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1997/6/30■月曜勉強会から

人間の創る宇宙の仕組みは愛の育みが目的

@宇宙で意識が目覚めてから創造主になるまで

今晩は。私たちはアシュタールコマンドから今、やってきています。皆さん方がこれから自分の宇宙を創るようになり、そしてとても素晴らしい仕組みをそれぞれが創りあげていきます。自分の宇宙をつくるというこの本当の意味がまだあなた方には理解されておりません。今日はその辺について、説明をしていきたいと思います。

私たちはこの宇宙を創るときに、皆さん方が成長する際に必要なものをすべて用意しておきました。皆さん方が意識をモトにして成長し、そしていずれは創造主となる。そこまでに必要なものすべてが用意されております。はじめはまず自分が存在しているということに気づく。自分が存在しているということに気づくのに、何億年もかかる意識があります。その間、どのようにして気づかせ、それを納得させることができるか。そういう仕組みがまた無数に創られております。

そういう仕組みを通して、自分が存在しているということに気がついてきます。自分が存在しているということに気がついた意識は自分以外にも意識があるということに興味を持ち、ほかの意識と交流し始めます。ほかの意識を交流をし始めたときに、それぞれの意識がまったく違う特性を持っていることに気がついてきます。まったく違う特性を持っている意識が存在しているということは、自分も何らかの特徴があるということに気がついてきます。

これが意識の第1段階であり、自分が何であるのか、自分はこの宇宙においてどういう役割を担っているのか、これを探し求めるたびに出掛けます。そしていろんな意識と出会い、交流を重ねるたびに、いろんな特徴が見えてきます。ある意識は自分の特性がとにかく光を強く放つことに特徴があり、何らかの思いや行動をとるたびに強い光を遠くまで常に放つ。それに気がついた意識は光について学びを始めていきます。

ある意識は行動することによって、周りが変化するといううことに気がついていきます。自分が何らかの行動を起こすと、周りも常に変わっていく。それによって自分の行動が常に周りに何らかの影響を与えるということを学び、それを自分にとってとても良い方向にもっていこうとしてその関係を調べに、いろいろと学びを続けていきます。

またある意識は自分自身が自由に形を変えたり、自分の存在を自由に変化させることができるようになっているということに気がついてきます。そしてその意識が、どこまで自分を大きくでき、またどこまで自分を小さくできるか、それに挑戦し始めます。そして自分よりもさらに大きな意識があれば、そこに向かい、どうしてそこまで大きくできるのか、いろいろとまた教えてもらい、自分もそのやり方も身に着けていきます。

このようにして意識がそれぞれ学びを重ね、自分だけの特性を発揮させようとして、成長を続けていきます。このようにして意識がそれぞれ自分について理解し、ある段階にまで成長してきたときに、自分が単なる意識ではないということに気がついてきます。自分は確かに意識だけれども、どうも自分をどこかで常に見ている大きな大きな意思があるかのように思えてきます。自分の取る行動のすべて一つひとつがすべて見抜かれているかのように、自分が自分の意思で行動してきたと思っていたのが、大いなる意思のモトで動いていたということにだんだん気がついてきます。

その段階で、意識はこの大いなる意思は何であるのか。そこに向けて、また成長しようという段階に入っていきます。この段階に入ってきた意識たちを皆さん方はアセンデッドマスターと呼んでおります。そして大いなる大いなる意思に向けて、まったく新たな学びを続けていきます。それまでは自分の特性を理解し、成長させようとして経験を重ねてきました。でも、大いなる意思に気がついた意識たちはもっともっと捉えようのない何者かに向けて、自分を成長させていくことになります。

自分をどのように成長させたら、大いなる意思に近づいていくのか。そして大いなる意思の正体は何であるのか。これを探り出すように進んでいきます。大いなる意思に自分から働きかけ、何らかの反応が得られたときに、その意識たちはとても素晴らしい喜びを感じます。今まで、ただ単に自分を見つめていた存在と思っていた大いなる意思が、こちらに対して反応を示すようになった。自分と関係のあるということが分かってきた。

これによって自分が大いなる意思に近づいていくことが可能となります。大いなる意思は自分に何を訴えようとしているのか。何を見ているのか。意識たちは大いなる意思に向かって問いかけ、そして反応を待っております。その間にいろんなテーマが与えられてきます。いつの間にか、まったく違う意識が目の前に現れ、それまで自分が学んできた概念には全くない意識が自分とかかわりをもつようになったりすることがあります。それによってお互いに新たな学びをし、そしてそれまでの経験がまったく新たなものに変えられていきます。そしてまた大きな大きな成長をしていきます。

