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2007/5/14■月曜交流会から

勝利者に有利な社会を変えていく

@サイクルの変わり目

私たちは宇宙船の仲間としてお話をいたします。皆さん方の時代において今皆さん方一人ひとりがとても重要な流れに入っております。今までの自分の流れを振り返った時、今自分たちの進むべき方向性がどこに向かい、そして何を目的として歩んでいるのか、いろんなことが少しずつ分かってきているものと思われます。

しかし一人ひとりまだ自分の本当の流れが見えておらず、心の奥底では一体自分はどうなるのか、日本がどうなるのか、この地球はどうなるのか、いろんな思いがあるものと思われます。言うまでもなく、地球や日本の運命がわずか数年で一変してしまったり、現状がまったく変化してしまうということはそんなに極端に起こるものではありません。

流れは少しずつ少しずつ姿を現し、そして人間の意識も徐々に変化していき、社会がそれに応じて新たな側面を見せていく、あくまでも一人ひとりの成長に応じて新たなる社会が姿を見せていきます。新しい社会になり新しい側面を見せるのは人間が新しい意識を身に付けてから起こるものです。人間の意識がまったく変化することなく社会が新たな側面を見せることはまずありません。

人間の意識と社会は表裏の関係になっており、どちらが先というわけでもなく、お互いに変化していくものです。日本がどうなるのかということを考える時、自分の意識はどうなっているのか、私たちの意識はどう変化しているのか、まずそれを考えることが必要になります。そして自分たち、人間の意識がどこまでどのように変わると社会がどう変化しているのか、その実際の関係を見つけていく必要があります。

まず今の皆さん方の日本という国において、一人ひとりが持っている意識、一人ひとりを見た時に、日本の将来に対して希望にあふれ明るい未来を抱いている人がそんなに多いわけではありません。ほとんどの人は目先のことを考えたり、今どうしようかというところに意識が向いており、十年後、二十年後の日本、五十年…

以下、録音失敗。内容は、「日本人は目先の利益ばかり見て、長い目で見ていない。先を見ていないと、先の日本のDNAが眠ったままになってしまう。アメリカ人は先を見てビジネスを成功させている。しかし地球を支配するエネルギーで成功させている...」というようなことです。

…しかしそれはアメリカの国民の一人ひとりに罪があるわけではなく、また彼ら一人ひとりのエゴでもありません。長い長い地球の歴史においてつくられてきた一つの大きなエネルギーの集合体であり、今そのエネルギーの役割をアメリカの国民が担っているという状態にあります。

かつての地球の流れにおいて常に支配的なエネルギーが地球を覆っていく、これが常に繰り返されてきて、今の時代においてはアメリカがその役割を担っているということです。このアメリカの役割が終わった時に、もしアメリカと同様に次は自分たちがこの地球を支配したい、自分たちがこの地球の中心になる、そういう意識が強ければまたそのエネルギーがいずれ現実化し、そして地球を支配するというエネルギーに現実がつくられていきます。

今アメリカが地球全体をコントロールしようとしている、それに対して他の国々がどういう反応を示していくか、アメリカに協力して一緒になって地球を支配する方向に動くのか、それとも一つのパワーで地球を支配するのではなく、いろんな国々の状況に合わせてまだ発展していない国々の状況に合わせてうまくお互いが平和的に共存できるような流れにもっていくか、それは皆さん方一人ひとりに任されております。

それは天使が決めるものでもなく、神が決めるものでもなく、人間が決めるものなのです。人間が決意し、判断したことに応じて流れがつくられていきます。しかし今の実際の流れにおいては、いわゆる勝利者、征服者の方に大きなメリットが得られ、征服されるもの、コントロールされるものがいわゆる不自由な社会を経験する、こういう状態になっています。

常に勝者と敗者の構図が出来上がっていき、そして勝者は毎日の生活をとても満足のいく喜びに満ちた生活を楽しんでおり、敗者に属するものは日々の食べ物一つすらも満足に得られず、一日の大部分を労働に回しながらも必ずしも喜びが入ってこない、こういう分類になってきています。

