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1998/1/18■1月セミナーから

人間の心の波動に応じて新しい時代が形作られる

@方向性が成長する方向かどうかを意識することは大切

私たちは今日はみなさん方のそれぞれの大元のところと一緒になって学びを進めていきたいと思います。それぞれの大元という表現ですが、まずこれについて少し説明をしておきましょう。これまでも皆さん方の自分というものを求めるための表現として魂とか、核とか、本質、モナドとかいう表現を使ってきました。しかしどの言葉を使っても、基本的に今の皆さん方の認識においてはそれを区別することはまずできないでしょう。

今の皆さん方の認識からすれば、魂もモナドも神もほとんど同じようなものです。それを明確に区別しようと思っても、それはほとんど困難な状況と思っておいてください。皆さん方の核が皆さん方にエネルギーを流すときには必ず魂を通して流れてきます。したがって魂自身のエネルギーが皆さん方にもそのまま流れてくることになり、魂と本質的なところとの区別をつけるのがとても難しい状況となります。

でも、本質から流れてきて魂を経由して流れてくるエネルギーと魂だけで流れてくるエネルギーではまた微妙に差があります。その微妙な差を自分では核とか本質という風に今まで理解してきたと思っておいてください。

それぞれが自分を成長させようとして学びを重ね、練習し、そして生活を繰り返していきます。自分が成長するということ、この三次元の領域において成長するということを前提にすると、ほとんどの人は三次元的な評価を得て、それで価値観が高まっていれば成長したかのように思い込んでしまいます。私たちが成長というときには三次元世界での意識を前提にはしておりません。したがって三次元の評価でかなりうまくやったとしても、私たちの観点からすれば何一つ、成長していないこともあります。

私たちの観点から見て、成長ということはいかに本来の波動に自分が近づき、新しいものを創り出し、宇宙の一員として活動しているか。そのためにも常に宇宙全体から見て、その全体的な調和やバランスの中でその人のエネルギーを見ていきます。全体から見て本来、一人ひとりのあるべき姿、発するべき光、出すべきエネルギー、これらがうまくまとまっており、周りに愛や喜びを与えているときにその人は順調に成長しているといえるでしょう。

しかし全体的なバランスを崩す方向に進み、周りからのエネルギーをただ吸収するだけで愛のエネルギーをまったく出していない場合、これは成長とは違う方向に進んでいるといえるでしょう。自分自身の今の方向性が成長という方向に見合っているかどうか。これは一人ひとりが常に意識しておく必要があります。何も意識せずにただ周りに合わせてしまう。ただ世の中の基準に合わせて行動していく。これは必ずしもその人の成長には結びつかないことがあります。自分が成長する。常に宇宙の一員として宇宙のバランスを保ち、調和を保つために自分が愛と光を放っていく。こういう状況を成長しているといってよいでしょう。

こういう状況の中で、皆さん方が自分を成長させるためのいろんな学びを重ねてきました。自分について理解を深め、方向性を確認し、少しでも光に近づいていこうといろんなワークを試みてきました。実際にここにいるほとんどの人はこれまでのワークで光を強く発することができ、愛とは何か、人間とは何か、これから地球がどういう方向に行くのか、ということに関してとても強い意識を身に着けてきております。

少しでも皆と一緒に喜び合えるような社会にしたい。自分の本当に仲間たちと一緒になって満足のいく生活を進めていきたい。多くの人がそれを願っております。でも、現実に毎日の生活を考えると、いろんな悩みやうまくいかないことがやってきて、不平や不満をつい発してしまう。大体、こういう連続で毎日を過ごしております。

皆と一緒にうまくやりたいという気持ちと、なかなかうまく進まないという現実、このはざまの中で皆さん方は悩んだり、苦しんだり、また希望を持ったりして生活を進めております。何故、悩んだり、落ち込んだり、がっかりしたりという状況が造られてしまうのか。