これを繰り返し、自分がそれまで経験してきたことが大いなる意思から見れば、本当にまだ些細なものであり、多いなる意思が自分とはまったく桁外れに、まったく違う存在であるということにだんだん気がついてきます。もう、まったく自分とは違う存在であり、ただ単に経験を重ねたり、学びを続けるだけでは大いなる意思にはとうてい近づけないということに気がついてきます。

この段階にまで達したときに、またまったく新たな存在たちが目の前に現れてきます。このまったく新たな存在たちを皆さん方は、大いなる神々とか、想像の仲間たちとかいう風に呼んでおります。この大いなる神々たちはこのレベルにまで達した意識に向けて、新たなる経験を与えます。そして新たなる経験を与えられた意識たちは大いなる神々たちと一緒にいろんな役割を演ずることになります。

大いなる神々たちと一緒に学びを重ねていくうちに、宇宙の創造について、だんだん理解が深まっていきます。宇宙がどうやって創られ、そして何を求めて成長しているのか。これがだんだん理解できるようになってきます。この段階にまで達し、数知れず体験を重ねてきた意識たちは大いなる神々の一員として役割を演ずることができるようになります。今のこの宇宙において、大いなる神々たちの仲間にまで成長してきた意識は一つだけです。ほかはまだこのレベルにまでは達してはおらず、大いなる神々の管理の下で成長を進めております。このようにして意識は創造主に向けて成長を進めていきます。

さて、意識が宇宙で目覚め、体験を重ね、神々に近づいていくまでの状況を説明しました。この意識が自分の本来の波動に気がつき、これをさらに輝かせようとして自分なりに体験を重ねていくときに、この自分の本来の波動を本当に完成させようとして最大限に能力を開発する意識たちがあります。

例えば、生命に関して役割を与えられたものはいろんな生命に対してのエネルギーを完全な形で流すことができるように、いろんな体験が与えられます。どのような環境においても、生命が確実に存在するようにエネルギーを流していきます。しかし、この宇宙にはいろんな環境があり、それぞれの環境において、極めて特殊な条件をつくり出しております。

人間が次元と呼んでいる領域がありますが、それぞれの次元ごとに生命の活動できる条件がすべて違っております。それぞれの次元において、確実に生命を生かすことができるようなエネルギーを常に管理しているものたちがおります。こういう生命を管理している存在たちはどの領域においても生命を確実に維持させるためにいろんな体験を重ねていきます。そのためにほとんどすべての領域に自分が直接、入っていく必要があります。

この宇宙のいろんな領域に自分が入り込もうとするときに、この宇宙のそれぞれの意識たちがさらに自分なりに、体験のために創り出した特別な領域があります。体験を重ねている意識たちは自分で創り出した環境とほかの意識が創り出した環境のどちらかで体験を重ねていきます。意識が創り出した独自の環境。これがまた一つの宇宙を創っています。

つまり、それぞれの意識たちはある段階にまで達すると、自分で宇宙のような領域を創ることができます。その領域においては生命が存在し、また仕組みも存在しています。それを自分なりに創り、そして実際にその生命を通して体験を進めることができます。このそれぞれの意識が創り出した独自の宇宙を仮に魂と呼んでおきましょう。その魂と呼ばれる領域でいろんな生命が創られ、成長し、進化を重ねていきます。

自分の宇宙の中で成長し、進化をすることができれば、ほかの意識の魂の中に入って進化することもできます。ほかの意識の魂の中で成長する場合に、その魂のエネルギーを体験しながら自分の意識を成長させていきます。お互いにとても貴重な体験を重ね、喜びを感じていきます。ある意識がほかの意識の魂の中で学びを続ける場合、これには極めて特殊な条件が必要とされます。自由にほかの意識の魂に入るということは難しく、ある一定の条件を満たさないとほかの意識の魂に入ることはできません。

ほかの意識の魂に自分の意識を宿らせる場合にはお互いの間に、いわゆる愛ともいうべきエネルギーが確立されている必要があり、そのエネルギーを通して相手の中に入っていきます。そして相手がつくり出した生命体の中に自分が意識を入れていきます。相手の生命体を通して、自分の意識が体験を進めていきます。お互いが同時に体験を重ねていきます。こういう状況において、いろんな意識がある一つの魂の中に入ってくることもあります。これはきわめて特殊な成長の仕方であり、またこれができる意識はそれほど多くはありません。

