2013/5/6 宇宙交流会
同じエネルギーの人でも意味や解決法は異なる
①自分の弱さを克服すること
私たちは光のハイアラーキーのマスターとしてお話をいたします。今日の皆さん方のセミナーを初め、これまでのいろんな学びにおいていつも共通して聞かれる言葉があります。どうやったら神に繋がるのか、神と繋がる方法を知りたい、直観や神からの思いを受け取るにはどうしたら良いのか、こういう言葉はもう何度も皆さん方から質問され、また答えてもきました。
いくら答えても、答えても同じ質問が続くのは本当のところを理解していないからでしょう。なぜ理解しないのか、理解しようとしないからでしょう。なぜ理解しようとしないのか、面倒臭い、考えても分からない、どうせ練習しても何も分からない、そういう思いが先に立って何も練習しないままただ質問だけを何度も何度も繰り返して質問してきます。
これまで皆さん方に与えたアドバイスを本当に実践している人がどれだけいるでしょう。ここの学びのセミナーなどにおいていろんなトレーニング法を教えていて、それを毎日やっている人がどれだけいるでしょう。ほとんど練習することもなしにただ教えて欲しい、教えて欲しい、これは学びではなく、ただの妄想の世界にふけっているか、あるいは現実逃避をしているか、自分のスピリチュアルな能力を目覚めさせるのは簡単ではありません。
何かの方法を一つ聞いて、それを一回やるだけで能力が目覚めるほど簡単なものはありません。同じ練習を何度も何度も積み重ね、自分自身がもう十分にやったと思ってもまだまだ能力が目覚めておらず、本当にこれで良いのだろうかと思いながらも練習を続けていく、ほとんど自分の能力の目覚めた実感が得られない、そうやって他の人と話をしてみた時、意外と他の人よりは自分の方が何か能力が身に付いていた、いつの間にか自分の直観の方が得られるようになっていた、このようにして体験していくものです。
スピリチュアルな能力は明らかに自分はこの能力が身に付いたとか、はっきりと分かったという感覚はないのです。したがってそういう証を得ようとするのであれば、何年、何十年練習しても手に入ることはないでしょう。しかし練習しないと能力は開発されません。
まず練習する時に早く能力を目覚めさせ自慢したいとか、早く能力を開発させて自分の今までできなかったことがすぐできるようになりたい、こういう気持ちで練習している人はほとんど良い結果を得ることはできません。結果を求めずただ練習だけを毎日続けていく、ひたすら練習を続け、気が付いたら半年前よりは少し能力が身に付いていた、気が付いたら一年前よりは少しはまともになっていた、でもまだまだ実感がない、もっと練習を続けなくてはならない、こういう練習の積み重ねにより少しずつ能力が目覚めてくるものであり、だからといって自分で人に自慢できる程能力が目覚めたわけではありません。
練習に練習を重ね、徐々に徐々に能力を開発したもの程、まだまだ自分の能力に納得がいかず、あるいは開発したとも思わず、不十分と思い、さらなる練習を続けようとします。しかし何も練習していない人程すぐに開発できる方法を教えて欲しい、まだ実感がないからもっと別の方法を教えて欲しい、そういう言葉だけを何度も繰り返してきます。
直観にしても、サイキックな能力にしても本当に正しい能力を身に付けるのにはかなりの修練が必要です。数か月や数年で身に付くものではありません。正しい練習をして数年、数十年と時間を掛けて身に付くものであり、早く身に付いたものは一般には正しい方法ではなく、別の方法によって身に付けた能力になります。
別の方法によって身に付く能力というのはいわゆる霊的な存在が体にやってきて、霊的な存在の力を借りて見えたり聞こえたりする能力になります。これは自分の能力を目覚めさせたわけではなく、そういう能力を持った霊的なものを体の中に取り入れたものであり、これは正しい方法ではありません。
一般にどこかに行ってすぐに見えるようになったとか、何かをして瞬時に聞こえるようになったとかいう類のものはこういう正しくない方法によって能力を開発させたものであり、本当の自分の能力が目覚めたわけではないのです。こういう方法で身に付けた人は、何かの機会によって又能力を失う場合があります。
