ご招待いただきありがとう申し上げます。恵比寿と呼ばれております。お初にお目にかかれて光栄に思います。いやーこういう機会はほとんどないので皆さんに呼ばれてとってもありがたいです。恵比寿としてやってまいりました。最近漁師が少なくなったので出番がなくて困っておりました。
皆さんに会えてとても嬉しいです。漁師と呼ばれておりましたが、今の時代から考えるに私の最も得意な技というものは、その人が本来必要でありながら手にできないもの、その人が必要であるのにもかかわらず手にすることのできなかったもの、それを与える能力を持っております。
したがって、本当に困っている時には確かに食べ物がないとか、お金がないとかいうご相談も受けますが、実際には一人ひとり自分に本来必要なものが中々手に入らない、そのほとんどは自ら拒否している、あるいは見たくないというものがあります。どうしても良いことだけを招こうとするのです。
確かに福の神と呼ばれているので良いものを欲しいという気持ちはよく分かります。しかし、いくら私たちといえども持ってきてあげるものは皆さんに必要なものだけです。その必要なものは皆さんがより素晴らしい光を手にするために、あるいはより大きな福を手にするために必要なものです。
したがって、私たちは福や富を手に入れるのに障害となっているものを取り除いてあげたり、それを手に入れるのに中々手に入らない最低限の必要なものを与えるのを役割としております。今日は私たちをお招きにいただいたここにいる方々に一人ひとりの心をよく見て、本当にその人で必要でありながらも手にできなかったもの、自ら見なかったもの、そこを調べていってそれを皆さん方になるべく早く手にできるように調整をしていきたいと思います。
まず先ほどの宝船のエネルギーを自らのハートの中にしっかりと入れ、自分の体の中に固定させてください。宝船の中に私のこのエネルギーがあります。そして一人ひとりしっかりと宣言をしてもらいます。本当に必要なものが手に入りますように。自ら拒否していたものは方向を変え、それをやはり必要とします。どうか必要なものが一杯来るように。
では大黒天様に交代します。
大黒様と呼ばれてくる場合は、福の神、富を呼ぶ神として呼ばれてきます。しかし皆さん方の富を大きくするには、自分がどれだけ他の人々に富を与えるかによって変わります。つまり私の与える福は他の人にどれだけ福を与えたいか、他の人にどれだけの喜びや富を与えようとしているのか、その大きさが福の袋になります。一人ひとりにこの袋を渡しております。
しかしその袋の中の福は他の人を喜ばせる福なのです。皆さん方がどれだけ他の人を喜ばせようとしているか、皆様方一人ひとりが福の神であり、大黒様であるというのを理解してもらいたいのです。皆様方が大黒として多くの人々に福を渡していけるように、一人ひとりに大きな大きな袋を授けましょう。
弁財天様に交代します。
自分の心の中の豊かさをしっかりと持っていただく、そのために常に美しい言葉を使い、美しい衣装をまとい、相手に喜ばれる言動を取っていく、常に心をきれいにして豊かな豊かな言動で自分の心の中の福を多くの人々に与えていくのです。私たちが一体となって多くの人々に福を与えていきます。
しかし私たちが一番やっているのは、一人ひとりが福の神であるということにどれだけ目覚めてもらうか、一人ひとりの心の豊かさが私たちの心と一つになっていただけるかどうか、これを一番の目標にしております。皆さん方の心が豊かな心になりますように。
ありがとう、ありがとう、ありがとう、ありがとう、ありがとう…
それが日本の方々から七福神という新たなる大きな器のエネルギーがつくられ、その中で私のエネルギーが使われるようになり、とても喜びを感じております。この日本という土地において私のエネルギーを使っていただくには、やはり禅として身に付けてきた私の能力、それは真理を悟る、そうして自分の人生を豊かなものにしていく、そこのところに皆さんに働き掛けていきたいと思います。
禅というのは本来の正しきものだけをしっかりと見つめ、邪なるものに惑わされず、自分の正しき道だけを歩むのにとても良い働きを現してくれます。皆さんの毎日の生活において常に誘惑や混乱、余計なものが目の前にたくさん現れてきます。そして一つひとつに心が動き、不安や恐れも襲ってきて、どれが自分にとっての真実なのかが分からなくなってしまいます。
