2012/11/16 富士五湖セミナー②
富士で繰り広げられた龍神の戦い
①人間が心を変えること
私は富士の神としてお話をいたします。皆さんがこの地において光のワークをしていただいたことに感謝を申し上げます。この土地は太古の昔は幸せな心を持つ人々により、とても良いエネルギーが集まっておりました。時代が進むにつれ、人々の心が荒んでいき、自然に対する感謝の気持ちが薄れていき、人間が自然界から恵みを受けることができなくなっていきました。
今となっては自然の力を生かすことができず、ただ人間が自分の目的のためだけに生存をしております。本来は恵まれた大地でさまざまな果物や野菜が取れる仕組みになっております。しかし人間がその繋がりを自ら絶ってしまい恵みを受けることが難しくなっております。
自然に目を向け、恵みを受けられるようにする、人間と自然が同じレベルで交流し合う、そのような時代に戻っていただきたいと願っております。人間の心が変わらない限り、この自然を変えるのも難しいでしょう。自然界に対して光を流し、ワークをすることは価値があります。しかし一番大事なのは人間の心をいかに変えるか、一人ひとりの心を変えることが重要であり、人間自らが生まれ変わる、新しい気持ちで接する、ぜひそれを実践するようにしていってください。
②富士を隠れ家とする龍
私は龍神と呼ばれた存在です。富士を司る龍神にいくつかの本体があり、それぞれが役割に応じてこの世界を見ております。いつも富士の周りで周りを見回すように活動している本体は富士の根源的な大神であり、富士を通してこの世界に現れ、そして富士の周りの文明の発達や人類の進化を見届けております。
富士から見ている現状において人間の意識レベルがなかなか上がらないために、龍神の本体に近づいてくる人がそれほどありません。人間の意識レベルをもっともっと上げていき、龍神様の本体に近づいていく、そして本当の富士を理解し、富士に生かされていることを知ること、それが人々の目的になります。
この富士の本体からそれぞれの龍神に指令が出されており、それぞれの指示に基づいて各地で龍神が活動しています。白い龍の系統は女性的な働きが強く、自然を大切にしながら人間の心を和やかにさせたり、和をつくり上げたり、新たなる創造のためのエネルギーを保持したりしております。
河口湖においてかつて白い龍が中心となり、文明をつくった時期がありました。この白い龍が一瞬の隙にやられてしまい、別の龍が入り込んできてそしてその文明を巧妙につくり変えていきました。河口湖を本来の聖なる場所に戻すためには、このやっかいものとなる龍を征伐し、本来の白き龍を取り戻す必要があります。
この龍の征伐には少し困難なところがあり、その周辺にいる人間すべての心を変えなければなりません。儲かること、有名になること、立派になること、そういうことばかりを考えている人間たちの心を本来の純粋で自分よりも他を優先する心に変えなければ、白い龍は戻ってくることができません。周りの人間が心を入れ替え、新しい文明をつくり上げる、それを一つの方向性として理解しておいてください。
また富士の本体の龍から指示を受けている金色の龍の系統があります。金色の龍は特別な力を身に付けており、特に魔物を懲らしめる、やっかいものを追い出す、特別な力で新しい現象をつくり出す、こういうことが能力となって活動しております。かつて金色の龍がこの日本を覆っていた頃、日本そのものは外国からの勢力に負けることがなく、ことごとく金色の龍の力で追い返すことができました。
しかし外国の力が次第に強くなり、巧妙に、巧妙に金色の龍を捕らえたり、生け捕りにされる事件が多くなり、金色の龍が狙われる格好の餌食にされていきました。そのために金色の龍は外国の者たちに見つからないように隠れることになり、なるべく人目の付かない所、分からない所、そういう所にこっそりと身を潜め、特別な時にそこから出て、瞬時に活動してすぐに戻って身を隠す、そういう生き方をしております。
今は隠れている金の龍の隙間をぬって外国の者たちが次々と日本を荒らし、ほとんど取り返しの付かないくらいに変えられております。金色の龍をもっともっと活動できるようにすること、捕らえられた金色の龍を取り戻し動けるようにすること、これが本来の希望となります。
しかしこれにおいても日本人の心が大きく関与しており、日本人の心そのものが正しく正義感を持って悪と戦う、何に対してもすぐに受け入れたり、任せるのではなく、裏を見抜き騙されないようにする、狡猾な相手がやってきてもその心を見抜き、欺かれないようにする、こういう能力や力が必要となります。
日本人の一人ひとりがいつまでも甘えた心でいたり、他力本願で任せるのではなく、自分で正しいものを見抜く、自分で騙されないようにする、こういう能力が必要とされます。日本人が一人ひとり強くなり、正しい判断力を身に付ければ、人間は金色の龍と一緒になって活動する時期が来るでしょう。今はまだまだ金色の龍は身を隠さねばならず、陰で日本人を見守ることになります。ぜひ日本人の強き心、正しき心で金色の龍が動けるように持っていってください。
③大自然を友とする
光のハイアラーキーとしてお話をします。今回は自然界との繋がりにおいて一人ひとりが自然界から何らかの智慧を引き出す、またそのためのテクニックを身に付ける、こういうワークが行なわれております。自然界は人間に対して太刀打ちできない強い存在として姿を見せるときがあります。
