2012/1/16 月例セミナー
予想できないことが次々と訪れる
①経験則が役に立たない時代に入る
私たちは光のハイアラーキーのマスターとしてお話をいたします。新しい年を迎え皆さん方のサイクルも新しいサイクルに入ってきました。今年一年というサイクルだけではなく、地球全体が新しいサイクルに入ってきております。それと共に皆さん方のサイクルも急激に変化を起こしてきます。
今この時点において宇宙レベルで急激な変化が起こっており、皆さん方の肉体の能力では認識できない大きな変化が地球を襲っております。これから地球に現れるさまざまな現象はすべて宇宙レベルにおける変化が地球に影響を与えているものです。
そしてほとんどが普通の人間の意識では理解できない状況、予測できない状況というものばかりになります。これまでのように予測し、準備をし、そして切り抜けるという生き方ができなくなってくるでしょう。
単に予測できないだけではなく、検討すらもつかなかった、誰も考え付くことができなかったという、そういう現象が何度か襲ってくることになります。しかしそれらがすべて人間にとって不幸な現象とか、破滅的な状況というものばかりではありません。
予測できないという観点から見れば不幸な状況のように見えるかもしれませんが、実際にはそういう現象を通してまず人間の意識を変えていく、大きな大きな変化がやってきているということを人間に気付いてもらうために、人間が意識を変えていく、これが大きなテーマになります。
人間が意識を変えることなく、これまでと同じように科学で解決できる、これまでの知識で対応できる、もしそう思っているのではあればそれらがまったく役に立たないことが分かってきます。
これまで学んできた知識や体験はほとんど役に立つことがないでしょう。現実に現れてくるものの大部分が宇宙における変化を地球上で現したものであり、皆さん方の過去の蓄積で未来がつくられるわけではないのです。過去の知識や経験は未来にはほとんど役に立たなくなってきます。
ただこれまでの時代はそういう時期をわざとつくってきました。過去の経験が未来に生きる、過去を見ることによって未来を予想する、こういうことが可能なようにわざわざ時空がつくられておりました。これは人間の知識の扱い方を学ばせるためにわざとつくられた流れであり、もうその時期は終わりにきています。
過去の知識や経験則がまったく当てにならない、役に立たないという流れに入っていくのです。ではどのようにしてこれからの流れをうまく乗り切っていくのか。一見予測不可能な現実がいっぱい現れてくる、皆が予測できず混乱したり、対応できない状態が増えてくる、このように思われてきます。
しかしそれを細かく分析していくと、実際には起こるべきして起こることが結果的に起こっているに過ぎないということも理解されてきます。去年一年間で起きたいろいろの大災害などにしても、実際の予測できる範囲と予測できないものが巧妙に合わさっておりました。
ただほとんどの情報はマスコミや政府などによってわざと情報を隠していたり、普通の人には知らせないようにしていた情報がたくさんあったために、真実が分からない状態になっておりました。ほとんどは人間がうまく対応することができずに結果的に被害が大きくなったものばかりであり、実際のそれぞれの知識や経験を通せばもっとうまく対処できたということは十分にいえます。
権力のあるものが権力ばかりにしがみつき、経験や知識をほとんど当てにせず、自分の権力のためだけに正しい指令を出すことができなかった、それによって被害がどんどん大きくなっていきました。今年目にするいろんな現象も同じような状況になるでしょう。
本当の専門家や携わっている人、感の鋭い人たちから見れば十分に予測でき、対処法も理解されている、しっかりと把握している人が確実にいる、しかし実際に権力を持っているものはそういうものたちを敢えて無視したり、その話を聞こうとしなかったり、自分ばかりが表に出ようとして結果的に間違った判断を続けてしまう、こういうことによって被害が大きくなっていくのです。
ほとんどの現象が人間のエゴによる災害であるということ、人間のエゴによって引き起こされた大事故であるということ、これにはっきりと目を向け、意識を向け、改善しない限りこういう現象は続いていくのです。そして被害者がさらに増えていくと被害者のエネルギーがさらに膨らんでいき、次から次とまた新たな災害をつくり出していきます。
権力のあるものが権力にしがみつく意識を手放し、本当に分かっている人、本当に判断できる人を的確に使い、その指示に従うということが行なわれない限りこのような状況が続くことになります。これは皆さん方一人ひとりにも同じことがいえます。
