皆さん方がこれからつくるべき社会、いわゆるニューシャンバラとして表現されていますが、ニューシャンバラの姿として固定化したものがあるわけではありません。何故ならばシャンバラの時代になったとしても常に人間は進化を重ね、やはり一瞬、一瞬新たなるサイクルへと入っていきます。
当然人間の波動が変われば社会の波動も変化し、社会自身が新しいサイクルへと向っていきます。つまりニューシャンバラという社会であっても固定化した社会構造ではなく、常に進化を重ねていきます。
皆さん方がつくろうとするニューシャンバラの生き方、その後にやってくるものたちがつくり上げるニューシャンバラではやはり違う社会を現すでしょう。そういった意味において一つの固定的な姿を説明することはできません。しかし言えることは、皆さん方がそれをつくるということです。
自動的につくられるとか、天使やマスターがつくるというわけではなく、皆さん方がそれをつくる必要があるのです。一人ひとりがつくり上げていく、もう自分はその時代にはいないとか、もうその頃には自分は肉体を持っていないとか、いろんなことを言う人がいるかもしれません。しかし実際には皆さん方は肉体を持たなかったとしてもこの地球上には存在しています。
肉体次元ではなかったとしても、どこかの次元世界でこの地球上に存在しています。ということは皆さん方自身もこのニューシャンバラの実現や構築にはとても大きな影響力を持っているということです。肉体を持っている人間はどの存在とも繋がりをつくることができる。皆さん方自身も肉体人間と何らかの関りを持つことができるからです。
ですから皆さん方がこれからニューシャンバラに向けて何を考え、どういう奉仕ができるのか、どういったことを地球上に残していきたいのか、それを明確に意図することはとても重要なことです。そしてそれがいずれニューシャンバラの人々にとても大きな影響力を与えていくのです。
今現れてきている新しい人々、これからの社会に向けてとても重要な働きを成していくでしょう。今既に社会構造がどんどん変化していき、企業でこれまでのような一定の収入を得るというシステムが成り立たなくなってきております。一日の生活時間帯も朝仕事に出掛け、夕方帰ってくるというシステムがほとんどなくなってきています。
新しい人々のつくり上げる新たな社会がこれから実際にどのように形を現していくか。そしてそれによって地球自身がどういう流れに入っていくか。地球が本当にシャンバラとして素晴らしい社会を形成できるようになっていくか。まさに今現れてきている人、今こういう意識を持って問題を解決しようとしている人、こういう人々が今後とても大きな大きな働きを成すことになります。
昨日は皆さん方にシャンバラに向けての必要なエネルギーを感じてもらい、自分が今後のシャンバラの社会の中でどういう波動を表現できるか、どのような役割を成していけるのかを論じていただきました。今日は皆さん方に新しいニューシャンバラの一員として自分が何を地球に残していけるか、自分がこの地球のためにどういう役割を演じていけるのか、その観点からエネルギーを感じていただきたいと思います。先ず皆さん方のハートに意識を向け、自分自身の魂をよく感じてみてください。
自分のハート、新しい人々でも日本で生まれ育っている人々はやはり日本のエネルギーが大きな大きな影響を与えます。インディゴとはいってもやはり日本特有の波動があり、和を尊しとしたり、やはり全体的な仕組みがうまく機能するように考えてしまう、それ故につい能力のない自分を否定してしまったり、自分に価値がないと思い込んだりしてしまう。
これは日本人の若い人々に入っている共通の波動になっています。これまでの日本の人々がつくり上げた全体を思う気持ち、高いものを尊しとする気持ちが今の新しい人々には返って負担となり、それに付いていけない自分を自分で価値がないと思ったり、自分自身の能力の無さに自分自身が自分を否定する心をつくり上げてしまいます。
これは日本人の若い人に共通のエネルギーとなって現れてきています。したがって、皆さん方は若い人のそういう気持ちを理解し、そしてそれをプラスの方向へと変換できるやり方を身に付ける必要があります。新しい人々が自分には皆ができることができない、自分には常識がない、普通にできることが自分にはできていない、こういう気持ちをとても強く持っています。
