2012年8月のレポートから
今年の夏はロンドンオリンピックで盛り上がるでしょう。もともとオリンピックは戦争を中断させるために生まれたそうですが、それでも各国の競争心は異常ですね。「国の名誉」という名目で国同士が競争しますが、国同士が競争するのは好ましくありません。実際の戦争よりは良いのかもしれませんが、大きな闘いのエネルギーを産み出していきます。甲子園の高校野球も同様で、若者が純粋に力を発揮するのはすがすがしいですが、勝敗ばかりにこだわるのは魔のエネルギーを呼び寄せてしまいます。8月は、油断すると闘いの炎に巻き込まれてしまうので、十分に注意しましょう。
8月5日(日)、親と子のサークル会があります。将来につながる親子関係を探求します。親子に限らず、親だけでも、お子様だけでも参加できます。13時から。
意識レベルを上げる
「意識レベルを上げる」というのが最近のテーマになっています。マスターたちから、事あるごとに言われています。意識レベルを上げるというのは、三次元的意識レベルを四次元、五次元の意識レベルへ、地球的意識レベルを宇宙的意識レベルへ、自己中心的な意識レベルを宇宙愛的な意識レベルへ引き上げることです。日常生活の意識レベルは地位・名誉・金銭などの世俗にまみれた意識レベルで、いわゆる三次元的な意識ということができるでしょう。この意識レベルを続けていくとアセンションできない時空にはまってしまい、抜け出ることが難しくなります。四次元、五次元的な意識レベルを身につけることにより、低い意識の時空から抜け出て、アソンションする時空の流れに入っていきます。
時空の変化は人によってまったく異なるので、他人のまねをしても一緒にはなりません。自分は「自分の時期」に時空を替えることになります。しかし三次元的意識レベルが好きな人は今の時空を続けることになり、今後も不平不満、争い、不安、心配、競争などのエネルギーの中で生きていくでしょう
イジメの真相
大津市の中学生が自殺したことから、イジメに関する話題が続いています。テレビなどでも連日、伝えられていますが、内容はどれも一緒で、イジメと自殺に因果関係があるかどうか、学校側はイジメを把握していたか、隠蔽していたのではないか、などが議論の的です。中学校の校長の会見でも、「イジメとは認識していなかった」を繰り返しています。「何があったら、イジメと認識されるんですか」という記者の質問に、校長は何も答えませんでした。つまり、イジメという言葉そのものが存在しない感じです。
報道番組ではこれらの視点で解説していますが、だんだん疑問が大きくなってきます。特に自殺した生徒の父親が何度も訴えている「真相を明らかにしてほしい」の真意はどこにあるんでしょう。実はインターネットなどで調べると、テレビや新聞などではいっさい語られていないものがあります。特に加害者側に関することです。加害者3名をA、B、Cとすると、加害者Aの母親が当時のPTA会長、加害者Aの父親は京都のデザイン会社役員、加害者Bの母親がPTA委員。また自殺した後、司法解剖のために運ばれた病院は22kmも離れた市外の病院で、そこに行く途中に大津市の司法解剖できる病院があったが、通過していったという。そしてその病院は加害者Aの父親の会社の系列にある病院で、Aの父親は「他殺の可能性もある」と述べていたそうです。また、自殺後の保護者説明会で、加害者Aの母親は、「自殺したのはその両親の問題だ」「Aが自殺したら、皆の責任だ」というビラを配っていたそうです。一度「イジメ」と認めた教育委員会も、その後一転して「被害者の両親にも問題があると聞いている」と言い出しました。
これらを推測すると、PTA会長だった加害者Aの母親と有力者であるAの父親が、学校側に圧力をかけたと思われます。母親の言動はモンスターペアレントに近いとも言われています。3人の加害者はいずれも「遊びであり、イジメではなかった」と述べているそうですが、これもAの母親がそう言わせているような気がします。「少年だから、このまま遊びと貫けば助かるのよ」と言ったのかもしれません。学校側がまったく動かないのは、Aの両親の権力に屈したからではないでしょうか。
テレビや新聞で連日、報道されているイジメ問題ですが、加害者側の情報は無に等しいです。何らかの報道規制が出されているのかもしれませんが、PTAからの圧力や有力者の権力が関係しているなら、いつまでたっても真相は明らかにされないままでしょう。被害者の父親が求めている「真相」というのは、このような圧力や権力のことを言っているのではないでしょうか。権力を振りかざす加害者Aの両親と、正義に訴える力なき被害者の両親、どちらが裁かれるのでしょう。