自分のプライドや自分の評価を気にして、実際には正しい言葉を言っている自分の子供の言うことをまともに聞かない、年下の言うことをまともに聞かない、こういう意識があれば結局はそれを積み重ねて大きな災害のような状態に発展させてしまうのです。
一人ひとりの心の中の波動をよく調べていき、自分が面子やプライドといったものにしがみついて、結果的に正しい判断をしなかったり、判断を誤ったりしていなかったかどうか、国民の一人ひとりがそれに気付き、改善していけば大きなレベルでのエネルギーも修正されるようになり、災害も減ってくることになります。
そういう意味で今年日本の人々が予測できない事態、まったく手に負えないような事態になった時に、いかに正しい認識ある人に判断を任せ、正しく対応できるかどうか、ただ権力だけを振りかざしていかにも自分がすべてを仕切っているような人たちが自分の心のエゴに気が付き、すべてを正しい専門家に任せるという言動を取ることができるかどうか、まずはそれにかかってくるでしょう。
また一人ひとりの心の成長という面において面白い変化が起こってくるでしょう。一見世の中は冷え切った寒々とした状態のように思われていくかもしれませんが、おそらく今年はそれとは別に心を潤し暖まるような内容のものがだんだんあちこちで広がっていく感じが見受けられます。
これまでの社会の根幹にあった単なる経済成長、ただ新しいものを早く手に入れるとか、皆と同じものを手に入れる、物を持っていると豊かである、こういう認識が次第に減っていき、物を持つことと心の豊かさには関係がないということ、またそういう物とはまったく関係なしに心の豊かさを表に出して、とても見るからに良い生き方をしている人、そういう人がおそらく表に出てくるでしょう。
そうすることによって良い生き方とは何なのか、心豊かに生きるということはどういうことなのかがおそらくいろんな所で考えられるようになっていきます。以前のようにブランドのものをたくさん持っていれば豊かであると思われていた時期がだんだんなくなっていき、そういう形式的なものや見かけのものではなく、心から満足して生きている人がたくさん表に出てくる、そうすると見かけやブランドにしがみついている人がいかに心が浅いか、未熟か、心が狭いかが分かってきて、そういったところに目を向ける人が減ってくることになるでしょう。
家庭においても少し変化が現れてくるかもしれません。家庭においては今かなり危機的な状態を迎えておりました。特に子供たちにとっては本当に満足した家庭生活を送れるという人が少ない割合になっており、ほとんどは親からあまり愛情を受け取ることができない状態で育ってきております。親は親で自分の好きなこと、興味のあることばかりに没頭しているために、必ずしも子供の成長をしっかりと考えている人がそんなに多いわけではありません。
逆に子供に執着している人はとにかく子供のために何でも買い与え、次から次と子供のためのレールを敷いて準備している、こういう親も相変わらず続いていくでしょう。しかし子供が実際には親以上に自立した子供が少しずつ増えてくるでしょう。
子供の方が親に執着したり、依存したりする傾向が薄れていき、しかしそれでも親を親として敬い、家庭を大事にするという意識は持ち続けております。したがって自立したといっても親から離れるとか家庭を壊すとかいう意味ではありません。家庭をしっかりと大事にしながら親子関係を大事にしながら子供は自立している、逆に親は子供に執着したり、子離れのできない親は相変わらず続いていきますが、子供の方が自立し、親離れしていく、こういう子供たちが増えてくるでしょう。
こういう子供たちはそういう流れを自らつくっており、これから日本や世界がどのような状況になろうとも親に依存したり、親に執着したりすることがないように、予め自分で自分の流れをつくっているのです。万が一親に不幸があったとしてもそれほど執着を持つこともなく、自立して自分の人生をしっかりと歩めるように、自らつくってきた子供たちです。
この自立した子供たちはだんだん才能を表に生かすことができるようになり、社会において特有の能力を見せるようになっていきます。親から教わったわけでもなく、また学校で身に付いたわけでもない別の能力を自分自身で開発させ、身に付け努力して自分のものとしたのです。
初めから何かを持っているという意味ではなく、自分で努力に努力を重ね身に付けていったものです。これまでは親が子供に執着し小さい頃からずっと指導していく、小さい頃から教えて親が自慢する、こういったことはたくさんありました。しかし自立した子供たちがだんだん主導権を取ってくると、親とは関係なしに自分で努力に努力を重ね、磨き、素晴らしいテクニックを身に付けていく、こういう子供たちがだんだん育ち社会で活躍するようになっていくでしょう。
