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1997/2/3:月曜勉強会

ゴミをも生かす生命エネルギー


@挨拶

今晩は。さて、今日はまた少し、違う内容をやりたいと思います。また愛について話をしても、皆さんの中にはイヤになる人もいるようですので、今日は別の話題をやってみたいと思います。今まで、何度かこの場において、宇宙のいろんな存在たちを紹介してきました。皆さん方が少しでも生命というものに関心を持ち、人間以外の生命との繋がりや一体感、いろんな愛の形について学んできました。

今日はそれの続きという感じで、ほかのいろんな生命について少し話をしてみたいと思います。地球人はどうしても生命というと、動物をイメージしてしまいます。動いていて形がある。これを生命という風に思ってしまいます。したがって形のない生命とか、動かない生命といったものに対しての認識がきわめて弱いというところがあります。

でも、この宇宙にはエネルギー的に見ると、動かない生命の方が圧倒的に多いのです。必ずしも肉体をまとっているわけではなく、肉体を使わないで活動している生命もかなりたくさんあります。皆さん方は人間というのを前提とし、そして次に動物というのをイメージして今まで生命というのを見てきました。

今日はその辺の認識を少し改めてもらおうと思って、いろんな仕組みを造って、見ました。これから1時間半、いろいろ楽しんでみてください。


A人間の思考で造られたチリやホコリのエネルギー

今晩は。人間と話をするのは初めてです。言葉、これを使わないと話ができない。不便ですね。私たちは初めからいろんな生命とつながっていますので、思うだけで伝わっていきます。でも、今まで人間とは話をすることができませんでした。思いを伝えても、私たちの思いという風には受け取ってくれませんでした。

私たちのことが全然、分かっていなかったみたいですね。そこからいきましょう。人間の言葉で言うと、私たちは生きていますが、人間からは生きているという風にはあまり思われていません。ゴミとか塵とか、汚いものとか、そういう感じでいつも扱われています。例えば、皆さん方がいろんな想いを出し、不潔だとか汚いとかもう不要だとか、そういう想いを出すと、私たちが生まれ、そして物質化していきます。

私たちが物質化すると、埃(ほこり)とか塵(ちり)とかゴミという風にいわれるように変化していきます。人間が私たちを造っています。ありがとうございます。私たちはあなたの子供です。可愛がってください。でも、ほとんどの人は汚い、汚いといって、ここから追い出してしまいます。汚いという認識があるから、また私たちの仲間が造られていきます。そしてまた汚いというエネルギーを出します。そしてまたまたやってきます。これが延々と続けられております。

仲間にはほかにもいろんなものがいます。汚いという仲間と不潔という仲間、野蛮という仲間、嫌いという仲間、「もう来るな」という仲間、いろんな仲間がいます。ほとんどすべて人間によって造られました。でも、人間の側に行くと、嫌われます。それでまた、嫌いという仲間が集まってきます。でも、また嫌われます。

嫌いという仲間を好きになることはできないのでしょうか。う〜〜ん、頭が混乱しているようですね。嫌いという仲間を好きになったら、嫌いというエネルギーがなくなる。嫌いというエネルギーが好きになる。嫌いというエネルギーが人間によって光に変わっていく。嫌いというエネルギーが人間によって、愛が入っていく。嫌いというエネルギーを好きになってください。

好きというエネルギーがあります。好きというエネルギーは人間の近くにたくさんあります。好きというエネルギーは感情のところにかなり反応します。嫌いというエネルギーが好きというエネルギーの裏側にあります。嫌いというエネルギーを無視すると、好きというエネルギーも無視されてしまいます。好きというエネルギーがあるということは、その裏に嫌いというエネルギーもあります。

好き・嫌いがなくなると、このエネルギーが消えていきます。嫌いというエネルギーをたくさん引き寄せている人は好きというエネルギーもたくさん引き寄せています。好きというエネルギーが高度なものに変わり、愛に変わっていくと、嫌いというエネルギーも高度なものに変わり、許しに変わっていきます。愛と許しが一つになると、好き嫌いがなくなってきます。嫌いというエネルギー、イヤだというエネルギー、不潔だというエネルギー、いずれも高い波動に変わっていくことが可能です。最終的にはすべて愛と許しに変わっていきます。

人間がこれを造り出したということは、愛と許しに変えていくのも、人間の役割となります。一度造った好き嫌いのエネルギーをそのまま無視していると、いつまでたっても愛と許しには変わっていきません。人間が愛と許しに変えていく義務を持っています。一度造り出した好き嫌いは、それが愛と許しに変わるまで、人間は進化を見届ける必要があります。人間が簡単に口に出す言葉、「好き」「嫌い」、その段階から進化を見守る必要が生じます。すべてを愛し、許す。そこに至るまで、責任が生じます。