十分過ぎる程の贅沢を味わう人間とその日生きるのがやっとであるという人間、このどちらかにどんどん分かれていき、いわゆる質素であるが平凡でも十分に満足して楽しくやっていけるという平均的な人がそんなに多くはない状態になります。今の社会構造を見る限り、これが一度に変化することはまずないでしょう。

どのようにしてこの社会が変化していくのか、皆さん方一人ひとりの意識の中に変えようとする意識がどれだけあるのか、変えようとする意識がない限り変わることはありません。このままでも良い、変わらなくて良い、誰かがやってくれるから良い、そういう意識を持っていると社会が変わることはまずありません。

むしろ都合の良いものがさらに都合の良くなる方向へと社会を動かしていきます。一度得をしたもの、何らかの利点を享受しているものはさらに良いことを手にしよう、さらにもっと得する方向にいこうというエネルギーが一杯出されてくるために、普通の人が何もしないでいると得をしているものがさらに得をする方向へとエネルギーがつくられていきます。したがって、ほとんどの人があえて何もしないという行動を取ると、ごく一部の得をしている人間たちがどんどんどんどん得をする方向へと向っていきます。

皆さん方一人ひとりがこの社会をどのようにしようと思っているのか、どういう風にして変えようと思っているのか、そこに真剣に意識を向けない限り、まず変わることはありません。変わるという意識、変えようという意識、実際に変えてみるという行動がない限り変わることはありません。しかし本当に変わらなければならないという意識を持ち、変えようと行動している人はその行動の一つひとつが本当に変化をもたらしていきます。

変化をもたらすということは多くの人にとっては混乱を招いているように感じていきます。平和的に楽しく変わるということはほとんどあり得ないからです。変わるという時にはこれまでの価値観を変容させ、今までのやり方、今までの流れを新しいものに変えるために、多くの人が混乱に陥ったり、何をして良いのか分からなくなったりしていきます。

それでも変えていかねばなりません。今までのままで良いとか、今までのやり方で良いと妥協している人は、おそらく自分自身はただこのままで楽して生きたいという考えに染まっているのでしょう。それでは日本も地球も良くなることは一切ありません。変えようとする意識、変えようとする行動が伴わない限り変わってはいかないのです。

誰かがやってくれる、自然に変わる、時間が解決してくれる、そういうことは絶対にありません。変えようとする意識、変えようとする行動があって初めて変化していくのです。一人ひとりの心から変化を生み出していく、変化をつくり出していく、ぜひその流れをもっていってください。それではアドバイスをしてみます。

Junko.Sさんの流れを見た時、あなたのエネルギーの流れに、今いくつかの事柄が集中的に変化する時期に入ってきています。ただこの変化は必ずしも自分の意識で変化するとか、自分が何かをするという変化に限らず、むしろ自分は変化と思っていないもの、流れと思っていないものが大きく変化していき、それによって信頼していたことや安心していたものがこれまでとは違う状態に変わることになります。心の中ではこれは絶対に変わるはずはない、これはずっとこのやり方でいく、そう思っていたことが実際には変化の流れに入っていきます。そうすることによって自分の支えとなっているものがぐらついていき、自分はどこに意識を向けたら良いのか、自分はどういう風に身を任せたら良いのかが分からなくなっていきます。あなたに必要なのは変化というエネルギーに対する考え方であり、変化を自分の都合の良い方向にだけ考えていると、それは変化ではなくむしろエネルギーの停滞になっていきます。変化のすべてが自分にとって都合の良いものとは限らず、またすべて自分にとって良い方向とも限りません。変化は変化であり、良い悪いは個人の主観的な判断だからです。変化するということと良い悪いということはまったく関係が無いこと、都合の良いように勝手に解釈することは返って危険な状態を生み出していきます。変化はただ変化として受け入れる、良い悪いは個人の勝手な判断で、それは変化とは関係ないこと、それを切り離して理解するようにしておいてください。