あまりにも毎日がそういう、つらく悲しい連続であるために、少しでも楽しいことや面白いことを期待して、それが良い人生であるかのように思って、それを目指しております。つまり悲しみや苦しみ、つらいといった現象がなくなることが喜びに満ち溢れた社会であり、楽しい毎日であると理解しております。でも、そういう気持ちがつらいとか悲しいという現象を引きつけることになり、そこから抜け出せない状況になっております。

悲しみを克服して喜びを得ようとする考え、つらさを抜け出して幸せになろうとする考え、困難から脱却して希望に満ち溢れたところに行こうとする考え。こういう考えそのものの根本的な誤りをまだ皆さん方は見つけていません。今までの自分の人生をよく思い起こしてください。

つらさを克服して楽しくなったでしょうか。困難を克服して希望が溢れたようになったでしょうか。おそらく、つらさを克服しようとしている人はそれを克服した途端に次のつらさを見つけます。それを克服してまた次のつらさを見つけてきます。困難を克服しようとしている人も、一つの困難を克服するとまた次の困難を見つけてきます。そしてそれを乗り越えると、また次の困難がやってきます。さぁ、困難というのは何なのでしょう。つらさ、悲しさというのは何なのでしょう。

今までのいろんな教えがつらさを克服すること。悲しみを乗り越えることを目標として皆さん方にアドバイスを与え、幸福が得られるかのように教えてきました。でも、本当にそういう人を皆さん方はどれだけ知っているでしょうか。悲しみを克服して幸せになった人、そういう人をどれだけ知っているでしょうか。悲しみを克服したように見えても、悲しみを生み出す根本の自分の心に気づかない人は、次々と悲しみを造り出していきます。

自分は独りぼっちで寂しい。心から話せる人がいないから、寂しい。今、こういう人がここにかなりたくさんおります。自分一人という寂しさ。誰も分かってくれないという悲しさ。この悲しみを埋めようとして良き理解者やパートナーを探し求め、それに出会うことが喜びとして毎日を過ごしている人が何人かおります。でもこういう人がパートナーと出会ったときに、幸せな人生に変わるでしょうか。

今まで同じような感覚でパートナーと出会い、一緒になった人がたくさんおります。その中でずっと幸せを見つけているという人はそれほど多くはありません。悲しみを造り出す根本の心にまだ目が向いていない人は常にまた新たな悲しみを造り出してしまいます。一人になったらどうしよう。離れていったらどうしよう。思っているとおりにやってくれなかったらどうしよう。いろんな不安が生まれてきて、相手を束縛したり、コントロールしようとして新たな波動を造り、それが相手を苦しめたりします。相手はだんだんそれがつらくなってきて、余計に離れていこうとします。

一人になったらどうしよう。こういう思いを持っている人がだいたい、一人になってしまいます。一人になることの意味やその価値、それに気づいた人は一人になっても、何も悩みや混乱がなく、有意義な人生を歩むことができます。人間は一人になる時間も少しは大切です。自分というものを理解するために、自分の今の心の状況をよく分析し、理解を深めるためにも、一人になっていろいろ考えてみることも必要です。

しかし、人間関係がそこにないという場合はやはり不安や混乱を招いてきます。一人になる価値はあっても、人間がお互いに分かち合いながら生活をしていくという状況は必要なのです。一生、一人で学べるということはありません。ほかの人といろいろと話をしてみていろんな価値観を学んだり、理解を深めていく。そしてまた自分に帰る。冷静に自分について分析していく。

一人になる不安を持っている人は、相手にコントロールするエネルギーを出してしまう傾向があります。ホンのわずかでも自分のことを理解してくれる人がいると、その人に執着的なエネルギーを発する場合があります。ただ純粋に自分と心が通じ合う人に思いを馳せ、分かち合うという感覚を身に着けるのは悪いことではありません。本当に心が軽やかになり、楽しく、一緒に居て何でも話ができる。そういう人と一緒に話をすること自体は何も問題はありません。

しかし、一人になる不安が強いばかりに、離れたり、会えなくなることを非常に不安に思っていると、相手に執着的なエネルギーが流れることがあります。自分が相手を解放しながら、自分の心も解放していく。そういうやり方を身に着けていってください。