皆さん方の場合には、例えば今ここで、同時に一つの領域に存在しているかのように思っているでしょう。でも、今のこの状況を宇宙から見れば、一人ひとりの宇宙における意識はまったく別であり、まったく別の領域で体験を重ねております。ただ、地球という重力場が用意されており、地球という重力場に地球の意識がつくり出した人間の生命体が存在しており、その人間の生命体の中にそれぞれの意識が入り込んで体験を重ねております。

皆さん方が睡眠をとっているときには、その意識は生命体から抜け出ており、地球の重力場には関与しておりません。したがって睡眠中においてはそれぞれはまったく別の領域に存在していることになります。ただ、地球での転生という仕組みが創られ、その枠の中に入っているために、生命活動を行なうときにはそれぞれの意識が生命体の中に宿ってきます。ですから、今、ここで一見、同時に存在しているように思える、というこの瞬間は宇宙ではとても貴重な体験の時期であり、皆さん方は極めて貴重な体験をしているということを覚えておいてください。

このようにしてそれぞれの意識は成長を重ね、体験をし、自分を創造主に近づけようとしております。自分の宇宙を創り、そして創造主に近づいていく。皆さん方がそれぞれ自分の魂と呼ぶものを持ち、自分の宇宙を創っております。自分の宇宙においては、それぞれが自分の体験してきたエネルギーをモトに宇宙を創りあげております。いろんな生命を体験してきて、そのエネルギーを自分の宇宙として残しております。

人間として活動しているということはすでにいろんな生命を体験してきており、かなり高度な宇宙を創ることができるまでに進化しているといっても良いでしょう。でも、あくまでも学びの途中であり、まだまだ体験すべきことがたくさん残っております。それぞれが地球において、何を体験していくか。何を身に着けていくか。

この地球という重力場はとても魅力的な場であり、多くの意識たちによってあこがれの場所ともなっております。地球で活動できるということはそれぞれの意識にとってとても貴重な体験をすることができます。ただ、地球という惑星のエネルギーが極めて不安定であり、また人間が出しているエネルギーがきわめて否定的であるために、エネルギーの状況としては必ずしも良いことばかりではありません。これを少しでも良いエネルギーに変え、自分の体験のために良い学びの場とする、これが理想といえるでしょう。

多くの人間たちがこれまでに何度も転生を重ね、この地球に奉仕をしようとしてやってきました。でも地球の状況は一向に良くならず、常に争いの波動で囲まれておりました。地球自身がそういうエネルギーを本質的に持っていたといえるでしょう。

でも、少しずつ、これが変わりつつあります。人間が少しずつ、気がついてきました。地球をいつまでも不幸なままにしておいてはいけない。地球を少しでも楽しく、活気があり、喜びに満ち溢れた環境に持っていく。こういう思いが強くなればなるほど、地球は本当に変わっていきます。こういう地球での活動一つひとつがこれから大きな意味を持ってきます。

地球は今、大きく大きく変わろうとしております。これまで、地球人が創り上げてきた様々なエネルギー、もうこのエネルギーの束縛から解放され、自由で喜びに満ち溢れた波動に切り替わろうとしております。でも、それまでにやらねばやらぬことがまだたくさん残っております。人間自身、吐き出すエネルギーが喜びの波動だけになること。常に相手を思いやる愛を身に着けること。宇宙の根本的なことが理解でき、常に成長を目指していること。こういった認識が必要となっております。

でも、地球は確実にそれに向けて変化を始めております。しかし、人間はまだ、その認識ができておりません。人間が早くそれに気づき、地球と一緒に波動を変えていくことができるようになれば、地球は本当に素晴らしい惑星になるでしょう。でも、人類の目覚めが遅く、地球に付いていけない場合、人間にとってとてもつらい環境が与えられるでしょう。地球という惑星が今、どういう状況なのか。本当にこれを理解していただきたいと思います。

これまでの話で、それぞれの意識が目覚めてから、魂をつくり、地球にやってくるまでの状況を説明しました。でも、これはまだ意識というものが成長するまでのホンのわずかな仕組みにしかすぎません。ほかにも人間の認識では不可能な様々な仕組みがまだ無数に用意されております。そういう一連の仕組みをすべて経験することにより、創造主に近づいていくのです。

こういう根本的な仕組み、そういう仕組みがたくさんたくさんこの宇宙には用意されております。人間の認識レベルではまだ単純なレベルでしか宇宙の法則が発見されておりません。でも、皆さん方の人間には理解できないほどの法則がまだ無数に存在しております。それらの一つひとつを自分の力で見つけていくというのも喜びとなるでしょう。


