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2009/6/15 月曜交流会

人生のシナリオ

@人との出会いで運命を運ぶ

私たちは光のハイアラーキーとしてお話をいたします。今皆さん方が人生のあらすじやストーリー、シナリオについてお話をしておりました。自分の人生の流れがどのように決まっているのか、皆さん方は未来を知るということや、アカシックを読む、運命を知るということにとても意識を向けておられます。自分の運命やさだめを知る、この運命を知りたいという気持ちはもし運命が分かっていたら要領良く生きられる、運命が分かっていたらこんなに苦労することはない、おそらくそういう意識で運命を知ろうとしているものと思われます。

運命を知るということ、まず宇宙におけるルールとして私たちがどのように皆さん方に奉仕をしようとも、皆さん方に許可の出ていない運命について述べることは許されておりません。なぜ述べてはいけないのか。まず一つのルールとして皆さん方がもし自分の力で自分の運命を知ることができた場合、それは皆さん方が自分の力で取得したものとして認められる場合があります。

自分の力で自分の運命を知る、したがって自分以外の存在、仮にそれがマスターや天使であろうとも、それを本人に告げることがあってはなりません。ただ例外としてどうしても伝えなければならない場合があります。その人の運命とその人の今の流れを見た時、今行なわれる大事な選択肢において、仮に誤った選択肢をした場合に、運命とまったく異なる流れに入り、場合によってそれによってその人の人生そのものが計画の外に行ってしまう、とても危険な状態になってしまう、そういう時に大事な選択肢において介入する場合があります。

したがってそれ程大事に至らない時には、どのようなことがあっても運命について言うことはないでしょう。皆さん方が知りたいと思う運命は、いわゆるパートナー、仕事、金銭、こういったものに関与することがほとんどです。そしてこれらに関するのは基本的に欲や執着、エゴ、こういうエネルギーと密接な関係を持っており、もしそれを事前に知った場合に、一般にその欲はより問題のある方向へと変化していきます。

人生というのは分からないことに意味があり、自分がどうなるか分からない、どういう風にして良いのか分からない、その時に自分がどういう風に考え、どういう尺度でどこに向おうとしているのか、これを考えるということがとても大事であり、またそこに意味があるのです。

もし分かった場合に、どうせそうなるのだからこれは手を抜いても良い、どうせそっちへ行くのだったらこれはいい加減でも良い、もしそうならないのだったらもういいや、こういうさまざまな感情をつくり出していきます。これは願っていないことであります。

したがって、先がどうなるか分からず一生懸命全力を尽くして頑張る、仮に報われなかったとしても一生懸命やるということ、ここにとても大きな意味があるのです。もし分かっていたらそれだけをやって他のことは一切しない、これは正しい生き方にはなりません。

またそれを人生とは言いません。生きるということはいろんな可能性を常に心に秘めながら最善を尽くすことを言います。明らかに決まっている方向にだけ目を向け、なるべく要領良く、自分の良い状態にだけ持っていこうとする、これはその人にとっての良い人生にはならないことが多いものです。

しかし中には努力しても努力しても報われない、やったことが全部意味のないまま終わってしまった、何一つ成功しなかった、そういうものもあるでしょう。皆さん方の人生において、それぞれ決まっているものがあります。成し遂げなければならないこと、これがいくつか用意されています。

しかしそのやらなければならないことは、人間的な意識で決まっているものではありません。むしろ多くの場合人間的な意識では理解できないことがほとんどです。人間の意識では何かを達成するとか、何かをつくり上げて後世に残す、何か偉大なることをする、こういうことを良い人生だった、うまく人生を生きたという風に理解しております。しかし、宇宙の観点から見た時、そのような価値観はまったく意味のないものなります。皆さん方が自分でなそうとしているもの、やろうとしているものと、本来宇宙で決められてきたなすべきものとはかなり違っているのです。

