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1997/9/22■月曜勉強会から

急速に地球に広がった宗教のエネルギー

@真理が伝わりにくいように仕組まれている

私たちはいわゆる神々の仲間として、今、やって来ました。今、話にもありましたが、神という言葉を使うと、皆さん方の思考が急にある特定の傾向を持ってきます。何か、畏れ多いと感じてしまったり、あるいは本当か嘘かというエネルギーを出してしまったり、何とか感じてみようという気持ちをもったりする人も何人かおります。

神という言葉を私たちが使うときには、皆さん方の宗教的な神とはかなり意味を変えております。ただ、皆さん方の認識の中で、私たちの本当の姿を表すのに適切な言葉が存在していないために、神という言葉を使っているにすぎないと思っておいてください。

宗教的な神々は地球人類を自分たちの管理下に置き、そして導き、自分たちの役割を果たそうとして君臨してきました。私たちはそういう宗教の神々すらも自分たちの管理下の中において、今までずっと見守ってきました。何故、宗教の神々たちをそのまま許していたのか。多くの人は、そんなに人間に対して支配的な行動をとるのならば、もっと早く追い出せばよかったのに。そう思うかもしれません。でも、そういうわけにもいかないのです。

彼らは彼らなりに全力を尽くして、地球人類のために役割を演じてきました。地球人類を支配しようとか、堕落させようとしてやってきた神々はそんなにはおりません。本当に人類に目覚めてもらい、少しでもほかの人類を愛するようにと、それを願って地球にやってきたのです。

ただ、彼ら自身にもそれぞれ学びの目的があります。この地球上で自分たちが支配権を持つとした場合に、どのようにして人類を導いていったら、一番有効に人類を進化させることができるか。それを学びとしてやってきております。それぞれの神々たちが自分に一番相応しいやり方を考えて、人類と接してきました。

結果的に、神々同士が地球上で争いを起こすことになりました。自分のやり方の方が正しい。それを信じていろんな計画を創ったために、自分の計画を無視したり、否定する人間たちが現れてくるとうまくいかなくなり、それでつい自分たちの管理できる人間に対して集中的にエネルギーを流してしまうという状況が演じられてきました。

これらの神々たちは、初めのうちは状況がそういうように悪くなったことを理解しつつも、ほかの神々たちを否定するということはほとんどやりませんでした。ただ、地上の人間がお互いに争いを始め、非難し合う状況が強くなるに従い、自然に本来の神と別の神という認識が地球人類によって造られ、お互いに相手の神を嘘の神という風に認識してしまうエネルギーが造られてしまいました。

結果的にどの宗教の神々たちも、ほかの宗教の神々たちから否定されるというエネルギーがどんどんつくられていきました。これによって神々たち自身は、本来は望んでいなくてもお互いに排斥し合うという状況を演じなければならないことになってしまいました。これに気づいたときには、もうその対策がまったく造られることなく、ただその流れに任せてしまうことになってしまいました。地球人類はさらにそれを激しくしていき、お互いに非難し合う状況がどんどん悪化していきました。

これらの神々たちが地球上でいろんな状況を経験しているころに、宇宙の仲間たちがやってきて、この地球をどのようにして解決しようか、といろんな議論が行なわれておりました。プレアデスからやってきた人間たちは、この宗教的なエネルギーが地球を牛耳っており、それによって人間が完全に管理されている状況をとても不快に思い、なるべく自分たちは宗教のエネルギーには関与しないレベルで影響しようと考えておりました。

宗教に関与せずに、人類に関与する。皆さん方の天皇というのは、ある意味ではプレアデスたちも関与しております。日本において、天皇と神々たちが常に争い合っているのも、こういうところから起こっております。しかし、プレアデス自身は、必ずしも何か一つのものによって地球全体を支配するとか、まとめるとかいうことは考えておりません。地球自身が持っているこういう波動が常に争いを起こすことを知っているために、地球を一つにまとめようとすると必ず混乱が起こることを彼らは知っているからです。

そのために、必ずしも、天皇によってこの地球を一つにしようとか、そういうことはまったく考えておりませんでした。ところが、途中からこの天皇制に深く関与してきた別の存在がいるのです。この存在たちがその隙間を狙って、どんどんその力を強くし、日本を一つにまとめ、うまくいけば地球を一つにまとめようとして考えを造っていきました。