Yukiko.Sさんの流れを見た時、あなたの体に流れている変化のサイクル、この変化のサイクルはあなたの意識にかなり対応しており、あなたが変化だと感じている時には本当に変化の周期がやってきています。あなたはその変化の周期にとても敏感であり、サイクルの変わり目に必ず何か新しいことをはじめていきます。あなたがこれまでと違うことをやってみたり、違うやり方に興味を持っている時は、大体新たなるサイクル、新しい流れに入ることが多い状態にあります。それ故に変化に対して敏感であり、新しいものに対して意識が先に向くという傾向があります。これからの流れにおいて、その変化のサイクルにおいてそれまで培ってきた多くのエネルギー、そして必要なものと必要でないものとの選別、自分にとって何が本当に必要で、何が次のサイクルでは必要でないのか、その見極めがとても難しい状態にあります。やはり自分自身で磨いてきた知識や能力、いろんなものに思い込みがあるために、自分の思いによって必要でないものを必要と感じたり、もう執着する必要がないものに執着したりする傾向があります。新たなるサイクルに入る時に自分のやってきた思い、自分をこれまでのいろんな行動に捉われず、もう新たなるサイクルに必要でないものは必要でないということをはっきりと自分自身に言い聞かせる、はっきりと手放していく、そういう分別が必要になってきます。新たなるサイクルに入ってもそれにこだわっていると古いエネルギーが逆戻りしてきて、人間との関係において本来必要ではない争いをまた繰り返したりする原因をつくり出していきます。執着を持たずに古いエネルギーを手放していくと同じようなトラブルは起こらなくなります。しかし執着して古いエネルギーにこだわっていると、また同じような人間関係が繰り返されることになります。必要であるもの、必要でないもの、それをよく見極めるようにしてみてください。

Hitoe.Oさんの流れを見た時、あなたのサイクル、変化という波動にとても面白い傾向があり、変化する時には必ずあなたの言葉によって大きく感銘を受けたり、影響を受けた人がいろいろやってきてあなたに何らかの話をしたり、アドバイスをしたりする傾向が多くなってきます。いろんな人があなたのところにやってきて言い始めてきた時は、それはあなたにとっての変化の時期であり、そして自分の考えをどのように持っていくか、自分の向うべき方向性をどう持っていくか、いろいろと考える時期に入っていきます。いろんな人が意見を持ってきたり、アドバイスを持ってきた時、あなた自身がそれに興味を持ち、そして新しい意識で取り組んだ時に、その時に新しいエネルギーが体に流れていきます。それが新たなるサイクルをつくり出し、新たなるエネルギーをあなたにもたらしていきます。その流れの中において新しい流れに自分の体も合わせていく、自分の体のサイクルもそれに合わせていく、それがうまくできると新しい流れにスムーズに入ることができます。しかし今の段階においては新しいサイクルに対し、自分の体のエネルギーをまだ完全に新しくすることができず、何らかの違和感や不安が少しでもあるとサイクルと一致しない流れになり、それが現実においていろんなトラブルをつくり出していきます。したがって、現実において何らかのトラブルがあった時、それは新たなるサイクルの波動と自分の持っている波動との間に何らかの食い違いが生じ、それをうまく合わせるためにそういう現実が起こっているということ、したがって、現実にどのようなトラブルがあったとしてもそれをうまく乗り切ることによってエネルギーのギャップを埋めることができる、そういう風に理解し一つひとつの事柄に対処するようにしてみてください。