人間の意識から見て決まっていること、これは皆さん方の意識では分からないレベルで決まっているために、それを皆さん方がどのように現実化するのか、どのようにして自分の世界に持ってくるかはまったく分かっておりません。私たちにでさえも分からないことがたくさんあります。

皆さん方がそれをどう引っ張ってきて、どのように自分の世界でつくり上げるのか、それは私たちにも分からないのです。何かの例を上げていきましょう。例えば仮に皆さん方が独身の人間だったとしてこれからどのような人と結婚するか、どのような人と結ばれていくか、自分の頭の中では、頭で想像できる異性を思い浮かべ、自分の憧れている思い、自分の望んでいる思い、いろんなもの中で自分にふさわしい人を選ぼうとします。

そして自分の望みの人が目の前に現れてくれば、何とかその人の気を引いて、一緒になれる場をつくろうとする、そして仲の良い状態を保とうとする、これが皆さん方の通常の意識になります。これをスピリチュアルな観点から見た時、本来その人に出会うべきパートナーは初めから決まっていることがほとんどです。

ただ決まっているその人がいつどのようにして出会うか、また決まっている人だけが本当に固定的になっているのか、ここでいろんな問題が現実に起こってきます。仮に決まっている人同士がいたとしても、お互いの出会うべき条件がたくさんつくられており、その条件を一つずつクリアすることによって出会うように設定されていきます。

もしこの条件が満たされない場合、出会うべき人といつまでたっても出会えないという状態になります。そしてそれは場合によっては一生涯掛かっても出会えない場合も出てきます。お互いの間にある条件というのは、お互いの間の波動がどこまで近づいていけるか、普通パートナーと自分との間のエネルギーは、はじめの段階ではかなり異なっていることが多く、いくつかの課題を克服することによりエネルギーが変化していき、お互いのエネルギーがどんどん近づいてくる、そしてパートナーというエネルギーによってお互いが近づいた時に初めて出会いが生まれてきます。

したがって、何も努力しないでただ黙っているとお互いの波動は何も近づくことがなく離れたままになっていきます。どのようにして近づいていくのか、それは一般に自分が普段接している異性、自分と出会っている異性との付き合い方に関係があり、自分の普段付き合っている異性との対応の仕方、接し方、それを少しずつ良い方向へと高めていき、自分を変えていく、異性に対して自分がもっと心が広がるような生き方をする、お互いがこれをやることによって少しずつ近づくことになります。

したがって普段の生活において、自分はまったく波動を変えようとせず、ただ相手に波動が変わるのを要求する、相手が変わるまで自分が待っている、もしこういう異性との接し方を続けていたのであれば、本来のパートナーと出会うことはとても難しいでしょう。自分の方から異性へのエネルギーをどんどん変えていく、接し方や態度を変えていく、これがまず基本的な条項として入ってきます。

自分が相手に対する接し方や言葉使い、いろんなものを変えていって、お互いが少しずつ少しずつ近づいてくる、そしてある一定の範囲内に近づいてきた時、パートナーと思える人が自分の近くのところで何らかの関係をつくるように働きかけてきます。時々出会ったり、偶然出会ったりするような現象が起こってきて、お互いに気が引き合うような状態が出来上がっていきます。

そしてそういう場になりながらも、またお互いの間でいくつかの相手に対する思いや、接し方を変える練習が続いていき、やはり自分が相手に少しでも近づこうとする、自分の意識を変えていこうとする、それによってパートナーとの距離がさらに短くなっていきます。

したがって、普段の異性との接し方において自分がまったく波動を変えようとしない時、そういう時にはパートナーと出会うことがとても難しくなってしまいます。パートナーの場合はこういう原則があり、パートナー以外の普通の異性に対してどのように接していくか、普通の人間関係においてどのような接し方をしているか、これがとても複雑に入ってくることになります。

どういう仕事に就くか、仕事をどう選ぶか、これに関しては運命として細かく決まっている場合があれば、ほとんど運命では決まっていない場合があります。その人の魂の持つエネルギーとして、一般には何らかの仕事にとても適している波動を持ってきます。

