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1997/12/15■月曜交流会から

動植物も新しい波動の種類に変わっていく

@動植物の移り変わりを自然な姿勢で見守るように

私たちはサナトクマラの仲間からやってきました。今日は人間という生命体について少しいろんなことをお話したいと思います。私たちがこの地球に関与するようになってから今までの間に、人間という生命体がこの地球でいろんな学びを重ねてきました。この地球において、今までの歴史がいろんな意味を持ち、人間がいろんな関与をし、そして歴史をつくりあげてきました。人間はこの地球だけを自分たちの生活の場と思い、この地球を自分たちの活動しやすいようにいろんな細工をしてきました。

この地球はそれによってかなり人間に都合の良いように作り上げられてしまい、今、地球そのものがいかにも人間のためだけに用意された惑星であるかのように機能しております。でも、人間は自分たちの都合の良いように変えたわりには、自分たち自身の生活が思ったほどうまく進まず、自分たちで災いを受け取っている状況になっております。

人間が自分たちの都合の良いようにいろんな仕組みを造り、いろんな細工をしながらも、自分たち自身がその影響で苦しんでいる。これは言うまでもなく、人間は自分たちの都合の良いように変えては見たものの、地球のことやほかの生命体のことをまったく考慮していないために起こされた現象であり、また人間がそれに気づいてはいても何をどうして良いのか分からないという事態になっております。

人間がこれからどのようにこの地球を造り変え、いろんな生命体と交わりをもっていくか。今の段階において人間自身が身に着けている知識や能力では、この地球を根本から変えるというのはかなり困難な事態になっています。いくら智恵を授けたところで、それを実行する人間がほとんどいないでしょう。

今のこの地球という惑星において、人間の思ったとおりの状況をこれからずっと進めていくのであれば、かなり急速な速さ自然が荒らされていくことになるでしょう。ほかの生命たちも次々と姿を消し、それによって自然が不完全なものに変わっていき、自然環境が急速に悪化していきます。これを人間が克服するとしても、おそらくその術(すべ)を何一つ知らないでしょう。

ではこういう事態を理解している皆さん方が、これからこの地球の生命をどのように見ていけばよいのか。動物にはいろんな役割があり、それぞれ人間とかかわりを持っている動物もあります。そして中には必然的にもう地球での役割を終えたために、この地球から姿を消しつつある動物もあります。しかし、一気にそういう動物がこの地球からいなくなると、この自然の成り立ちが急におかしくなり、いろんな不都合が起こってしまいます。

そのために動物は一気に変わるのではなく、新しい生命が芽生えると同時に、もう役割を終えた動物が自然と消えていく。そういう変化の仕方が訪れてくるようになります。したがってまず皆さん方はこれから細かいことに注意を払い、見たことのない動物とか新しい虫のようなもの、生命のようなものが現れてきたときに、そういった生命はこれからの地球のために必要な生命であり、動物自身の世代交代が行なわれているというのを理解する必要があります。

ただ単に闇雲に、動物が途絶えてしまうからそれを守ろうとか、数が少なくなった動物を必死になって残そうとする発想ではなく、元々新しい波動において活動することのできない動物は自然に地球から離れていき、そして新しい波動に見合った動物たちがこの地球にやってきます。皆さん方はその橋渡しがスムーズにもっていけるような役割をしていただきたいと思うのです。動物の自然な変化、移り変わり、それを皆さん方にある程度やっていただきたいと思っています。

だからといって、消えつつある動物を無理に早く無くそうとしたり、追い出したりする必要はありません。残っているものはそれなりに役割があり、最後の最後まで地上でその生命を全うしていくでしょう。ですからあえてそこに人間が介入する必要はありません。ただ、自然ともう環境に合わなくなったり、波動に合わなくなった動物を無理矢理、それこそ薬とか手術のような細工までして地球に残そうとするのではなく、それは自然の流れに任せていただきたいと私たちは思っております。

こういう動物の変化があと数年でだんだん目に見えて現れてくるようになるでしょう。見たこともない新しい種類の動物、こういう動物が少しずつ、まず学者たちによって発見され、そしてその種類が増えていくことになるでしょう。中には親しみやすい動物もあれば、やはり皆さん方にとって抵抗のある姿・形もあるでしょう。でも、新しい動物は確実に新しい波動で活動できるように現れてきたものであり、それなりに意味があって地球に誕生してきました。その移り変わりを皆さん方にもしっかりと理解していただきたいといます。

