前へ戻る


1996/9/21■集中セミナーから

パートナーとの関係について

ガイドとのQ&Aより「パートナーとの関係について」

−自分の進むべき方向性が見えてくるに連れ、パートナーとの関係が難しくなってきたのですが。

あなたに限らず、パートナーとの関係においてこれからどうしようかと悩んでいる人はたくさんいます。したがってあなたの家族に限定しないで、少し一般論で話して良いでしょうか。

−お願いします。

一般に、家族、特にパートナーというのは基本的にははじめから決まっていたものです。今回の人生をつくるときに、お互いに約束をし、いつかの時点でパートナーシップをつくり、そしてお互いに何らかのエネルギーを消化していく、それを事前に決め、そしてその時期が来るまでそれぞれ別の学びをし、そして一緒になった段階で協同してお互いのエネルギーを消化していく。これが決まっております。

しかし、それがいつどの時点でお互いのエネルギーが解消され、すべてのお互いの関係を無くすことが出来るのか、これは決まっておりません。普通はお互いにもう学ぶべきものがなくなった場合に、もうパートナーを解消しよう、という行動に出るのは宇宙では基本的に認められており、またそれは当たり前のこととして皆で認識されております。

ただ、この地球上においては、特に日本においては、一度パートナーをつくった場合には中々それが解消されることなく、永遠に続くという認識をほとんどの人がつくっております。まずはそういう意識自身が宇宙での意識とかなりかけ離れたものであり、宇宙においてはあくまでもお互いに学ぶべきものがなくなった時点でもうパートナーとは呼んでおりません。

一般に、はじめ約束通りパートナーを組み、お互いにエネルギーを解消するという作業に入って、そして現実的に活動をしてきています。ところが、精神世界の学びを始め、自分の波動をどんどん高めていき、またいろんな執着のエネルギーをこのような場所において手放していく。つまり、パートナーシップとの間で解消するのではなく、こういう場所で無理矢理そういう古いエネルギーを手放したとしましょう。そうすると、本来はパートナーとの間で一緒に手放すはずのエネルギーであったのが、ここで先に手放してしまうことになります。

そうすると、自分自身は確かにエネルギーを手放したために、もうパートナーとの間におけるエネルギーというものがどんどん減ってきてしまいます。ところが相手がそういう活動を何もしていない場合には相手のエネルギーはすべて残っています。そこにおいて、パートナーと自分との間において消化すべきエネルギーの量が両方で合わなくなってきます。問題はここから始まります。

本来、同じ量のエネルギーをお互いに持っている場合には、常にお互いにそれを学び合いながら、お互いで手放していいきます。そしてお互いが同時になくなったときに、お互いは自動的にもうパートナーという関係がなくなっていきます。その時には、パートナーシップを解消しても、お互いに何も問題は残らず、むしろ自然に別れていくことになります。

しかし、片方だけが手放してしまい、片方が残っている場合には、手放した方はもう必要がないために、そのパートナーとの関係を解消しようとするでしょう。ところが、相手はほとんどエネルギーを手放していないために、それを手放そうとする働きが自動的に動いてしまい、どうしても執着をもってパートナーとの間を維持する方向へと進んでしまいます。そのためにパートナーシップの関係を解消しようと思っても、中々、スムーズには運ばないという状況になってしまいます。これをどのようにして正常な方向に持っていくのか。

私たちの見解が、実は正解でもなければ、これがあなたにとって適当な解答であるということもいえません。ただ一つの意見、一つの話として聞いておいてください。したがって、これから話すことを絶対的なものとか、唯一の真理という風には受け取らないでおいてください。実際にはパートナーごとによってその間の関係がいろいろ異なり、消化すべきエネルギーも違っているために、一般論で一つの正解としていうことはできないということを認識した上で、これからの話を聞いておいてください。

一般に、二人の人間がいて、その間で何らかの関係があるという場合には、同じ種類のエネルギーをお互いに持っており、そしてそれを消化し終わるまでその関係は続きます。そして片方が先にエネルギーを消化してしまうと、自分は自動的にその相手から離れていくことになります。相手が執着を持っていなければ、相手が去ると同時に自分も相手から去っていって、自然に別れてきます。

