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1997/4/16■新潟勉強会から

自分一人ではなぜ目覚めることができないのか

@地球人の選択により、地球が大幅に変わっている

こんにちは。私たちは今、宇宙船の中から話しております。今日は少し、皆さん方にとても興味のある話題をすることにします。皆さん方がいつも気になっていること。いったい、地球がこれからどうなって自分たちもどういう風になっていくんだろう。ほとんどの人がこういう興味を持ってこの世界の勉強をしております。これまで、ここの勉強会において、こういう話題をしたことはほとんどありませんでした。なぜならば、正直言って、分からないことがたくさんあるからです。

地球人類がどこまで進化し、自分たちが何を選択するのか。これがまったく分かっていなかったために、皆さん方がどういう未来をつくるのか、決まっていなかったのです。しかし、もう皆さん方の目覚めを待っていても間に合わないという状況がはっきりと分かってきたために、大幅に計画を変更し、人類の目覚めを待つことはやめにしたという状況です。

ほとんどの人が他力本願であり、自分で自分の人生をつくりあげるということをまったく考えもせず、ただ人の真似をしたり、誰かの言うとおりにするという生き方をしております。こういう生き方は新しい時代ではまったく生きることができず、自分たちのエネルギーに見合ったそれぞれの惑星に移行していただくことになっておりました。それぞれに見合った惑星にそれぞれ自分で進んでいく。これが今までの私たちのやり方でした。

ただ、しばらく地球人類の状況を見ていると、こういう方法をとっていると、誰一人新しい時代に入ってくるものが現れないということが明確になってしまったために、これでは地球が存続できなくなってしまうのです。どうしたら、人類が目覚めるのか。どうしたら自分で自分の人生に責任をとるのか。これをずっと私たちは考えておりました。

自分の身の回りでイヤなことが起こる。ほとんどの人はそれを他人の所為にしたり、宇宙の所為にしたり、あるいは神の所為にして不平不満ばかりを出しております。自分がそういう現実をつくっているという認識がまったく芽生えてこなかったのです。どういう風にしたら、人類は自分で歩くのか。何度も何度も、いろんな試みをしました。

これまでそれぞれの願いをそのまま聞き入れ、いろんなエネルギーを呼び、感じてもらい、神でさえも直接現れて、皆さん方にメッセージを与えました。でも、自分で歩ける者が一人も現れませんでした。いつになっても、誰かほかの人の所為にしてしまう。自分の所為とは誰も思わず、すぐ他人の所為にする。これがまったく変わらないのです。

私たちは人類をどういう風にして目覚めさせるか、何度も何度も議論を重ね、仕組みを造り変え、やり方を変え、そしてついにもうこれではダメだという状況になりました。地球人類を目覚めさせる。もう、これは不可能ということです。目覚めようとしない者に目覚めさせようとしても、不可能ということが明らかになったのです。

したがって私たちは計画を大幅に変更し、目覚めようとしない者にはもうまったく近づかないことにしました。目覚めようとする意欲を持ち、なおかつその努力を重ね、もうじきで目覚めるというその人間だけを私たちは相手にすることにしました。もう少しで目覚める、目覚めつつある。こういう人間だけに私たちは直接、働きかけることにしたのです。もう目覚めようと考えていない人間には私たちは管轄下に置かないことにしました。

これはとてもつらい選択です。なぜならば、もうじきで目覚める、目覚めつつあるという人間がそもそもホンのわずかしかいないからです。ホンのわずかしかいないのです。でも、このホンのわずかの人間でさえも、完全に目覚めるのにとてつもない努力が必要なのです。すぐに迷い、混乱し、自分を否定してしまう。せっかく、寸前まで目覚めていながらも、自分でまた閉じてしまう。こういう人が圧倒的に多いのです。

