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2007/5/7■月曜交流会から

霊的現象と科学的解明

@陰気は低いエネルギー存在を引き寄せる

私たちはアルテミスの仲間としてお話をいたします。皆さん方の日常の生活の中でエネルギー的に自分に違和感があったり、不快感、またエネルギー的に何か操作をされるという感覚がある場合があります。自分に何らかのエネルギー的な影響がやってきて、何か自分に危害を加えようとしたり、エネルギー的な操作を加えようとしたり、何らかの不快感を与えてくる、いわゆる霊的な障りとか、障害、霊現象とかいう風に言われているものがあります。

今まではそういったことがごく当たり前のこととしていろんな宗教的な儀式が行なわれておりました。それこそ怪我をしたり、病気になった場合でもそれを霊現象として捉え、お祓いをしてもらったり、その原因を見つけて二度とその現象が起こらないようにしてもらったりする、以前はそういったことがごく当たり前のこととして行なわれておりました。

段々科学が発達し、いろんな現象を科学的に解明できるようになり、そういった霊的な現象は実際には単なる錯覚であったり、勝手に思い込みで行なわれていたり、偶然の一致でそうなってしまう、そういう風に解釈されるようになってきております。特にそういう状況を感じやすい人は何らかの心身の疾患があり、そういった感覚が得られないように薬を与えたり、部屋に閉じ込めてしまうという状況によって事態を改善させようとしております。

日常皆さん方の体験している現実の中で、霊的な現象というものがどれだけ存在しているのか。実際にはほとんどすべての現象が必ず何らかの霊的なものを伴っております。人間という存在そのものが霊的な存在であり、皆さん方が体験をしているということ自体が霊的な現象を言うからです。

皆さん方の体験の中には肉体の感覚器官を通して体験するものもあれば、実際には心のレベルや魂のレベルで感ずるものも体験として感じられていきます。辛い体験をしたとか、楽しい体験をした、これは五感での体験と同時に心で共感する部分があったり、心に強い影響を受けた時に良い体験をした、嫌な体験をしたと刻印されていくからです。

したがって、皆さん方の経験という現象そのものが何らかの霊的なものを含んでいることになります。では日常の生活において、そういう霊的な現象が実際にはどれだけ自分の身に影響しているのか。多くの人は科学で解明できないものを霊的な現象として分類していきます。科学で解明できる現象は、これは科学的な世界であり、論理的に説明することができ、また誰でも客観的な事実として捉えることができる、ところがこの科学と思われている世界でもほとんどが霊的な現象なのです。多くの人が科学的な現象として理解していること、それも霊的な現象なのです。

皆がそう思い込むことによってそういう現実がつくられていくのです。そしてそういう現実はマインドレベルでつくり出され、マインドでつくられた状態をスピリットの世界で現実化させるようにエネルギーが流れていき、そして皆さん方の肉体で体験できるという場がつくられていく、したがって、結果的に科学的に解明される現象であったとしても、実際にはスピリットのエネルギーが必ず関与していきます。

何か良いことをしてあげた、そうすると良いことが他の人から戻ってきた、ごく普通の現象のように思われておりますが、これも霊的な現象として理解されていきます。自分が喜びをもたらす波動を出すことによってスピリットの世界で同じ波動のものが集まっていき、それが自分に戻ってくる、すべてスピリットの世界で行なわれていることになります。

したがって、霊現象と特に言う場合には、同じ霊的な現象であったとしてもまだ科学では解明されていないもの、科学で説明できないもの、これを特に霊現象として人間が分類をしていきます。科学で解明できない霊現象、例えば何らかの霊的な障害にあってしまい、どの病院に行っても、どのお医者さんに掛かってもまったく原因が分からない、対処法も分からない、体がみるみるおかしくなっていく、あるいは突然気が触れたかのように何かを口走ってしまったり、体が動いたり泡を吹いたりしてしまう、何かに取り憑かれたかような言動を取ってしまう、こういったことを霊現象として分類していきます。