それまで取りついていたものが何かのきっかけで自分から離れていく、そして自分の見えていた感覚が急に失われてしまう、しかし正しく自分が修練を重ね身に付けたものはそういう霊的なものに力を借りるわけではなく、自分の力で感じ取り見えるようになり、声が聞こえるようになってくるのです。
肉体の能力を目覚めさせるだけでもかなりの時間が掛かるでしょう。走る運動能力や計算する頭の能力にしても一回で目覚めるわけではなく、何度も何度も練習を重ねて身に付いていきます。スピリチュアルな能力もまったく同じであり、何度も何度も修練を重ねて身に付く能力になります。
これからこういう類の質問において早く方法を教えて欲しいとか、どうしたら身に付くのかとかいう質問をする時、本当に自分は十分に練習をしていたのかどうか、今まで教わったことを本当に実行していたかどうか、まずそれを先に確認してください。同じ練習を何年も何十年もやってもまったく能力が目覚めない、そういう場合は確かに何らかの別の理由があるかもしれません。
しかし何も練習をしていない人がただ質問したところで、私たちは同じことを繰り返して言うことしかできません。早く感じたい、早く見えるようになりたい、これはその通りエゴになります。目的がまったく違っております。基本的には世のため、人のために自分は何ができるのか、その人が幸せになるために社会が平和になるために自分は何ができるのか、まずそれが先にくるものであり、自分ができることを調べていった時、能力を持つことが本当に必要なのかどうか。目の前の人が悩んでいる、目の前の人が苦しんでいる、どうしたらその人を元気にさせることができるのか、悩みや相談を聞いていてもどう答えて良いか分からない、どう答えて良いか分からないから何か直観で答えがやってくるのを手にしたい、これもまったくの勘違いといえます。
答えが直観で来るということは有り得ません。どうしてそういう安易なことばかり考えてしまうのでしょう。なぜ自分で考えようとしないのでしょう。相手が何で苦しんでいるのか、何で悩んでいるのか、目の前に悩んでいる人がいるということは必ず自分の中に答えがあります。
自分が同じ悩みを必ず心に持っている必要があります。持っている自分のエネルギーをしっかりと見つめない限り相手に対する答えも出てきません。相手が悩んでいる、苦しんでいる、それをただの相手と思い自分と分離させてしまい、自分は苦しんでいない、この人が苦しんでいる、そういう意識を持っているといくら頑張ってもその人を解決させることはできないでしょう。
その人が苦しんでいる、自分の目の前でその人が苦しんでいるということは自分にも同じエネルギーがあるはずである、自分が同じような体験をした時はどうだったのだろう、自分が同じように苦しんでいる時自分はどうして欲しかったのだろう、それを解決するために自分はどうしたのだろう、自分をしっかりと見ながら相手のためになるヒントを探していく必要があります。
ただ自分の答えがその相手にまったく同じく当てはまるとは限りません。悩んでいたエネルギーが同じであっても答えが同じとは限らないのです。ここをよく注意しておいてください。目の前の人が三年前の私と同じ悩みを抱えて苦しんでいる、私はあの方法でうまく解決できた、だからそれを教えてあげよう、こういうケースがよくありますが、実際にはその答えがその相手にまったく通用しない場合もあるのです。
あくまでも悩んでいるというエネルギーが同じだけであり、解決法が同じかどうかはまったく分からないのです。そこで相手のことを本当に理解し、その人の場合にはこういう方法が当てはまる、その人の状況を見ると、もっとこうした方が良いだろう、こうやってその人に合う答えを導き出していくのです。今の皆さん方の人間関係においていろんなトラブルがある時、一般にそれを解決する答えはそんなに簡単なものではありません。
以前同じようなトラブルがあったので同じことで解決しよう、としても普通はまず当てはまらないことが普通になります。以前の解決法は今には当てはまらないのです。時代が変わり、人間の心も変化し、社会が変わっているために同じやり方が通用しないのです。今の自分の成長具合を考え、相手の成長具合を考え、時代の流れを考えた時、今の時代はこういう方法が良いだろう、そうやって一つひとつ取り組んでいくのです。