Madoka.Hさんの流れを見た時、あなたの流れにあなた自身の心の大きな変化が感じられ、この変化の波動はあなた自身の大きな目標に従って姿を見せようとしています。あなた自身が持ってきている流れ、その流れによってつくられたサイクル、そして今あなたが歩んでいる流れ、これらの関係を見た時、今あなた自身が歩んでいるサイクルは今のあなたの意識によってつくられ、あなた自身がこのエネルギーを自分の体の中でうまく昇華する、うまく体の中につくり上げていく、そういう意志によってつくられた流れになっています。そして今その流れは新たなるサイクルへと向かいつつあり、自分自身がそもそも流れとは何であるのか、サイクルとは何であるか根本的なところに意識を持っていかせようとしております。そもそもサイクルってどのようにして出来てくるのか、自分の頭でつくられるサイクル、会社や組織などの関係している人々によってつくられるサイクル、市や国でつくられるサイクル、そして地球人類の集合でつくられるサイクル、それぞれのサイクルがあり、自分はそれらのサイクルのエネルギーを感じながら自分自身のサイクルを歩もうとしている、その関係が見えてきた時、実際には他のいろんなサイクルのエネルギーを使わないと自分自身のサイクルも進まないことが分かってきます。自分自身の流れだからといって自分一人の流れでできるものではないからです。自分の流れを意識した場合でもやはり大きな組織や国、人種や地球の流れを考えないとうまく流れていかないからです。したがって、自分自身の流れを考える時、個人的なサイクル、流れを考えるだけではなく、組織や国、地球という単位での流れも考える、そしてその流れと自分の個人のエネルギーとの関係を調べ、自分と組織や国、人種や地球はどういう関係になっているのか、どのエネルギーをどう変化させると自分のエネルギーがどう変わるのか、そういった関連が見えてきます。そしてそれが見えてきた時、自分の流れを変える時には自分の流れだけを見るのではなく、大きな組織や国や人種、地球の流れを変えることにより自分の流れも変わっていく、またそれらとの繋がりを変えると自分の流れが変わる、それが見えてきます。そういう観点で意識を持っていき、自分の流れを自分でうまくコントロールできる、ぜひそういうパワーを身に付けていってください。

Mayumi.Kさんの流れを見た時、あなたのサイクルに今とても大きな変化が現れてきて、これはあなたがこれまで流れてきた流れとは少しずつ変化していく状態が見られます。流れそのものを見た時、あなた自身は、自分自身の流れをいつも肯定的に積極的に見ており、自分自身の流れのパワーを自分でつくり出すことができました。そのためにいろんな状況があったとしても自分のパワーで修復したり、再調整することができました。これはあなたが持っている極めて優れた特徴的なものとも言えます。自分のパワーで自分の流れを修復することができる、そして今これが新たなサイクルに入ろうとしており、あなたは自分の現実というものを考える時、自分個人のエネルギー的な変化だけではなく、周りの人との兼ね合いに応じてうまく変化そのものをつくり出していく、あるいは変化そのものをうまく変えることによって周りの人も変化していく、そういう特徴的なものが見えるようになってきています。自分は何らかの動きをすることにより周りも変えることができる、自分自身の流れはもちろんのこと、他の流れそのものをも変えることができる、そういったことが分かってきているのです。そしてそのやり方として自分のパワーをどのように使っていくのか、できるだけ多くのいろんなパワーを使い、その組み合わせや使い方、表現の仕方によって他のいろんな人々の流れそのものをうまく変えることができる、うまくコントロールできるようになっていく、そういうことが分かってきています。そしてそれは自分自身の流れの変化として最終的に現れ、他の人をうまくもっていかせるようにすると結果的に自分自身の流れが良い方向へと向っていく、この流れが理解されてきています。したがって、まず出発点は他の人との間の関係でいろんな流れをうまくもたらすやり方を身に付けていき、他の人がそれによって変化する、またその結果として自分自身の流れが変化していく、そういった関連をうまく理解できるようにしていってください。

Atsuko.Iさんの流れを見た時、あなたの流れにおいて、今とても大事な時期に入ってきています。自分というものの表現をとても理解する必要があり、今その表現力がとても重要な位置を占めています。あなたの表現する言葉使いや表現されるものによって本当に現実に影響を与えていき、そして周りの多くの人に影響を与えていく、これがはっきりと理解できるようになっていくからです。自分自身の何気ない言葉や言動が実際にはとても大きな影響をもたらして周りに流れていきます。周りの人はそれにあまり理解できない場合があります。しかし確実にあなたからのエネルギーによって変化していき、そして流れも大きく変化していきます。あなた自身の持っているパワー、そのエネルギーがそれを現実化させていき、本当に多くの人がそのエネルギーによって変化をもたらしていきます。自分の言葉、表現の仕方、そこに細心の注意を払い、一つひとつが新しい流れをつくっていく、他の人の意識を変えていく、ぜひそれを理解して自分の流れをつくっていってください。