A今年は一人ひとりに急激な心の変化が押し寄せる

さぁ、今、自分の心をよく分析してみましょう。一人になっても何の不安もなく、むしろ光と一体となった喜びを感じ、自分の思いが現実化しているという信念があり、自信を持って行動できるようになっているかどうか。周りの人にコントロール的な波動を出すことなく、ただ自分から優しさや思いやりの波動が出ていっているかどうか。多くのいろんな人と分け隔てなく、同じように話し方ができるかどうか。

今年はいろんな意味で皆さん方に心の変化が訪れるかもしれません。今年は一人ひとりに波動の急速な変化が訪れるでしょう。魂が本当に皆さん方との融合を目指しており、三次元的な価値観からいかに精妙な価値観に変わっていけるかどうか。それを何とかして本当のものにしていこうと思っております。

ただ、三次元的な執着が皆さん方から出ていくときに、三次元のいろんなものを本当に手放す不安や寂しさ、そういったものがどこまで許されるか。一気にすべての欲を捨てようとか、潔癖な生き方に変わりなさいということは言いません。それぞれテーマがあり、段階があり、自分に見合ったペースがあります。したがってそういう細かいレベルでは一人ひとりかなり違います。ただ一般的な傾向として、まず自分一人でもしっかりと生きていけるという強さを確立してください。

寂しさ、それを持っている人がたくさんおります。本当はそういう寂しさは何も必要ありません。自分がただ勝手に寂しがっている。今まで誰も自分をしっかりと受け止めてくれたことはなく、全面的に愛してくれたこともなかった。だから本当に誰かに愛してほしい。そういう人が実はたくさんいるのです。それがある意味では今の三次元での一般的な日本人の姿ともいえるでしょう。皆さん方はそのできないことを求めています。

自分はとにかく素晴らしい人に愛してほしい。でもほかの人も同じようにそう思っているということにまず気がつく必要があります。皆さん方の隣に居る人、向かいに居る人、皆、寂しがっております。誰も自分のことを理解してくれない。誰も話しかけてくれない。皆、同じです。

でも、自分から話しかけたことがあったかどうか。自分から楽しいエネルギーを出したことがあったかどうか。混乱や不安に導くエネルギーと相手を楽しくさせるエネルギー。どっちをたくさん出していたかどうか。もし自分が本当に喜びと共に生活していきたいのであれば、自分から喜びをたくさん出していく。それを本当にやってみてください。

自分から喜びを出すことにも抵抗を感じている。今、私は楽しくないのに、どうして楽しいことを言うことができるのか。そう思う人もいます。自分がどのような状況であっても、相手を楽しくさせることはできるのです。そこにこそ愛というものの価値があるのです。愛は自分が困難の中にあり、苦しみの中にあっても発することのできるエネルギーをいいます。

自分に愛がないから、出せない。これは妄想です。そんなことはありません。どんなに自分が困難の中にあり、苦しみの中にあっても、相手が本当に困っているときにはいくらでも愛を流すことが可能です。ほかの人が皆、同じように愛を発揮してくれれば自分は楽なのに。そう思っている人がたくさんおりました。本当はそんなことはないのです。自分が愛を発揮すれば、それで十分なのです。ほかの人に求めてはいけません。自分ができるかどうか。自分から愛のエネルギーをほかの人々に出すことができるかどうか。


B魂のエネルギーを受け入れる

本当は皆さん方の魂が皆さん方と直接、目の前で出会って、一生懸命、愛の話し方をお互いで確認し合いながら、こうやって愛を流すんだよ、というのを教えようとしている。本当は皆、今のままでもいくらでも愛を出すことができるんだよというのを教えようとしている。素直にそれを聞き入れる心の素直さ、純粋さ。さぁ、心を大きく開けて、魂のエネルギーを受け入れてください。