一般に多くの人は単純にすぐに答えを導き出し、すぐに答えを出してしまうという発想があります。こういう発想そのものが問題を余計に複雑にさせていきます。単純な答えで満足してしまい終わらせようとしてしまう、でもこういう回答をしていると又同じようなことが繰り返されてきます。
同じような問題を抱えた人がまたやってくる、自分との間で又同じ問題が繰り返され、これは自分が正しいと思って行動したことが本当は正しくなかったことを意味します。それでも多くの人は同じことを何度も繰り返していきます。そのために問題がどんどん大きくなり、解決することがさらに困難になってしまいます。
いろんな問題に関してまず一番初めの根本的な問題が何であるのか、問題そのものの究極の本質が何であるのか、それをよく見抜く練習をしていってください。多くの人は悩みを相談しに来た時に本当の自分の根源の問題を口にすることはほとんどありません。ほとんどが他の人のせいにして問題を持ってきたり、自分は正しいけども周りの人がうまくやってくれない、社会がうまくいかない、どうして良いか分からない、そのようにして他の人の責任のようにして問題を持ってきます。しかしほとんどの問題は自分自身の心の問題であり、自分でそれを本当に取り組んできたかどうか、自分の中にある本当の心をどこまで見つめたかどうか。
どこかで自分が正しく他の人がうまくやってくれない、自分はちゃんとやっているのに合わせてくれない、自分は正しい道を歩こうとしているけど誰も教えてくれない、いろんな観点から見て自分はちゃんとやっているけれどもうまくいかない、こういう結論を出してきます。しかしほとんどは自分の心の弱さを無視しており、実際自分で本当に取り組んできたかどうか、自分の問題を自分で解決しようとして本当に取り組んだかどうか、自分自身の問題だと理解し本当に自分で解決しようと思った時は、どのようにして自分をうまく解決するように持っていくか、本当に自分の心を見つめ取り組んでいく必要があります。
多くの人はそれでもうまくいかないという答えを導き出してきます。自分の心を変えるのが面倒臭い、あまり自分のスタイルを変えたくない、人に合わせたくない、いろんなところから今の自分を正当化しようとしていくのです。自分の成長を留めさせるのはほとんどが自分自身の心からきます。
自分自身の弱い心が自分自身の成長を止めていくのです。いろんな意味において自分と向き合うこと、自分の本当の心の弱さを見つけること、まずそこを取り組むようにしていってください。
②頭で理解する勉強の限界
光のマスターとしてお話をいたします。皆さん方の心を見ていくと、いろんな思いが伝わってきます。まずすぐに自分を責めてしまい、自分に価値がないかのように、自分がだめな人間であるかのように自分をどんどん小さくしてしまいます。これは特に日本人には良くない心のパタンであり、何か少し言われるとすぐに小さくなってしまい、自分がだめなようにエネルギーをつくり出していきます。
日本における社会のシステムがそのようにつくられており、ある意味ではおとなしく謙虚にしている、親から言われたことをそのまましっかりということを聞き、口答えしてはいけない、社会のシステムに合わせなるべく自分を抑えておく、こういうような思いが日常心を支配していき、何か言われたりするとすぐに自分に非があると思い小さくなってしまう、これは日本の人々の心に共通したパタンとなっており、これを変えることはものすごく時間がかかるでしょう。しかし皆さん方はもうその波動を捨て去る時期に来ています。日本人の心としてつくられたパタンでも好ましくないパタンがたくさんあります。何か言われるとすぐに小さくなってしまう、こういうパタンを完全に取り除いていき、常に大きな心で明るく元気に心を維持していく、これが必要となるのです。
中には注意されているのにニコニコしていたらおかしい、そう感ずる人がいるかもしれません、これも日本人にとって大きなパタンであり、相手を注意したりする時になぜか自分が上になった感覚で相手を下に見ていく、自分の方が分かっている、自分が上であるという感覚で相手を下に降ろしてしまう波動が出されていきます。これはやはり好ましくないパタンであり、何か気付いたり注意する場合でも、決してその人の上に立とうとせず相手を下に見ることなく同じ立場で、ただ普通に言葉を出していく、決して命令口調でなければ大きな声で言うわけでもなく、優しく普通にただの言葉を出していく、まずこの練習をする必要があります。