いずれは天皇によって地球を一つにする。これを本気で考えていた存在もおります。日本自身の特徴を巧妙に活かし、日本から地球全体に流れていくエネルギーにことごとく関与してうまく天皇を広げていこうと考えておりました。しかし、本来の創造主はそういうことにはまったく関与していないために、これは基本的には現実化されません。ただ、現実化させようとするエネルギーがあることだけは事実として認識しておく必要があります。

このようにしてこの地球は宗教のエネルギー、また宗教以外のもので地球をまとめようとするエネルギー、イデオロギーや思想的なもので地球を一つにまとめようとするエネルギー、いろんなエネルギーが複雑に関与しております。そしてそれぞれが自分たちの力で地球を一つにしようと、いろんなことをたくらんでおります。

今、一番力が強いのは、政治的な方法を用いて地球を一つにしようと考えている存在たちです。自由主義、この名目のもとで地球を一つにしようとしております。しかし、いずれにしても、この地球がそういう存在たちの力によって一つになることはまずあり得ません。なぜならば、私たちがそこには何も関与していないからです。

では、私たちはどのようにして地球を素晴らしい惑星にしようと考えているのか。政治的な方法や宗教、天皇や王政によって一つにしようとすること、これらはいずれも地球を自分の手の中に入れることにより、地球を支配し、そしてさらに大きな太陽系などを自分の手の中に入れようとしている企みから行なわれております。この地球はそういう存在たちの手に渡すわけにはいかないぐらい、大変重要な惑星となっております。

なぜならば、本当の神々たちがこの地球を必要としているからです。この地球を別の者に明け渡せば、この宇宙そのものが別の者に支配されてしまう可能性があります。この地球には神々だけにしか使うことのできない様々なエネルギーや仕組みが至るところに隠されております。それを別の者の力によって利用された場合に、宇宙全体が混乱の中に入っていきます。それを決して許すわけにはいかないために、私たちは何としてでもこの地球を守り通す必要があります。

ただ、これまでの流れからすると、地球人類(最初、タイプミスで「地喰う人類」と打ってしまった)が私たちとは別のものの方に手を貸しており、また魂を明け渡しております。そのためにこの地球を守ろうとしても、結果的に別のものの方に多くの人間が加担しているという状況になっております。

今まで、この場において、いろんなメッセージが流され、そしていろんな話が皆さん方に明らかにされてきました。でも、それでさえも実はホンのわずかであり、まだ皆さん方にはとうてい明かすことのできない、とても残念な歴史がたくさんあるのです。それ故に、これだけいくら愛を説いても誰も愛することができず、真理を説いても真理とは思えず、光を見ても光とは思えない状況になっているのです。

おそらく、皆さん方からしても、不思議だと思うでしょう。ここで伝えられた真理にしても、ほかの人に話してもまったく通じない。逆に、悪魔のように思われてしまう。これにもすべて理由があるのです。そうなるように、造られてしまっているのです。いくら私たちが真理を口に出そうとも、皆さん方の心には伝わらないように、巧妙に仕組まれているのです。

そして、間違った情報がすぐに広がっていくように。間違っていれば間違っているほど、多くの人が興味を持ってすぐに広がっていくように。そういう風に造り変えられております。真理であればあるほど、伝わらないのです。本当にうまく、造り変えられております。こういう状況の中で、ここで何度も何度も私たちが正体を現し、真理を伝えても、ほとんど広がっていきません。

では、私たちはこれからどうするのか。当然のことながら、私たちは諦めるということは一切、ありません。ここに一人でも人がやってくる限り、私たちは全力を出して、真実を伝えていきます。ただ、私たちは私たちなりの、綿密に創り上げられた計画があります。そしてこれは明らかにすることはできません。別のものがすぐに介入してくるために、皆さん方の前では明らかにすることができないのです。

したがって皆さん方も、私たちの計画を詮索しようとか、探り出そうということは一切、しないようにしていただきたいのです。そういう思いを発するだけで、私たちの計画がどんどんつぶれていくのです。ですから、詮索しようとか、知ろうとはせずに、ただ我が身を神に預けて、そのまま現実を楽しんでいただく。まずはそれだけを実践していただきたいと願っているのです。

さて、本当に自分の心をすべて神に預けて、それで安心できるかどうか。ほとんどの人はそこで混乱しており、また不安を抱えております。でも、皆さん方が思っている以上にもう皆さん方は十分に私たちとのつながりを強くしております。日常の何気ない言動においても、私たちの思う通りに動いている人がたくさんおります。自分では何気ない一言、あるいは思ってもいない言葉だったりしても、実際には私たちがわざと口に出させた言葉である場合があります。ですから、不安を持つことなく、本当に素直に、そのまま毎日を過ごしていただきたいと願っているのです。