こういった事態が起きた時にどのように自分は接したら良いか、こういう霊現象が目の前にあったとしても、まず皆さん方はそれを特別なこととか、特殊なこととか思わない必要があります。科学で解明されようが解明できない状態であろうが、基本的にはすべて同じ霊的な現象なのです。ただ皆さん方の知っている科学では解明されていない、あるいは理屈を言うことができないというだけのものであり、現象そのものは同じ現象なのです。

したがって、皆さん方がそれにあえて何か特別なことをするとか、対抗策を考えるという必要はまったくないのです。一見科学的に物がただ落ちてくるとか、ただ何かをすれば何かがどうなるかという科学的に解明することに対しては単に妙な安心感を伴っていて、予想通りの結果になる、予想通りの結果が得られることによって心が落ち着く、そういう状況をただつくり出しているに過ぎません。

そして同じ現象であるにも関らず、科学で解明されていないことにおいては、その結果を予測することができず分からない、不安、不安だから恐ろしい、そういう現象をつくり上げていきます。いずれにしても今の科学ですべての現象を解明することができない為に、たまたま今の科学で解明されたとしても、それが本当に科学で解明された答なのかどうかは保証はできません。またいずれその説を覆す現象が出てくるかもしれないのです。科学自身が生き物であり、完全なるものではありません。さらにどんどん科学自身が成長していくでしょう。

まだまだ未熟な科学であるために何をどう説明しようとも結局はすべてを説明しているわけではありません。どうせすべてを説明できない科学であるならば、科学的に説明しようが説明できまいが、関係なしにただ単に起こるものは起こる、体験するものは体験する、そこだけに意識を向ければ良いことになります。科学で解明できようができまいが自分に必要な経験が自分にやってくる、自分に必要でないものは自分にはやってこない、ただそれだけのことになります。

では自分にやってくる現象、科学的に解明されていることに関しては皆さんはある程度予測を立てることができ安心するでしょう。でもそれは人間以外の物質的なものに目を向けた時に科学的な説明が成り立つだけであり、人間そのものはほとんどか科学的な予測通りには対応していかないでしょう。あの人にこういうことを言うと喜んでくれる、そう思って言ったけれども実際には怒ってしまった、自分は良かれと思っても逆に叱られてしまった、科学とは違う現象が一杯起こっております。

霊現象も同じように予測のつかないことが一杯起こってきます。人間に対して予測通りに接することができないのと同様に、霊現象も接することはできません。霊現象の多くが以前は人間であったものが影響しているために、人間を相手にして予測できないことが何度も起こるように、霊現象そのものも予測できないことが何度も起こるのです。霊現象ということ自体がそういうものであること、人間と接するように予測のつかないものであること、まずはそれを知る必要があります。

人間を通していろんな交流を深めていく、いろんな人間のことが分かってくる、同様に霊現象に関してもいろんな霊現象を体験することによって、霊現象の意味が分かってくる、そういうことになります。人間に対していくら論理的にこういう人はこうだとか、こういう人にこう接しなさいといくら言われたところで、実際には一人ひとり行動の仕方がまったく違うでしょう。

それと同様に霊現象に関しても実際にはこういう時にはこうしなさいとか、こういう現象にはこうしなさいと言ったところで、ほとんど役に立つことはありません。その時その時で必要なことがすべて違うからです。霊現象に関して物質的なものを扱うかのように何かをすれば大丈夫とか、こういう時はこうすれば良いとかいう公式が成り立たないこと、そういうものではないということをまず理解しておいてください。

予測がつかない霊現象の中でもやはり霊的な存在に対して、同様に効果のあるものがあります。やはり一般に皆さん方の世界から見てエネルギーが低いとか、陰気、何か湿っぽい、そういう場所は霊的な現象が起こりやすい場所であります。いわゆるエネルギーレベルが低いというのは、霊的な世界に繋がりやすい波動であるために、どうしても霊的な存在が集まりやすくなってきます。