それぞれ魂のレベルでどれかの職業にとても適しているエネルギーが身に付いています。したがって、初めから身に付いているその特徴のあるエネルギーをうまく生かしていくかどうか、本来自分の才能として特技として身に付いているエネルギーを生かそうと思っても中々現実で生かしきれない場合があります。

せっかく自分の能力として身に付いていても仕事に出会わない、仕事にならない、仕事として役に立たない、こういう場合があるのです。これは仕事そのものという波動ではなく、金銭のエネルギー、あるいはその人の持っている価値観、会社という価値観や、仕事という価値観、これが違っている場合があります。

運命としてもし仕事が関与する場合に、どの仕事によって運命が決められているという事実はありません。業種で仕事のエネルギーが決まっているわけではなく、その人が何を成し遂げるか、その人が何を確立するか、どういう奉仕をしていくか、それが決まっているだけであり、別に細かく仕事の業種や会社が決まっているわけではないのです。

ただ一般に皆さん方には仕事の面でとても協力してくれる人材、仲の良い人材、仕事で大切な取引になる人材、こういう人も同時に生まれてきています。したがって、そういう人々との人間関係を通して仕事がうまく進むようにつくられております。つまり仕事に関与する人々をうまく接してそういう人々との関係をうまく使うことにより自分の仕事がうまく進んでいきます。

つまり仕事においてもそういう人々との出会いがとても重要であり、たまたま自分をうまく仕事に運んでくれる人、そういう人との出会い、接し方が鍵を握っているのです。運命として皆さん方に決められているのはそういう人々との出会いであり、ある特定の人と出会うことによって仲良くなり、仕事がうまく進むようになった、仕事を引き受けてくれるようになった、そういう展開が始まっていくのです。

したがって仕事に関しても、どういう人と出会い、付き合い、うまくやっていくのか、やはりこれがとても大事な要素になっています。一人ひとりの流れという時、決まっているのは主に人間関係や、あるいは地球の流れの中で自分が担当しているところ、これが決まっているものとして言うことができます。

人間関係の場合、いつどういう人と出会うのか、その出会いによって自分の人生がどう変わっていくのか、これがとても重要です。出会う人一人ひとりと大事に接していき、人々との関係を大事に大事にしておくと、必ず人生は良い方向へと進んでいきます。中々うまくいかない、仕事においても趣味においてもうまく進んでいかない、そういう時には人間関係に何か問題があると思ってください。

人間関係に問題がある場合、自分の心の中で本当に人間を愛しているかどうか、人間と接しようとしているかどうか、もし人間に対して不安や恐れ、否定的な思いを持っていた時、人間との出会いが中々スムーズに進まず、それによって仕事や恋愛がうまくいかない場合があるのです。

したがって、まず心の中に人間関係に対して不安や恐れ、こういったものがないかどうか、ないというはっきりとした状態の中でいろんな人間との付き合いを喜びをもって進めていく、いろんな人と喜びをもって接していくこと、これがその人の人生を切り拓いてくれます。仕事や恋愛において中々うまくいかないと思っている人がいればぜひ意識を変え、人との関係が良いもの、楽しいものであるという意識でいろんな人と接してみる、ぜひそれを進めるようにしてみてください。

また自分の流れがどこまでどのようにして決まっているのか、基本的に皆さん方に決まっているのはいつ誰とどのように出会うのか、そしてその時に出会った人々からどういうエネルギーをもらい、それを役立たせていくのか、人との関係がとても重要なファクターとして用意されております。

でも何かを成し遂げる、地球のために何かを残していく、そういう人もいるでしょう。確かに初めからそれを役割として持ってくる場合もあります。しかしそれは成し遂げるかどうかは本人の努力次第であり、そういう役割を持ってきたからといってすべてがうまくいくとは限りません。