つい自分が知っていると思い、上に立った観点で相手に言葉を出していくと、同じエネルギーが自分に戻ってきて結局自分も他の人から強く言われるという現象をつくり出していきます。いつも他の人から強く言われて気に入らない、と感じている人は恐らく自分も同じように他の人に上から目線で何かを語っていることが多いでしょう。
どのような状況においても常に優しい眼差しで心から温かく単に言葉を出していく、常にそれを行なうことが必要です。日本人の心のパタンとしてとても強い力を持っており、まず自分からそのパタンを修正していき、これ以上広めないようにすること、もう自分はそのパタンにはまらず抜け出ていくこと、それをしっかりと意識していってください。
いろんな問題が起きた時、何か智慧をうまく手にして本当にその人が為になるような解答を上げたい、答えを言うのではなくその人が気付くようなアドバイスをしてあげたい、まず自分の器を知ることが必要です。自分の器はどの程度の器なのか、何か質問されたり、相手との会話の中で自分がしっかりとした智慧ある言葉を出せるような器になっているかどうか、自分が普段から智慧を使う生き方をしていない人が智慧を引き出すことはできません。智慧を感じたり智慧を引き出すためには、普段から智慧のある生活を続けることが必要となります。
普段が知識の生活をしていると知識以上のものを引き出すことは難しく、どのようなアドバイスも知識のアドバイスになっていきます。したがって初めのうちは知識を使ってで構いませんが、そこで相手が自分で考えるような言い方をうまく見つけていく、ただその場合でも自分で考えなさい、あなた分かっているのだから自分で引き出しなさい、あなたはもう知っています、これだけを何度も繰り返す人がいます。
これはスピリチュアルでも何でもなく、ましてや賢い言い方でもありません。単にそうやって教わったから同じように口に出しているに過ぎません。自分が本当に分かっていなければ考えなさい、と言ったところでその人も何も引き出すことはできないでしょう。
ただ思い出しなさい、理解しなさいと言ったところでそれは何の役にも立たないのです。本当にその人が必要としていることをうまく導き出していく、導き出すというのはあたかもその人の知識から智慧を引き出すようなことを言うのであり、その人の知識を引き出すことを言うのではありません。
その人が持っているものをうまく引き出してあげる、その人が自分の知識の中から智慧として引き出されてくる、そこに価値があるのです。そのためにはまず自分自身が自分の知識の中から自分の智慧を引き出すことを普段から行なっている必要があるのです。
自分自身が知識から智慧に引き出すやり方を一杯身に付けておく、そうすると他の人が知識で答えてきた時、その知識をどのようにして智慧に持っていくかをアドバイスすることができます。智慧をそのまま言うのではなく、その人が自分の言葉で自分の智慧として引き出していく、そのお手伝いをしていくのです。
そのためには知識から智慧になる方向性やその人の導き方をうまく理解する必要があり、相手のことをよく知った上で智慧として引き出していきます。智慧というのを簡単に使いますが実際には智慧というのは形あるのものではなく、また初めからしっかりと身に付いたわけでもありません。失敗を何ども何度も重ねていき、それ故に自分の中の正しいもの、確実なものが培われていきます。
そして言葉に現すことのできない本質的なもの、本当の正しいもの、それが心の中で養われ、実体化し、必要な時に智慧となって現れてくるのです。したがって智慧を身に付けるためには失敗を恐れず何度も何度も現実に挑戦することが必要でしょう。皆さん方に押し寄せてくる毎日のトラブル、毎日の困難は必ず智慧を身に付けることによって解決することができます。
