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2009/3/30 月曜交流会

自然界と人間界とのつながり

@神話、伝説、物語

私は語り部としての波動で降りてきました。人間に話をするという機会が与えられたことに感謝を申し上げます。語り部というのは語ることによって本来の意志を残しておくものたちです。人間が文明というものを築き、そこに文化や財産、喜びを築き、お互いの社会や時代をつくり上げていきました。

人間が文化をつくり出す時、その目標や方向性、自分たちの進むべき道が必要とされます。どこに向かい、何を求めて歩んでいくのか、それを伝えるために王となっている者や予言者、あるいは霊能者といったものたちが人間に指示やメッセージを与えてきました。人間の進むべき道を伝えるために、大いなる意志を人間に伝えていく、その方法として吟遊詩人と呼ばれるものは歌を歌うことにより、あるいは物語として語り伝えたり、教訓や生きる指針として後世に残していきました。

最初に人間の世界に降ろされたものは、その人類、特に民族によって役割が異なり、その民族が何のために地球に残され、生存し、どこに向っていくのか、それぞれの民族毎に目的を残すために伝えられたものがあります。そしてそれぞれの民族が進化するにつれ、その民族の方向性をしっかりと把握しているものが、そこに向うように人々に生きる方向性を残そうとして教訓じみたことを話し始めていきます。

教訓として残す方法には多くの場合、間違いということを二度と起こさないようにするために、間違ったらどういう目に合うとか、不安を与えることにより二度とその間違いを起こさないような話し方が使われていきました。そのために当初においてはやってはいけないこと、間違ってしまったこと、そういったことが伝えられていき、それが伝説となり、物語となっていきました。

そのうちそこで教訓とされているものや、何が間違いでどうしたら良いのかという肝心なところがだんだん伝えられなくなっていき、単なる物語だけが、伝えられるように変わっていきました。語りべの口から出る言葉がだんだん変化していき、ただ単に不安をあおいだり、心配するようなことだけが強調されて後世に語り継がれていきました。

そういうところから古代から続いている物語にはどちらかというと恐ろしいものや不安を与えるもの、しかもそれらの多くの物語は、子供を育てる時に使われることが多いために、子供がわざと不安を感じてそういう間違いを起こさないようにと使われていきました。物語の多くがそのように使われていったために、一見怖いという内容や必ずしもハッピーエンドではないストーリーが多く存在しております。

今人間が進化を進めていく中で、昔から伝えられている内容が人間によって書き換えられ、ハッピーエンドで終わるような内容になってきている、これは当初の物語の主旨はなくなっていき、本来つくられた内容とは違う内容になっていきますが、夢と希望を与えるという面においてはある意味では良いやり方ともいえます。

したがって、有名な物語を書き換えてハッピーエンドにさせたとしても、それ自体は宇宙から見てあまり大きな問題はありません。当初が不安を与えることによりしっかりと生きるやり方を身に付けさせたり、間違いを犯すようなことはあまりしないようにするという使われ方が普通にありました。

しかしだんだん時代が進むにつれ、必ずしも教訓とは感じられず単なる物語として使われたり、あるいは教訓にもならないような物語になったりしております。そういう意味において人間の都合によって物語が変化していきます。その物語が何を言おうとしているのか、それはその物語を語る人の思いによっていくらでも変化していきます。

今となっては当初の思いはあまり意味のないものもたくさんあります。したがって、皆さん方がどのように物語を読んで、どのように生かすかは皆さん方の自由にしていってください。ただかなり初期の頃の物語には神から直接受け取った内容のものがあり、それは人間の頭では理解できないために、そのまま文字として言葉として残して意味の分からないまま後世に伝えているものもあります。

こういうものに関しては、その本来の意味が分かる時期が設定されており、その時期が来た時に解読されるように仕組まれております。昔から伝えられている古いお話の中で、今だに意味がよく分からないもの、言葉そのものが通じないものがたくさんあります。そういったものに関してはまさしくそれが伝えられるべき時に解読され、人類に伝えられていくでしょう。もし皆さん方もそういう物語に出会ったら、ぜひ心で感じようとしてみて、まさしくそれが解読される時期にきているかどうかを心で感じてみてください。


A人間と自然との接点で花が咲

桜の精としてお話をいたします。皆さん方とお話ができてとても嬉しく思います。桜の花は多くの日本の人々に繋がっていて、私たちもとても嬉しいものがあります。今、花のエネルギーが集中して一気に現象化する時期になり、多くの人間がやってきてハートを開いてくれることに喜びを感じています。