A今までの概念を早く壊すように

さて、今、宇宙で意識ができてから創造主になるまでの状況を簡単に話していただきました。皆さん方もいずれはそういう過程をとっていくでしょう。今までの学びが宇宙から見た場合にいかに未熟なものであり、また意味のないものであったか、少しずつ分かって来るものと思われます。地球人が身に着けた真理、宇宙の仕組み、これが本来の宇宙から見た場合に、まったく共通点がなく、単に人間の妄想で創られた概念にしか過ぎないということ。これがよく分かってきます。

でも、それを否定することはできません。人間の認識レベルではそれが精一杯といえるからです。でも、できればこれからは三次元的な見方で宇宙を捉えるのではなく、もっと高いレベルで宇宙を捉えてみることをやっていただきたいと思います。

さて、今まで、宇宙について少し、説明をしてきました。ここで少し休憩をとって、その後でまた宇宙の本質的なことについて教えていきたいと思います。それではここでいったん、休憩をとりたいと思います。ありがとうございました。

B意外と簡単に自分の宇宙を愛で満たせる

それでは先ほどの続きを始めます。ある程度、意識が成長して、宇宙の創造主になるまでの経緯を説明してきました。皆さん方がいずれはまた宇宙意識に戻って宇宙の創造主に向かっていく。でも、実際には今の人間としての意識、これもある意味では創造主なのです。先ほどの宇宙意識における創造主と今の人間としての意識の創造主、これの違いを説明しておきましょう。

宇宙意識としての創造主はいろんな意識が存在し、その中の調和やバランスをとった全体的な宇宙を目指して進化を進めていきます。皆さん方の個別意識は人間が創り出すことのできる宇宙をつくり出していきます。人間が創り出せる宇宙は人間の思考のエネルギーで創ることのできる宇宙です。

皆さん方の宇宙は人間が生存しているという前提で宇宙を創っております。本当の宇宙は、別に人間がいようといまいと、本質的な問題ではありません。それ以前に、意識があり、意識が成長のためにつくり出している学びの場がある。これ自体が宇宙なのです。一番はじめに話したときに、創造主になるための仕組みを全部つくり、その後で意識をつくり出したと述べました。まだ意識がなくても、宇宙は存在していたのです。同じように、人間がいなくても宇宙は存在していて、何も問題はないのです。

でも、人間が創り出す宇宙は人間が前提となっております。同じように、ほかの生命が創り出す宇宙も、それぞれ自分たちの生命が存在しているのが前提となった宇宙を創りあげていきます。そこが意識の創りだす宇宙との違いでもあります。人間が創り出す宇宙。それぞれとても素晴らしい宇宙を創りあげていきます。人間の思考のエネルギーはとても強く、ほかの生命にまで影響を与えていきます。

ほかの生命が自分なりに成長しようとして、体験を必要としているときに、人間がそれに対していろんな役割を演ずることがあります。ほかの生命が必要としている体験のエネルギーを人間が提供することができるのです。人間の創り出したエネルギーをほかの生命たちが学びの場として使っていきます。したがって人間の創り出す宇宙は人間以外に必ずほかの生命が存在しております。

ほかの生命が創り出している宇宙は必ずしも人間が入ってはおりません。そこに一つの微妙な差が出てきます。ある生命の創り出している宇宙は自分たちの生命だけで一つの宇宙を創り、ほかの生命はまったく関与していないという宇宙もあります。いろんな生命が同時に存在しているという宇宙を創り上げている生命たちもおります。でも、人間に関しては、人間以外に多数の生命が存在しているというのが前提になっております。

さて、そうすると、人間の創り出している宇宙は常に様々な生命との共存が前提となっている。人間は人間同士でも争いを演じているのにもかかわらず、さらにほかの生命をたくさん創り出している。ほかの生命たちは人間の造ったエネルギーを体験しようとして学びを進めていきます。一般に、人間同士の創り出した争いや混乱のエネルギーをほかの動物たちが経験のために使っていきます。こういう状況において、人間が人間同士で延々と苦しいエネルギーを放出し続けていきます。

さて、地球という惑星の役割がもうじき、変わっていきます。これまでは人間の気づきのためにお互いにけなし合い、否定しあっても、生存することが許されておりました。人間が気づくためにはどうしても必要な経験となっていたのです。でも、新しい時代においてはもうその経験は必要とはしません。経験を必要としないという人間だけが新しい時代に来れると言った方が適切でしょう。