Kimio.Iさんの流れを見た時、あなたの流れはあなた自身にとって今はある意味では客観的に理解しやすい流れにあるとも言えます。今自分は何の勉強をしている、今自分はどこへと向っている、それがある程度理解されているからです。その面においては自分自身の流れについてとても理解しやすい状態にあるかもしれません。しかし自分の流れが見えていることと、その流れをうまく体験できること、良い方向へともっていけるかどうかはまた別問題になります。流れが見えていてもその流れをうまく使うことができない、流れのエネルギーをうまく現実化できないというところに意識が移っており、せっかくの流れが流れだけになってしまい、自分の流れと一体化できていない状態なのです。その流れを本当に自分のものとして満足のいく現実の連続にしていく、そうもっていくためには、現実のエネルギーについてもう少し理解する必要があるでしょう。そもそも現実というのは何であるのか、流れのエネルギーと現実がどういう関係になっているのか、流れのエネルギーがやってきても現実化するものと現実化しないものがあります。せっかく流れのエネルギーに意識を向け、同期を合わせたとしても条件を満たしていなければ現実化できないものがあるのです。せっかく意識を向け理解し、今のタイミングとして行動した、しかしそれが現実には反映されなかった、それは流れを理解していても現実をつくるための条件が満たされておらず、結果的に現実化されていかないのです。現実を引き出すための条件には、例えばある人にはこれをしっかりと言っておかなければならないということ、あるいはあるものをしっかりと用意しておいたり処理してしまったり、あるいはつくっておいたり、何かをしなければその条件が満たされない、そういったものがあるのです。一般にエネルギーを変えてしまうか、つまり処分してしまうか手に入れるか、つくり出すか、新しいものにつくり変えるか、表現してしまうか、あるいは受け入れるか、あるいはある人にはっきりと誤っておくか、はっきりと頼んでおくか、何かそういったこと一つひとつが要になっているのです。そういったことをすることとしないことによって現実として現れたり現れなかったりするのです。もし心の中に何らかの思いがある時にその心のしこりがなくなる方向へとしっかりと行動を取ってみる、ぜひそれをするように進めてみてください。

Akiko.Nさんの流れを見た時、あなたの流れのサイクルにおいて、新たなるサイクルに入る時に、古いサイクルのエネルギーを終了させ新しいサイクルに入る、その切り替えが一般にうまく行なわれておりません。サイクルの変化ということが自分でも良く分かっておらず、単なる一つの連続線として理解しているようです。サイクルが変わるというものはいわゆる完全に新たなる場に変わるものであり、そのまま延長戦でだらだらと進んでいくものではないからです。はっきりと変化が起こる、はっきりと場が変わる、それによって新たなるサイクルへと変わっていくのです。したがって、これまでとはまったく違うという意識、以前とはまったく違うという意識、これが所々に必要であり、それによって古いものが本当に消えていくのです。変わるという意識、それによって古いものが消えていく、変わるという意識によって新しいものがやってくる、サイクルが変わるということはそういった訣別をしっかりと表現することなのです。心の中でまずその変化をしっかりと受け入れる、また言動としてしっかりと表現していく、それが新しいサイクルを自分にもたらし、また古いものとの訣別を意味していきます。いろんなことをそこに引き止めておくのではなくしっかりと古いものは古いものとして新しいものは新しいものとして受け入れていく、そういう意識で流れを感じていってください。

皆さん方の流れをお話ししてみました。一般にサイクルの変わり目というものは、よく自分で分かる人もいれば、まったく感じない場合もあります。またいかにも変化の時期のように感じていながらも、実際には変化ではなくいわゆるサイクルの途中であっても以前のサイクルのエネルギーの処理を正しているだけの場合があったりします。