あなた方は本当は一人ではありません。実に数多くの仲間が一緒に協力して少しでも満足のいく人生に変わっていけるように、いろんな思いを出しております。


C自分を探すヒントは周りにいっぱいある

私たちは今、別の話をして休憩に移ります。自分が何者であるのか。これは確かに人間に与えられた永遠のテーマであり、またこれを常に意識している限り、皆さん方に悟りへと導くエネルギーが必ず訪れてきます。自分は何者であるのか。これを頭で理解しようとしても、何一つ、前には進みません。心で理解できるかどうか。体全体で理解できるかどうか。まずはこれをしっかりと認識しておいてください。

頭でいくら分析しても、自分は見つかりません。それは頭で分析された自分しか見ることができないからです。自分の本質は自分の体験している現象すべての中に隠されております。周りの人、目に見える現象、家族、いろんなところにヒントが隠されております。それを紐解いていって自分の本質に近づくことができるかどうか。


あなた方の本質のところから素晴らしいエネルギーを与えて休憩にしましょう。よく心を純粋にして、自分の体の中から光が輝いてくるのを何とか感じようとしてみてください。その光を体全体に充満させ、今日の終わりまでずっとこの光と一緒に居るようにしておいてください。それではここで少し休憩にします。ありがとうございました。


D未来は一人ひとりの心が発するエネルギーでつくられる

さてそれでは皆さん方の一番興味のある話題に移りましょう。よく、今、世紀末を迎えており、世の中が混乱と破壊に巻き込まれ、これを乗り越えることによって新しい時代に変わっていく。こう信じて、いろいろと愛や奉仕の活動をしている人がおります。確かに皆さん方の観点からすれば、これから混乱や不安が世の中に浸透し始め、自分を見失ったり、家族で混乱が起こったりする人もいるでしょう。

しかし、一番必要なことは自分の心が現象化しているということ。自分の心に不安や混乱を招く波動が何一つない人はそういう経験がいっさい起こりません。自分がただ喜びと幸せに満ち溢れた波動を出していると、いかに社会が混乱という状況に陥っても、自分は喜びに満ち溢れた毎日を過ごすことができます。

一人ひとり、自分の心の波動に応じて現象化が進んでいっているということ。これはすべての人間に同じように当てはまります。ですから、社会がどうなるとか、これから時代はこう変わっていくとか言うことは基本的に何も意味がなく、自分はどういう心の波動をもっていくか、自分はどういうエネルギーを発していくか。、ここに一番の意味があります。

自分が怒りや憎しみの波動を常に出していれば、これからさらに混乱の社会を同じ波動の人と一緒に造り上げていくでしょう。自分が喜びと幸福に満ちた波動を出していれば、同じ人間と一緒に喜びに満ち溢れた社会を造っていくでしょう。自分の心が社会を造っていくというこの本質を常に理解しておいてください。

多くの人は預言とか一般にいわれている計画みたいなものを理解し、それに合わせて自分の役割を造っていこうと考えております。しかしこれは何の意味もありません。計画というのは三次元のレベルで決まっていることではなく、私たちのレベルで造られているものです。それは三次元の現象を一つひとつ決めているわけではなく、流れや仕組み、そういったところに影響しております。

混乱を招く人間が多いときにはどうしよう。平和を望む声が多いときにはこういう方向に行こう。皆さん方の心の成長に応じて流れを変え、仕組みを変えていきます。したがって皆さん方の現象をいちいち説明したり、予言したりするということは本来、不可能な状況です。皆さん方がどういう心をどこまで高め、どのように浄化していくか。これは一人ひとりの問題だからです。決まっていることではありません。

自分で自分の心の浄化を行なわなければならないのです。もしいまだにそういう預言の話や将来の時代のことばかりを考えている人がいる場合には、そういう妄想や考えをなるべく早く切り捨てていただきたいと思います。でも、これからもそういう話題はどんどん皆さん方のところに押し寄せ、そして混乱を招いたり、いろんな思いを湧かせたりすることでしょう。

そして場合によってはその預言通りの現象が起こったりするでしょう。でも、だからといってその預言を発した人間を信じたり、一生そこに付いていくとかいう感覚は絶対に持たないようにしておいてください。それこそが私たちとは異なる者たちとのやり方であり、皆さん方の心を何とかしてつかもうとして一生懸命、預言を出しています。

