間である、これが皆さん方の中で定着している概念です。

でも、実際には神は何一つ、預言することはありません。また、私たちも預言というものを皆さんに伝えることは何ひとつありません。では、預言というものは何であるのか。時空の流れというものが一つあります。これは皆さん方の成長のために創られた一つのプランであり、また地球の歩むべき道筋でもあります。この地球の進化の流れが、その時々の人間の想念によって変化していきます。本来の流れがあったとしても、人間が大きな影響を与えるとその流れは変化していきます。

これまでも、地球の正常な流れをかなり根本から変えてしまうぐらいの大きな変化が何度かありました。例えば、太古の時代に正常な進化を遂げることができなかった人間が必要以上に不調和のエネルギーを放出し、それによって地球自身が破壊的な状況に陥ってしまい、地球の進化が急速に遅れてしまったという歴史があります。

不調和なエネルギーを大量に放出する人間が現れてくると、この地球の進化が大幅に遅れてしまうのです。今、皆さん方のこの時空において、これからこの不調和な人間が次々と現れ、この地球の正常な流れを遅くしていく可能性があります。人々の心に愛がなくなっていき、地球への思いがだんだん薄れていき、ただ自分の我欲のために動き出していく。こういう人々がだんだん集まってきて、そして新たな動きを見せてくる可能性があります。

こういう人々は必ずしも表向きは悪い人間ではありません。むしろ地球のために奉仕をしたい、光を入れたい、地球のために癒しを行ないたい、と考えている人たちです。でも、彼らは最終的には、それによって自分が神から認められ、善い人間であるという証を得ようとして行動をします。神から認められたい。こういう動機で行動している人が実にたくさんいるのです。

地球人類の意識がどこまで高まっていき、そしてそれによって地球の流れがどう変わっていくか。人類の意識が高まらない以上、地球も変わってはいきません。人類の意識の波動が上がっていく。それによって地球が変化していきます。しかし、人類の意識が高まるためには、まだまだ多くの人々の目覚めが必要となります。自分は何者であり、どこから来てどこに向かうか。これを明確に理解している人、そういう人々がもっともっと必要なのです。

多くの人々は、自分が少しでも善い人間であり、多くの人から評価され、立派な人間である証を得ようとして活動します。それによって得られた証、私たちはそれを必ずしも美しい波動とは読むことができません。一人ひとりの心の中をよく自分で観察しながら、自分はどこまで純粋に光と繋がろうとしていたか、どこまで純粋に地球のことを考えていたか。本当にそこに意識を向けていただきたいと思います。


A期待や見返りを求めない生き方を

私たちは地球についていろんな準備を進めており、人間についてもいろんな状況を設定しております。しかし人間の行動力がまだまだ弱いために、頭で考えていても行動には中々移せないという、一人ひとりの限界がそこにはっきりとうかがえます。何故、自分はまた同じことをやってしまうのか。また、いつものとおりに合わせてしまうのか。口では、早く光と繋がり、光と同じ行動をとりたい、と表現していながら、いざそういう状況に出くわすと、今までと同じことを繰り返してしまう。

これからの地球に起こるいろんな変化を本当に光の一員として過ごしていくためには、世の中の動きや一連の流れに左右されることなく、自分が光として生活し、そしてさらに神の思いを表現するしっかりと生きていく、これが必要になってきます。自分が少しでも地球の進化のために、役立った行動をとっていく。しかし、期待や見返りを求めるものでもなく、ただそれを奉仕することに喜びを感じていく。一人ひとりがそういう生き方を身に着けていかれるのを望んでおります。


B光と繋がるということ

これからの一人ひとりの生き方、とても大きな意味があります。新たなる意識へ変えていくために、自分は今、何を学んでいくのか。今、どういう学びをしているのか。それに気づくことも必要です。自分が大いなる光の存在として役割を演じていく。


さて、今、皆さん方の頭の中で考えているいろんな思い、自分は何をしていくのか、光と繋がっているのかどうか、光と繋がるというのはどういうことなのか。少なくとも、光と繋がってくると、いちいち光と繋がっているかどうかを考えることがなくなってきます。光は本当に皆さん方の心の中にあり、常に存在しております。

ただ、その光は一人ひとりに勇気や智慧を与えることはできますが、行動の選択肢を一つひとつ教えることはありません。それは一人ひとりの自由意思だからです。ただ、光はいろんな波動で一人ひとりに接していきます。中には具体的なイメージで情報が与えられる人もいるでしょう。でも、本当の光はただ皆さん方に智慧や勇気を流すだけであり、具体的な回答を与えるものではありません。

自分自身が光として生きる。それは単に光として生きるだけのことです。その本当の意味を理解できるように成長を続けていってください。


C光の一員として活動する

さぁ、私たちの方から少し説明をして休憩に移ります。日本人が私たちと本当に繋がり、光として活動できるようになると、これは大きな影響力を与えていきます。しかし、光と正式に繋がらないで活動していくと、それは一人ひとりに限らず地球にとっても好ましくない状況を造り出していきます。したがって本当に一人ひとりが光と繋がり、そして行動をとっていく。その大切な意味を理解するようにしていっていただきたいと思います。