今年のいろんな流れの中で国と国との関係が頻繁に変化していくのもかなり特徴となっていくでしょう。国同士でいろいろ取り決めをしたり、ルールをつくったりしても、しばらくするとそれがもう合わなくなり変更せざるを得なくなる、また世界情勢が変わり、国の情勢が変わると、またそのルールをつくり変えなければならなくなる、こういったことが何度も起こり、国と国との関係が一定しない状態が訪れてきます。
結局自分の国にとって一番良い国はどこの国なのか、一番都合の悪い国はどこの国なのかがだんだん分からなくなってきます。どの国もある意味では不安をあおる国であったり、どの国も友好的な国であったり感じられてきます。でも実態はどの国もまるで灰色のようによく分からない、明確にルール化できない状態で国同士が関連し合うことになります。
一つの国がかなり壊滅的な状態になるとそれに伴って関連する国々が協力し合うように感じながらも、実際には協力し合った国が皆同じように被害を受けてしまったり、全然関係ない国がそこで影響を受けずにどんどん成長していくと思えば、逆にその国だけが被害を被ってしまったり、いろんな状態が起こされていきます。それによって明確に分からない国際関係になっていきます。
今述べたようなことが今年の流れとしてなぜ現れてくるのか、皆さん方一人ひとりが自分で考え、自分で判断する時期に来ているのです。家庭や国や地球という単位でいろんなことが起こったとしても、皆さん方は自分の人生は自分で判断し、自分で歩かねばなりません。
自分で自分の道を歩くことができるかどうか、自分で正しい道を見つけることができるかどうか、今年はそれを一人ひとりに問われることになるのです。自分にいろんな問題や災害が襲い掛かってきた時、どのようにして切り抜けていくか、皆と同じように自分を守ろうとすると結局は皆が同じように駄目になってしまう場合もあります。
皆に合わせたり、皆と一緒という意識ではなく、自分はどう考え、自分はどうしたいのか、自分はどのようにして自分を守っていくのか、そこがとても重要なのです。一人ひとりにとって自分が目標とすべきことは何であるのか、自分の平和、幸福なのか、一人ひとりが何を求めているのかをかなり問われてきます。
そして自分が求めているもの、まさしくそこに常に問題が起こり、テーマがあり、それを皆さん方に考えさせるように仕向けていきます。今年はそういう意味において周りのいろんな状況の中で振り回されたり、考えたりしながらも最終的には自分自身の生き方を自分で見つけていく、自分自身の生き方を考える、これが大きなテーマになるのです。
一人ひとり現われが異なり、生き方が異なるでしょう。自分はどういう生き方を望むのか、どのようにして生きていくか、それをよく考えてしっかりと納得できるような生き方を進めるようにしていってください。
②個人の欲を求める人が多くなった
私は銀河連盟の一員としてお話をします。地球という惑星において日本人という皆さん方にお話をするという機会が与えられたことに感謝を申し上げます。日本の時間で2012年、1月というこの時間はまさしく宇宙から見ても大きな節目の時期に合っております。宇宙で見た場合にこれから宇宙で起こる大きな変化をまさしく今先に感じ、それぞれの惑星に取り入れていこうとしていく、その瞬間にあります。
地球という人々がこの宇宙の波動をどの程度正しく感じ、受け入れてくれるのか、どの程度宇宙との一体感をうまく感じて処理できるのか、本当にそれを考えているのです。これまで宇宙においていろんな状況が続き、そして皆さんの銀河の仲間たちは宇宙の中で大きく成長を続けてきました。
今この地球において新しい進化が求められております。これまでとはまったく違う進化を要求されており、皆さん方には想像も付かないレベルの進化が待っているのです。地球の皆さんはこの流れにおいて今宇宙と地球との関係にどのような意味があるのか、人間の働きが何をもたらすのか、いろんなことを思っております。
私たちが今ここで話せるのは、宇宙の流れという感覚で見た時、日本の人々が持っているその心をとにかくうまく発揮させ、拡大できるやり方を望んでいるのです。日本人の心には銀河連盟に通ずる波動がたくさん残されているのです。相手をいたわる気持ち、思いやる気持ち、皆で何かをしようとする気持ち、喜びを分かち合い悲しみも分かち合う、こういう気持ちは銀河連盟に共通の意識であり、これがとても良い波動をつくり出していきます。
しかしだんだん時代が進むにつれ、本来の日本人の心が変化してきているのです。皆のため、皆の幸せのためという波動が変化していき、最終的には個人の目標、個人の欲しいもの、個人の働きへと動いていくのです。この日本という人々の心はこれからの世界に向けとても大事な資質を持っているのです。
銀河連盟の多くのものが日本人の心に期待をしているのです。しかしだからといって日本人のすべてが無条件で銀河連盟に迎い入れられるとか歓迎されるわけではありません。日本人の心を持っていてもやはりまったく使えない人、心がまったく本来を見失っている人、たくさんおります。