人間の力がまったく及ばない、人間はなす術なく大自然に飲み込まれてしまう、こういう大自然は人間をある意味では恐怖心を与えたり、怖さを与えたりしていきますが、それは人間自身が傲慢であったり、自己本位である時に大自然が襲い掛かってきます。もし人間が本当に自然界を尊く思い、自然界に対する感謝の心を常に身に付けておけば、大自然は優しく人間を包み込み、奇跡を起こし、人間を喜ぶ方向へと導いていきます。
大自然を敵と思わず、まるで友であるかのように接すること、だからといって決して安易にいい加減に接するのではなく、常に大いなる自然界の力を感ずること、これが自然界と接する基本的な心構えになります。皆さんに近づいてくる草や花、木や多くの動植物は、大いなる自然界から流れてくる思いの一つひとつの表現であり、皆さん方の近くの動植物を通して裏に大自然が潜んでいること、常にこれを意識しておいてください。
どのような動物でも植物でも水でも石でも火でも、見かけとは別にその背後には大いなる大自然の意志があるのです。皆さん方はそういう動植物などを通して大自然と接していること、常に大自然の意志を感ずる気持ちを持ってください。一つひとつの目に見える草花や木だけではなく、後ろに構えている大いなる大自然、ここと接すると自分が大自然に生かされ、あるいはいずれは大自然の一部となって動き出していきます。
自然界と共に生き、大自然の意志に従って自分が動かされていくのです。これがまた人間としての一つの側面であり、今は大自然に生かされても自分で考えた、自分が生きたいと思った、そのように人間が判断をしてしまいます。皆さんを動かしているのは大自然の意志であり、皆が山に登りたいから登るのではなく、その山の意志が皆さんを呼んだこと、森が皆さんを呼び、森の中で皆さんを瞑想させ、大自然の意志が動いていること、常にこれを感じておいてください。
④自然界を人間の心としてみること
私は薔薇の花、人間が薔薇として名前を付けました。私たちは名前には関心はなく、人間の出す心の波動に敏感に反応します。薔薇の花を見た時にただ機械的に綺麗、美しい、と口に出す人がいます。薔薇だから美しい、繊細、いろいろの思いが与えられてきます。人によって花びらをよく見にきて、においを嗅いだり、手で感触を感ずる人がいます。
その人の心が私たちに伝わってきます。私たちはその時の心を感ずると私たち自身が何か光に包まれた感じになり、花びらが開きやすくなっていきます。私たちは人間が摘んできて人間の近くに置かれた時、人間の波動の中で数日生きることになります。
一人ひとりの人間の心がそのまま反応し、わくわくして楽しい思いを出している時や、落ち込んでしまったり、つまらなそうにしていたり、あるいは別のことを考えて時間を過ぎるのを待っていたりする人がいます。いろんな波動が私たちに感じられてきて、私たちはその中でなるべく良い心の波動だけに意識を向けようとします。
良い波動が感じられてくると、そこに意識を向け、なるべく良い花の色に変わりたいと感じていきます。しかし怒りや不安、心配事の心があると私たちの思いが暗くなってしまい、良い思いが出せなくなってしまいます。皆さん方と一緒にいる時、一人でも不平不満や怒りが出されると私たち自身が寿命をかなり短くされていきます。
皆さんの心がそのまま反映する、これが自然界のルールであり、自然界にあるものは人間という心から強く影響を受け、そのまま現れるように仕組まれております。したがって人間は自然界を見た時にそれを自分の心だという風に理解してもらうことが目的になっております。綺麗な花と感ずる人は自分の中にどこか綺麗という思いがあります。
綺麗ということを身に付けておきたい、示しておきたい、そういう思いがあるのでしょう。何も関心のない人は自分の心がそれほど美しいとか、綺麗とかに関心はなく別の所に関心がある、そういう人たちになります。自然を見た時に自分の心の現われであること、自分はどこに関心があり、自分は何を喜びとしているか、それを自分で理解できるようにしていってください。
それではアドバイスをしていきます。
Aさん、富士との繋がりにおいていろんな意味において自分への挑戦と富士との結び付きが行なわれておりました。自分への挑戦というのは自分が自然界に対しどこまで心を開き、繋げ、智慧を得ることができるか、これが自分の挑戦となります。ここ数日において山の神がかなりあなたに直観を送っております。何らかの形で感ずるもの、山の神からの直観であり、いかに山のエネルギーを使うか、自分が山のエネルギーをどう使っていくか、それを常に与えてくれます。これからも感じた直観を大事にしてぜひ山との繋がりを強くするようにしてみてください。
Bさん、ここ数日のワークにおいてあなたの周りに大きな花や木の精霊たちが囲み、エネルギーの場を保持しております。あなたの周りを精霊たちが囲むことにより常にそのエネルギーを感じ、この期間中ワークできるように仕組まれております。特にあなたの使える波動は調和と進化であり、調和を前提にすると進化が止まってしまう、進化を考えると調和を乱してしまう、この進化と調和、このバランスを取るのに周りのものたちが直観やエネルギーを送ってくれます。ぜひこの期間中に調和と進化、これをうまく体で覚え、身に付けるようにしていってください。