しかしすべてがエネルギーの悪いところばかりに集まるというものではありません。場合によっては日当たりの良い部屋とか、とても良い雰囲気の場所でも霊的な現象が起こる場合があります。人間にもいろんな人間がいるのと同じように霊的な現象にもいろんな霊的な存在があるのです。

一般にそういう陰気なところ、かなり陰湿な場においては綺麗に掃除をしたり手入れすることは大事ですが、何らかの方法でエネルギーを高める必要があります。必ずエネルギーを低くしている原因がどこかにあります。エネルギーを低くさせる入り口がどこかに存在していたり、エネルギーの低いものがそこに陣取っていたり、エネルギーを低くさせるものが集まっていたりしている場合があります。

エネルギーを低くさせるものが集まっている、皆さん方の世界から見た時には必ずしもそのすべてが理解できるわけではありません。まったくエネルギー的なものを感じない人もおります。また敏感に感じやすい人もいるでしょう。感じやすい、あるいは感じないという人であっても、霊的な世界から見た時には人間として感じられております。

霊的な住民から見た時、人間がそこに存在している、そういう風に感じられております。霊的な世界から見た時、その人間はどういう波動を持っているのか、おそらくその霊的な世界の存在たちと同じような波動を持った人間がそこに見えております。彼らから見たら同じ波動のものが見えてくるのです。

つまり陰湿な部屋という場合には自分の心の中に陰湿な部屋と同じ波動を身に付けていないかどうか、自分の心の中に何か人を嫌ったり、人を避けたり、人間世界から出て行きたくなるような波動を身に付けていないかどうか、あるいは波動を下げる、すべてに対して否定的に、自己嫌悪的に、自分を否定するかのような表現を取っていないかどうか、常に波動を下げるような言動を取っていると低い存在たちと繋がりやすくなり、いつの間にか自分の部屋の一角にそういう場がつくられていく場合があるのです。

自分の心の中にそういうものと繋がる波動を持っていないかどうかを見つけていく、それを実践し気付いた時に、まず自分の心の中の波動の低い部分を自分なりに処理する必要があります。自分の心の中の波動を高めていく、前向きに積極的に肯定的な生き方ができるように意識を変えていく、何かを常に実践する、行動していく、そういう意識を持つことが必要になります。

一般に自分で行動せずに常に他人の所為にしていたり、人に任せたり、自分とは無関係という意識を持っている人はやはり霊的な存在に繋がりやすい傾向があります。それに対し自分で頑張って自分で何かをつくり上げていく、自分で積極的に行動に移していく、何か自分で成し遂げる、こういう人はかなり三次元の力で自分の人生を切り拓くことができます。

自分の力を使うことなく、ただ他人の所為にしたり、批判ばかりを口に出している人、他人の足を引っ張るような言動ばかりしている人、どうしても霊的な陰湿な世界に繋がりやすくなり、いつの間にかそれが自分の周りに現実化されていくのです。したがって、一人ひとりがまず自分の現実は自分で意志を持って積極的につくり上げていく、これが必要になっていきます。

今の時代において、いろんな霊的な現象が現れている中、自分自身の生き方に無関心な人がたくさんおります。自分の人生を自分でつくるという強い意識を持っている人は自分の力を強くしていき、現実も自分の力でつくり上げていくでしょう。しかし自分でつくり上げるという意識のない人は他人を利用しようとしたり、他人にやってもらったり、また他人の所為にしていきます。

こういう意識はどうしても霊的な介入を受けやすくなり、自分以外のものに何かをさせる、それが霊的なものを引き起こしていくのです。したがって、自分が誰かに頼るのではなく、確実に自分の力で自分を切り拓いていく、自分の道を自分でつくり上げていく、こういう意識が必要になるのです。

自分の流れを見た時、自分はどの程度霊的な現象の中で自分の力で行動しているか、一人ひとりよく考えてみた時に意外と霊的な影響を受けていることが分かってくるでしょう。実際にはほとんど霊的な現象には接することなく、すべて自分の力でやっていると思っている人でさえも、かなりの部分が霊的な影響を受けているのです。自分の人生を自分でつくり上げていく、ぜひその意識を強く持って本来の自分の思いを現実化させるようにしてみてください。それではアドバイスをしてみます。