今のこの地球上の人間の中で、もう少しで目覚める。こういう人を全部集めても、ホンの数百人かもしれません。でも、この数百人でさえも、完全に目覚めるにはとてつもない努力が必要です。私たちはとてもつらい決断を下しました。これによって地球がこれからどうなっていくのか。まったく変わってしまうのです。本来は少なくとも、数十億の人間は何とかこの地球上に残すように、いろんな仕組みをつくっていました。でも、とてもとてもそういう数には達しませんでした。

今まで何度も何度も人類にメッセージを与えてきたように、愛のない人間は残る資格がないのです。自分の人生に責任を持てないのも残すわけにはいきません。こういう人間をたくさんつくろうとしたのですが、まったくできませんでした。人間が目覚めるというのがこんなにも難しい。私たちは本当にとてもつらい決断をしました。一人ひとり、善良で真面目であり成長したいという意欲があり、宇宙と一緒になりたいという気持ちもとても強いものがあります。そこだけならとても素晴らしいエネルギーを持ち、私たちも一緒にやってとても楽しい思い出をつくったこともあります。

ところが、勉強会が終わり、それぞれが普通の家庭に戻ると元に戻ってしまう。不平不満を並べ、自信をなくし、せっかく身に付けたエネルギーが全部腐ってしまう。これの繰り返しでした。この場にいるときだけ幸せになり、神様神様といって清らかになる。そして自分の家に戻れば、比較をし、劣等感や優越感、嫉妬の中で混乱し、自分の弱いエネルギーがどんどん表に出てしまう。

この変化の大きさ。どうしてこんなにも変わってしまうのだろう。私たちは常にこれを考えておりました。結局、何かにすがるというこの気持ちがまったく解消されていないのです。確実に自分を導いてくれる素晴らしい存在を常に追い求め、それにただすがっていれば自分は助かる。こういう人が圧倒的に多いのです。神のような存在を見つけると完全にしがみつき、もう二度と離れないと強くしがみつき、ひたすらそこにすがってずっと付いていこうとする。

こういうエネルギーがある限りは新しい時代では生きていくことはできないのです。地球人類はいつになったら目覚めるのか。ずっと見ておりました。でも、このすがるという気持ちはまったく改善されませんでした。一見、愛を身に付け、真理を学び、癒しの能力を身に付けても、すがるという気持ちだけは改善されませんでした。これを根本から変えていただく。

今、地球人類は本当に目覚める時期に入っております。いつまでも何かにすがったり、自分の人生の責任を他人に転嫁する時期ではなくなっております。一人ひとり、いろいろ思うことがあるでしょう。今まで、あまりにも人間的な価値観の中で、経験を重ね、それが真理であるかのように思い込んでおります。新しい時代に行けるのは何人だろう。自分は入っているかどうか。1億人だったら、自分は入っているかもしれない。1000万人なら、自分は難しいかもしれない。そういう比較ばかり考えております。

そういう人数で決まっているわけではありません。一人ひとりの愛の量で決まっているのです。比較の問題ではないのです。人数の制限は一切、ありません。全員が愛を身に付ければ、全員が新しい時代にこれるのです。枠は一つもありません。にもかかわらず、ほとんど残ることができない。お互いに足を引っ張り合って。他人の足を引っ張るということが自分の足を引っ張るということにまだ気がついていないのです。

それで他人をけなし、中傷し、他人の所為にしている。結果的に自分が足をすくわれているのです。いつになったら目覚めるのか。いつになったら、本気で活動するのか。ずっと待っていました。でも、もう限界です。もう、これ以上、待つことができなくなっているのです。地球人類は今、とても大きな選択をする時期に入っております。新しい時代に行きたい、そういう人がたくさんおります。何故、そうしたいのか。何故、新しい時代に行きたいのか。幸せだから、楽しいから。もし、そう思っている人がいたら、それは違います。

新しい時代だからといって、急に楽しくなることはありません。楽しいか楽しくないかは自分自身の価値観から来るものです。環境が決めるわけではありません。むしろ今の現実の中でも楽しさや喜びをたくさん見い出している者。こういう人は確実に新しい時代に来ても喜びを見い出すでしょう。今の現実で不平不満をたくさん並べている人は、新しい時代に行っても不平不満しかやってこないのです。まったく同じなのです。自分がすべてを創り出しているから。