せっかく偉大なる役割を持ってきたとしても、何一つ達成することなく人生を終える人もいます。それによって地球の流れがうまく進むことがなく、余計にいろんな問題をつくり出したりする場合があります。自分の人生において何をなすべきか、まずはしっかりと自分の人生を見て今までやろうと思ってできなかったこと、いつもやろうやろうと頭の中にあるけれども実行できないこと、もしそれがあればそこにしっかりと意識を向けてみてください、それは確実に人生において何かをなすべきものとして理解して良いものです。

頭の中でいつもやりたいと思っていること、やらねばならぬと思っていること、ぜひそれを成し遂げていく、皆さん方の人生は見方によってはいろんなことができます。確かに派手で楽しく、身のある流れを歩みたいという気持ちはあるでしょう。でも中には地味にコツコツと成し遂げることによって成功する人生もあります。どれが自分に見合うのか、今自分はどの道を歩んでいるのか、ぜひそれを理解できるようにしてみてください。

A自分の流れ

今の日本の人々についての話がありました。とても弱い、以前よりもあまり積極的でない人々が増えてきている、こういう一見か弱い男性のように思われる若い人々は、確かに肉体的にはこれまでの人間に比べ弱いかもしれませんが、精神力においてとても強いものを発揮している場合もあります。その場合の精神力の強さは普通の人の精神力とは比べ物にならない強さを持っていることが多く、それによって自分自身の進路を自分で明確につくる人もいます。

自分の流れをつくり上げる時、多くの人々は少しでも幸せになろうとして自分にとって良いことを考えていきます。しかし本当に自分の流れを見出した人は、社会のために、世のために必要なことが見えてきて、それを流れの中に入れようとします。宇宙のレベルでそれを感じ取った時、その流れをぜひとも実現させようとしていろんな協力をすることになります。

皆さん方も同じように、もし皆さん方がぜひとも光や奉仕の道として明確にイメージをつくり、それが本来の道と確信している時には必ず多くのマスターたちがそこに現れ、流れを見ることになります。自分たちで流れをつくることにより新しい流れに入っていく、今これがとても可能な時代になっています。ぜひ自分たちの意志をしっかりと強く持って新しい流れに入っていく、それを実現するようにしてみてください。流れについて説明をしてみます。

Madokaさんの流れを見た時、あなたから見て何をやってもうまくいかず、何かすべて中途半端に思えてしまう、こういう現実があちこちにあります。何をやって良いか分からない、一般にこういう思いがある時は、何でもできる時の時期に入っています。何でもできる、つまり自分で好きなことをやって良いという時期にもなります。好きなことをやって良い、しかしその場合でもエネルギーが用意されており、いくつかの条件の中で好きなことをしても良いという波動になります。あなたの場合の条件は、まずできるだけ多くの人に自分の真理を広めようとする、伝えようとする、そしてどのような手段でも構いませんが、本当の真実の一旦を見せていく、人々に本当のことを見せていく、この流れもあります。多くの人は分からないまま、混乱したまま、騙されたままで現実を生きています。そういう人々に対して本当はどうなのか、本当は何が起こっているのか、こういったことを知らしていく流れがあります。自分のできるいろんなやり方の中で、一番自分で満足できるもの、喜びを感ずるもの、それを見つけ出しそれをうまく活用して、自分の流れを現実化するようにしてみてください。