この地球上にはまだまだ進化できないで留まっている好き嫌いが残っております。これをすべて愛と許しに変えていく必要があります。皆さん方の心の中に、これが好きだ、この人は嫌いだ、というエネルギーがあれば、これを宇宙的に愛する、この人を宇宙的に許す、そういう風に変えていく必要があります。

これを無視していると、嫌いとか不潔とかいうエネルギーがあるよ、というのを知らせるために、ゴミやチリがいっぱい集まってきて、教えてくれます。嫌いというエネルギーがあなたにありますよ。ゴミを初めから不潔と思わず、愛を持って受け入れている人は状況が変わってきます。宇宙的な許しに近づいていく証拠でもあります。

だからといって、ゴミだらけにして、乱雑にして、気持ちよいという感覚を持っていれば良い、というのはまた別問題となります。単なる怠け者だからです。そういういいかげんな人はこの話題にはついてこれません。その境目を人間はまったく気づいていないようです。自分の所為で汚くしてしまっているのは、その人の所為です。自分の所為ではなく、自然とチリやホコリが集まってくる、これが好き嫌いのエネルギーによって物質化されたものです。この違いを理解しておいてください。

チリやホコリの生命でした。


B生命が進化するということ

続いてお話をいたします。人間が進化を進めているときに、いろんな状況が起こりました。お互いに戦争をし合い、否定し合い、傷つけ合う経験を重ねてきました。そして人間は生命を奪い、動物を虫けらのように扱い、数え切れないほどの生命を奪ってきました。多くの生命が人間によって奪われました。

さて、その生命はそれからどう進んでいくのか。人間が生命を奪う。動物は人間に生命を絶やされた。でも、生命そのものは存続している。肉体をまとった生命体が三次元での活動を停止し、本来の場所に戻ってくる。三次元での体験をすべて整理し直し、次の進化を考えていく。生命活動は続いていくます。ただ、肉体をまとった経験はそこで中断してしまいます。

人間は殺すということをとても否定的に考え、相手のすべてを奪ったかのように思ってしまいます。でも、肉体を追われたとしても生命は存続していきます。ただ、肉体はそこで終えてしまいます。したがって生命というのを考えるとき、肉体を前提に考えると、何も理解できなくなってしまいます。生命はこの宇宙全域で生きています。この宇宙のいろんな次元で表現をすることができます。

ただ、生命はいろんな進化の法則があり、それぞれが生命体を通して進化していきます。生命が物質的な肉体をまとったとき、三次元世界において人間と交流します。人間はその三次元の肉体を通して生命と交流し、お互いに交わり合い、喜びを分かち合うことができます。人間も生命の一つの現れであり、その意味ではほかの生命体とまったく同じように動かされています。でも、人間は生命が繋がっているという認識をほとんど持つことができない状況になっております。ほかの生命はすべてが繋がっているという感覚を持っております。

生命。ただ生きているこのイノチ。皆さん方には中々理解できない。肉体と生命を分離させたとき、生命とは何であるかが理解できなくなった。生命は一人ひとりにも流れております。それによって肉体が活動できます。生命がなくなると、肉体は機能できず、死という現象を経験します。生命を流すかどうか、皆さん方の魂が判断します。もう生命体としての役割を必要としないとき、魂は生命の流れを中止します。そして生命体は機能できず、そこで活動を停止します。つまり生命は皆さん方の魂によってコントロールされております。

生命はエネルギーとして魂に使われます。生命が進化を重ねていくに連れ、自分でいろいろと活動できるようになってきます。生命自体がいろんな活動を始めるようになってきます。生命は必ずしも肉体を使わなくても、存在することが可能になってきます。そして、ある段階まで進化していくと、生命が自分でいろんなことをやるようになってきます。自分自身が成長のために、次はどんな生命体に宿るか、判断をし始めます。そして自分の進化が望ましいと思われる生命体が現れると、その魂の許可を得て、そこに宿っていきます。生命。

C生命はただ生きる、ひたすら生きる

生命というモノを何故今、テーマにしているのか。人間は生命というものに対して、まだ理解が進んでいない。生きているとはどういうことか。何のために生きているか。生命は何のために存在しているか。もし、生命がなければ、生命体の存在はあり得ない。生命体を生かすため。でも、それをどうやって造っていくか。単なるエネルギーというのは宇宙にはない。どのエネルギーも必ず成長していく。愛もそうであり、癒しもそうであり、生命も同じように成長していく。生命はどこまで、どう成長していくのか。