今自分が手にしている知識をいかに智慧に持っていくか、この智慧が身に付いてくれば毎日のように訪れる問題がだんだん克服されるようになり、智慧を使うことによってもうその問題を引き寄せなくなっていきます。智慧にならず知識だけを持っていると必ず知識によって引き寄せられるエネルギーがあり、それがいろんなトラブルを引き起こしていきます。
したがって知識を多く身に付け大切に扱っている人程、トラブルを招きやすい状態になります。勉強するということをあたかも知識を手にするかのように理解している人がいますが、逆にそうやって知識を手にするといろんな問題も引き寄せやすくなっていくのです。しかしだからといって、ではもう知識を学ぶのは止めよう、又そう単純に考える人がいます。
勉強しても意味がない、無駄である、そう感じてしまい、すべての勉強を止める人すら出てきます。それも本当に浅はかな言動であり、やはり知識は必要となります。知識を使って学び、それを智慧にさせる過程において知識は大事なのです。ただ知識をいつのままでも知識のままで保存しておき、智慧に転化することができないと人間関係の問題が多くつくり出されてしまいます。
知識を一つひとつ噛み砕き、本質を理解し、智慧に持っていくと少しずつ人間関係も解消されていき、必要な智慧が必要な人に届くようになっていきます。知識をただ手にしていると知識を欲しがる人間がやたらと近づいてきて知識を奪おうとします。
そこでいろんなトラブルが起こってしまい、ビジネスとして知識を売り出したり、あるいはただで盗もうとしたり、いろんなエネルギーがつくられてしまい、それが人間の間のトラブルをつくり出していくのです。しかし智慧に転換されると智慧は必ずしも金銭で買うことができず、またはっきりと分かるものでもありません。
しかし結果として確実に人間を変えていき、人間を進化させ成長させていきます。この智慧は何かをすれば身に付くとか自動的に湧いてくるものではなく、自分が何度も何度も失敗を重ね、いろんな体験を通して身に付いてくるものです。智慧に関してはすぐに手に入ることを考えるのではなく、自分自身がまず知識を手にしてから知識を洗練された状態まで使いこなし、そして智慧に持っていく、ぜひそれを身に付けるようにしていってください。
それではアドバイスをしていきます。
Aさんの場合は、土地や微生物、いろんな土などに関する質問がありました。あなたの毎日の作業の中で自然と繋がり、自然の気持ちになって良いエネルギーのものをつくり上げようとする気持ちは十分に伝わってきます。その中で土がとても大事であり、いかに土を良い状態へと持っていくか、普通の方法を用いてもなかなかうまく土が反応しない、こういうことを恐らく実感しているでしょう。土は土を管理する土の精霊が存在し、まずは土の精霊が土地をしっかりと見ております。まずどの土地に入るにしてもその土地の精霊に接する必要があり、その精霊と繋がった上で自分の思いを伝えることが必要となります。あなたの活動している土地において、土地を管理している精霊は土の中の存在であり、土の中に意識を向け、その周囲を管理している土地をずっと眺めてみてください。土地を管理している精霊が恐らく感じられてきます。その土地の精霊に意識を繋げ、自然がつくったこの土地に人間が手を加え、人間が人間のための何か野菜や穀物をつくろうとする、それにあたって何か必要なことを教えて欲しい、そういう思いを土地の精霊に伝えてみてください。土地の精霊は何らかの形でメッセージを返してきます。しかし必ずしも人間の概念では理解できないことがたくさんあるでしょう。土地の仕組みは極めて複雑であり、そこに関与する精霊たちすべてがまず何らかの働きを行なっております。それぞれ意味があり、どの精霊も必要な役割を行なっております。精霊が正しく活動するためにはその土地のいろんな条件を考えなければならず、場合によっては月や地球、太陽とのかかわりや他の星々からの影響、季節だけではなく自転や公転の方向性や磁気エネルギー的なもの、いろんなものを考慮してそれらをうまく組み合わせて良い状態を維持しております。すべては土地を管理する精霊たちが取り仕切っているためにそこに意識を向け、そこで良い状態を伝えていく、望んでいることを伝えていく、それがうまく伝わり答えてくれれば恐らくあなたの望む答えを手にすることができるでしょう。いろんな精霊と繋がり必要な作業を自分が受け取れるようにしてみてください。