Kimioさんの霊的な現象を見た時、あなたの日常的に起こっている霊的な現象の中で、私たちから見て一番興味深いのは、あなたが霊的な現象と思っていることの多くは実際にはごく普通の三次元的な現象であり、特に特別な霊的なものが介入するとか、特別なエネルギーによって現象化しているというものではありません。霊的現象と思っても一歩踏み込んで冷静に考えればすべて科学で解明できるごく普通の現象であること、特別な現象ではないこと、それに気が付いてきます。では自分に関しての霊的なものとはどういうことなのか。あなたに関して見た時にあなたの周りのいろんな存在たちは、あなたの現実をつくるためにある許可された範囲内でのみ活動が許されております。この許可された範囲というのがある意味ではあなたの意識で理解できる範囲であるために、実際にはいろんな存在たちが行動していることは、すべてあなたの観点から見たら理解できる範囲、分かる範囲の現実に落ち着いていきます。そのためにほとんどの現象は自分で理解できることになっていき、結果的にすべて自分の頭の中で、思いの中で考えた通りの現象が起こっている、そういう風に理解されていきます。これはこれでとても良い反応ですが、時々かなり自分の体験では解明できない現象がやってくるでしょう。その時には自分の許可された範囲のことではなく、それをはるかに越える現実がやってきてそこからいろんな学びを始めることになるのです。一般に何らかの新たな学びに入る場合、新しい流れに入る時に起こりやすく、それによって自分は新しい流れに対応できるようにしていくのです。したがって、もし自分の理解できない霊的な現象が起きた時、これは何らかの新しいサイクルに入るシンボルであったり、新しい流れに入る合図である、そう理解するようにしてみてください。

Minekoこさんの霊的な現象について見た時、あなたの日常的に起こる霊的な現象について、ほとんどの現象についてあなたはあまり意識を向けておりません。そのために霊的現象として起こっていることに気が付いていないことが多いものと思われます。これは霊的な現象として起こっている状況の一つひとつがまだ自分で体験するという流れに入っていないために、目の前に意識として理解することが許されておりません。まだ今は三次元の現象一つひとつについて意味を理解することに意識が向いているからです。いろんな三次元の現象を学んでいくに従い、段々三次元の解釈が理解できなくなってきたり、人間というものが分からなくなってくる時期があります。人間の奥深いところに興味を持ち、自分の頭の理解では及ばなくなってきた頃、その頃から次第に霊的な現象が起こりやすくなっていき、そして理解できないということの霊的な現象との関係、霊的な現象を理解することによって人間の考え方や行動の仕方が分かっていく、そういう関連が何らかの形で分かるようになっていきます。そうすることにより、自分の体験する現実の一つひとつが霊的な現象と関りあることが理解されていきます。今後の流れに向け、現実の一つひとつの意味をまず自分の理解できる範囲内で理解していき、自分のものにしていく、でもどこかでそれができなくなった時に霊的な現象として関係を見つけていく、そういう意識の流れで自分自身の成長をつくってみてください。

Akikoこさんの霊的な現象について見た時、あなたの霊的な現象はある意味では他の人にはまったく理解できないレベルでの体験を行っております。元々三次元の普通の体験においても多くの人が持っている興味とは別のところにあなたの関心が向いているために、現実という体験の世界で他の人との共通点がそれ程ありません。それがそのまま霊的な現象にも影響していき、他の人がごく普通に感ずるような霊的な現象はあなたには感じにくくなっております。そして他の人にはまったく感ずることのできない霊的な現象をあなたは感じやすくなっております。そのためにあなたが感じる霊的な現象は一般に他の人が感じる霊的な現象とは違うことがとても多くあります。それはそれであなたのためにいろんな意味があり、あなたは他の人には理解できないレベルでの霊的な現象を体験していく、他の人にはまったく関与することのできないエネルギーを自分が関係していく、そういう流れで体験が行なわれております。今後の流れに向けあなた自身は自分が体験しているのは自分だけのもの、これを他の人に説明を聞いても他の人にはまったく理解できないこと、そういう風に割り切って自分は自分のやり方で自分の霊的な現象を克服できるようにしていってください。

