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2009/3/9 月曜交流会

地球を取り囲む欲のシステム

@愛したいという欲と愛との違い

私たちはアルテミスの波動としてお話をいたします。先ほどの皆さん方のお話において、この地球上における貧しい人々や、苦悩している人、病で苦しんでいる人、いろんな人々のお話がありました。皆さん方がそういう人々に意識を向け、愛をどう表現するか、どのような愛を実施できるかを考えるということはとても良いことです。

ただ愛を行使したいという、口に出すだけではまったく愛は流れておらず、単に愛を行使したいという願望だけがその人の頭の中にあります。しかし具体的にどうしたら良いのか、どのようなことができるのか、どのようにして愛していくのか、そういう具体的なことを考える時に初めて愛となってエネルギーがつくられ、またその思いが届いていきます。

困った人々に、悩んでいる人々に何ができるのか、これを一人ひとりが考え口に出すということ、そして実行するということ、これが本当の愛であり、ただ頭の中で考えていたり、ただ愛を身に付けたい、ただ愛のある人間と思われたい、ただ愛がある自分だと信じていたい、この程度ではまったく愛は流れておりません。行動することにより意味があるということ、表現することによりエネルギーがつくられるということ、それをよく理解して多くの愛すべき人々に愛のエネルギーが届くように考えてみてください。


A欲のシステムをどう崩壊させるか

光の世界からお話をいたします。貧しい人や苦しんでいる人々に皆さんが何を行なえるか。何かしてあげたい、何かできることがあれば行動に移したい、そう考え、いろんなアイデアを出していました。しかし経済システムや金銭にまつわることは、その金銭を独り占めしようとしている人間たちが手放さない限り、このシステムが変わることはありません。

今のこの地球は欲のシステムが完成しており、欲のある者同志が集まり、欲によって必要なものを独り占めするというシステムが出来上がっております。金銭を独り占めしようとする者は独り占めしようとする者たちが集まり、システムをつくり上げていきます。人間を権力でコントロールしようとする者はそういう者たちが集まり、法則をつくり、規則をつくり、人間を縛り付けてコントロールしていきます。

それぞれ己のみが満足するシステムをつくり上げ、欲によって地球が動かされております。皆さん方がそのシステムそのものを変えようとする時、金銭のシステムを変える場合には自分がその中に入らねばなりません。金銭を独り占めするというエネルギーを身に付け、その中に入り、そしてそれを少しずつ崩壊させていく、こういうやり方が必要になります。実際そういうやり方で多くの光ある者たちが金銭のシステムの中に入っていきました。

しかし多くの光の者たちは金銭のシステムに入り、そこで生活するうちに結局は金銭の中で完全に動いてしまい、より多くの金銭が自分に集まるシステムに入ってしまいます。これまで実に多くの光の者たちが金銭のシステムを変えようとして地球上に降り立ち、システムの中に入っていっても、結局は余計にシステムを強いものにし、いつの間にか金銭のシステムの手先となって動くことになってしまいました。

権力のシステムも同じように光ある者たちが地上に降りてきて権力のある地位に入った時に、いつの間にか権力で人を束縛するという意識に変化していき、結局は権力のシステムをさらに強くさせる働きをしてしまいました。多くの光の存在たちやライトワーカーにしても、自分がそれほど権力や地位、金銭がない時には、そのシステムを崩壊させようと考えていますが、一度その流れに入り富や金銭、権力がどんどん自分に集まってくるような流れに入ると、もう目的を見失ってしまい、いつの間にかそれが自分の当たり前の姿であり、貧しい者はそういう運命であるとか、働かないからだめだとか、能力がないからだめだとかいう風に見下ろす状況になり、これまでの権力者と同じ行動を取るようになってしまいます。

経済システムや権力のシステムにおいて中々変わっていかない、変えようとしても中々変わらない、その原因は富のある者や権力のある者が手放さないといういことではなく、結局は人間そのものが持っている欲から起こされております。この欲がある限りはどういう社会になろうとも、どういうシステムになろうとも、自分の欲くを満たそうとするシステムが出来上がっていきます。