銀河連盟が本当に残しておきたいと感じている日本人の心の持ち主はまだほんのわずかでしかありません。それでもその日本人の心をしっかりと身に付け大事にしている人は、銀河連盟のものたちから見ても十分に認められており、今後のために何らかの活動や働きができるように進められていきます。
日本人の心をどこまで皆さん方が復活させ、自分のものとして使えるようになっていくか、それが特に今年一年でまた示されていきます。どんどん西洋化して個別主義に入ってしまう人と、そういったものに振り回されることなく自分のペースで自分の成長を進化のために続けていく人、いろいろと現れてくるでしょう。
これからの流れにおいてこの日本的な心をぜひ大事にしていただき、宇宙レベルにまで発展させることができるように皆さん方に持っていっていただきたいと願っております。それではアドバイスをしてみます。
Aさんの今年の流れを見た時、あなたにはいくつかの方向性が見えております。それらの方向性は自分でもほとんどどれを良いと思い、どれが難しいとかそういう価値観をできる流れではありません。自分でも何がどうだか良く分からない流れになっております。この三つあるいくつかの流れは、あなたの魂の状況から見た時、魂の波動でぜひともやらなければならないものがいくつか決まっているのです。その中で自分の精神的自立や魂の自立を促すためにつくられた流れが一つあり、もう一つはたとえ自立していなかったとしても厳しいトレーニングを重ねるうち自立する方向へと進んでいく流れ、また自立とかそういったこととはまったく無関係に魂自身が持っているエネルギーにただ動かされていき、その時その時に必要な経験だけを進めていく流れ、こういったものが見えております。自分が自立ということを意識した時は自立する流れの方を進んでいきますが、特に何も思わずにただ進めていくという感覚だけであれば、流れの通りに動かされそして自分自身がその必要な経験をただ続けていく、こういう状態になるのです。スピリチュアルの観点から見た時、自立ということをもし理解したのであれば、自分をどのようにして自立させていくのか、そもそも自立していない自分とは何なのか、それに見抜くことから始まっていきます。今年一年いろんな意味において悩みや悲しみをもたらすのはすべてこの部分にあります。自分は自分のものとして自分のために判断することができるか、それともほかのものを執着して自分と思い、いつの間にか他人と自分を一つの世界に巻き込んでいってしまう、こういう流れに入っていくのか、いろんな意味が隠されております。これから自分が自分のために正直に素直に向き合い、必要なことをしっかりと見抜き、そして本当に必要なものは自分の決意で進んでいく、ぜひそれを行ない、自分自身の流れを明確な方向へと持っていくようにしていってください。
Bさんの今年の流れを見た時、あなたの流れにははっきりと見える強い流れと、まだ弱いいくつかの流れが見えております。明確に強い流れはこれまでの流れでまだ完全に自分について処理できなかったところが残っていて、自分自身のエネルギー的な調整をしながら少しずつ新しい方向に切り替えていく、こういう波動がとても良く見えております。またそれとは別に自分自身が自分のために生きるとはどういうことか、自分であるために生きるとはどういうことか、こういったことを常に考えて、それらが本当はどうなのか、自分とは何なのか、それを探そうとする、見つけようとする波動があちこちに残っております。今年の流れをいろいろと進めていきながら自分についていろんなことを学ぶ時期に入っていきます。特に自分の精神面や魂のレベルで見た時、まだまだこれまでには理解できない自分の側面が見えてきます。今年はその観点、これまで見抜いていない自分、見過ごしていた自分に一番テーマが与えられ、常に自分を見つけていく、そういう学びをすることになるでしょう。
Cさんの今年の流れは、あなたの流れにとても面白い動きが見えております。いろんな意味において幸せという観点から見れば幸せであり、ずっと幸せな観点で過ごすということも可能になります。ただ一番本質的なテーマは自分が誰であり、どこから来たのか、これが常に付きまとってきます。あなたは誰なのか、自分とは何なのか、これを何度も言われることになり、自分で自分の学びを進めざるを得なくなっていきます。その流れにおいてこれまで自分が理解していた状況とはまったく別の状況がやってきます。自分の強さのために与えられた現実ともいえます。自分をよく理解して自分の決意を思い出し、そして本当にやるべきことは何なのか、したいことは何であったのか、ぜひそれを思い出し
ていただきたいと願っております。