Bさんの場合は、あなたは十分にトレーニングを進めており、自分の直観や高いレベルでの波動を受け取りやすくなってきております。ただそれを普通の人間的な解釈で理解しようとしても実感を持って得られるわけではありません。高次元に繋がる雰囲気は肉体の脳では反応しないために、明確に実感となって手にすることはできないのです。したがって自分は頭で受け取ろうとしたり確実な方法で受け取るということはしないようにして、感覚的に受け取ったものを自分が表現する方法へと変えていく、漠然としたものを受け取って自分が確実なものへと変換させていく、そのように割り切ってください。明確なものを受け取ってそのまま残すのではなく、漠然としたものを受け取って自分が自分のやり方で表現し、自分のやり方で具体化させていく、そこに人間の価値があり、それこそが人間が神としての資質を伸ばしていくのです。肉体でできること、それをフルに活用するということを決して忘れないようにしていってください。
Cさんの場合は、あなたの日常の思考過程において自分なりに論理的に思考を重ね、自分に整理のできる生活空間をつくり出しております。あなたが一人の時はその生活空間は自分にとって満足でき、理解できる安心できる空間になるでしょう。しかしあなたと接する人々の生活空間は必ずしもそういう空間ではないために、他の人と一緒にいると自分の生活空間が次々と乱されていき、自分の一人の時の能力がまったく動けなくなってしまいます。あなたにとって自分一人の時の生活空間が自分にとっての真実であるかのように確信を持っていますが、実際にはそれはあなたの個人の生活空間であり、他の誰とも噛み合わないことを理解する必要があります。自分の生活空間は自分だけの空間になっており、他の人と交わる時は他の人の観点から見て他の人に合う生活空間に修正する必要があるのです。しかしあなたは自分の生活空間を他の人に合わせるという気持ちがほとんどないために、自分の生活空間のままで相手を見ていこうとします。そのためにあなたの頭から出てくるいろいろな言葉やアドバイスは、その人には当てはまらない結果として出されてしまいます。本当に相手のために役に立つ言葉を出すのであれば相手がどういう生活空間を維持し、相手の思考形態がどうなっていて、相手が望んでいることは何なのか、相手の中に入る必要があります。頭で考えて入るのではなく、心から相手の中に入り、相手を感じていきます。そうするとあなたとはまったく別の考え方、まったく別の心の在り方が伝わってきて、その別の観点で見た場合の回答、別の観点で見た場合の望んでいる答え、そういったものがだんだん分かるようになっていきます。頭で相手のことを考えるのではなく、心から相手の身になって相手が本当に望んでいるものは何なのか、必要としているものは何なのか、ぜひそれを感じ取るようにしていってください。
Dさんの場合は、あなたのこれまでの学びにおいて、少しずつ少しずつ意識が変わり、いわゆる精神的な成長の流れに入ってきております。ただ今この時点において非常に注意する必要があります。調度今が一番魔が入りやすい時期なのです。分かりかけた頃、他の人よりも分かっているという感覚の時、何か自分が説明して上げようと思う時、この頃が極めて危ない時期であり、ちょっとしたことからすぐに魔を引き寄せてしまいます。そして優越感を感じたり、自分にとって満足のできるものを手にしようとする思いが心を支配してきます。今の時期程謙虚な姿勢が大事であり、常に自分を客観的に見ながら心をコントロールし、必要最小限の言葉だけをしっかりと表現しながらも、常に自分は自分の成長を進めていく、他の人には確かに的確なアドバイスは構いませんが、ただ知っている知識を言ったところでそれは自己満足になっていきます。今のこの時一番危ない時期であるために、ここをうまく乗り切るかどうかでこれからの方向性がかなり変わっていきます。順調に伸びてきた精神的なものがここで一気に落ちてしまうか、それとも謙虚な姿勢で少しずつ伸ばしていくか、大事な時期であるためにこの時期をうまく乗り切るように持っていってください。