たまたま権力を手にした者は権力を利用して自分の欲を満たそうとし、たまたま金銭を手にできる者は金銭を道具として自分の欲を満たそうとします。同じように光のハイアラーキーの子供たちとして、ライトワーカーの人々として地上に降り立った皆さん方にしても同じことが言えるのです。基本的に欲がある限りは、いくら光があろうとも光を独り占めしようとし、いくら能力や優れた霊的な能力を身に付けようとも結局は自分の欲を満たそうとする方向へと動いていきます。

光をいくら地上に降ろそうとも結局は霊能力の優れた者たちが独り占めしたり、霊能力ある者たちだけで光や情報を交換するだけになってしまって、多くの地球の人々には広がっていかない状態になるのです。人間が欲で独り占めしよう、また自分だけが得、自分の欲を満たそうという思いがある限り、根本的なシステムは何も改善することはありません。

今一人ひとりが今のこういう社会において何ができるのか、まず自らの欲を見つめ、自分にどういう欲があるのか、この欲を自分で手放せるかどうか、欲について考えてみる必要があります。欲とは何なのか、すべての金銭を手放したり、すべての所有物を手放すことが欲のないことなのか、そうではなく金銭を手放したとしても金銭を手放したという自慢をしたり、皆に吹聴して歩けば、やはりそれは名声欲を手に入れようとしております。

周りの人から認められたい、評価されたい、良い人間だと思われたい、これもすべて欲であり、こういう欲がある限りは地球は変わることはありません。一切の欲のない人間がいるのかどうか。今の地球上の人間として肉体を持っている限り感情があり、欲望も出てきます。したがって、欲がまったくない人間というものがあちこちに存在していることはありません。

しかしまったくゼロというわけではなく、やはりかなりの数の割合で欲をほとんど身に付けていない人間もおります。それはそういう環境において育まれたものであり、ある意味では普通の世間や社会から隔離された状態で育てられてきた人とも言えるでしょう。一般のこの社会の中において普通に生活してきた場合、欲がまったくないという人間はやはり難しいかもしれません。

しかしだからといって欲のあるのが正しいとか、欲を身に付けなければならないという理由にはまったくなりません。今の多くの文明国において欲をコントロールしたり、欲について考えるという意識を向けている国がほとんどありません。初めから欲はあるものであり、欲を満たすことが自分にとって良いことであり、また満足感を与える、そういう風に教わっております。

したがって、欲は必然的なものであり、欲を満たすために世の中に出てそれを勝ち取ろうとする、それ故にある者は金銭を集め、金銭によっていろんな欲を満たそうとする、またある者は力ずくで欲を満たそうとする、またある者は権力で欲を満たそうとする、基本的にはいろんな道具を使って自分の欲を満たそうとする人間ばかりがあちこちに存在しているのです。

自分の心の中において自分が何を得ようとしているのか、自分はどういう欲を身に付け、何を手に入れようとしているのか、現実の世界に限らず、今良いことをしておけば来世は良い世界に生きることができる、あるいは天国で生きることができる、良いことをしておけば神や天使に喜ばれる、これらもすべて欲であり、本来の正しい思いではありません。

全部自分が満足しようとしているものであり、自分が満足するための正当化した言語にしか過ぎません。なぜ神はこういう欲を与えたのでしょう。人間に欲を与えなければ人間はこんな目に合うことはなかった、確かにそうかもしれません。しかし欲を与えなければ皆さん方は何を喜びとして人生を生きるでしょう。喜びを得るためにある程度満足するという気持ちが必要であり、満足するためには満足するための条件が必要になります。

その満足するための条件をつくるために、感情的なものがつくられ、その感情を喜びに変えようとして活動していきます。人間に欲を与えたのは欲を使いこなすという意味ではなく、いかにこの欲をコントロールしていくか、当初は自分が喜ぶためにいろんな言動を取っていくでしょう。

自分が喜ぶために、自分が満足するために欲しいものを手に入れる、したいことをやっていく、それでどんどん自分中心の社会がつくられていきます。しかしそれが平和をつくり出さないこと、世の中は乱れるだけ乱れていき、一つにまとまらないことが分かってきます。その段階で欲のエネルギーを変える必要が出てきます。