自分たちが今、何を為し、これからどこに向かうか。自分たちが大いなる光の一員として活動できることを望んでここで休憩にいたします。それではありがとうございました。


D未来は決まっているわけではない

さて、これから皆さん方がどういう学びをして、どういう状況を経験していくのか。今、地球人が経験すべき事態として、いくつかのものが残っております。皆さん方の言葉でいう戦争というものが、エネルギー的にはまだ残っております。多くの予言者というものはこれを読み取って、これからまだ戦争が起こるとか、戦争によって地球がさらに苦しくなるとかいう情報を出していきます。

確かに、人間のこれまでの歴史において争いの波動が次から次へと出され、それが地球に残って経験すべきエネルギーとして戻ってくるでしょう。だからといって、それを必ず経験しなければならないとか、それが未来の予定として決まっているとかいう話ではありません。それらは一つの選択肢として戻ってくることはありますが、人間がそれを選択するか選択しないかは自由意思で決めることができます。

したがって理性の発達した人間がそのスイッチを押さないときには戦争は回避されます。したがってその重要な鍵を握っている人間、まずそういう人々が早く光と繋がり、理性に目覚めた行動をとっていく。私たちはそれを望んでいるのです。しかし一般に、いわゆる権力者たちは多くの人々をコントロールし、自分の地位を決定的なものにしようとして、仕組みの中で自分を造り上げていくために、私たちのエネルギーが彼らに届くことはありません。

したがって皆さん方がいかにそういう人々に働きかけをしていくか。いかにそういう人々の中に光を入れていくか。それが鍵を握っているのです。地球の事態は皆さん方の思いによっていくらでも変化していきます。人類の全員が不幸を願えば不幸は訪れるでしょう。しかし多くが愛に目覚めれば地球は愛で満たされます。今、本当に多くの人々が私たちと繋がろうとして学びを重ね、ワークを行なっていきます。しかし、人類が本当にそれによって救われるのかどうか。

人類が救われるためにはいくつかの条件が必要となります。人間が予定された進化段階に沿って成長を重ね、理性を備え、光や神の存在として生きることができるようになる。これが最終的な目標です。したがって、ただ自分のエゴを満たすためだけに行動を行なっている人、自分で意思を持つことができずにただほかの人についていく人、自分で判断できずにほかの人の判断に身を任せている人。こういう人々は真の光に繋がることはできません。

たとえ光に繋がっているという人の真似をしても、自分は光に繋がることはできません。自分は自分で行動する必要があるからです。光と繋がるということは簡単ではありますが、そんなにすぐに誰にでもできるというものでもありません。また、一時的に光に繋がることができたとしても、その後もずっとつながり続けるというのも困難な作業です。自分の心の中にある光を遮断するエネルギー、それを自分で見つけ出し、それをなくしていく必要があるからです。

光を遮断する作用。少しでも他人より上にいきたい、他人より多くのものを持っていたい、崇められたい、得意になりたい、これはすべて光を遮断してしまいます。しかし本当に心からその人のために尽くしてお互いに喜びを感じたい、本当に地球が平和になるのを心から望んでいる、こういう人々は真の光に繋がる可能性があります。自分自身を成長させ、そして行動させていく主体として自分の意識があり、これが自分を造り上げていきます。一人ひとり、自分は何者であり、何処へ向かうのか。よく理解して成長されるのを望んでおります。


E光についての理解をもっと深めるように

さて、私たちは皆さん方に最終的な注意を述べて終わりにいたします。光と繋がる、本当に簡単な言葉ですが、それを実現するのは難しいものです。光はまだ皆さん方にとって見えない存在であり、確認できないからでしょう。でも、明らかに存在しております。皆さん方がいろんな想念を発し、思考を持ったときに皆さん方のエネルギーが私たちに届いてきます。喜びを発しているもの、とても良いエネルギーとして私たちに届いてきます。不信感や疑問を持っているもの、私たちに波動を粗くさせるような状況へとエネルギーを送り届けてきます。

しかし私たちはそれらをいちいち否定したり、皆さん方を責めるつもりはありません。まだまだ必要な経験が用意されているからであり、どうしてもそういう状況を体験していただく必要があるからです。人間はこれまで造り出したエネルギーを自分たちで認め、手放していく作業が必要です。

いずれ改めて皆さん方に光と神についていろんな説明が為されるでしょう。今日はまず、一般的なことだけを説明して、これから少しずつ細かい話をしていこうと思っています。皆さん方はまだまだ光についての理解が不足となっております。でも、学ぶ術がないというのも事実です。でも、これからは自分の力で光を感じとり、そして具体的なものとして扱っていく練習が必要となるでしょう。自分自身を本当に光の存在として位置付け、私たちと共に活動していかれるのを望んでおります。


大いなる光の存在たちから皆さん方に祝福を与えて、終わりにいたします。

ありがとうございました。


(c)1998 CentralSun
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