Eさんの場合は、あなたがこれからのいろんな学びにおいて体験すべきものがいくつか用意されております。その中でも一番大きなものがあなた自身が自分を理解する時に、自分に対する妄想や思い込みがとても強いために、それをいかにクリアにして本来の自分に戻っていくか、自分で自分をつくり上げてしまった世界があり、その自分の思いにはまり込んでいてなかなか抜け出せなくなっています。今まで自分が身に付けてきた自分の思いをしっかりと分析しながら余計なものに留まっていたり、しがみ付いたりせずにどんどん不要なものを手放していく、どうでも良いものははっきりと捨て去り、本当に自分に必要なものだけを選び出していく、今これが本当に必要とされております。自分にとっていくら心地良かったとしても自分のためにならないものがとても多く、それにしがみ付いていると自分の健全な精神が成長できなくなってしまいます。自分を正しく進化させるために、正しい方向に導くためにまず自分で本当に何が必要で、どれがもう不要なものなのか、それを一つひとつ見極めていき、自分自身の在り方を正しく管理できるように持っていってください。
Fさんの場合は、あなたの心の中にさまざまな思いのエネルギーがつくられており、このエネルギー的なものが少しずつ動き出し、変化を起こしております。今までは自分のつくり上げた世界に留まっていて、そこからなかなか抜け出そうとしませんでした。少しずつ自分に対する柔軟性がつくられていき、今まで自分をよく見直した上で自分を変えなければならないもの、もう捨て去るべきもの、これが少しずつ分かってきております。それと共にエネルギーが動き出し、今本来の方向へ導こうとするエネルギーが動き始め、あなたの心を動かしております。ただまだまだ安心はできず、ちょっと手を抜いたり、油断すると自分の幻想の中に留まってしまいます。自分の幻想の中に留まらずしっかりと自分を見ていき、自分を正しい方向へと導いていく、常に自分を変えていき本来の方向へ進んでいく、この気持ちを忘れないで、自分を変える努力を続けるようにしてみてください。
Gさんの場合は、あなたはこれまでの修練において少しずつ身を鍛え、心を成長させてきました。精神的な面での成長は少しずつ見受けられてきました。やはり根源的なところは人間関係における資質を育てる必要があり、まだ対人間に対しての心の弱さや、つい逃げてしまう自分が存在しております。自分自身の心の弱さをしっかりと見抜き、人間との間で堂々と渡り歩いていく、逃げることなく対等な立場で堂々とやり取りしていく、この強さが求められてきます。これは今まで完全に封じ込められていたエネルギーがあり、今までは確かに難しい状態にありました。しかし最近は自分でもそこを理解し始めており、その部分のエネルギーが動き出しております。したがってこれからはむしろ積極的に自分から何か行動を起こしていく、自分から取り組んでいきエネルギーを変えようとしていく、ぜひそういう気持ちを強く持って、自分の心をうまく柔軟に持っていけるようにしていってください。
Hさんの場合は、あなたは魂のレベルで今とても動きを活発にさせております。学んできたことが少しずつ魂に刺激を与え、魂自身が又人間に刺激を与えようとしております。あなたは魂のレベルでこれからどんどん目覚めていく可能性があります。今この時点で大事なのは、常に謙虚さを維持し、自分の魂の成長を心から願うこと、それもエゴとかの気持ちではなく純粋な心で魂の成長を願い、魂を感じられることの喜びを強くしていく、自分自身が魂レベルで目覚めていく感覚を味わっていく、今調度その重要なところに入っております。今までと同じように常に謙虚に学びを続けていけば、あなたの魂はかなり大きく目覚めていくでしょう。ぜひ自分自身の心をしっかりと保って魂の成長を高めるようにしていってください。