Dさんの今年の流れは、あなたの今年の流れは魂の進化ということを十分に学ぶことになります。これまでは自分の意識と違う意識がやってきて、自分自身を見つめ直すことがかなり強くなっていきます。自分を見つめ直す、今までの自分はどうだったのか、本当の自分はどうだったのか、そういったことを考えながら、今じゃ自分はどの自分を表に出し強くしていくか、そこに意識が向かっていきます。今の自分をしっかりと表に出すにはどうするか、自分の中にいろんな側面の自分がいます。一つひとつと向き合っていき、自分に必要でないものを持った自分がたくさん見つかります。自分でありながら自分でないもの、自分でない自分、それに気付いた時、それを手放していく、執着を取っていく
、これがとても重要です。今年これが行なわれるようになると十分に自分のエネルギーを変えることができ、新しい側面に入ることもできます。自分に意識を向け勇気を出し、これまでの自分とはっきりと分かれていく、ぜひそうやって新しい流れの中に入っていってください。
Eさんの今年の流れは、あなた自身が身に付けてきたいろんな情報やテーマ、これらがある意味ではあなたに整理され理解されて頭の中に残っていきます。しかし本質的に大事なのは自分が何を成そうとしているか、自分が本当にしたいことは何なのか、自分のやろうとする気持ちを求めることになります。自分が何をしたいのか、これを明確に理解し常に持っていくとどのような状況でも常に自分に目を向け、何をしたいのかを考えることができるようになります。今年一年本当は自分は何をしたいのか、常にこれを考え、見抜き、そして道を選べるようにしていってください。
Fさんの今年の流れは、あなた自身の頭の中にいくつかの選択肢があり、それぞれに応じてうまく進めようとしているようです。この流れはあなたにとって本当に幸せであるかどうか、これは明確には分かりません。あくまでもあなたが理解している範囲であり、あなた自身がそれによって自分が幸福になり幸せになると感じられている側面と言えるでしょう。でも本当の自分の幸せを考える時、何が自分にとって幸せなのか、自分の心の在り方をよく調べることになります。何かをしていれば幸せとか、何かがどうなっていれば幸せとかいう判断ができないことが分かっていきます。幸せをそのように定義できないからです。どういう状態にあるかではなく、今自分はどう感じているか、今自分が幸せと感じていればそれが幸せになり、今幸せでないと感じていれば幸せではなくなります。どのような状況になろうとも幸せという感覚がなければ幸せにはなりません。自分が今幸せと感じている時はどういうことなのか、それをいろいろと見つけていくとすべてが単なる願望であり、単に自分がイメージした現象に過ぎないことが分かっていきます。本当の現実の中で幸せを感じようとしていないのです。現実の中で幸せを感ずる、これをぜひ理解してください。何かを想像したりイメージして幸せを感ずるのではなく、今の現実の中で幸せを感ずる、そのためにはどうするのか、それをぜひ理解してください。これが分かればいつでもどこでもあなたは幸せを感ずることができ、また自分だけでも十分に自分の深い人生を歩めるようになっていきます。
Gさんの今年の流れは、あなたの今年の流れの中で自分にしっかりと目を向ける時期が何度かやってきます。自分にしっかり目を向ける、その時に改めて自分が考えていた自分と、本来の自分がかなりずれていることに気が付いてきます。そしてまた軌道修正をする、そしてまた自分を考えてまたずれていることに気が付く、この繰り返しが何度も訪れます。これによって自分自身がより一層本来の自分に近付いていく、こういう意識を感ずることができ、これが新しい自分をつくり出していきます。常に自分を客観的に見て成長させることができる、こういう能力を身に付けることになるのです。これによっていつどこにいようとも自分を客観的にとらえ正しく認識して、自分は成長していく、この波動を身に付けることにより、これからのどのような流れにおいてもこれを使うことができます。常に自分をしっかりと客観的に見て正しい方向へともっていく、このエネルギーが出来上がるからです。ぜひこのエネルギーを明確につくり上げ、自分のための良い波動として使いこなせるようにしてみてください。
Hさんの今年の流れを見た時、あなたの現実の流れはあなたの中で素晴らしい流れとして認識されていくでしょう。しかし今年自分ではどうも理解できない現象が何度かやってきます。自分ではどうしようもできない、理解できないという現象がやってきて、それによって混乱したりまごつくこともあるでしょう。これらの流れはすべてあなたが自分のためにつくったものであり、決して誰も責めたり恨んだりしないようにしておいてください。すべては自分で自分のためにつくったものだからです。これを自分のことと思わず他人を責めたりすると、まったくおかしなエネルギーをつくり出して流れが変になっていきます。自分は自分で自分のことを考え、自分で責任を取っていく、この本来に意識を向け、すべてをしっかりと見抜いていく、ぜひこの力で乗り切るようにしていってください。