真の私たちの仲間は預言といったものは一切、出しません。そういったものがあり得ないからです。一人ひとりが自分の心の浄化をいつ、どのようにして進めていくか、これは誰にも分かっていないのです。そして心の浄化の度合いに応じて時代が流れていきます。どうして預言といったことができるでしょうか。

皆さん方も今年1年で、どこまで自分の心が浄化できるか。自分でも分からないはずです。決まっていることではありません。したがって皆さん方が今年、どういう人生を過ごすか、これも決まってはおりません。ただ私たちの観点から見てそれぞれどうしても経験せねばならないことが、だいたい二つ三つ、それぞれにあります。多くの人は夏までにその一つを終え、そして後半でもう一つを終えるように造られております。ただそれもほとんどは今までのまとめやテスト、最終的なチェックという感じで押し寄せてきます。

したがってこれまで体験してきたことを自分なりに分析し、理解し、そして克服していこうという気持ちを持っている人がいれば、順調にそれらのテストをこなしていくことができるでしょう。ただ、今までのことをあまり考えておらず、その場その場でただ好きに生きようとしている人はまた同じように混乱が起こるかもしれません。

常に自分を成長させるためにそういう仕組みが創られています。自分はそれによって強くなり、賢くなり、心が豊かになっていきます。したがって経験をすればするほど心が光り輝いていきます。一般にだんだん独りぼっちになり、つらく、寂しい思いを出している人は経験が少ないという状況ともいえるでしょう。自分から経験を造ることに恐怖感があり、どうしても黙っていて何かが訪れるのを待ってしまいます。

黙っていて何かがやってくるのを待っているとこには、その人の心に応じてやってくるために、一般に余計につらくさせる経験とか、現象が起こってきます。したがって楽しく、喜びに満ちた現象を引っ張ってこようとするならば、自分からそういう波動を出していくことが必要となります。身近な人にどんどん優しい思いを出していく。自分の方からどんどん人に接していく。こういうことをやっていくと、周りからもいろんな人々が自然と近づいてきます。でもこれは経験した人にしか分かりません。

経験の少ない人はどうしても不安や恐れが先に起こってしまい、普通の人が近づいてきても不安や恐れの面だけを先に見てしまいます。したがって本当はその人の喜びのためにガイドたちが集めてきた人間であっても、その人は不安と恐ろしい面だけを見てしまう場合があります。

今年1年、本当に皆さん方、騙されたと思って、自分の方から喜びを発してみてください。自分の方からどんどん人を好きになって、楽しい波動を出してみてください。それでも今までと同じようにつらく、不安な人間しか集まってこないかどうか。それとも自分が発した分だけ、それに応じて楽しいエネルギーがやってきたかどうか。自分の経験からそれを見つけていってください。そしてそこに自分なりの引き寄せ方の法則が見つけられたときに、それを自分の信念としてさらに磨き上げていってください。


E人間は地球の粗い波動を高めるために生かされている

これからの時代が少しずつ近づいてきて、皆さん方の波動もそれに変わっていけるようにいろんな存在たちが努力しております。これからの時代の波動というのは、自分だけという我欲や孤独感、寂しさのようなものを完全に捨て去り、多くの人が同時に喜びを分かち合っているという満足感、幸福感がはじめから認識されます。そして自分が満足して、自分にしかできないことを楽しみとし、どんどん自分の真理を求めて歩みを進めていきます。

自分だけの喜びを誰もが造り出し、そしてそこに自分が本当の満足感や自分だけの光、自分だけの信念を明確に造り上げ、宇宙との一体感を感じていきます。自分がこの地球に生かされているという感覚が自然に湧いてきて、いろんな生命と一緒に学びを進めている。地球という大いなる母体の中で自分が育てられ、今、経験を重ねている。宇宙がどんどん自分の身近なものになり、いろんな存在たちとの交流が現実的なものとして感じられていきます。そして自分の意識がどんどん宇宙へと拡大され、宇宙そのものが自分であり、自分が宇宙であり、自分がすべての根源であるということに意識が高まっていきます。