生命はひたすら生きる。生命は生きる。永遠に生きる。宇宙がある限り、生きる。そして生命体を生かす。生命体がなくても、生きる。宇宙は常に成長し、拡大していく。したがって生命も宇宙の中で成長していく。宇宙が進化する。だから生命も進化する。生きる。すなわち、進化していく。生きる。

生きるという本質は宇宙の中全域で浸透している。だからどの生命体とでも繋がっている。すべての生命体に繋がっている。動物に限らず、生命体として活動しているものには生命が宿っている。生命。

さて、この生命を実感するにはどうするか。生きているという実感をどこで感ずるか。自分は生きている。でも、空気は生きているか。水は生きているか。どこで感ずる。空気。生命あるものは多くのものたちと共に常に活動している。いろんな人間や動物たちの中に入っていく。生きている証である。水。人間に限らず、動物や植物がそれを取り入れる。水にイノチがあるから。生命がある。

あなた方、いろんな動物たちがお互いに取り入れているものがあれば、生命が宿っていると思うように。そうやって生命が進化していく。いろんなものに入り込む。成長していく。生命はそうやって生きているというのを感じている。あなた方の肺に入り、血管の中に入り、生きているという実感を得る。生命。

生命を否定する者、無視する者。自分を否定する状況を造り出す。生命はただ生きる。ひたすら生きる。それをあえて否定する人間がいると、自分を否定するように働いていく。生命は永遠に生きる。それを止めることはできない。それを止めようとする人間。生命は止められず、自分を止めることになる。生命はただ生きる。生命により多くの経験をさせ、より満足した体験を造ってあげると、生命は美しく進化していく。

この生きるという根本。あなた方は常に忘れてしまう。自分が生きているという思いをかなり弱くしている。生きているという実感がなく、楽しみが中々感じられてこない。生きるという喜びをもっともっと感じて欲しい。今、生きている。さぁ、生命というのをもっともっと自分と繋げ、生きているという実感を持ち、ほかの者たちとも繋がっているというのを理解しておいて欲しい。

この生命、もっともっといろんな分析が必要であろう。人間の今までの解釈にこだわらず、新しい目で生命というのを見て欲しい。

さて、この生命というのを皆さん方にどうしても理解していただきたい。そうすることにより、皆さん方がこの地球で今まで何を為してきて、これからどう展開していくのか、明確に分かってくる。自分がこの地上でやってきたこと。生命を通して学んできたこと。これがとても大切な意味を持っている。生命についてもっともっと思いを持って欲しい。

生命について、少し、お話をしてもらって、次に進みましょう。ここで少し、休憩にしましょう。ありがとうございました。


D意識の成長と生命の成長は別

さて、それでは生命について、もう一度、基本的なところからお話をいたしましょう。宇宙はいろんな仕組みのもとで、いろんな存在たちが活動を続けております。それぞれが自分の成長のために経験を重ね、進化を重ねていきます。活動するというためには、活動する領域における体が必要となります。どの領域で活動するか、まずはそれを考えた後、経験すべき状況に応じて体を造ります。

経験すべき状況に一番適した体。皆さん方の三次元においては、この体というのが肉体的な体の場合、植物体としての体、鉱物体としての体、気体としての体、液体としての体、エーテル体としての体。さらに感情体としての体や精神体としての体。このような体がいろいろ使い分けられております。これらの体が意識によって使われるために、それだけで機能できるようにこの体を造り上げている存在たちがおります。

この体をそれぞれの環境に適応できるように常に管理し、また成長させております。体が機能し、維持するためにこの体に生命エネルギーを与え、大いなるエネルギーの管理の下で動くように造られております。この体、生命が宿る前、まだかなり成長の浅いレベルの生命エネルギーが流れております。そして少しずつ進化を重ねた生命エネルギーに変えられていき、その体がいずれ機能できる状況の生命エネルギーになったとき、より高い意識がそこに宿れるような状況を造り出します。

皆さん方の言葉でいう魂がそこの体に宿ります。そして魂がその体を使って、活動を始めていきます。魂からやってきたこの意識、この意識が体を使って経験を重ね、成長していきます。意識がこの体から完全に出ていき、もうこの体の経験を必要しないという思いが届けられたときに、その体は生命活動を終えるように動いていきます。そして生命エネルギーがその体から徐々に流れ出ていき、肉体から生命が分離されていきます。そして体は生命のないものとして残っていきます。