これらの動物は少しずつ数を増し、そして種類もいろいろと増えていくことになります。はじめはほとんど知られていない動物が少しずつ増えてきて、いつの間にかそれがごく普通に見られるようになってきます。そういう新しい動物はこれまでの動物とは違い、この地球に対していろんな役割を演じていくことになります。単に新しい種類として現れただけではなく、地球との結び付きにかなり強いものを持っております。

例えば、ある動物はこの地球においての今後の変化のためになるべくスムーズに生態系が変化できるようにわざと不要なものを、いわゆる食してしまったり、そして残るべきものをそのまま残しておくような役割を演ずるものもあるでしょう。これらは今後のためにそれなりの働きを演じているのです。したがってある動物がある動物を食したからといってそれだけを見て不快感を持ったり、否定的な思いを発することをしないようにしておいてください。

さて、人間がそういったところにだんだん思いを馳せ、動物の移り変わりをこれから目にしていくことになります。その際に、新しい動物たちをどのようにして皆さん方が世話をし、うまく活動できるように維持していくか。これからの動物はある意味では波動の高い動物ともいえます。それはこれまでの動物とは違い、何らかの高いエネルギーを身に着けております。

ある動物は動物同士でもコミュニケーションを円滑にとることができ、ほかの違う種類の動物とでもスムーズにいろんな物事を展開できる動物もあります。また、ある動物は地球自身の波動と動物の波動の調整をとるために、とても大切な役割を演ずるものもあります。またある動物は地球の気候の変化や自然の変化をうまく生命や人間たちに流すことができるような仕組みに役割を演ずるものもあります。

そういった動物たちと人間がいろいろ協力し合い、コミュニケーションをとることにより、この地球はよりスムーズに変化することができます。ただ、皆さん方の多くはそういった動物たちとのコミュニケーションのとり方を身に着けてはおりません。動物の方は意外と皆さん方の思いを瞬間的に感じたり、察することが可能なものがおります。

したがって、皆さん方は意識をしていなくても動物の方でそれを察し、何らかの行動に移す場合があります。ただ人間はどうしても自分で確認をとりたいという傾向が強いために、動物からの明確なメッセージを受け取ろうとする人がたくさんおります。そういう人にとっては動物との接し方を少し変えてみて、その雰囲気や目を見るだけで、何となくその気持ちが分かるような練習をしてみると良いでしょう。

動物も何らかの思いをもって人間に近づく場合があります。でもその場合の思いというのは、人間が感じているような思いではありません。動物は必ずしも人間と同じ感情を持っているわけではなく、思いといっても人間のように言葉で思考するということはやっておりません。そのために人間が考えている思考とはまったく別の思考方法で動物たちは考えております。

そういう動物と人間がコミュニケーションをとるときには、本質的なところ、単なる感じとか雰囲気といったものによってコミュニケーションをとるやり方を試みていただきたいと思っております。

このようにして人間と動物が少しずつコミュニケーションがとれるようになり、お互いに意思の疎通が進んでいくと、動物たちも人間に対してもっと信頼感を強め、いろんな思いを与えてくるものがおります。人間にしかできないことを人間に頼む、人間にやってもらいたいことを人間に伝えてくる。そういうやり方がだんだん増えてきます。

そうすると、わざわざ人間の処にやってくる動物が必ず何らかのメッセージを持って近づいてくる。そういったことが少しずつ理解されてきます。それによって動物がやってきたことに、自然にその思いを皆さん方が感じとろうとする。そして感じて、それを何らかの行動で表す。動物はその行動を理解して、思いが通じたことを確認する。こういうやり取りが増えてくることになります。人間と動物の交わり方、コミュニケーションのとり方をこれから学ぶことになります。

ただ動物の中にも、必ずしもそういうコミュニケーションに理解を示さないものもおります。人間の思考のエネルギーが不快になり、人間が思考を発するたびに人間から逃げていく動物もあります。これは人間の思考のエネルギーが動物にとってとても強く、場合によっては不快な状況を与える場合に特に目立ちます。皆さん方はその場合に、思考のエネルギーもコントロールするということを学ぶ必要があります。