Yokoさんの流れを見た時、あなたの望んでいる流れ、この流れと今あなたが歩んでいる流れ、これは必ずしも一致していないところがあるでしょう。今あなたの歩んでいる現実の流れは、あなたがこれまでの人生において明確につくり上げたものと信じているもの、あるいはこうあれば良いという思いでつくられたもの、こういったものによって今の流れが出来上がっております。しかしあなたが今望んでいること、今自分の流れをどうしたいかと思っていること、そことの間には大きな開きがあります。自分が望んでいるもの、それは過去に望んでいたものとは異なってきており、過去に思っていた思いでつくらた今の現実と一致しなくなってきているのです。今自分の流れている現実は、あなた自身にとって、もっと自分を開花させる道、自分をもっともっと目覚めさせる道、もっとスピリチュアルな成長をさせようとする意志、その流れで進もうとしております。これは以前につくられたエネルギーとかなり異なっているために自分がスピリチュアルな成長を望んでいても、今の現実で中々現れにくいという状態があります。したがってあなたの望んでいるこの思いを現実の中に入れるためには、なるべくそういう意識を持っている人やそういう情報、そういうエネルギーの中で現実を過ごし、そして自分のさらなる道のエネルギーをつくり上げていく、もっともっとこの方向が確信を持つように、自分にとって良い道であるかのように、意識をつくり上げていく、そうすると自分が今求めているエネルギーが現実をつくるように変化していき、いずれはそういう思いが現実をつくるようになっていくでしょう。現実の中に自分の思っているエネルギーをしっかりと取り入れてくる、引っ張ってくる、こういう意識で自分の現実を変えるようにしてみてください。

Sakiさんの現実を見た時、今あなたの歩んでいる現実は、当初の現実からかなり変化してきており、これはあなた自身にとって挑戦でもあり、また新しい希望でもあります。この流れが今後どのように進んでいくのか、これはある意味では、あなたの波動と周りの波動の相乗効果でつくられていきます。今新しく歩もうとしている流れは、これまでのあなたの意識とはまったく違う意識で成長するように、あるいは多次元の領域においていろんな活動ができるように変化している状態と言えます。つまりこの流れをうまく進めていくと、これまでできなかった領域に繋がっていき、新しい能力、新しい才能が活性化され、自分のこれまでの才能とはまったく違う才能が動き出していきます。この才能をどう使うかはあなたに任せられますが、これを芸術の面や一般の社会の面、人々の関り、いろんな面において多才な能力を発揮できることにもなります。ただこの能力はあなただけの個人の能力であり、これを人に教えることが難しく、自分だけの能力になります。したがってあなたはこの使い方を一生懸命マスターし、勉強し、それを使いこなすことによっていろんな現象を現していく、いろんな事を見せていく、こういう使い方になります。多次元の領域におけるいろんな波動を使いこなし、これまでとは違う雰囲気で人生を楽しんでいく、新しいエネルギーを引っ張ってきてそれを使っていく、こういう中に入っていきます。自分自身をそこで成功させるためには、新しいことに興味を持って率先してやってみる、恐れることなく挑戦してみる、こういうことがとても大事です。背後に見えているいろんな次元世界、ぜひそれをうまく使いこなして新しい可能性を展開していってください。

Namikoさんの今の現実を見た時、あなたの今の現実はあなた自身がしっかりと自分でつくり、つくった通りに流れが進んでおります。あなたがどのように理解し、どのように解釈しようとも、あなたの歩んでいる流れは明確にあなたがつくり上げた流れになっています。例えば、気が変わっていろんなことをやってみたり、急に思いが変わって別の方向に向いていった、この場合でも実際にはあなたが自分でつくり上げた通りにその流れを体験しております。あなたのつくり上げてきた典型的なエネルギーの一つに、その時その時の一番良いと思う方向を常に採用する、その時その時一番大事、これが良い道、と思ったところにすぐ向っていく、こういう波動があります。あなたはわざとそれをつくり、一瞬、一瞬の場において、それによって進むべき道が自分で分かるようにつくられております。普通の人の場合もある意味では同じように歩んでいますが、普通の人の場合には一瞬、一瞬の選択した道が自分では意識していないことが普通です。したがって、本人としては何も考えずに黙ってやっていくといつの間にかここに来てしまった、こういう意識の持ち主があなたの場合には、それぞれの選択肢の時に、私はこれを採用、私はこれを採用、これを採用する、一つひとつ意識となって残っているのです。そのためにいろんな点において、自分がその時にこう判断した、こう思ったという意識が出来上がっています。他の人はそういう意識がないだけであり、結果的にはどちらにしても道は同じように進んでいるのです。あなたがそれを必要としているのはその時その時に自分はどう感じてどれを選んだのか、これを意識してもらうことが大事であり、わざとそれを意識するようにつくったのです。あなたがそれを意識することにより、いずれは自分で決める、自分で判断する、自分が行なっていく、こういう意識をつくれるようにしておいたのです。いかにも自分の人生を自分でつくっているかのような感覚になってきます。これはとても大事なことであり、何も意識せずに黙っていたら人生ができたというやり方ではなく、自分で選んで選択して決めて、人生をつくり上げた、これを成し遂げようとしているのです。したがって、実際には何をどう選択するとか、どのように選択するのかはまったく関係なく、ただ自分はこれを選択したという思い、意識が大事なのです。これからもそういう意識を通して、いかにも自分の人生は自分の意志でつくり上げてきた、自分が思った通りに進んできた、ぜひこれを最後まで完成させるようにしていってください。