Iさんの今年の流れは、あなた自身の流れにとても細かい流れがたくさん見えております。どれが中心とか大きいとかいうわけではなく、細かい流れがたくさん見えているのです。これはあなた自身が何かをやろうとしても大きな一つの流れに動いていくのではなく、いろんな細かな選択肢があり、どの選択肢を取ってもほとんど同じような状況になる、同じような流れになるということを意味しております。自分がいろんな問題を抱えたりした時、どう対処していくか、それを一つの方法で対処しようとすると何もできなくなっていきます。いろんな観点から見ていろんな可能性を確かめてみる、いろんな方法でやってみる、それを見つけていき考えられることすべてをやっていく、そうすることによって少しずつ進んでいきます。何か一つの大きなこと、主要なことに意識を向けそれだけをやるのではなく、むしろ主流がないところで可能性のすべてを試していく、そういう意識でいろんな現実に取り組むようにしてみてください。
Jさんの今年の流れを見た時、あなたの流れの前に大きな壁がいくつか見えております。この壁はあなた自身が自分でつくったものですが、とても巧妙に出来ていて確実に相手がつくったかのように思われていきます。自分がまったく関係ないことに影響されできるものができなくなってしまう、すべて自分以外の原因によってできなくなってしまう、このように感じられていくのです。でも実際にはそれらはすべて自分がつくり出したこと、自分で持ってきたこと、これに気付く必要があります。自分で用意したということが分かるとそれに対する解決策も自分で見つけることができます。そして自分に素直になり相手に素直になると正しい行動ができ、いろんな現象もそこで留まっていきます。しかし自分に目を向けない時はそれが中々分からず相手のせいにしたり、自分以外のところに原因を持ってくると結局は自分自身の大きな改善ができないまま、又現実の中で振り回されてしまう状況になります。
Kさんの今年の流れは、あなたの今年の流れは人とのかかわりの中で面白さや豊かさ、いろんな観点で人間を改めて見ることができます。これまでの人間を見る時はやはり人間性や確実性、何らかの素晴らしいものを良く見ていきましたが、これからあなたが感ずる人間関係はむしろ心の温かさや内面、そういったところに目が向くようになります。優れている人、良い人というものが何かに卓越したり、素晴らしいものを持っているのではなく、一見平凡でありながらも暖かい心や豊かな心を持っている、こういう人になっていくのです。あなたはそういうところに意識が向くようになり、これまでとは違う人々との繋がりや関係が生まれていきます。そしてそういう人々があなたの新しい道を切り開くようになり、これまであなたが歩むことができなかった道を進むようになります。ぜひそういう人間を通して新しい道、可能性を見つけ、踏み出せるようにしていってください。
Lさんの今年の流れは、あなたの目の前にいくつかの流れが見えております。この流れは明確にあなたに良い流れとして現れてくるものと、あなたにとってはとても辛い流れとして見えてくるものがあります。あなたに幸せで良い流れとして見えてくるものは、今現在自分にしっかりと目を向け、自分を見失うことなく、正しく行動していた時にその流れに入っていき、結果的に正しい人々が自分を支えてくれる流れの中で進んでいく幸せな方向になります。しかし自分にとってかなり辛い流れは、自分を甘やかしたり自分を良く見せようとしたりして人間関係において、つい違うことを言ったり、つい自分のエゴでやった行動がかなり相手に悪影響を与えたりして結果的に自分にとって辛い流れとして進む場合があります。このいくつかの流れの中で、この極端に違う幸せな方向と辛い方向は、根本は同じものですが、自分が自分にどう向き合うかで変わってくるものです。ぜひ自分に素直に正直になり人々に対して心から許せる動きをして幸せな流れの中に入っていくように進めていってください。
Mさんの今年の流れを見た時、あなたの心の中に今年を左右するいくつかの波動が入っております。今年自分にとってどのように自分を高めていくか、この波動において自分を世の中の水準レベルで見て、世の中のレベルで自分を良く高めていこうとする思いと、ほかの人はまったく関係なしに自分は自分のペースで自分のために高めていこうとする心、この二つの心がお互いに動き出し、ぶつかり合ったり、影響し合ったりしています。もし社会、一般の人の中での自分の成長を考えた時、いろいろ努力して進んでいってもなぜか寸前でつぶされたり、たたかれたりして、中々はっきりと芽が出てこないという流れになっております。しかし社会のことを特に考えることなく自分のために成長する、自分のために心の成長を行なう、この観点での自分の学びを進めていった時、順調に自分のことだけを考え、成長させていきながらなぜか周りの人がそれに気付きあなたを評価する、あなたをしっかりと見てくれる、こういう流れが進んでいくのです。したがって目的を社会での評価ではなく自分で自分を高めていく、そこに意識を向け、結果的に周りの人が近寄ってくる、ぜひこの道をうまく見つけ探せるようにしていってください。