今、幸せという感覚を身に着けていない人は、新しい時代に行っても幸せという感覚はやってこないのです。その人の意識レベルがまったく同じであるならば、同じエネルギーしか経験できないのです。ですから、今が常に楽しい、今が常に幸せ、今が完全に宇宙に生かされていて満足している。今、そう思っている人が新しい時代に行っても常に喜びに満ち溢れ、楽しい生活を送ることができるのです。

新しい時代に行ったから楽しいというのではなく、今、楽しいという人ばかりが集まっているから、結果的に皆が楽しいと表現しているのです。今、楽しいという感覚がまったく身についていない人、こういう人が新しい時代に行きたいといっても、行けるはずがないのです。今は楽しくないというエネルギーが存在している惑星でしか、経験ができないのです。

いずれこの地球が大幅に変わっていきます。地球自身はもう苦しみや悲しみの経験を望んではおりません。この地球は人間との間において、楽しさや喜びを経験しようとしております。人間と交流して、もっともっと楽しくなることを望んでおります。地球をこれ以上、破壊に導く人間は地球自身が望んではおりません。地球が望んでいない人々は、残念ながらこの地球に残ることはできなくなります。

今、地球自身がその選別を進めております。こういう人と一緒に生活をしたい、こういう人ともっともっと交流をしたい、そういう人間だけをこの地球が選んでおります。常に否定的な言葉を出し、不平不満ばかりを出している人は、地球はもう一緒に経験することを考えてもおりません。皆さん方からみたら、厳しいとかおかしいとか思うかもしれません。でも、そうしないとこの地球自身が崩壊してしまいます。人間のつくり出した否定的なエネルギーがあまりにも固く固く凝り固まり、地球自身を身動きできなくさせております。

もう、この波動は終わりの時期に入っております。地球は十分、経験をしました。人間のつくり出した争いの波動で、何万年もの間、経験を重ねてきました。殺し合い、財産の奪い合い、地球の資源の奪い合い。何万もこの地球が経験をしてきました。いまだに続いております。もう、地球は十分、学びました。人間という生命がいかに自分のことだけを考え、他人を犠牲にし、自分の財産を殖やすことばかりを考えているか。もう、よく学びました。もう、これ以上、学ぶものはなくなっております。

地球自身はもう学ぶ必要がなくなっております。でも、人間がまだまだたくさん、学ぼうとしております。まだ、さらに人よりも上になりたい、多くの人から愛されたい、人にいばりたい、偉くなりたい、たくさん財産を持ちたい。まだこういう経験をしようとしている人がたくさんおります。こういう経験をしようとしている人は、もうこの地球上では学ぶエネルギーがなくなるために、別のところで学んでいただく必要があります。

皆さん方の認識では、これは冷たいとかおかしいとか思うかもしれませんが、私たちや宇宙の観点から見ればこれは当然のことであり、その人に見合った波動の世界にその人が行くというのは自然のことです。その人の波動にまったく合わない世界にその人を連れていっても、苦しむのは本人です。所詮、新しい波動の世界で生活できない者は、連れて行っても意味がないのです。

ですからその人の波動に見合う世界にその人が進んでいく。そしてさらにまた争いの経験を続けていくのでしょう。本人が望んでいる限り、私たちでさえも干渉することは許されておりません。私たちはもう何度も何度もメッセージを与えました。もう数えきれないぐらいのメッセージを与えました。でも、人間は何一つ、変わりません。私たちを神格化したり、拝んだりする人間が出てしまう始末です。

何故、自分で自分の人生を導いていこうとしないのか。何故、私たちの言葉をそのまま鵜呑みにして、その通りにしようとするのか。地球自身が何を望んでいるのか、まだ理解されていないからでしょう。人間がほとんど目覚めることができなかった。本当につらいものがあります。これだけ多くのメッセージを与え、エネルギーを流し、いろんな存在たちから癒しを与えてもらいながらも、自分で歩くことができなかった。