Jun-ichiさんの流れを見た時、あなたの人生の流れがある意味では急激に変化したり、ある意味では中々変化しなかったり、一定でない不安定な流れのように感じられております。これはその時々の人生に対する意識の持ち方によって変化していきます。本当に人生が自分の思う通りにうまく進んでいくということを心から信じている時には、そのような流れに入っていき、多くの場面が、自分が本質的に感じている通りに進んでいきます。しかし一度人生を否定してしまったり、うまくいかない、だめだという思いが入ってくると、本当に人生がうまくいかなくなり、ことごとく願っていない流れへと向ったりします。実際には自分の思っている通りに現実がつくられているということ、まずこれをしっかりと信ずることが重要になります。その中で自分はどのようにして良い人生に向っていくのか、あなたの人生の特徴として自分が何かを成し遂げた時、常にそれを評価する、はっきりと理解できるという状態が必要となります。何かを成し遂げた時、例えば、誰か別の人がそれをしっかりと評価してくれる、あるいは評価できる人が常に身の周りにいる、こういう人間関係がとても大事なのです。こういう人がうまく近くにいた時に、自分のやったことがしっかりと認められ、それが人々を通じて次の自分の流れを導いてくれます。しかし自分の身の周りにちゃんと評価してくれる人がいない時、つまり人を信用できない、人が嫌になってきた、面倒臭くなった、こういう思いの時には自分のしたことをしっかりと評価してくれる人が現れず、結局何をやってもうまくいかない、何をやっても誰も広げてくれないという状態になっていきます。したがって、うまくいかせるために常に自分の身の周りにはしっかりと評価してくれる人がいる、それを信じていろんな人と良い関係をつくり上げていく、常に相手を否定せず、相手を認め、自分の味方であるかのように常に話をしていく、そうするとその人が自分の仕事をしっかりと評価してくれる、それが人々の口を通して新しい仕事を持ってきてくれます。人を信ずるか、信ずることができないか、それによって自分の流れがかなり変化するのです。ぜひ信ずるということを心の中でしっかりと確立して、もっともっと多くの人々に来てもらえるようにしてみてください。

今皆さんの現実の流れについて説明をしてみました。人によっては腑に落ちなかったり理解できないことがあるかもしれません。所詮は人間の意識では理解できない世界であり、どのように表現しても皆さん方には中々心に入らないテーマかもしれません。ただ言えることは人間関係がとても大事であり、自分の近くにいる人と一生懸命うまく接していけば必ずパートナーや恋愛、仕事はうまくいきます。

しかし人間関係を疎かにして、いい加減にぞんざいに扱っていくと、恋愛も仕事もうまくはいきません。すべては自分の身の周りにいる人といかにうまくやっていくか、いかに人々との関係を良くしていくか、すべてはここに戻ってきます。多くの人は恋愛という観点だけで先に考えたり、仕事という観点だけで先に考えてしまうことが普通です。