もうそういう争いの波動を経験する必要のない人間だけが新しい時代に移されます。そこにおいては人間同士でいがみ合うということを必要としないために、常に素晴らしいエネルギーが人間から放出されます。そしてほかの生命もそのエネルギーを使って自分の体験に活用していきます。人間が創り出した喜びの波動をほかの生命が体験していく。これは今までの地球にはなかった生存の仕方となります。

でも、本当にそれが完成するのかどうか。これは実はまだ、正式には決まってはおりません。今のままで人間を見た場合に、新しい時代にまで確実に残る人間がほとんどいないという状況になってしまうのです。人間がほとんどいなければ、新しい生命たちもほとんど存在しません。なぜならば、人間の放出したエネルギーを体験するためにほかの生命がやって来るからです。人間そのものが居ないときに、人間のエネルギーを体験することができません。

新しい時代において、生存が約束されている生命がもうすでにたくさん用意されております。この生命たちを維持するために最低限必要な人間の数が自動的に決まってきます。最低限必要な人間の数、もう少し詳しく言うと、最低限必要な愛のエネルギーを放出できる人間の数、これが決まっております。ただ、その人数と今、地球上に生存している愛の持ち主を比較した場合に、まったく数が合わないというのが今の状況です。さて、これをどのようにして変えていくか。これが今の皆さん方に与えられているテーマなのです。誰の所為でもなく、まずは自分の所為であるということに気がついているかどうか。

もう少し言いますと、すべて自分の宇宙です。自分が本当に愛を発揮しているのであれば、自分の宇宙全体が愛のある人間だらけに変わっていきます。自分一人ですべての人間を愛のある人間に変えることが可能なのです。自分の宇宙であるから、自分の思考や自分のエネルギーで自分の宇宙を創ることが可能なのです。この辺のからくりに気がついている人がどれほどいるか。頭で分かるのではなく、実際にその愛の波動を出している人がどれほどいるか。この本質的なところ、これに本当に気がついて欲しいのです。

私たちは今、本質を述べようとしているのです。本当に愛が必要だということ。これを説明するために、わざわざ宇宙創造の仕組みを説明してきました。すべて自分が創った宇宙であるということ。愛のある人間がたくさんいるかいないかも自分の宇宙なのです。自分がそういう宇宙を創れば、すべての人間が愛に満ち溢れた人間になるのです。自分に愛がないと、自分の宇宙は愛のない人間だらけになるのです。

さぁ、自分の宇宙を愛のある人間で満たすこと。自分自身が愛のある人間になるということ。これが本質となってきます。多くの人はつらいとか、難しいと思うかもしれません。でも、そんなことはないのです。本当にそんなことはないのです。今、ここにいる人間一人ひとりが本当に愛の波動を出してみて、確かめてください。周りはすべて愛の人間だらけになるでしょう。本当に思考が現実化していきます。

ただ、多くの人は1日24時間、1年365日をそれで持続することができないために、すぐに反対の波動に移ってしまい、そしてそれをまた繰り返していきます。今は正念場といえます。多少、面倒臭く、つらいかもしれませんが、愛の波動を持続させるということ、ほかの人を思いやり、いたわるという気持ちを持続させるということ。これをやってきてください。少々、つらくてもやってみてください。いったん、コツが分かれば、簡単なのです。

どんな人が現れてもニコニコして、相手が楽しくなる雰囲気を常に出している。コツが分かれば簡単です。まずはそれを練習してみてください。常に周りが楽しく、明るくなる雰囲気を創り出していく。自分がその宇宙の中心であり、自分が喜びを供給している。常にそういう発想を持っていただきたいと思っております。


C挨拶

私はサナンダ。今、宇宙の創造の仕組みから愛についての話をしてきました。今の人間にどの程度、愛を身に着けてもらえるか、本当にこれがテーマになっております。でも、私たちは諦めたり、逃げ出すことは許されません。本当に皆さん方に期待をしております。でも、それを実行するのは皆さん方一人ひとりです。私たちは命令したり、強要することは許されておりません。やりたくなければ、それは構いません。苦痛を伴いながら、やる必要もありません。楽しんでやってもらう。とにかくそれだけを期待しているのです。

こういう状況において、一人ひとりがどこまで確実に役割を演じていくか。たとえ慣れていなくても、とにかく実践していただきたいと思います。本当に、コツをつかめば、意外と簡単なのです。相手を常に認め、自分を許していく。常にそれをやっていただきたいと思います。

今までの説明、基本的にはそれぞれが自分の宇宙を創り、愛を育んでいるということ。まずはそれを理解していただきたいと思います。私たちはここまでにしたいと思います。それではありがとうございました。



(c)1997 CentralSun
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