何がサイクルの変わり目で何が単なる一つの体験なのか、その区別は難しいかもしれません。しかし一般に大事にしていた人、重要なもの、あるいは記憶すべきものが覚えられなくなったこと、いろんなことはすべて新たなるサイクルへの合図ともなります。自分の意識をよく分析して何がどういうサイクルへと変化していったのか、今自分にとって進むべき道は何なのか、それを自分で理解できるように意識をもっていってください。それでは少し休憩を取ります、ありがとうございました。


A世代間の相違は大昔から言われている

私たちはアルテミスの仲間としてお話をいたします。皆さん方の今のお話において、いわゆる世代間のいろんな意識の違いや、仕事における意識のあり方において話が行なわれておりました。しかし元々こういう話はずっと古代から毎年のように言われている表現であり、常に大人たちから見れば自分の子供の意識のあり方が異なっており、いつの時代においても生まれてくる子供たちの考え方が分からない、最近の子供たちは大人とはまったく違う意識を持っている、こういうことがずっと言われ続けております。そしてまた今の子供たちにしても、いずれ大人になり成人になり社会人となった時に、また新たなる子供たちに対して、自分とは違う発想の人々が出てきたという風に言われ続けていくでしょう。

元々これが先ほど述べた流れというものであり、流れ、サイクルがそのような現実を生み出していきます。そしてまたそういう意識の違いが重要なことであり、意識が同じであることには実はほとんど意味がないのです。意識が違うことによりそこに何らかの工夫が必要となり、理解が必要となり、表現が必要となり、また協力体制、お互いの認識の一致が必要となってきます。

確かに考え方が同じで目標意識や求めるものが同じであれば、仕事がやりやすいかもしれません。しかしそういう方法でやりやすい方向に向っていった時、いつのまにかそれは宗教のようなエネルギーをつくり出し、同じものたちだけが集まり、同じでないものは排除していく、同じものたちだけで一つの文化をつくり上げていく、そういう傾向がとても強くなっていきます。

そして社会そのものもそういう一つの画一化された社会だけが生き残るようになっていきます。しかしそれは必ずしも望ましいエネルギーではなく、またサイクルがうまく回っていかない状態になっていきます。常に進化し新たなるエネルギーを取り入れるためには、常にまず自分たちの子供たちや自分よりも若い世代の人たちが違う意識を持ち、違う方向性を歩んでいく、違う考え方をしている、何故なのだろう、どこが違うのだろう、どのようにコミュニケーションを取れば良いのだろう、そういったことをお互いが行なうことによって理解し合い、そしてまた愛も芽生えていきます。

何もしないで分かり合える、それは一見理想論のように思えるかもしれません。しかし実際に何も努力も工夫も理解もないまま同じものができた時、それは本当に愛のある光になっているでしょうか。実際には工夫も愛も何もない光になっており必ずしも強い光にはなっていないのです。異なるものが理解し合い、工夫し合うことによって一つのものをつくり上げていく、そこにとても強い愛と光が入ってくるのです。

確かに世代間が異なり理解が難しく考え方が異なっていると、思うようにいかなく歯がゆい点がたくさんあるかもしれません。でもそれを乗り越えてこそ本当の光と愛がつくられ、そして進むべき未来がそこに待ち構えているのです。今のサイクルから次の新しいサイクルに入る、そのサイクルの変わり目に、こういったどうしても避けることのできない重大なものが次々と目の前に現れてきます。

今皆さん方が直面している世代間の違い、認識の違い、これは本当に日本にとって重要なテーマになっています。他の国々では親子やあるいは三世代、四世代においても一緒に話をしたり、お互いに分かち合えるという環境ができております。しかし日本においては同じ世代のもの同士が集まり、世代が異なるとコミュニケーションがほとんどないという状態になっています。

これは日本にとって必ずしも良い流れではありません。世代の異なるもの同士が理解し合う、表現し合う、工夫し合う、ぜひそういうエネルギーをつくっていただきたいと願っております。今の日本のエネルギーを変え、新しいサイクルをもってくるためには、この異なる世代間での認識の理解し合い、工夫し合い、協力し合うことがとても重要な鍵になっています。ぜひ諦めたりせずに、何とか工夫をして世代間の違いを克服していただきたいと願っております。それではここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)2007 CentralSun
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