自分が満足する生き方ではなく、他人が満足する生き方をどうしていくのか。他人が喜び他人が幸せになり、他人が希望を持つための生き方として自分は何ができるのか。他人のために自分の人生を捧げるという意識ができた時、この欲のメカニズムは他人のためにどんどん機能していき、より多くの人を喜ばせる、多くの人に満足してもらうという波動へと進化していきます。

そうすると自分の喜びではなく、他の人々の喜びに意識が向き、他の人が次々と幸せな状態へと移行していきます。またそれによって自分も他の人から愛され、他の人から喜びが与えられるようになっていきます。欲は自分の欲を満たすためではなく、他人を喜ばせるためにある、このシステムをつくることが必要になります。

しかし今この地球の社会において他人を喜ばせるために欲というシステムを使っているところはほとんどありません。皆、欲というのは自分のために、自分が満足するために使われております。これを他人が満足するために使うためには欲のシステムを根本的につくり変える必要があるのです。

皆さんの脳で機能する欲のメカニズムそのものに本質的な変化が必要になります。他人を喜ばせる、他人に喜んでいただく、他人のために動く、こういうエネルギーが必要となるのです。皆さん方が少しでも新しい欲のシステムに移行できるように、今それぞれのチューニングをしていきます。

自分が精一杯、他の人を愛している状態、他の人のために何かを尽くそうとしている状態、本当に自分を犠牲にしてでも他を救おうとしている意識状態をつくり上げてみてください。心から他人に奉仕しようとする思いに宇宙から降りてくる光を入れていってください。他人に奉仕するというこの欲のメカニズムをぜひ皆さん方から多くの人々へと伝わっていくように意識を向けていってください。


Bエネルギーのフィルターを装着

銀河連盟の一員としてお話をいたします。皆さん方の欲のシステムにおいて、エネルギー的なチューニングを行なっておりました。人間の意識のレベルにとても強力なフィルターがかかっており、己のみが楽をする、己のみが得をするというフィルターによって、すべてが自分のために良いようにエネルギーが変換されておりました。

どのようなものであっても自分にやってくるものは全部自分の都合の良いように使っていく、こういうフィルターが出来上がっており、どのようなものがきても全部自分のために変換されておりました。この自分中心へのフィルターの作用を一時的にリセットさせ、そして本来のフィルターの役割、自分に必要なものだけが自分に流れ、必要でないものは必要な人に流れるように最方向付けをして流していく、こういうメカ二ズムのフィルターが働き出し、皆さん方一人ひとりが使えるようにされておりました。

したがって皆さん方もこれからの行動において、すべてにおいて自分が自分のためだけにという思いではなく、自分に必要なものだけが自分に使われ、そうでないものは他の必要な人に必要な時に機能していく、常にこういう意識を持ち続け、すべてが自分にやってくるとか、すべてを独り占めするという意識をつくらないようにしておいてください。

もしこれからの生活において自分中心の意識が現れた時、これまで以上にかなり厳しい波動として自分に戻ってくることになります。やはり皆さん方に新しい働きを与えた以上責任が伴うために、正しい使い方を行なわなかった責任が自分にそのまま戻ってくることになるのです。そのために正しい使い方を行なっていく、正しいフィルターの作用を使っていく、ぜひそこへと意識を向けるようにしておいてください。ではアドバイスをしていきます。

Madokaさんの波動において、あなたが絵を通していろんなシステムを変えていきたいという発言をしておりました。そして基本的なところではそのエネルギーは十分に機能することができるでしょう。しかし今の経済のシステムにおいてはどうしても力のある者が影響力を大きくしており、影響力の強い者が多くのものをコントロールしているという状態になっています。そのために一人ひとりのレベルで見た時、努力したエネルギーと報われるエネルギーが一致しない場合があります。やはり権力や力のある者はごくわずかの労力で多くのエネルギーを動かしていきます。しかし悲しいことに力のない者はいくら労力を費やしてもほとんど報われないという場合もあるのです。あなたの場合には自分が何を表現したいのか、何を多くの人々に訴えたいのか、そのパワーによって効果が変化するようにつくり変えられております。つまりただ表現するとか、ただ出版するという思いではなく、何を人々に理解してもらいたいのか、どういったことに気付いてもらいたいのか、その内容によって効果が変化していきます。したがってこれから何かを世の中に出す時に、自分はそれを通して何を表現したいのか、何を多くの人に訴えていくのか、ぜひそこにポイントを持つようにしておいてください。