自分はその中で今、肉体をまとってこの地球という惑星で活動をしている。宇宙と自分との繋がりがだんだん理解されてきます。そしてこの一体感がさらに強くなっていくと、この素晴らしい宇宙を本当に自分の満足する喜びの満ち溢れたものにしようとしてほかのいろんな惑星や領域に意識を向けていきます。

地球と繋がりの深いほかの惑星がたくさんあり、そことの交流を自ら望むことになるでしょう。地球という惑星をずっと見守ってくれていた宇宙の存在たちが理解でき、一緒になって地球を素晴らしいものにしていこうという思いが伝わってきます。そして地球を本当の光溢れる惑星に変えていこうという思いが心からわき上がってきて、自分が自然と活動を開始していきます。宇宙と地球が密接な調和を保ち、ほかのいろんな星々との秩序が保たれ、自分はその中の重要な役割を持った人間として活動をしていきます。

この地球に生かされているという喜び、宇宙の中で存在しているという満足感、その幸福感が自分の体全体を包み込んできます。そうだ、今、自分は生きている。この肉体を持って今、生きている。地球と共に今、新しい波動に変わろうとしている。


この地球が一人ひとりにお礼を述べていこうとしています。皆さん方、足から地球のエネルギーを引き上げて、自分のハートと一つにして、地球のエネルギーを感じてみてください。大いなる大地のエネルギー...

この大地のエネルギーが一人ひとりと密接に繋がりを造り、輝ける時代に向けて進化していこうとしています。自分が成長するということは地球が成長するということに影響を与えていきます。自分が喜びを感じると、地球も喜びを感じていきます。でも、地球のほかの地域で混乱や争いがあると、その地球の悲しみも自分に伝わってしまいます。

これからは自分が感じた寂しさや苦しさは地球が感じた悲しみや苦しさと思って、そこに愛と癒しを送り込んでください。地球でまだほかに混乱や苦しい経験を選択している人がいる。その人々にもうこんな経験は必要ではないんだよ、もうつらい経験は必要ないんですよ、そう伝えて地球が少しでも楽になるように、地球に優しいエネルギーを送り届けてください。地球が開放されると、自分の心も解放される。地球が満足すると、自分も満足する。さぁ、これからは地球と一緒になって新しい時代まで進んでいってください。


地球はまだまだ混乱が多くの人々によって経験され、一見、破壊的な現象が目に付いてくることでしょう。でも、それがすべてではありません。たまたまそこに意識を向ける人々が造り上げた現象です。皆さん方はそこに意識を向けるのではなく、人類と地球が一緒になって新しい光を生み出そうとしているところに意識を向けていってください。これからもどのような現象が起ころうとも、それは自分の必要としている経験ではないということ。自分は新しい波動を地球にもたらすために役割を演じていくということ。自分が満足した地球が満足していくということ。それを本当に信じてこれからも毎日を過ごしていってください。


F光の羽根

大いなる光の仲間たちが皆さん方にお別れの挨拶をして、終わりにします。


一人ひとりに光の羽根が造られています。自分の背中に羽根を感じてください。そして大きくはばたき、羽根が動くごとに喜びが振動して広がっていく。光が振動して広がっていく。羽根を大きく広げて、喜びを地球全体に広げていってください。すべてが楽しい現象。不快な現象はもう、地球は望んでいない。そこに意識を向けることもしない。これからは自分が変わることによって地球も変わっていく。さぁ、その羽根で地球を抱き抱えて、地球に喜びを充満させてください。

私たちは皆さん方が確実に成長して私たちのモトまでやってくるのを信じております。常に自分を見失うことなく、しっかりと光と共に歩みを続けていってください。私たちはここまでにします。ありがとうございました。


付録:参加者の感想

参加者の感想です。取り扱いに注意してください −−−> 「月例セミナーの感想」へ


(c)1998 CentralSun
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