Oさんの今年の流れを見た時、あなた自身の今年の大きな太い流れがつくられており、これはあなたの仲間たちの力によってつくられたものともいえます。あなた自身の成長がそこにどこまでうまく付いて来れるかが鍵を握っております。魂のレベルで成長が進んでいきますが、自分の心の中にある挑戦すべきもの、克服すべきもの、これがはっきりと自覚され取り組むことになるでしょう。そしてそれを自分でしっかりと取り組み解決していくと確実に道が開けていき、これまで苦痛であったものが苦痛でなくなり、これまで問題であったものが問題でなくなっていきます。しかしそれを自分では中々手をつけず、自分以外の方法でうまく乗り切ろうとすると問題がさらに悪化したり増えたりして中々進めない状態になっていきます。ぜひ自分の問題を自分で克服していく、そこに意識を向けしっかりとした流れを進むことができるようにしていってください。
皆さん方の今年の流れを説明してみました。当然皆さん方の一つひとつの行動の変化によりそれ以降も大きく変わることがあります。ぜひ良い方向へと皆さん方の力で変わり、予想も付かない位皆さん方が素晴らしい流れを手にすることができた、ぜひそういう状況を手にするように願っております。それでは少し休憩を取ります、ありがとうございました。
③宇宙的にみて「自立」していない日本人
宇宙の仲間としてお話をします。皆さん方の今現在のエネルギーの状況を見ていると、皆さん方がテーマにしていた自立という言葉と皆さん方の今現在のエネルギーとの間にかなり大きな違いが感じられます。おそらく自分では自立をしている、理解しているという意識の人が多いのでしょう。
宇宙的な観点から見て自立しているという波動は一つもありません。それもかなりのレベルで他人に執着的な波動や依存をつくっている人が多く見受けられます。自分一人で自分だけでしっかりと生きられる、これは確かに自立になります。しかし他人からのいろんな感情やいろんな波動が送られてきたとしても、それらにいっさい惑わされたり関与されることなく自分をしっかりと保っていく、これが自立になります。
本来の自立は思考的にも感情的にも他人とのエネルギー的な繋がりをつくっていないという意味であり、思考的な繋がりというのはある人に思いをずっと繋げておき、その人の思考的な感じで自分が何らかの左右をされる、ある意味では言うなりになるとか支配関係にある、合わせる、こういったことによって考え自体で自分で判断できずに他人に影響を受けてしまうことを言います。
また感情的なものは自分の出す感情を自分でコントロールできない状態であり、実際には周りの人は自分の感情によって現れたり、移動したりするだけであり、始まりは自分の感情になります。自分の感情を自分でコントロールすること、これが自立であり、この場合は他人はまったく関与しません。
したがって、自分をしっかりと見ていくためには自分の感情を自分でしっかりとコントロールしながら、考え的には誰かの影響を受けることなく自分で考えを導き出していく、こういったことが自立の条件になります。ほかの人からのいろんな見方や考え方、言動によって左右される場合は、自分は何らかの評価を感じており、それは自立ではなくなっていきます。
おそらく多くの人はこれは理解されているでしょう。そしてそれを自分で克服しようとしている人もいるでしょう。実際にはそう思っていながら中々それが進まない、何年も前から同じ状態のままで変化していない、そういったところを感じていると思われます。
皆さん方が自立を意識して求める時に自立させないようにする波動が必ずやってきます。これは皆さん方が本当に自分で自立を願う時にどうしてもそれを現実化させるために自立のままにさせようとするエネルギーが強くなっていくのです。したがって本当に今何らかに依存したり執着している人が自立の状態を実現するためには、今感じているエネルギーをただ切るとか、取るとかいうのではなく、今感じているエネルギーの二倍の強さのものを手放す、今感じているエネルギーの二倍も三倍ものエネルギーを除去していく、これ位の強さが要求されるのです。