これによって、地球の進化の方法がかなり変わってしまいました。地球人類の遺伝子を身に付けた人間がホンのわずかしか存在していない。これは地球としての惑星が成り立たないということを意味します。今まで、何万年、何十万年と身に付けてきた遺伝子、この遺伝子を身に着けた人間がほとんどいないのです。一番恐れていた状況でした。でも、人間がそれを選択したからであり、私たちでさえもどうしようもできないのです。

人間がこれからどんどん変わっていくかもしれません。この地球にはとても素晴らしい存在たちがいろいろ関与していろんな協力をしてきました。それぞれの目覚めのため、気づきのため、成長のため、いろんなことをしてきました。でも、それを真剣に受け止め、自らの成長のために活用できた人間はホンのわずかしかいない。地球上の人間がここまで自分を見失っているということ。

さて、こういう状況の中で、では一人ひとりは何をすればよいのか。少なくとも、自分の人生は自分でつくりあげていくという認識だけはしっかりと身に付けてください。そしてどのような現実が自分に襲ってこようとも、すべて受け入れてください。自分が造った現実であるというのを本当に理解してください。自分自身が自分お世界を造っている、それをしっかりと認識し、自分が成長するということの喜びを早く身に付けてください。

自分たちがこれからどうなり、地球がどう変わっていくのか。人間はそれぞれこれから別れを経験していくでしょう。それによって一人ひとりが別々の時空の流れの中に入っていきます。常に皆と一緒、という行動をしていた人は自分に目覚めない限りはそういう皆が同じという時空間の流れの中に入ってしまい、本来の地球とは違う方向へ進んでいくでしょう。一人ひとりに見合った自分の世界へと進んでいくことになります。

仮に自分に未熟な人や親しい人がいて、その人と別れざるを得なくなった場合でも、決して執着を持ったり、強いエネルギーで結びつけようとはしないでください。そのまま現象を認め、素直に受け入れていってください。いつかの時点で、自分がどういう世界に向かっているのかがだんだん分かってきます。このまま自分のペースで進んで行ったら、自分の行き着く世界はこういう世界だ、というのが分かってきます。人によっては、それを新しい地球と勘違いするでしょう。

私たちからみて、新しい地球というのは皆さん方が思っているような地球とはまったく違います。根本からしてまったく違います。地球は新しい地球においての準備を進めており、人間を受け入れる体勢を整えておりました。でも、地球人類の遺伝子をもったものはホンのわずかでした。自分自身がどういう状況で、これから迎えていくのか。

人間一人ひとり自分の魂の中に、神とも思えるエネルギーがあります。神と繋がっているエネルギーです。このエネルギーはとても精妙であり、そして素晴らしいエネルギーと能力を持っております。自分が真剣にこの神である部分を認め、そこからエネルギーや情報を引き出すことを何度も経験していると、本当に自分が神であるかのようにエネルギーが定着してきます。自分が直接、神と繋がり、そして役割を演じていく。これが完成すると、新しい時代でも十分に働きを為すことができるでしょう。

自分が神である証を持ち、そして自分だけの役割を演じていく。いずれはそういう人が少しずつ目の前に現れてくるでしょう。皆さん方も決してすぐ比較をしたり、自暴自棄になったりせずに、とにかく自分を成長させるということ。現実をそのまま受け入れるということ。それを何としてでもやっていただきたいと思っております。


A気づき目覚めるのは自分の責任

私はサナンダ。今の話がほとんどの人にとってとてもつらいことであり、信じたくないことであり、つい本当か嘘かとか勘ぐってしまう内容でもあるでしょう。でも、こうしたことを口に出さざるを得ないという状況であるのが真実です。本当に人類が自分から目覚めることができなかった。私たちがいくら協力してあげ、メッセージを与え、エネルギーを与えても、自分で歩ける者がほとんどいなかった。