皆さん方はそういう若い人の心を感じ、そしてそれを良い方向へと変換させていく。若い人々はこれまでの日本人の波動をある程度影響を受けているために、全体的なもの、周りの皆のことを考えようとする波動に立ち向かった時、そういう気持ちがない自分に苛立ってしまう、自分を責めてしまう、しかしもうそういう必要はなく、新しい人々は全体を思う気持ちも確かにあれば良いですが、それよりはその中の一人ひとりの個性を発揮しながら、その人のできることを社会に貢献できるように表現していく、その人にしかできないことを周りに表現していく、こういうことが重要になっていきます。
したがって、一人ひとりの若い人の能力が何であるのか、それを社会の中でどのように良い方向へと表現していくか、それをうまくサポートすることが必要です。その人にしか持っていない感性、その人にしか持っていない感じ方、行動の仕方、それを社会で受け入れられるようにうまく持っていく、多くの若い人は表現する言葉使いすらうまくなれていないために、自分の感じたことを的確に表現することがうまくできない、感じたことをそのままうまく表現できない、それを見てこれまでの人々は能力がないとか、価値がないという風に決めつけてしまいます。
実際には素晴らしい能力を持っていますが、たまたまそれを表現するのが苦手、したがって、その人の個性をうまく表現できるように導いていく、確かにそれをこれまでの人が見抜くのはとても難しいことです。新しい人々の波動はまったく特殊であるために、これまでの人が分かるシステムにはなっていません。それを見抜くのはとても難しいことです。
でもそれでも少しでも普通の人が分かるように努力してみる、普通の人が理解できるように導いてあげる、先ずそういう気持ちを持つことです。こういう気持ちを持たない限り理解することはできないからです。先ずはそういう気持ちを持つこと、何とか表現できるように一緒に頑張ってみる、表現方法を一緒になって工夫してみる、そして新しい人々の一人ひとりの表現方法をうまく見つけ、それが多くの普通の人が理解できるようにうまくもっていく、そうやって一人ひとりをうまく導ける方法を見つけることです。
まだまだこれからいろんな人々が登場し、皆さん方が理解していた能力とはまったく別の能力の持ち主が現れてくるでしょう。でもそれはすべて意味があり、またすべて必要な人間なのです。今後の地球に向けて必要な人ばかりがやってきます。それだけ人間が偉大であるということ、一人ひとりの能力が本当に個性豊かで、本当に神を具現化し、これまでの地球の決まりきった枠の中で社会をつくっていた時代は完全になくなり、枠のつくりようがない新たなる社会が出来上がっていきます。
もう周りを囲むことはできなくなり、ただ単純に基盤を用意するだけ、基盤だけをつくり周りの囲いは作らない、そういう社会構造が必要になっていきます。そういう構造に向けて一人ひとりがどのように手助けをしていけるか、どのようにサポートしていけるか、うまく頭を使って導いていってください。
それでは一人ひとり新しい時代に向けてのエネルギーを入れていきますのでこちらに来てもらいます。
どういう状態であろうともシャンバラは存在するということ、進化の途中段階でもシャンバラはありうるということ、仮にこれまでの地球の歴史の中で進化の初期の段階であったとしてもシャンバラは可能であるということ。つまりどの進化段階においてもシャンバラは可能なのです。しかし途中段階ということは常に次のサイクルに進んでおり、常に創造と破壊が伴っているということ、常に創造と破壊が伴っているために、常に変化がやってきます。
それでもシャンバラは存在するということ。そのためには皆さん方がそれに向けて頑張る必要があるのです。努力なしにシャンバラが用意されるわけではありません。一人ひとりがつくり上げている、一人ひとりがそれを維持している、それによってシャンバラは成り立ちます。一人ひとりがシャンバラをつくっているという意識を持っているかどうか、一人ひとりがシャンバラを維持しているという意識を持っているかどうか、自分がシャンバラをつくる一員であるということ、システムだとか誰か他の人だとか、自分以外の所為にするのではなく、自分がシャンバラをつくる主人公であるということ、これを一人ひとりがしっかりと理解するようにしておいてください。それではここで休憩をとります、ありがとうございました。