今感じているエネルギーをただ取ろうとすると、より強くやってくる反対のエネルギーによって結局は負けてしまい、元に戻ってしまいます。自分に今関与している執着的なエネルギー、依存的なエネルギーを取り除くためには、今感じているエネルギーの二倍も三倍もの強いエネルギーを除去するという強い気持ちを持つこと、強い行動力を取ること、これが要求されるのです。
また自分自身に関与するこのエネルギーを取り除くのは自分自身の心の強さが一番のポイントであり、いつかそうなるとかどこかに行けばそうなるとか、誰かが取ってくれるとかいうことは有り得ないということを信ずる必要があります。自分以外の力で自分の波動を変えることはまずほとんど難しいと思ってください。
自分が心からそれを変えていく、そういう思いと行動が必要なのです。そしていざ変えようと決意して行動すると必ず反対の波動がやってきて留めようとさせる、それに負けたりそこで弱音を吐くと結局は元に戻ってしまいます。しかしだからといって放置しておく、自立しなくても良いと思っておく、そうすると本当に自立できないままずっと今の自分が続くことになります。
これは皆さん方を次の世界に導く波動ではなく、これからも長い間この世界で学びを続ける波動に繋がっていきます。自分を高めるというのは苦しいことの連続であり、辛いことばかりがやってくるでしょう。成長するということは楽しそうに見えて本来はとても辛いものです。
楽しく面白く心が進化するということはほとんどありません。周りであたかも楽しいことをいっぱいしながら心が成長しているかのように見える人がいるかもしれません、でもおそらくそれはまったく違うところを見ており、本当のその人はもし心が進化しているのであれば、人の見ていないところでより以上の苦労をして自分の心と戦っていることが普通にあります。
自分一人の時に孤独な戦いを続け、皆の前では幸せな側面だけを見せている、こういう人が一見明るく進化しているかのように見えているのです。一人でやるのがとても辛い、その辛さを分かってもらおうとして人の前でも辛さを演じていく、これはまだ人の目を気にしており、まだ依存関係にはまっていて自立にはなりません。
ほかの人の目を気にしている限り自立にはならないのです。どのような状況であろうとも自分の心に素直に自分一人でうまく戦い解決していく、この行動力が伴って初めて自立と言えるのです。今ここにいる人でほとんど自立している人はいないと話しましたが、実際この地球上においてしっかり自立している人はまだそんなに多くはありません。
やはりそれだけ難しい基準といえます。例えば西洋人の場合、一般に日本人に比べ自立している人がたくさんいるように思われております。一人でビジネスを展開したり一人でアイデアを出してどんどん成功していく、日本人に比べれば自立して大成功している、日本に比べればそう思われていくでしょう。
しかし彼らのほとんどは名誉を得ており、人から褒めてもらうこと、認めてもらうことを前提にビジネスを成功させようとしています。宇宙から見ればこれは自立したことにはなりません。認めてくれないと自分の価値がない、こういう意識をたくさん身に付けており、自立には程遠いのです。
本当の自立している人は例えば本当に日本の以前の優れたお坊さんのように自分一人でもどのように周りから見られようとも、貧しくとも、まったく世間の評価に惑わされることなく、動かされることなく自分の生き方を進めていく、自分は自分の生き方を最後まで徹して進んでいく、これが自立になります。
西洋人のほとんどが自分で考え自分で判断し行動できている、しかし周りからの名誉や評価ばかりを気にしている、これは自立とは言えず結局は依存の強いエネルギーを身に付けているのです。日本の人々はそういう意味においては必ずしも周りの名誉を評価を気にするという人はそんなに多くはなく、むしろ悪く思われないようにしておく、皆と同じようにして自分を目立たせないようにする、こういう人の方が多く見られます。
この周りからおかしくも思われないようにする、周りから変な人間と見られないようにする、これもやはり依存しており、周囲に惑わされていきます。おかしく思われないようにする、変に思われないようにする、こういったことにもあまり意識しないようにすることが大事です。
これを発言したらおかしく思われて恥ずかしい、これを言ったら笑われる、こういったことも自立を妨げていくのです。どのような状況であろうとも自分の思っていることはそのまま素直に表現していく、それを周りの人にどう評価されようとも自分はまったく心を痛めることもなく、心がむかつくこともない、これが自立した心といえます。
自分自身が自立ということに向けて何が必要なのか、どのようにして自立へと向かっていくのか、ぜひその深いレベルで自分の心と向き合い、自分の本当の問題は何かを見つけるようにしていってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