毎年、花の開く時期が異なり、人間と花との繋がりがすべてそこに現象化されていきます。今年は中々花が開かないように感じられております。私たちはまず大いなる自然の意志を感じ取ります。今の段階の日本に流れている大いなる自然の意志は、人間から伝えられてくる荒い波動と、どこかで自然を愛し一緒に楽しもうとする波動があり、その波動の良い調和の度合いのところで花が開いていきます。

今年は自然を暖かく人間のハートの中に向い入れようとするエネルギーがこれまでと比べて弱くなっており、どちらかというと成り行きに任せる、そのままのしきたりに従う、習慣に従うという波動を感じております。もし皆さん方がハートのレベルで本当に自然と繋がりたい、自然を喜びたいという気持ちがあれば、花はもっと大きく明るく咲いていたかもしれません。

日本人の自然に対する思いが弱くなってきて、ある意味では仕方がないとか、このままで為るように為る、そういう思いが強く感じられております。そういう自然の思いがまずあり、それを現象化させると開花時期が遅れるという風に自然がつくられていきます。しかしそれでも桜を見ようとして多くの人が集まってきます。集まってきた人の心を一人ひとり見て、お花のそれぞれの思いがハートに届けられていきます。

皆さん方の今日のお花との接点において、少しでも桜と皆さん方のハートとの間で繋がりができたことに喜びを感じております。そして自然そのものを愛し、自然と調和を取りながら皆さん方が愛と光に溢れた言動を取っていく、ぜひその方向性を維持していってください。自然の意志から皆さん方にアドバイスをしてみます。


Madokaさんの自然の意志からのメッセージは、人間の生き方と自然の生き方、ここにどういう違いがあるかを考えてみてください。人間は自分の思いで好きなところに行き、好きなことができ、好きな表現を取ることができます。自然はどうでしょう。自然は自然の法則に従いながらやはり同じように表現し、喜びを感じています。自然が一生懸命自分を見せようとしていろんな表現を取っております。自然が人間に対して取っている表現、それが何であるのかを感じてみてください。たまたま晴れになったり、雨になったり、雲が出たり、風が吹いたり、人間から見たらただの自然現象ですが、一つひとつが自然そのものの表現でありメッセージなのです。ほっぺたに風が当たった時、寒い、冷たい、いろんな思いが出てくるでしょう。でも風はそれをすることによってその人の意識を変えさせてみたり、何か別のことに悩んでいる時にそのエネルギーを吹き飛ばすために風が吹いたり、一つに捉われていたのを分散させるために変化を起こしたりしていきます。一人ひとりにそういう思いを込めて自然が関与しています。自分にどういうメッセージを持って来たか、何を語っているのか、一つひとつ感じてみてください。

Makikoさんへ自然からのメッセージ、自然はあなたにとって雄大で大きいもの、自分の手には負えないものという意識があります。ところがその自然でさえもあなたの思いの一つひとつで自由に変化しております。あなたが困っている時、自然はあなたが困っているという波動を受け取って少し固くなり、緊迫した波動であなたに接していきます。あなたが大らかな時、自然も大らかな波動で接していき、あなたの気持ちがさらに和らぐ方向へと現象化していきます。あなたの思いによって自然すらもいくらでも変化していくのです。自然は雄大であり、壮大のように存在していますが、実際にはあなたの思いの一つひとつですぐに変化するとても移り変わり易いか弱い自然でもあるのです。繊細さをうまく感じ取り、自然世界があなたの思いの一つひとつによってすぐに変化していく様を感じてみてください。

Masayukiさんの自然界のメッセージは、あなたの日常の思いの中に自然というものへの意識や生命がほとんどつくられていないために、自然があなたに対してメッセージとして受け取られていません。自然に意識を向け繋がりをつくると、メッセージが感じられ、また自分で会話ができるようになっていきます。まず意識を向けてみる、その生命を感じてみる、そうすることによって自分との繋がりを感じ、自分との会話の仕方を学ぶようにしてみてください。

Akikoさんの自然からのメッセージは、あなたは自然というものの命をそのまま感じ取ることができ、自然という現象よりも命を感じています。自然現象がいろいろと繰り出す変化、目に見える変化があなたにはあまり大きなものではなく、そのいろいろの現象の中に一環して流れている命を感じていきます。その命が枯れそうになっている時、あなたは敏感に感じ取り、自然の命に自分の命をうまく調和させ、自然を生かそうとして動いていきます。自然の命にとても敏感であるために、自分のエネルギーが自然の中にうまく使われやすい状態にあります。うまく自分の意識を使いこなすことにより、自然の中に自分のエネルギーを使われるのをこれからは自分の意志で自然界を使っていく、自然という現象を自分の力で使っていく、そういう方向性を理解し、それが具現化できるようにしていってください。