では、それぞれがただ毎日を楽しく過ごしていて、これで本当に地球が変わっていくのだろうか。そう思う人もいるでしょう。今、地球は本当に大きな変化の直前にきております。この大きな変化がどういうものなのか。皆さん方は天変地異とか、地域的な変化を連想するようですが、私たちのいっている変化はそういう変化ではありません。あくまでも波動の変化であり、皆さん方の意識の変化でもあります。

仮に、ここに来ている人すべてが神と直接つながり、自分は神であるということを堂々と宣言して行動するようになれば、これだけでも大きな意識的な変化を生み出すことができます。私たちが言っている大きな変化とはそういう類の変化であるということをまず確認しておいてください。意識の変化、これにはいろんな意味が含まれております。

今まで自分たちが学んできた知識、これはすべてもう意味のないものになるということ。人間の歴史も今まで学んできた歴史とはまったく違うものであるということ。宇宙の仕組み自体が教えられた知識とはまったく違うものであるということ。そういったいろんなものが明らかにされていくでしょう。それによってそれぞれの価値観が根本から変わっていきます。現実というものがそれまで考えられていたものとはまったく別である。それがだんだん明らかになってきます。

そして本当に自分たちの思いによって現実が造られ、未来が引き寄せられるということ。これがだんだん理解されていきます。さぁ、そうなってくると、毎日の生き方そのものが変わってきます。今まではお金を儲けるため、偉くなるため。こういったことを目標にして生活してきました。そういう基準がまったく無意味なものになってきます。では、毎日をどのようにして生きていくのか。この辺の認識の違いがどんどん始まってきます。

今、ここで伝えられているような情報がどんどん広まっていくと、一人ひとりの生き方が根本から変わっていき、これは地球全体に大きな大きな変動をもたらしていきます。そして地球全体で準備ができたときに、いかにも相応しい出来事が展開されていきます。ある人は宇宙船に救われるでしょう。ある人は記憶のないまま別の世界に移されるでしょう。いろんな状況を経て、それぞれの造り上げたエネルギーに従ってこの地球から離れることになります。

そしてごくわずかの必要な人間だけがこの地球上に残り、神の役割を演じていただくことになります。この者たちは本当に特別な役割を持ち、最後に残された地球人類の最終的な完了をやっていただくことになります。これまで人類が造り上げた様々なエネルギーを人類自らの責任においてこの地球上から手放すようにいろんな処理を行ない、地球の許可を得てエネルギー的な修正を施し、そしてあらたなる波動の地球を呼び寄せます。そして地球上に一大変革が起こってきます。

この地球上では棲めるものがまったくいないぐらいにいろんなところで変化が起こってきます。そして必要な者が必要な働きを行なった後に、この地球上に相応しき者たちが再び呼び集められ、あらたな時代に入っていきます。その時にはもうすでに私たちと一緒に活動できる人間しかこの地球には集められません。そして自分が神としての役割をそれぞれが演じていきます。

この地球において、何故それほどまでに「自分は神」にこだわるのか。それが本来の地球の役割だからです。地球はほかの惑星とは違い、神が肉体を持って歩ける唯一の惑星なのです。神が自ら肉体を持って歩ける場所。これを達成するために、神はいろんなことをやってきたのです。そして自分は神である、という証をそれぞれが肉体を持って演ずる。お互いに神であるということを認め合い、自分だけの神の役割を演じていく。

ある者は瞬間移動であちこちに行っていろんなことをやっていくでしょう。ある者は次元をも超え、ほかの次元の修正を施しながら、この地球上でエネルギー的な調整をしていくでしょう。ある者はほかのいろんな惑星とのつながりをここで研究しながら、この場にいてほかの惑星のエネルギーを変えられるでしょう。いろんな神がこの地球上に同時に存在するのです。

こういうエネルギーが初めから造られていたために、これまでの地球の歴史においていろんな神々が同時に存在して、お互いに争い合うという状況が造られたのです。いろんな神々が同時に存在する。これがこの地球の本来の波動だったのです。それが争いで動いていくのか、喜びで動いていくのか。これは人間が造り上げることだったのです。人間はお互いに排斥し合うエネルギーを造り上げてしまいました。でも、それをもう手放し、喜びを分かち合う波動に変えていこうとしているのが、今の状況です。