Atsukoさんの霊的な現象を見た時、あなたの霊的な現象は三次元の体験において自分自身が一番感じやすいもの、一番分かりやすいもの、むしろその観点において霊的な現象も同じように感じております。あなたから見たらごく普通の三次元の体験、ごく三次元のことのように思われております。でもそれがまさしく霊的な現象と一致しているのです。したがって、あなたには霊的な現象というものが何か特別な感覚として得られるのではなく、ごく普通の三次元の体験として感じられております。したがって特別な観点、特別な意識はそれ程必要ではありません。三次元で体験していることそのものが霊的な現象そのものである、自分が三次元的な世界においてこういう理由からこうであり、多分次はこうなるであろう、そう思ったことはそのまま霊的な世界で現実化されているのです。三次元で起こっていることとまったく同じことが霊的な世界でも起こっている、その関係が極めて頭の中では同じように近く感じられている、したがって霊的な現象と三次元的な現象を区別する必要はまったくありません。むしろ感じているもの、それがすべて霊的な現象として理解できる、そういう風に意識を向けてみてください。

Madokaさんの霊的な現象を見た時、あなたの霊的な影響は、あなたの広大なマインドの世界においていろんな存在のエネルギーが関与しており、そこでいろんなエネルギー的な影響がつくられております。まずマインドの世界でいろんなことが感じられる、見えてくる、分かっている、マインドの世界での広大なものが自分の世界そのものをつくっていきます。そしてその中からいくつかのものが三次元的な現実として現れてきます。あなたにとっては頭の中の広大な世界が初めに存在し、ごく普通に体験を重ねております。そして肉体を使わないと意味がないもの、肉体をぜひ使うべきものだけが三次元的な肉体とし体験をすることになります。あなたにとっての霊的な現象というものは広大な頭の中の世界において、自分の計画通りでないもの、予定通りでないもの、これが霊的な現象として解釈されていきます。それは自分自身のマインドでつくり出していないもの、別の影響によってつくり出されているもの、それを霊的な現象として解釈することになります。しかし大きな観点から言えばあなたは自分のマインドでつくり出していないように見えても、実際には高いレベルで、大きなレベルではあなた自身の許可によってつくられてきているものです。したがって、あなた自身の許可を一切得ずして勝手にマインドの中に現れてくるもの、そういったものは実際には存在しておりません。すべてがあなたの許可の中で行なわれているからです。そういった意味においてはあなた自身は霊的な現象はある意味では存在しないという言い方もできます。ただ肉体的に体験することに意味があり、肉体的な現象として現れてくる、その時に自分の予想していないものが一緒に肉体世界に現実化してくる、自分が必ずしも許可していないものが三次元の世界に現れてくる、おそらくこれがあなたにとって霊的な現象として感じられるかもしれません。しかしこれは実際には霊的な現象ではなく、ある意味では普通の三次元的な現象なのです。というのもこれはあなたに限らずすべての人間がそういう体験をしているからです。必ずしも自分の許可していないものが現実に現れてくる、これはどの人間にでも起こる現象であり、ごく普通の三次元の体験なのです。むしろそういったことから楽しみがあり、喜びが出てくるのです。したがって、三次元の世界において予想外だったり、意図していなかったり、まったく計算外だったとしても大きな観点では実際には許可のあるものだけが現実化している、そういう観点で取り組んでみてください。

皆さん方の霊的な現象についてお話をしてみました。一人ひとりの霊的な現象のつくり方はまったく異なっており、したがって、感じられるエネルギーもすべて異なっております。自分の体験を他の人に話してもまず同じように感じてはくれません。それぞれ自分の体験した範囲内で話を進めるからです。