Cさん、あなたの周りに大自然からの意志を直接伝えている精霊がいます。大地の神との繋がりがあり、精霊が常にあなたに意志を伝えております。エネルギーを感ずるというよりは意志で感ずることが多く、自分が思うこと、したいと思う動機、そこに大自然からの意志が入っております。頭で考えると離れてしまいますので自分が直観的に感じたこと、瞬間的に思うこと、それを大自然からの意志と感じ、大自然の意志に従って行動できるように持っていってください。
Dさん、あなたに多くの植物や花や野菜、野鳥のようなものが精霊として集まっています。自然を感ずるのに良い精霊たちが集まっており、あなたのエネルギーフィールドにそのまま刺激を与えております。したがってあなたは自然の多くのものを自分のエネルギーの場で直接感じ、体に反応するようになっております。このエネルギーフィールドをさらに大きくしていくと、より大きな自然の単位で体で感ずることができるようになります。自分のエネルギーフィールドをどこまで大きくできるか、最終的には地球規模に大きくできると、地球上で起こるいろんな異変を体で直接感ずることになります。現実的にそのようになると毎日が大変な状態になるために、必ずしも好ましいとも言えないでしょう
。ただ今のフィールドをさらに大きくしていき、より広範囲の自然を感ずる、そのように意識の拡大のトレーニングを進めていってください。
Eさん、あなたの自然界との繋がりにおいて、森の精霊たちがたくさん集まってきてあなたの周りで囁いておりました。森はあなたに何らかの智慧を与えようとしております。特に自分が強くなること、自分で考え行動できるようになること、それに向けての智慧を渡そうとしております。自分の体の周りをしっかりと感じ、そして一杯の樹木で囲まれているのを感じた時、そこから心を素直にして智慧を感ずるようにしてみてください。
Fさん、あなたには大自然の広大さが体に反応しており、広大であること、雄大であること、大自然、そういう意識があなたに繋がりやすくなっております。自然現象の一つひとつを細かく見るというよりは、大きな大自然そのものを相手にする、大自然全体の生命を感ずる、それがあなたの特徴であり、その大自然との接し方、大自然からのパワーを得るやり方、これがあなたにやってきております。自分の体の周りに大自然を感じ、自分が大自然の中の一つと感じた時、いろんな思いがやってくるでしょう。それは大自然から与えられた智慧であり、必ず自分のために使えるものがあります。ぜひ大自然の中の自分を感じていってください。
Gさん、あなたには多くの小さな精霊が周りを囲っております。鳥の精霊、植物の精霊、山の精霊、小さな精霊たちが周りを囲っており、少しでも自然界と繋がりを強くする、自然界をそのまま楽に感ずる、自然界を通して自分を表現していく、そういう手助けをしております。自分の周りにいろんな精霊がいること、それを感じたら話をしてみたり、囁きを聞いてみたり、いろんな精霊たちとの交わりをつくっていってください。精霊との交わりを強くすることによりもっと強いエネルギーが流れてきて、自分の肉体を変えたりしていきます。あなたの肉体を変えるのは宇宙のエネルギーよりも本来自然界のエネルギーの方が肉体の成長や進化に役立っていきます。ぜひ自然のエネルギーを活用できるように持っていってください。
Hさん、あなたは大きな木の周りであなた自身が生かされております。大きな木には大切な智慧か隠されており、あなたはその智慧を紐解いていくのです。あなたが毎日のように知りたいと思っていること、手に入れたいと思っていること、ほとんどすべてがその木の中に隠されています。どこかに行って手に入れるのではなく、すぐ近くの自分の周りにある木を見つけ、そしてその木から智慧を手にする、直接智慧を引き出す、これがあなたにとって一番のやり方になります。常に側にいる木、その木から素晴らしい智慧を引き出していってください。
Iさん、あなたにいろんな植物や小さな動物たちの精霊が集まっており、心を安らかにしたり、喜びを感じたり、自然との繋がりをつくろうとしております。あなたが古くから感じている木の精霊はあなたに常に直観を与え、智慧を引き出せるように手助けをしております。ただこの智慧がまだうまくあなたと繋がっておらず、本当に引き出したい智慧がうまく引き出せない状態にあります。この木の智慧を引き出すためには純粋な心で木と接しながら、常に進化成長する意識を持つこと、そうすれば智慧がどんどんと湧き出てきます。この智慧は自分のための智慧ですが、相手のために使ったり、人々に知らせたりする智慧もあります。自分だけではなく多くの人に与えなければならない智慧もあります。いろんな智慧の種類があるためにそれを使い分けること、智慧に応じて使い方を変えていく、そういう練習をするようにしていってください。
皆さん方と自然界との繋がりにおいてメッセージを与えていきました。まだまだ自然界は奥深く皆さん方と接してきます。これで終わりと思わずにさらなる深い智慧やエネルギーを手にできるように、自分自身の心と魂の修練を積んでいってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。