私はその中の正しきもの、本来に向えるもの、そこを見抜ける力があり、それを禅の生き方として身に付けておりました。皆さん方にとって福、富というものは基本的に正しくなければありません。光が入っていなければなりません。良きことでなければありません。正しくて美しくて良いこと、こういったものが富であり福であるのです。それを見抜ける能力を養っていただきたいのです。
皆さんが少しでもその世界に繋がるように、少しでも正しく光っている富を見出せるように、見つけ出せるように、皆さんの判断のところにこの禅の光を繋げたいと思います。常に何が正しくて、何が光っているか、何が美しいか、それを見極める意識を常に頭の中に置いておいてください。その何が正しいかを見抜く分別のところに我が禅の奥義を植え付けていきましょう。
毘沙門天様に交代します。
己の心をよく見て、欲があるか、欲がないか、よく自問自答してみてください。そしてもし欲があれば、その欲は必ず破壊する運命を辿ります。我が力がそれを成さしめていきます。もし一人ひとりの心の中に欲があれば、その欲が破壊するように我は仕向けていきます。もしこれからの流れにおいて、手放さなければならない現象がある時、自らの欲で招いたものかどうかをよく判断し、自らの欲で招いたものがあれば、ただただそれが手放れていくのを良しとしておいてください。
欲がなければどんどん福がやってきます。欲を持っていれば、その一人ひとりの持つ福をめがけて欲深いものたちが集まってきます。真の福は欲深いものを寄せ付けません。欲深いものが集まってくるのは自らの心に欲がある証です。真の福は欲がないこと、これをよく考えてください。
福禄寿に交代します。
皆さんの心の中に少しでも多くの人々に福を与えたい、世の中を福で満たしたい、その心に響き、願っていることを本当に成就させていくのです。そのために私はいろんな手段を使って現実化させる能力があります。私は仙人として皆さんに思われていますが、いわゆる不思議な能力をたくさん手にしております。
それを使いこなして本当にありえないことを起こすことが可能なのです。皆さんの中に本当に他の人に幸せにしたいと思っていること、豊かにしたいと思っていること、それが本当に私と繋がれば現実化をさせていきます。どうか私の波動を皆さんの宝船と繋げ、いつでも使えるようにしておいてください。私の波動を流してみます。
寿老人様に交代します。
自分の心が社会のどこに繋がっているか、一人ひとり確実に自分の富と繋がっている波動があり、それは必ず日常生活のどこかに影響を与えております。それが分かると繋がっている領域にあなたがいくと、その領域は豊かになり、まるであなたがその領域においては福の神のように思われます。
あなたが来てくれると常にこの場は豊かになる、そういう場に変わっていくのです。しかしその自らの豊かさにまだ目覚めていなかったり、あるいはむさぼったり、貪欲な波動でいるとせっかくその場所に行っても、その場所そのものが貪欲になり、あたかも疫病神であるがごとく思われてしまいます。したがって、一人ひとり目覚めれば福の神ですが、目覚めなければ疫病神にもなるという、とてもありがたい仕組みでございます。
一人ひとりが真実に目覚め、。福の神としてよくよく働きを成すために、自分がどういう富の波動を持ち、どのようにして目覚めさせ世の中に使っていくか、どうぞご理解の程よろしゅうお願い申し上げます。一人ひとりが本当に繋がっている富の波動を目覚めさせ、福の神として多くの人から波動を良くしていけるように、一人ひとりの富の波動のところに光を入れますの、自分がどの富の波動に繋がっているかをよく感じてみてください。
ある人は子供の前に行けば福の神になり、ある人は先生たちの中に入れば福の神になり、ある人は真面目な真面目な団体の中で福の神になり、ある人は心を表現する世界の集まりで福の神となり、それぞれが持つ自分の世界を感じてみてください。これで我ら七福神と呼ばれたる大いなる波動を皆さんと繋ぐことができました。これからは皆さん自身が福の神となり、世の中に富と福を広げていただけるよう宜しくお願い申し上げます、ありがとうございました。