私たちが最近、何度も何度もここにやってきて、自分は神である、これを身に着けさせようとしているのもこういうところからきております。ですからただ単に私たちは遊び半分でやってきているのではなく、ただ興味をもってやってきているのでもなく、この地球を本来の惑星に戻すために必死になってやってきているのです。

私たちにとっても全力投球をしながら、毎回、いろんなことを試しております。本当はどうなるのか、分からないところがたくさんあるからです。一体、何人の者が残るのだろう。一人ひとり、どこまで神のエネルギーを活性化できるのだろう。お互いに協力し合える人間がどれだけ増えるのだろう。私たちにも分かりません。皆さん方一人ひとりが決めることだからです。

私たちが何故、今、この日本という土地においてこういう働きかけを行なっているのか。別に日本が優れているとか、日本人が優秀だとか、そういう意味でやってきているのではありません。ただ西洋の人間に私たちが宿ると、西洋人が素晴らしいというエネルギー場を余計に強くしてしまいます。今まで地球上で造られた誤った西洋重視の傾向がさらに強調されてしまうでしょう。私たちはそれを望んではおりません。

では東洋に私たちが宿った場合、おそらく西洋人は初めから認めることはないでしょう。科学的な分析で私たちの正体を明かそうとするでしょう。そしてまた勝手に名前を付けたり、分類したり、勝手に次元を造り出して私たちをある一定の概念の中に押し込めるでしょう。いずれにしても、私たちの本来の働きを演ずるには必ずしも適当ではないのです。したがって私たちが好ましいと思って選んだところとして、オーストラリアや南アフリカ、インド、チベット、そして日本などを選んできました。

今でも、それぞれの拠点において活動しているメンバーが少しおります。ただ、どうしても宗教的な価値観で私たちを見てしまう国々が圧倒的に多いのです。その中で、日本はまだ比較的宗教的な波動が抑えられている状況にあり、本来の私たちを少しほかの場所よりは表しやすい状況になっております。でも、それでも本来の私たちの存在を認識しているとはとうてい思えません。どうしても、神という言葉によって私たちを特別なもののように認識したり、次元という言葉で私たちを分類しようとしております。ですから、本当に私たちの存在を理解したければ、宗教的な神や次元という観念をすべて手放すことが必要となります。

私たちは皆さん方のこの宇宙ができる前から存在しております。宇宙がどのようにしてできて、どういう経過を辿り、今に至っているか。すべて覚えております。ここにいるすべての人間の魂も私たちが創り出したのをすべて理解しております。でも、皆さん方は私たちのことは当然、分かるはずがありません。あなた方の魂でさえ、実は私たちのことをまだ理解できていないのです。自分たちがどうなるのか、実はそれもまだ分かっていないのです。

今のこういう場において、私たちがこういうことをどんどんと伝えていく。多くの人は単に興味半分で話を聞いていきます。今の波動においてはそれはやむを得ないことかもしれません。でも、できれば知識を獲得しようとするのではなく、本当に私たちと一つになる、という気持ちで話を聞いて欲しいのです。私たちは皆さん方と一つになりたいために私たちのことを話しているのです。

まだ地球人類に話してはならないこともあなた方に話しております。早くあなた方と一つになりたいからです。でも、皆さん方の方で、私たちを遠避けている。そんなにすごい存在なのか。近寄りがたい。やっぱり人間とは違う。そういう思いを出して、明確に私たちとの間で距離を造っております。ここにいる皆がそういう波動の場合、ここに来ていない人がこの話を聞いてどう認識するか、十分に認識されるでしょう。

でも、私たちは早く皆さん方と一つになろうとして、さらにいろんな工夫をこれからしていきます。


A自分だけの神との繋がり方

私たちは今、皆さん方にいろんな練習をしようと思ってやってきました。それぞれに神と繋がるエネルギー的なものが造られております。ただしその繋がり方は人それぞれ違います。雰囲気で分かる人がいれば、体全身で感ずる人、自動的に体が動いてしまう人、思考がどんどんと展開していく人。いろんな繋がり方があります。自分はどういう繋がり方で、神との関係を造っているか。それをまず感じていただきたいと思います。

これから、一人ひとりに自分と神との繋がり方の特徴を強調しようと思いますので、それを自分のやり方で感じてみてください。

自分は神である。

神のエネルギーが自分の体を通してそれぞれに何らかの影響を与える状況を自分なりに感じてみてください。

人それぞれまったく違います。これからはこの感覚を常に思い出せるように、すぐに具現化できるようにしっかりと身に着けておいてください。皆さん方がこれを意識すると、私たちはいつでもこれるようになってきます。自分のやり方、自分なりの使い方をよく覚えておいてください。私たちはここで少し休憩をとります。ありがとうございました。