Makikoさんの発言において自分が世の中に何を行なえるのか、いろんな意味において自分ができることとできないことのパワーの差はありますが、自分の行なったことは必ず何らかの影響を与えることができます。たとえ自分に強いパワーが備わっていなかったとしても、そういう強いシステムを変えようという意志があれば、そこに影響を与えることができます。ただその時にただ変わって欲しいとか、ただ光を入れるという思いだけでは変化はしていきません。もしそこに何らかの変化を起こしたければ具体的なことを考え、具体的な中に光を入れてみる必要があります。例えば貧しい人々に富のエネルギーが届くようにしたい、ただこう漠然と思ってもこれだけでは何も変化はありません。富のある者から貧しい人々へと流れていくシステムをどのようにつくり上げるか、世の中奇麗事を言ってもシステムそのものは変わらないケースがほとんどです。したがってそういう時には、そのシステムに入ってシステムの中で変えることが可能になります。例えば仮に金銭を寄付したり募金したとしても、末端の貧しい人々には届くことはありません。ほとんどの金銭が途中で奪われてしまい、搾取されてしまい、本当に必要としているところにはわずかな金額しか届いておりません。しかしだからといってそれを価値のないもの、無意味なものとして何もしないとまったく届くことはなくなってしまいます。ほんのわずかだけが届いている、これは何を意味するのか、つまり本当に貧しい人に本当に楽になって欲しいという思いを持つ金銭だけが届いているのです。他の多くの寄付や募金は、寄付をすることによって良いことをしたと自分を褒めたい、あるいはそれによって天から褒められる、周りの人よりも良い人間だと思いたい、こういった思いを持って募金をしたり寄付しているものは末端には届かないのです。したがって募金だけでは届くことは難しいかもしれませんが、本当にその子供たちを助けたい、本当にその子供たちに届いて欲しいという真剣な思いで寄付をすると、その寄付は子供たちに届くのです。こうやってシステムそのものを変えることができます。確かに今のシステムでは変えるのは難しいかもしれませんが、システムを変えるためにはシステムの中に入るしかないのです。そして変えるためには少しずつ少しずつ変えていく必要があります。ぜひ自分の中で必要と思われるシステムに働きかけ、直接行動に移すようにしてみてください。

Keikoさんの波動において、今の世の中に仕組みに対して自分が何をなしうるか、いろいろ考えている中で結局中々良いアイデアが浮かばず、普通の行動に戻ってしまう、これがごく普通のライトワーカーの状況と言えます。心では本当に真剣に多くの人に幸せになってもらいたい、本当に幸福になってもらいたい、そう思って活動していても中々どうして良いか分からず、自分自身もだんだんどうして良いか分からない状態で活動できなくなり、その日が普通に過ぎてしまうという状態になります。人間の生活のリズムとして、いわゆる貧しい人や苦しんでいる人、こういう人々が目の前に現れたり、身近にやってくるサイクルがあります。彼らは適当に不定期に現れるのではなく、自分のサイクルに応じて姿を見せていきます。それによって自分はそこに意識を向け、目を向け、どういう行動が可能なのか、何を成しうるのかを見ることができるのです。あなたの場合も同じように自分の目の前に苦しんでいる人や困っている人、悩んでいる人、こういった者たちが現れた時は、これはまさしくそこに目を向けるべき時であり、またその人を通して自分を理解し、世の中の現状を理解していく、まさにそういうタイミングであるということを理解する必要があります。そうした時に自分ができること、このサイクルの現象が現れる前までは、このサイクルの現象に必要なものを身に付けるために生活をしておりました。悩んでいる人や困っている人、そういった者たちに何か与えるべきものをそれまでの時間として身に付けていたのです。したがって、その時に何ができるかを考えるよりは、それまで身に付けておいたもので何がその人に必要なのだろうか、出会う直前に身に付けたものとして何があるのか、それを考えてみる必要があるのです。意外と目の前の人に必要なものは寸前に自分のものになったり、与えられたり、身に付けたものが多い場合があるのです。というよりも何か新しいヒーリングを身に付けた、そうするとそのヒーリングに必要な人が現れてくるのです。何か自分が富を手に入れた、そうするとその富を渡すべき人が現れてくるのです。何かを自分が身に付けるとそれを使うべき人が現れてくるのです。したがって、自分の前に誰かが現れてきたり、困っている人、悩んでいる人が現れたら、じゃ最近何を身に付けたのか、何を手に入れたのか、それを考え必要なものがその人に届くように頭を切り替えてみてください。