しかし、相手のエネルギー自身は残っているために、それを別の人間との間でまた消化するような働きが起こってきて、別の人間との間でエネルギーを消化する活動を始めることになります。パートナーの場合、片方が先にエネルギーを消化し、もう片方が解消すべきエネルギーを自分の心の中に残しているということになります。こういうときに、一番好ましいのは、その相手が自分の残っているエネルギーを消化すべく、別の相手がうまい具合にそこに現れてくるという場合です。

そうするとお互いにそのエネルギーを持っているために、波動が引き合い、お互いにいつの間にかとても学ぶのによい相手だという風に認識するようになることがあります。そうすると、今までパートナーと思っていた相手よりも、新しく見つかった相手の方に興味を持ち、その間でエネルギーの消化を行い始めることがあります。

この場合、実際には宇宙から見た場合には意外とスムーズな展開となっていきます。つまり、もうすでにエネルギーを消化し終わっている人からみれば、自分自身はもう相手には興味がなく、またその相手には一番適した別の人が自動的に現れてきて、お互いが学びを続け、わだかまりをつくることなく、役割を演じていく。これがある意味では理想的ともいえます。

この場合の唯一の障害というのは、社会的においてパートナーシップを解消するということに対し、いわゆる親のメンツとか、社会的な評価、経済的な問題、こういったことが問題になるだけであり、本人自身のエネルギー、波動という面から見れば何も問題はありません。したがって、もし相手にパートナーの代わりとなる適当な者が現れてきた場合、それは素直に認め、そして執着を持たずにパートナーを解消していくような仕組みをつくっていくようにする。これがかなり良い方法といえます。

しかし、相手にまだ、そういう人間が現れていない場合には、いくらこちらが去ろうとしても、エネルギー自身は確実にまだ繋がったままであり、中々、離れることができません。相手の執着のエネルギーの方が一般に強いために、自分自身はもう解消したつもりでも、相手の執着のエネルギーに巻き込まれてしまい、そこから離れられない場合があります。これから完全に自分がフリーになるためには、自分自身の体の中から3次元の執着のエネルギーを完全にすべて捨て去ってしまうことが必要です。すべての執着のエネルギーを体から取り出した場合に、いくら相手が執着を持って接しようとしてきても、自分自身はその影響を受けることがなくなってきます。

自分自身がその執着のエネルギーをどれだけすっきりと解消することができるか。これが一つのカギになるでしょう。本当に自分が一切、3次元の執着を持たなければ、相手がどのように接してきても、自分自身には影響を受けません。ただ、相手自身は何らかの形でそのエネルギーを消化する必要があるために、それをどこかに向けるということが必ず必要となってきます。

もし相手に自分以外にそういうエネルギーの解消相手がいない場合には、素直に相手にもっと適したパートナーが現れるということを、宇宙にお願いする。あるいは相手の魂や相手のガイドを呼んで、相手に自分よりも素晴らしいパートナーが現れるますように、というお願いを真剣にして、パートナーシップを移してもらうようにする。これは一つの方法としてあり得ます。

「相手にとって一番ふさわしいパートナーをこれから宇宙の方で用意してください」。相手の魂、相手のガイドに、「相手が一番必要としているエネルギーを確実に相手が受け取り、相手が不要なエネルギーを手放すことができるように、相手に素晴らしいパートナーをこれから与えてください」。「神様、お願いいたします」。これを真剣に毎回、瞑想でやるのであれば、いつかはそれが実現する可能性があります。

特に、あなたのように、自分の仕事がだんだん明確になり、宇宙とつながっている場合には、むしろ宇宙自身がそれを必要とすることがあります。したがって、自分を確実に宇宙につなげ、そしてその願いを宇宙に宣言した場合には宇宙は必ずその願いを聞き、そして素晴らしい関係がお互いにつくられるようにもっていくことでしょう。

話が長くなったのでここまでにしておきますが、はじめに言ったように、これはあくまでも私たちの一つの見解であり、唯一すべての解答ではないということを理解しておいてください。それではありがとうございました。


前へ戻る

(c)1997 CentralSun