B急速に広がった二極対立のエネルギー

私たちは先ほどの仲間と同じ存在たちと思っておいてください。さて、先ほど、地球の歴史的ないろんな状況から、神々というものがどういう風にして人間とかかわり合ってきたのかを説明しました。この次は少し別の視点に立って、また神々というものについて説明をしたいと思います。

地球に来る前に、それぞれの宗教の神々たちはいろんな惑星において学びを続けておりました。皆さん方も進化を重ねていくと、いずれはそういう風にある惑星を任されたり、ある一時代を任されたりして、そこで進化する学びをしていきます。地球にやってくる宗教の神々たちもいろんな惑星で学びを続けておりました。

ある神々たちはオリオンにおいていろんな抗争を続け、そしてそこにおいて最終的な段階に達したときにその場から地球へ移動するように命じられてこの地球にやってきたものがおります。いわゆるユダヤ民族に関係している神々たちはその時にやってきたものです。これらの存在たちが地球にやってきたころ、地球ではもうすでにいろんな神々たちがこの地球上でエネルギー場を造り上げておりました。自分たちのシナリオに従って、この地球上で自分たちの目的が達成されるように仕組みを造っておりました。

そのあとでやってきたオリオンの神々たちはもう自分たちの棲める場所というものがそれほどなかったために、特別な方法を使うことによって人類の進化を見守ることにしました。ユダヤ人が特定の場所に定着することなく、あちこちに動き回ったのもその所為といえます。こうやって進化を始めたオリオンの神々たちは地球人類を何とかして自分たちの影響下に置こうと考えておりました。

自分たちがオリオンから持ってきたエネルギーだけでは完全に目的が達成できないということが分かったために、少しでも地球人類の力を借りて、それでエネルギー的な問題点を克服しようとしておりました。そのためになるべく多くの地球人のところに広がっていき、そして地球人類と協力してオリオンの計画を少しでも成功させようと、いろんな計画を造っていきました。

ところが、この地球上の人類のエネルギーはオリオンとはかなり対照的なところがいくつかありました。オリオンにおいて学んできた人間たちはあきらかに二極対立の構図が前提になっており、それに従って物事を判断するという傾向が特に強くありました。地球上の人間はその時にはまだ明確に二極対立が染み通っておらず、単なる好きか嫌いか、良いか悪いかという漠然とした状況の中で、いろんな思考が働いておりました。

そのために、そのままではオリオンの本来のエネルギーを解消しようと思っても、中々うまくいかないことが分かり、なるべく早く地球人類に二極対立のエネルギーを浸透させようとして、そこで善悪や光と闇、そういった価値観を植え付けていくことになりました。白魔術、黒魔術、いろんな言葉が用いられ、常にどちらかが正しく、どちらかが悪いという教えを地球人類に埋め込んでいきました。

ある段階までいくと、そこで本来の神々たちが動き出し、そういう価値観にいつまでも浸っていては幸福にはなれないという教えを導こうとして、神々たちが地上に降りていく時期を考えておりました。ところが、彼らの思惑とは別に善悪の教えや二極対立の教えがあっという間に地球人類の中に広がってしまい、彼らの予想以上に根が深いものになってしまいました。

したがってそれが正しくはないということを教えようと思っていたころにはもうすでに地球上で二極対立の観念がすっかり定着してしまっているという状況になってしまいました。もう、こういう事態に陥ってしまってはいくら神が直接、いろんな真理を説こうとも常にその神は正しいか正しくないか、そこに戻ってしまう状況になり、二極対立の争いのエネルギーだけがただ広がってしまうことになりました。

この時点で、オリオンの仲間たちは本来の思惑とはまったく違う状況になってしまうという危機感を抱き、当初の計画を大幅に変更することになりました。宗教の神々たちの思惑は必ずしもこの地球上ではうまくいかないということ。ユダヤ人だけで解決できないために、さらに地球全体に混乱を広げてしまったということ。これをどのようにして彼らが解決しようとしたのか。

彼らはオリオンにおける輝ける存在たちを次から次と地球上に呼んできました。本来はそこまで全力で地球に関与するということは考えてもおりませんでした。ところが予想以上に事態が難しい方向に進んだために、オリオンの方でもそのまま見過ごすことができず、次から次と素晴らしい存在をこの地球に集めてきました。ところがそれでもこの地球はそれ以上に二極対立や争いのエネルギーがあちこちに広がっていきました。

もう、彼らの手には負えないぐらいに、この地球上はかなり争いや差別、対立といったエネルギーが充満しております。オリオンはこれからどのようにしてこの地球を変えていこうとしているのか...