今までは自分たちの生活を維持するために、いろんなことを考え、そしてそれによって現実をつくってきました。今は人間関係において、いかに相手を許し、相手に愛を与えていくか。そういう学びを皆さん方が行なっております。でも、往々にして、自分中心の思考がついつい出てしまうために、相手が必ずしも好ましく思わない場合があります。これは動物に対しても同じであり、人間の発する思考のエネルギーが必ずしも愛に満ちていない場合、動物が不快感を感じる場合があるのです。

その場合には動物は人間から逃げたり、あるいは恐怖心を持ったりする場合があります。したがってこれから動物と接する場合でも、常に愛を表現し、動物との間でスムーズなやり取りが行なわれるようになるというのを身に着けていく必要があります。さて、こういう風にして、人間は動物とのやり取りをこれからまなんでいくことになります。

人間関係でいろいろと苦しみ、思うようにいかないと思っている人にとっては動物にまでは意識が中々向かないという人もあるでしょう。でも、あまりそれを苦しく思う必要はありません。今のところ、動物に対してそういう役割を持つ人はある程度、決まっており、本当に動物の好きな人、動物に好感を持っている人が今のところそういう役割を演ずるようになっております。動物に不快感を持つ人をわざわざ動物の近くに招き寄せることはそれほどありません。

ただ、だからといって不快感を持ったままこのまま過ごしてしまうと、これは地球にとって必ずしも良い状況にはなりません。そのために少しずつ、動物に対しての違和感を弱めていく。愛に変えていく。そういう時間がこれから必要となってきます。そういう意味で、自分と動物とのかかわり、地球とのかかわり、自然とのかかわり、そういったことをいろいろと学ぶようにしていってください。


A自然に思いを馳せる練習を

さて、今、動物についての説明がありました。今、この地球において、それこそ無数の動植物がこの地球で生存を重ね、そしていろんな種族の入れ換わりも行なわれております。今まで人間は直接、その生態系の維持という点に関しては大きな役割を演じてはきませんでした。自分たちの都合の良いようにいろいろと細工をしたり、仕組みを変えたりはしてきましたが、本来の地球の自然の体系をうまくコントロールするという働きにはなっておりませんでした。これからは地球が望むとおりに皆さん方が役割を演じていく。そして自然もそれに応じて変わっていく。そういう時期に入っていきます。

したがって、皆さん方自身は地球とコミュニケーションをとる、自然とコミュニケーションをとる、そして動植物とコミュニケーションをとる、といったことが必要となってきます。地球が何を望んでいるのか。何を欲しているのか。そういったことに思いを馳せることがこれから大切になってきます。

今までは特にそういう思いを持たなくても、皆さん方は十分に生活でき、何一つ不自由もなかったでしょう。でも、実際には皆さん方はこの不自然な状況の中でいろんな苦しみも味わっているのです。それは自然たちに対してあまり思いを馳せなかった結果でもあり、またこれからはそういったものをなるべく本来のものに変えていくという役割が必要になってきます。常に自分と地球、自分と自然との組み合わせといったものを考えながら、この地球で活動していかれるのを望んでおります。


B地球のいろんなことに興味を持つように

さて、私たちは今日は次の話だけにして終わりにしたいと思います。今は動物とのかかわりについて説明をしました。実は皆さん方にはもっといろんなことに興味を持っていただきたいと思っています。自然についての皆さん方の理解がまだまだ不十分であり、ここで説明しようと思っても、皆さん方の概念には入っていないものがたくさんあります。それこそ今、テーマになっているエルニーニョとかいった季節的なこと、いろんな国々における自然環境、地球のいろんな状況における変化、といったことにももっともっと興味を持っていただきたいと思います。

皆さん方にそういった興味がないと、私たちは話をすることもできないのです。ですから、なるべくこの地球においていろんなことに興味をもち、そしてこの地球を本当にうまい具合に変えていけるぐらいに自分たちも何らかの役割を演じていく。そういう気持ちをもう少し持っていただきたいと思っております。

ただ、だからといってわざわざ苦痛を感じながら勉強をしたり、犠牲感を味わいながら、ほかの人との関係で仲を悪くしたりするようなことまで望んではおりません。自分のできる範囲内でそれをやっておいてください。ただ、皆さん方自身がそういう成長をしないと、ここでのテーマも発展していかないのです。

ですから、もう少し、自分たちが地球を変えていく、自分たちが成長すればここのメッセージも成長していく。そういうにをもう少し、強く意識していっていただきたいと思います。私たちは今日はここまでにいたします。それではありがとうございました。



(c)1997 CentralSun
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