地球人類がここまで自分を見失ってしまう。当然、このまま放っておいて良いのか、皆さん方にもいろいろ意見はあるでしょう。でも、私たちからすれば、今、目覚めようとしている人間に集中的に天の光が集められ、そして目覚める。今、これが唯一の方法であり、たとえ一人でもそれで目覚めたら、私たちは満足感を得るでしょう。

今は私たちを抜きにして自分から目覚める人がほとんどいないという状況です。でも、ただ私たちが出て行ってメッセージを与え、エネルギーを与えるともう勘違いして、私たちを神のように思ってしまう。そしてただひたすら後についてくる。これではまったく自主性が損なわれ、自分で判断するということができなくなっているのです。

もう私たちは人類をコントロールする気持ちは完全になくしております。人類が自ら選択したことをそのまま認めてあげるだけです。人類が何を選択するかは人類に任せられております。地球人類がこれから確実に目覚める人間を増やして、新しい時代に進んでいく。そのために私たちは惜しみなく、いろいろ努力するでしょう。でも、地球人類が同じようにいろいろ努力してくれるかどうかは分かりません。ただ、私たちはもう限界に達し、これ以上待ってはいられないという状況での現実であるというのを理解しておいてください。


B認識の仕方を変えるように

私から少し話をして休憩にします。皆さん方にとってみればとてもショッキングで、信じられず、自分とはあまり縁のないことのように思われるかもしれません。実際にはそれぞれとても大きな意味があるのです。それぞれが学び、成長している状況において、わざわざこのような混乱してしまう情報を与えてしまう。でも、これにもとても大きな意味があるのです。

今までの認識の仕方、今までの勉強の仕方を変えなさいという意味が入っているからです。今までのそれぞれの学びは本当の自分の目覚めには繋がっておりません。単に知識を増やし、漠然と自分の宇宙観が広がるだけであり、真の目覚めには程遠いのです。自分が本当に目覚めるのにどういう方法をとっていくか。そこに目を向けていただきたいと思っているのです。自分たち自身がこれからどのようにして成長していくか。

今までの経験を生かしながら、でも新しい時代に繋がる自分だけの工夫をして、学びを続けていっていただきたいと思います。自分が今、どういう方向に進んでいるのかを常に理解しておいてください。自分たちが確実に成長しているという証を得ようとすることも止めてください。

自分たちの生きているという認識が本当に正しいものかどうか。こういったこともあまり深く考えず、ただ生きているという現実だけを受け入れ、そこから喜びを見い出して行ってください。そういう新しい時代での生き方を一つひとつ身に付け、自分のものにしていってください。それではここでいったん休憩にいたします。ありがとうございました。


C強い意志で真理を貫くこと

それでは私たちの方からお話をいたします。先ほどの話は確かにとても厳しいものがあり、皆さん方の中には不安や心配が出てきた人がいるかもしれません。私たちは必ずしもそういう人間的な感情を現すことはないために、事実は事実として伝えていきます。ただ多きうの人間にとってあまり楽しみが得られないという状況であるということは理解しておいてください。

今、私たちはいろんなことを考えながら、皆さん方に最適な情報を与えようとしております。先ほどの話の中でいくつか、関連のある話がありました。学びを続けていく段階で、自分に必ずしも合わない人間がいたときに、自分が何かやりにくい状況になってしまい、家庭がうまくいかなくなってしまう。こういう人もいるでしょう。自分がこういう世界に興味を持っているということを表立って口にすることができない。そのために隠れるようにして勉強を続けている。実はこういう人がかなり多いのです。

はじめから私たちの真理が何か隠れるような状況になっており、堂々と胸を張って言えるような真理ではなくなっているのです。こういう状況の中で、皆さん方がいくらこの真理を広めようとしても、気持ち自身が何か疾しさを伴っており、逃げるようにして口から出た言葉であったり、恐る恐る相手の反応を見ながら出る言葉であったりするために、真理の重みがとても弱く、光の強さもとても弱い状況で相手に伝わっていきます。そのために言葉に説得力がなく、どうしても十分な光が相手に入っていかないのです。