C人間が自分で気づくしか方法がないのか

私たちはこのオリオンの計画に関与している存在です。これからどのようにしてこの地球に平和をもたらし、本来の地球のエネルギーを輝かせるか。私たちなりにいろんな計画を造り、そしていろんな手立てをうっております。ただ、宗教がこれだけ地球上に広がり、争うことが当然のように認識されているこの地球上で、これを元に戻すということがどのくらいの短期間でできるのか。どういう風にしたら、そういった観念が過ちであるということに気がつくのか。

まず、多くの人間が宗教にしがみついている。ほとんどの人は、今、自分は不幸だから、幸せになりたい、楽になりたい、こういうところから宗教に入っていきます。今、自分が苦しい。早く取り除いてほしい。楽にしてほしい。幸福になりたいという気持ちがある限り、不幸が同時に存在します。幸せを願う限り、不幸せが常に存在するのです。これにいつ気がつくか。どのようにしたら、心から分かるのか。

多くの人はごく当然のように、幸せになりたい、幸せになってね、幸福でありますように...  もうほとんど当たり前のように口に出しております。こういう思いがある限り、不幸という現象がなくならないのです。不幸という現象をなくすためには幸福という概念そのものをなくす必要があるのです。でも、多くの人は幸福を願う。幸せでありたい。もうこれが当たり前であり、これを手放すことができなくなっております。

私たちなりにこれをどのようにして解決していくか。いろんなことを試してきました。今にして思えば、どれをとっても余計に悪化させることばかりでした。また別の価値観を造り、余計に混乱を造り出したのです。芸術性の波動を送れば、美しいか美しくないか。学びの波動を送れば優れているか優れていないか。どれをとっても二極対立のエネルギーですぐにおかしな方向に進んでしまいます。

今、地球人類がこれから抜け出すためには、本当に自分たち自身が心からその愚かさに気づくしか、ほかに方法がないのでしょうか。一人ひとりが自分で気づくまで、私たちはただ待っているしか、ないのでしょうか。宇宙人といえば、良い宇宙人、悪い宇宙人という話になる。未来の話をすれば、良い未来、悪い未来の話がされる。もうそれが当たり前のようになっている。

今、多くの存在たちは少しでも早くこういう環境から抜け出し、自分を制限したり、比較したりしない環境へ変わっていただけるのを本当に望んでいるのです。でも、これを多くの人にやってもらうためには、一人ひとりが本当にそれを心から理解することが必要です。良い悪いという価値観、正しいか間違っているかという価値観、上下関係、怒られるとか叱られる。こういったエネルギーを本当に手放していただきたい。

ここにいる人の中で、オリオンの影響下にあった人が約半数。過去世において宗教的なことに関与した人たちです。もし、自分が宗教的なことに強くかかわりを持ったり、関与していたという思いのある人は、本当に今それを手放していってください。


 私は幸福を求めることはもうしない。
 神に従うつもりはない。


Dすべてが正しい

地球の人間たちよ、今、大いなる神々からこれまでのオリオンのエネルギーを取り除く儀式が行なわれる。

闇を恐れるな。貧しさを恐れるな。素朴を愛せよ。

さぁ、オリオンのエネルギーにはもう関与しないように。相手の非を詮索したり、咎めたり、自分を優位に持っていこうとする気持ちを根本から排除するように。

 すべてが正しい。

さぁ、これからは自信を持って進んでいけるように。


E時間をかけて二極対立を解消させるように

私たちが最後に説明をして終わりにします。皆さん方の思考の習性として、どうしても相手と比較したり、二極対立で考える傾向はしばらくは残るかもしれません。でも、それに執着を持たないということがまず必要です。そうすれば次第にそれに向けての意識が弱まっていき、比較したり、二極対立で考える傾向がどんどん薄れていきます。ですから、しばらくはまだそういう影響にあったとしても、それをまた咎めたり、罪悪感を持つこともしないようにしておいてください。

次第に次第にその意識が薄れていきます。そしていつかの時点においては、比較したり、罪悪感を持ったり、闇を恐れたりすることもなくなるでしょう。そして自分なりの生き方を完成させていってください。それでは今日はここまでにいたします。ありがとうございました。



(c)1997 CentralSun
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