Yokoさんの波動において、あなたの欲の波動の流れにおいて、自分自身のいろんなことに思いが向いていて、他人が何を望んでいるか、他人が自分とどうかかわりを持っているのかに中々意識の向かない状態にあります。まだ他人に意識を向ける余裕が完全にないために、自分の人生を生きるのが精一杯な波動になっています。これを切り替えるためには自分の体は自分のものではなく、世の中の多くの人の現れであるということ、世の中の多くの人の現状を自分の体を通して見ているということ、この体の状態を否定したり、自分ではないと思うと世の中を否定してしまい、結局世の中で生きることができなくなってしまいます。体そのものが世の中の現れであり、自分は世の中に目を向けることにより人々を救うことができる、それが完全に分かった時に、自分の肉体の意味が初めて理解され、そして肉体は正常な働きをするようになっていくでしょう。

Daitetsuさんの欲の波動を見た時、あなたの波動の根本的なところに自分に対する特別の思いが集められており、自分に意識が向いている状態になります。世の中のことを考えようとしても最終的には自分のことに戻ってしまい、結局は自分のために世の中があるような状態になっています。波動としての原理から見た時、自分に意識を向けると世の中が見えなくなり、結局人のためという意識が薄らいできます。人々への喜びや幸せ、それが何であるのか、多くの人々にとって希望とは何であるのか、そういったことに意識を向けない限り自分が見えることはありません。自分を知りたければ多くの人とかかわり合うことです。その中で自分の真理を見つけていってください。

Sakiさんの波動において、あなたの波動の根本的なシステムのところに一つの大きな変化が起こりました。先ほどのフィルターの変換により、これまで機能していたフィルターとはかなり違うフィルターへと変化しております。元々これまでのフィルターにおいても自分だけとか、自分中心というフィルターは必ずしも強くはなく、多くの人に比べれば、まだまだ世の中全体の幸福を考えているフィルターになっておりました。しかしそれでもこれからの新しい時代において、他の人を喜ばせたり、他の人を幸せにすることが自分の幸せになるという新しい欲の現れのシステムになるために、まだまだ本質的なフィルターの変換が必要とされておりました。そのためにあなたのこのフィルターの働きにおいてかなり多くのマスターが光を入れ、愛を入れ、根本的な作用の変換が行なわれるようにされておりました。おそらく意識的にはその変化は分からないかもしれません。しかしこれまでと同じように多くの人の幸せを願ったり、多くの人の喜びを考え、そしてそれを素直な行動に移していくと、確実に光は多くの人々にまず流れていき、そして多くの人々の流れが逆に自分に戻ってくるというシステムになっていきます。あなたに対する愛や光は多くの人から与えられるように変化していくでしょう。しかしそこで必要なのは、多くの人があなたからの光や流れを感ずると同時に、それに執着して常にあなたから愛や光を独り占めしようとする人々が現れるかもしれません。それに対して自分がどういう愛のある言動を取ることができるのか、ある程度フィルターというものは必要なものは必要なものだけ流し、必要でないものは流さないというはっきりとした働きを行なうものがフィルターの作用になります。すべてを渡しすべてを流すことはフィルターではありません。単なる垂れ流しになってしまのうです。したがって、必要な人、必要な時、必要なものだけに必要な光を流していく、この分別が必要とされるのです。もしこの分別を誤り、必要でない人にも光を流していったりすると、それが執着となって自分に戻ってきてしまうのです。したがって、何が必要で何が必要でないのか、その人には今何をしてあげられるのが良いのか、そういったこと一つひとつを的確に理解し、自分でフィルタリングの作用を行なっていくことが望まれていきます。ぜひこれからの時代の新しい学びとしてそこに意識を向け、そして多くの人が喜びを増やしていき、それによって自分がただ喜びを体験できるというこのシステムをつくり上げていってください。