したがって、霊的な現象に関してはあくまでも話している人は話している人の世界で有効であり、自分の話や自分の世界でのみ有効であること、それをお互いに理解した上で話を進めるようにしてみてください。それでは少し休憩を取ります、ありがとうございました。


A器を大きく育てていく

私たちはアルテミスの仲間としてお話をいたします。皆さん方の肉体としての体験。一人ひとりこの生活にあまり喜びを見出せなかったり、ただ漫然と過ごしていたり、中にはとても喜びに満ち溢れてクリエイティブな生活をどんどん進めている人もいるでしょう。人によって何故こんなに差が出てくるのか。どうせなら自分の人生がクリエーションでパッションに満ちた人生にしてくれれば良かったのに、そう思う人もいるかもしれません。

確かに初めからそういうエネルギーを一杯入れて、皆が自動的にパッションとクリエイティブに満ち溢れた人生を進んだのであれば、世の中はもっともっと活気に溢れた世の中になっているかもしれません。しかし皆さん方が実際に魂をつくる時に、魂で必要としているエネルギー、それには過去の人間がつくり出したエネルギーがベースになっております。

これまでの人間がつくり出したエネルギーを使って皆さん方の魂をつくります。そしてクリエイティブでパッションに満ちたエネルギーは、過去それ程この地球人類には溜まっていないのです。これまで生きてきた人間のほとんどが宗教的なエネルギーや権力、パワーに圧倒された、ただ生かされたエネルギーとなって生活してきているのです。

そしてあえてパッションと言えば、戦争で敵に勝つとか、相手から奪うとかいうエネルギーに関してはとても強いパッションが残っております。したがって単純にパッションのエネルギーを皆さん方の中に入れると、戦争や暴力、相手を苦しめる波動がどうしても濃くなってしまうのです。したがって、一人ひとりにおいては犯罪の起こらない量においてパッションを入れ、しかし可能性としては最大限まで広がることができるような器を用意しておきます。

したがって、ある一定以上のパッションやクリエイティブなパワーに関しては、一人ひとりが自らつくり出していく、一人ひとりが自分で大きくするという役割を持っているのです。自分で自分の器をどこまで大きくすることができるのか、それはハイヤーセルフと皆さん方自身のある意味では人生の挑戦、目標、チャレンジとなっているのです。

自分の愛の器をどこまで大きくできるのか、自分のパッション、自分のクリエイティブな器をどこまで大きくできるのか、それが一人ひとりに与えられたテーマでもあり、ハイヤーセルフのテーマでもあります。これは自動的につくられるものではなく、また運命として決まっているものでもありません。まったく決まっていないのです。したがって何も意識のない人は一切器を大きくすることなく、生まれた時の大きさそのもので人生を終える人もいるでしょう。しかし中には生まれてきた時の器を何百倍にも何千倍にも大きくして人生を終える人もいます。それに関しては一人ひとりまったく違うのです。

ハイヤーセルフ、また仲間たちは皆さん方の器が少しでも大きくなるように、できるだけいろんな経験をさせ、いろんな人々を近づけ器を大きくさせる可能性のある人を周りに集めてきます。それに反応して自ら自分の器を大きくしようとする人がいれば、やはりただ大きい人のそばにいてそれを自分も楽しんでいる、そういう人もいるでしょう。でもハイヤーセルフや宇宙の存在からすれば、皆さん方一人ひとりの器を大きくして欲しい、それをただ願っているのです。

そしてそれはまた一人ひとりに与えられたテーマでもあります。それはその人生が一見つまらない人生とか、決められた人生とか、忙しい人生、いろんな人生があるかもしれませんが、器を大きくするということに関しては全員に与えられた平等のテーマなのです。これは一人ひとり人生とは別に同じように与えられたチャレンジのテーマなのです。

どうか一人ひとりの器が少しでも大きくなるように、自分の器を大きくしていけるような流れを自分で感じてみてください。それではここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)2007 CentralSun
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