そして仕事をうまくいくためにはどうしたら良いか、恋愛をうまくいかせるためにはどうしたら良いか、これを別々のものとして考えていきます。しかし本当はそういうことはまったく意味がなく、ただ自分の身近にいる人との人間関係をうまくやっていく、うまく接していく、そうすれば仕事も恋愛もうまく進んでいくのです。ぜひこの本質を見失わないようにしてみてください。それでは少し休憩をとります、ありがとうございました。


B自分の意志を使う

私たちは流れを管理している仲間たちです。先ほどから皆さん方の流れや現実についてお話をしておりました。自分の意志とは関係なしに周りがどんどんいろんなことを設定していき、いつの間にか自分の願ってもいない方向へと進んでしまう、こういったことについての話もありました。

このように自分の願っていない人たちによって流れが変わってしまう、これは本人は確かに不本意かもしれませんが、ほとんどの場合、自分がそういう現実をつくったことをどこかで理解しております。つまりそういう風になるようにシナリオがつくられており、自分の意志とはうまくいかないで現実がつくられていく、やはりこういったことを経験してもらう必要があるのです。

なぜならば皆さん方は現実のすべてに神が宿り、神は常に自分と一緒にいる、これを理解することが必要であり、周りにいる人々、流れがどんどんつくられていくのも、これも神のエネルギーによってつくられていることを理解していただくのです。しかし本当に神が常に自分と一緒であるならば、自分の願っていない流れになった時に、修正してくれたり、止めてくれるのが神ではないか、そう思うことがあるかもしれません。

神といっても一人ひとりの願望や願いを聞くのが神ではありません。神は大きな単位の流れで一人ひとりを見ているために、一人ひとりの願いや願望を叶えるためにいるのではないからです。もし仮にその人の個人的な願望を満たした時に、流れそのものがうまくいかなかったり、返っておかしい流れになる場合には、必ずしもその願いを満たさないことがあります。

しかしまたこれにもいろんなことがあり、個人の願望や望みがとても強く発揮され、周りの人がすべてそれに引きずられていく場合もあります。周りの人が一人の思いによってどんどん動かされていき、抵抗できなくなってしまう、この場合も神はやはりそこに存在しており、全体がその流れに行くのを神も許可していることになります。

この場合はそこに関与する人々全員で何かを成し遂げる必要があります。一般に導く人、力のるある人、権力のある人、こういった人はとても強い責任を持っており、その進む方向性にしっかりとした責任を取る必要があります。もし結果的にその方向によって多くの人が幸せになったり、喜びを感じた時には多くの人の喜びが指導者のところにもやってくるでしょう。

しかし多くの人がそれによって喜びを感ずることができず、何らかの不本意な思いがあった時には、その思いがやはりその指導者のところにもやってくるでしょう。しかし一般に指導者と呼ばれている大きな権力のあるものは、最終的には流れの通りに進んでいることが多く、すべてそれを納得した上で歩んでいることになります。

特に大きな流れ、一人の力ではどうしようもできない大きな流れは、一般にシナリオ通りに進んでいることが多く、それは誰がどのような行動を取ろうともそういう流れになっていくのです。多くの人々が大きな力によってそう進んでいく、その場合には、元々そういう流れに行くのが決まっているということ、しかしそれが不本意な流れである場合には、そこに関与している人すべてが力を合わせて流れを変えるということ、これは人間に任されていると言えるでしょう。

人間は神には逆らえないものとしてつくられており、大きなパワー、大きな力、大きな自然の力にはまったく太刀打ちできないものとして存在しています。しかし、明らかに権力のあるものによって全員がおかしな方向へ進んでいく場合、その大きなパワーに対抗するだけの修正の力、変えさせる力を関与している人すべてでつくり出すことができるかどうか、これをまた神は見守っているということができます。

皆さん方はその時、その時の一つひとつの現実を見て、自分はどこまで自分の意志で流れを変えることができるか、あるいは大きな流れの中に自分はただ入っていくのか、いろいろ考えながら一人ひとり自分にとって一番満足のできる流れを進むようにしていってください。それではここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)2009 CentralSun
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