皆さん方の新しい光と変化における状況を説明してみました。皆さん方が新しい時代に向け変えるべきものがまだまだ無数に残っているのです。今日のフィルターはその中のたった一つにしか過ぎません。まだまだ変えるべきものが無数に用意されております。しかし一つひとつに順番があり、流れがあり、条件があるのです。何でもかんでも皆さんに与えられるものではありません。

まずは今の欲に関するフィルターをしっかりと身に付け、これをうまく使いこなせるようになるとまた次のレベルが与えられていくでしょう。ぜひその時その時与えられたものを有効に使って、一つひとつ身に付け、前へ進むようにしていってください。それでは少し休憩をとります、ありがとうございました。


C天使に指示を出す

光のハイアラーキーとしてお話をいたします。今の皆さん方の話でスピリットと皆さん方が協力して、そして良い流れをつくったり、平和な国をつくるために皆さん方がどのように光やスピリットと付き合っていくか。テンプルなどのワークにおいては天使に命令をする際に、なるべく具体的に指示をするということは確かに必要なことです。天使は人間の命令には従わなければならず、必ず人間の命令を実行させようと動いていきます。

しかしそれが感情的なものや人間の価値観からくるものであれば、その命令を実行することができなくなってしまいます。例えばうまくやってくださいとか、良くしてください、皆が良くなるようにしてくださいと、こういう命令を出されても、これはまったく天使は行動することができません。

天使にとって行動できるのは皆さん方と光、そして届けるべき人間、これらの流れにおいて天使は光や何らかのエネルギーを届けることができます。そして皆さん方は届けるべき対象を天使に教えたりします。誰々さんにこの光を届けて欲しい、どこどこの場所にこの光を届けて欲しい、現実として皆さん方の目から見た時に光が届いていない、そして天使の世界から見たら光の届いていない理由がそこに現れてきます。

何者かが流れを止めている、何者かが光が届かないようにシステムをつくり上げている、そういった時にその流れを止めているものをどのようにして解決し、光を流す方向にいくのか、ここで皆さん方からの何らかの命令や指示があれば、それに従って障害物を取り除いたり、遮っているものを取り除いて光が流れるようにつくり変えていきます。

しかしそこに特に命令がきていない場合、天使それぞれの判断によって行なっていきます。つまり障害物があまりにも大きく、すぐには解決できないと思う時には、そこには具体的な対処はできずに、ただそのままで戻って来る天使もおります。しかし中にはどのような困難な状況であろうとも、そこに立ち向かって解決しにいく天使もおります。

そしてその解決にいった天使が実際にはそこの邪魔をしているものたちの反逆にあって、天使が逆に悲惨な目にあったり、場合によっては帰ってこれなくなる天使もいたりします。したがって、天使にとって人間の命令を聞くということはとても厳しいことがあり、命取りになることもあるのです。人間の命令だからといって全部なぜ聞く必要があるのか、そういう風に思っている天使もおります。

皆さん方はそういったことを理解して天使を扱っていく、天使に命令するといったことを行なう必要があるのです。光のないところに光を届ける、これはとても大切なことです。しかし人間が実際に目の前にいる人に対してでも愛や光を流すことが中々できない、それと同じように天使の世界であったとしても、皆さん方から命令される場所のところに光を届けるのがとても難しいことがたくさんあるのです。

そういった事情だけを理解していただけると天使に対してどのような命令を出したら良いのか、どのように指示を出していくのか、少しは感じられてくるものと思われます。しかし天使の多くは人間からの命令に従って行動できることをとても喜びとしております。人間に奉仕をすることが天使の生き甲斐であり、天使にとってのとても楽しい働きの時間なのです。

ですらか皆さん方はもっともっと天使の力を借りて天使に命令をして、そして自分たちのできないことを天使の世界で行なってもらえるようにしていってください。皆さん方に奉仕できる機会を与えられて喜びを感じております。それでは今日はここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)2009 CentralSun
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