こういう現実の中で、本当の真理を伝えようとしても、中々正しく伝わるものではありません。堂々としてこの真理を口から出していく。こういう人が次から次へと増えてくれば、状況も変わるでしょう。今現在において、そういう人間がどれだけ存在しているか。皆さんの周りで家族や兄弟、社会的な地位をまったく気にしないで、こういったことを堂々と口に出している人がどれほど存在しているか。よく考えてみてください。

ほとんどの人は、一見、口に出しているように見えても、やはり家庭に戻ればパートナーが良い顔を見せずに会話がまったく成り立たない。子供はまったく関心を持たず、むしろ馬鹿にしてくる。こういう状況があちこちにあります。それぞれがのびのびとして真理を語ることができない。これが今の地球の状況なのです。

こういう状況において、皆さん方は何とか学びを続けようとしてこういう勉強を重ねます。ここの場において一生懸命、真理を肌で感じ、感激し、納得しながらも、一歩外に出ると元に戻ってしまう。結局、ここから出ると、ごく普通の波動の世界に戻るために、まだ表だって口には出さないとか、なるべくごまかして伝えるとかいうエネルギーがすぐに戻ってしまうのです。そのためにいつまでたっても、本当の真理が口から出ていかないという状況になります。

これを変えるためには、自分が本当に強い意思を持ち、外に出てもこの真理を常に自分は体で具現化していく。とにかく負けずに、思いやりやいたわりを通して自分の愛を伝えていく。どのような現実が起こってもすべて自分が造り出したものであり、相手には許しを与える。こういう気持ちをしっかりと持続させることです。ここで気を許すと、瞬間的に元の波動に戻ってしまい、たちまち三次元的な言動が繰り返されます。それなりに自分で強い意志を身に付けることが必要であるというのを理解しておいてください。

また、自分たちの兄弟や家族を考えたときに、自分一人だけがこういう勉強をし、ほかの人はまったく無関心で、中には三次元的な快楽に自分のすべてを委ねているものがおります。何とかして真理を分かって欲しい。こういう気持ちを持っている人もいるでしょう。でも、必要以上に介入することは許されておりません。先ほど述べたように、本人が気づこうとしない限りは、いくら手を差し伸べ、引っ張っても本人は歩かないのです。

本人が歩こうという意思をまずはじめにもち、そして少し歩き始める準備をしている。ここまでこないと、相手をしっかりと歩かせるのは難しいのです。したがって兄弟やパートナーといえども、相手がどこまで受け入れる準備ができているのか。これをまず理解することを努力してみてください。理解できない人には、言ってもただ反感のエネルギーが戻ってくるだけでしょう。相手に反感を与えたのであれば、それはもう愛とは程遠い行ないといえます。

そういったことで、まだ相手が準備ができていないときにはそれはその人の今の状況であり、ただひたすら時期を待っているということを理解しておいてください。


D使命などにとらわれないように

さて、こういう話の中で、皆さん方が思うのは、それぞれの新たなる自分がどういうエネルギーを持ち、どういう働きを為していくか、でしょう。自分自身の本来の働き、これは誰もが興味を持つことでしょう。自分が本当に何を望んで地球にやってきたのか。一人ひとりまったく違います。確かにある人はこの地球上でとても大きなテーマをつくって、これを目標にやってきました。私たちは今、真実を告げる時期に入ってきております。

多くの地球人は、もう当初の目標とはまったく違う時空に入っております。本来、この地球上でやろうとしていた自分のテーマはもう達成が不可能な時空間に入っております。当初、地球にやってきたときは当時の時空の流れの中で自分たちのカルマをいろいろとつくり、そして経験を積み重ねるようにつくっておりました。そしてそれ以降の転生の中でそれらを解消しながら、また新しくカルマエネルギーで以降の人生を組み立てていく。こうやって現在まで続いてきました。