Sakiさんの自然界からのメッセージは、あなたの自然世界との繋がりにおいて、あなた自身は自然を自然として理解し、とても良い感覚で繋がりを保っています。しかしあなたの思っている自然という世界は、それ以上の大きな大きな世界であり、あなたが繋がっている自然世界の何万倍も何十万倍もの世界があるのです。今自分が感じている自然よりも大きな大きな自然を感じ、そしてそれを自分と繋げることをやってみてください。あなたがその大きな自然世界を使えるようになると、あなたの周りでいろいろ影響を与えているエネルギーを自然の力を使って変えることができます。自然は確実にあなたの味方になり、あなたを助けてくれます。あなたがいろんな場に行って混乱したり、いろんなエネルギーで苦しんでいる時、自然のエネルギーを使えばそれを自分のものにすることができるのです。ぜひいろんな自然世界のエネルギーを有効に使い、自分のために自然世界がいかに役に立ってくれるか、いろんな自然世界と仲良くなって彼らの力をうまく使えるようにしていってください。

Yokoさんの自然界からのメッセージは、あなたは自然に対してとても敏感でほんのわずかな自然のエネルギーの変化が体に現れやすい状態にあります。自分では気付かなくても体に現れていることは自然界の変化であることが多いものです。体で何か異変を感じたり、何か変化を感じた時、周りをよく調べて自然世界で何か変化が起こっていなかったかどうか、自分の周りの地域や人々の意識において、何かエネルギーを変えさせるようなことが起きていなかったかどうか、そこを調べてみてください。自分の体の変化と自然世界との繋がりの変化が見えてくると、今度良い方向で自分の体を変化させることができます。周りのいろんな波動で良い方向へと波動が変化する時、それを自分の体にうまく調和させると自分の体が良い方向へとシフトしていきます。自然世界の現象をよく見て良いエネルギーを体に現象化させる、ぜひそれを身に付けていってください。

Keikoさんの自然世界からのメッセージは、あなたの大いなる意志が自然世界との繋がりをしっかりつくっており、あなたの思うことと自然世界の思いがかなりの割合で等しくなっております。自分のやりたいことが自然世界でやりたいことであったり、自然が自分になそうとしていることが自分がなそうとしていることと合う場合があります。自然のエネルギーをうまく体で使うことができます。自然の力をうまく体で生かし、そして自分の体を使って良い方向へと使っていく、自分が何かをなすことが自然世界でやろうとしていることとだんだん近づいてくる、こういう生き方ができます。自分の体をうまく自然世界に調和させ、自然の行ないを自分の体を通して行なっていってください。

皆さん方の自然世界からのメッセージが伝えられました。多くの人は自然世界からの波動を体で感じ、ハートで感じています。しかしそのほとんどが自分の個人的な思いとなって処理されていきます。個人的な思いとは理解せずに大いなる自然からのメッセージ、自然からの波動として受け取り、感ずることをしてみてください。そうすると本当に自然界の思いが感じられてきて、肉体と繋がり、自然界が自分と強い繋がりを持っていることに理解が深まっていきます。ぜひそういう気持ちで自然の中で楽しい生き方を身に付けていってください。それではここで休憩を取ります、ありがとうございました。


B葉っぱ

私たちは葉っぱからきました。葉っぱって皆さん方からはあまり理解されていませんが、可愛がってね。桜は先に花が咲き、そして葉っぱが残ります。この葉っぱは桜だけ役割が違っているのです。普通、光合成とかの役割でエネルギーを蓄え、植物の場合にはそれを使って成長を促していきます。しかし桜は木に直接花が咲くために、光合成的なエネルギーの使い方が他の植物と違っています。

そのために葉っぱは植物とは違う働きを行なっています。主に花が散った後、次の花が咲くまでの間の流れをまたつくり変えたり、またそこまでに必要な計画を直ぐにつくり、そして一通りの次までの流れができると眠りに入ります。ということで、葉っぱは次の花が開くまでの大事なところを全部受け持っております。ですから花が散った後、少しは意識を向けてね、終わります、ありがとうございました。


(c)2009 CentralSun
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