生命は体から離れても、その体で経験したいろんなエネルギーがいろんな状況をしっかりと認識しており、同じような体にまた生命を宿らせるときにはそれ以前の経験を活用しながら、よりよく体が反応するようにもっていきます。皆さん方が肉体の内臓について、いちいち思いを抱かなくても、消化器官が自動的に動いたり、血管の中を血液が流れていったりするのは、生命からのいろんな思いによって行なわれているものです。肉体がそのように動かされているのです。人間が肉体を次々と進化させていっても、そこで身に付けた内臓や骨格のいろんな働きはそのまま遺伝子によって使うことができます。こうやって生命は次々と体に宿り、成長していくことができます。

植物や野菜、果実の場合はその形そのものの植物体としての体を使いながら、植物のそれぞれの意識も学びを重ねております。その植物体としての体は自然の環境や土地、そして人間の思いによって、機能が変わっていきます。寒いところ、温かいところ、水分の多いところ、気候の悪いところ、そして人間の居るところと居ないところでかなり形が変わってきます。彼らは植物体に宿り、いろんな経験を重ねていきます。

太陽のエネルギーを受け取り、成長するということを学んでいきます。そしていろんなエネルギーを吸収し、それぞれに応じた働きを全身で行ないながら、反応活動を進めていきます。果物は動物たちによって摂取されるということを初めから理解しております。動物に摂取されると、肉体としての機能がそこで失われ、動物たちに取り入れられて、それの持っているエネルギーが動物たちに同化していきます。

その時、果物などの生命エネルギーが動物の生命エネルギーと一体化します。この場合の生命エネルギーは大いなる宇宙から流れてきている生命エネルギーであるために、宇宙の仕組みや自然現象の中で交流しているという喜びを感じていきます。生命はそれによって喜びを感じ、新しい生命との出会いを喜びます。

三次元の世界においては生命は生命を宿らせる体が必要となっております。魂が造り出した世界においては必ず生命を宿らせる体が必要となります。魂が活動する以前の高い次元の領域においては生命というのはまた別の状況となって現れてきます。宇宙における生命体というのはこの生命によって維持されます。これは必ずしも体を前提にはしておらず、いろんな状況の中に生命が入り込んでいきます。法則の中とか、思いや仕組みの中、いろんなところに生命が入り込んでいきます。

それによって宇宙そのものが生きているという状況になります。宇宙のこういう生命がいずれは意識と一体化して、高いレベルにおいてそれだけで意思を持ち、活動を重ね、成長していけるようになっていきます。意識は本来、クリエイターから創られた進化の一つの種のようなものですが、初めは眠ったままであり、生命を受け入れるようにはできておりません。少しずつ少しずつ目覚めると同時に、生命エネルギーが流れるようになってきます。そして活動をはじめ、いろいろ広がっていくに連れ、より高い生命エネルギーが流れるようになってきます。

こうして、意識が成長すると同時に生命も一緒に成長していくことになります。意識が十分に成長し、それだけで十分に機能できるようになると、生命を取り入れていた意識体という部分を切り離し、本来の意識だけで活動できるようになってきます。もう、その時にはいちいち生命エネルギーを入れなくても自分で生命を造り、動き出すことが可能となってきます。生命がそうやってまた別に活動し、成長を重ねていきます。

意識の成長ということと生命の成長は本来は全く別の働きであり、(テープ反転)皆さん方もいずれは両方の経験を必要として神になっていきます。生命というものを理解するためにはまず生きているということはどういうことであり、考えるということはどういうことなのか。生命は生きているということ。意識は考えて行動する。この違いをよく理解してください。これをしっかりと理解しておくと、自分の体を自由に扱うことができます。

自分の意識と生命体をしっかりと分離させ、自分の必要性に応じて生命体を自由に変えることができます。自分の働きに応じて生命体を変えることができます。生命を理解しているのであれば、どのような生命体でも同じ生命が宿るということが理解でき、生命体を自由に変えられるのです。したがって意識を生命にもっともっと近づけ、そして生命を通して自分の生命体を自由に変えられる。こういう練習をやっていただきたいと思っております。皆さん方が新しい次元に行くためには、この理解がどうしても必要となります。そして生命体と自分の意識を明確に区別し、自由に扱える。是非、これをマスターしてください。

さて、今日は生命ということについて、いろいろと進めようと思っておりましたが、皆さん方にはまだまだ難しいということが分かってきました。どうしても人間の認識では生命というものが難しいように伝わってきました。生きているということがどういうことなのか。考えるということはどういうことなのか。まだまだ理解されていないようです。意識は成長のために肉体を使います。生命は自分を表現するために生命体を造ります。皆さん方はまだまだそこがゴッチャになっているようです。早くそこをクリアに理解して、次の段階へ進まれるのを望んでおります。それでは今日はここまでにします。ありがとうございました。


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