しかし、今、皆さん方は歩んでいる時空は当時の時空とは別の時空なのです。当時の時空の延長では、今は地球はもう混乱の状況にあり、このような平和と思われるような状況にはなっておりません。1997年、皆さん方はまだ自分の目覚めのためにこれだけ素晴らしい環境が与えられ、そして学びを続けることができるようになっております。そして少しでも目覚めることができるように、いろんな状況が演じられております。

当初の皆さん方の予定では、今ごろの地球は大混乱に陥り、これから地球はどうなるのだろう、人間はどうなるのだろう、そういうエネルギーの中で体験を重ねるようになっておりました。今はその時空とはまったく違う時空に皆さん方は入っております。したがって当初の目的とはもうかなり違うエネルギーでつくられているのです。そういった中で、それぞれの役割にどんな意味があるのか。もう、ほとんど意味はありません。

まずは自分をしっかりとさせ、常に喜びの波動で一瞬一瞬を過ごしていく。もうそれが唯一であり、またそれこそが最高の生き方でもあります。自分というものをしっかりと見つけ、自分で自分を導いていく。今はその一番の状況になっております。したがって自分はこれから何をし、どうなり、使命は何なのか、そういったことに思いを馳せることはもう二度としないようにしておいてください。

それよりも、今、今、満足した波動を出していく。今の現実をそのまま受け入れる。まずはそれに専念してください。今を確実に受け入れ、経験することが地球への奉仕につながります。地球が満足してきます。喜びを感じてきます。そして地球との繋がりが強くなっていくでしょう。自分たちがこれから何をしたらよいのか。それを考えるよりも、今、楽しいことをやる。今、地球が満足することをやる。ただそれだけを考えていってください。


E偽りの自分にごまかされないように

さて、最後に私たちの方から話をします。今、一人ひとりにいろんな存在たちが準備をしております。やはり私たちとしても、この場に集ってきたものは一人でも多く新しい時代まで付いてきていただきたいという思いを持っております。直接、私たちと対話を重ね、エネルギーを感じ、魂の許可を得てやってきている者が、新しい地球で生存できなくなるというのはとてもつらいものがあります。ですから、とにかく私たちと接触できた者は何としてでも新しい時代にまで付いてきて欲しいという希望をもっております。

今までも何度も何度もこういう話をしてきました。でも、ほとんどの者が残念ながら残ることができませんでした。一番の理由は、やはり自分を見失ってしまう。ほかの人の言葉に惑わされてしまう。自分で自分のことをコントロールできず、他人の言葉でごまかされてしまう。これが一番の原因でした。

したがって皆さん方には、これからどのような状況に陥ろうとも、常に自分を見失わず、自分で決断を下し、自分で選択して歩いていくということを確実にモノにしていただきたいと思っております。自分で自分をしっかりとさせる。簡単なようですが、ほとんどの人がてこずっております。どうしても、自分というものを考えようとしたときに、自分の願望でつくられた偽りの自分と、まだ見てもいない本当の自分、こういったものが複雑に入り交じって、そもそも自分とは何であるかという根本に戻ってしまい、混乱が続いてしまいます。

自分の人生。本来の自分と頭では分かっていながらも、偽りの自分で自分が混乱を重ねてしまう。偽りの自分のエネルギーを少しでも手放し、本来の自分のエネルギーを引き出せるように、いろんな練習をこれからしていただく必要があります。皆さん方も、自分の心を見つめるときに、偽りの自分を本当の自分とは思わないようにしておいてください。

正当化する自分、すぐごまかす自分。知ったふりをする自分。いろんな自分がそこに潜んでおります。それを見つけ次第、もうこのエネルギーは必要ではない。それをしっかりと自分で見つめ、同じ状況にあったときに二度と正当化したりごまかしたりすることを絶対に行なわないように、自分を導いていく。こういう生き方を確立させてください。それぞれがしっかりと自分で自分を導き、成長し、新しい時代まで付いてこれるのを願っております。私たちからの話はここまでにします。ありがとうございました。


(c)1997 CentralSun
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