Iさんの場合は、あなたが接客という分野で主に活動し、本当の自分がどこに向いているのか、何が適しているのかが分からないというのがありました。あなたは本質的に人とかかわり合い、人との関係で学ぶテーマをたくさん魂で持ってきております。したがってどのような分野にいっても必ず人とのかかわりがテーマになってくるでしょう。どのような分野においてもあなたは人との間でいろんなエネルギーを感じ取ります。それは人間の心がつくり出した幻想的な世界ですが、人間のつくり出したさまざまな心の側面をあなたが感じ取っていきます。でもそれはすべてあなたにとって必要なものであり、それらを体験する上において人間の心を本当に理解することができます。人間の心は本質的に何を望んでいるのか、なぜそういうことを言ってくるのか、本当のところは何を求めているのか、その本質が分かるようになっていきます。一見見かけはただの接待のように思うかもしれませんが、本質はそこには存在していないこと、多くの人は全然別のレベルで別の次元であなたに近づいてきます。そして何かをコントロールしようとしたり、何かを願っていたり、さまざまな思いを持って近づいてくるのです。見かけの行動と心の奥底の行動が違っていることに気が付いてくるでしょう。それを感じ取った時心の奥底で本当に望んでいることを行なうようにしていく、そうすれば具体的な行動がどうであろうとも、それだけで満足をする人が現れてきます。本当の奥底で何を望んでいるのか、それを感じ取り具体的な言動はそれに合わせてうまく繕っていく、そういう心の在り方を身に付け、さらにそれを自分のものとしてうまく対応できるようにしていく、それがあなたにとっての学びの方向であり、またそれを良い方向で身に付けることができれば人間関係における智慧として身に付けることができるようになるでしょう。
Jさんの場合は、あなたは自分自身の学びの方向や成長の方向において時々分からなくなったり、思いを巡らしたりしているかもしれません。あなたの方向性は確実に自分自身の魂の成長であると同時に、この地球において悩めるもの、苦しむものの心を引き上げることが大きな目的になります。多くの人は心の扱い方を知らないために、どう解決して良いのか、どう持っていって良いのかまったく見当が付いておりません。またありきたりな答えを聞いてもその人の現実にはまったくうまくいかないことがたくさんあるために、余計に悩みを大きくしてしまいます。あなたはその人の心を見抜くと同時にさらにその人の裏にある魂の流れや人の流れ、いろんなものを総合的に見抜き、そして的確にアドバイスをする能力を身に付けております。こうやって一人ひとりその人が本当に求めている答えをあなたは提供することができます。それを与えるために今の能力でもある程度はできますが、さらに磨こうとする時はその人の奥底をしっかりと見抜く魂のレベルやスピリットのレベルでその人を感じ取ろうとする、そうすると見えてきます。ただ直観を得ようとしてもそれだけでは何も見えてきません。相手のために必要なものを見ようとする、魂を見ようとする、スピリットを見ようとする、そうすると何かが感じられ見えてくるのです。この練習を積み重ねることによりいろんな人をだんだん見れるようになり、いろんな人の奥底の魂やスピリットが見抜けるようになっていきます。こうやっていろんな人を見抜き、いろんな人の人生のアドバイスを続けていくと、だんだん人間の流れの方向性が見えてきて、ある意味でのパタンのようなものが感じられてきます。そうすると人間のパタンの方向性がいくつかに分類されていき、こういうパタンの人はこういう流れ、こういうパタンの人はこういう流れというのがだんだん分かるようになっていきます。人生のパタンがだんだん見えてくると人生のパタンそのものをしっかりと見抜くようになっていき、そしてそれをこれからの次元に繋げるためのゲートと繋げることが可能になっていきます。そうするとパタンをしっかりとゲートに繋げていき、そのパタンにはまっている人全体を次の次元へと引き上げていく、こういうことができるようになっていくのです。まずそのために一人ひとりの魂やスピリットのレベルをしっかりと見抜いていく、そのトレーニングを続けるようにしていってください。
今日は皆さん方の学びにおけるアドバイスをいろいろとやってみました。人によっては厳しく感じた人がいるかもしれません。でもある意味ではそれも自分の問題であり、常に何か言われると小さくなってしまう、こういうパタンから現象化されるものです。まずはどんなことも平常心でしっかりと聞き、役に立つところだけを自分のものにしていく、常にこういう心を養うようにしていってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。