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2007/3/5■月曜交流会から

物質に惑わされない生き方

@物質文明から霊的文明への切り替え

私はアシュタールコマンドとしてお話をいたします。今日は宇宙におけるある惑星の話をしてみたいと思います。宇宙にはいろんな惑星があり、進化レベルが異なり、それぞれアセンションの時期においていろんな学びが行なわれております。そして今の地球とまったく同じように物質波動が全盛の時代からスピリチュアルな統合された時代へと向う時期があり、その時代においていろんな混乱が起こっている惑星があります。

ある惑星のお話をしてみたいと思います。かつてこの地球と同じように物質文明が中心になり、人々の心も物質に意識が向いていき、物を操ること、物を身に付けること、物を使うことに喜びを感じ、人間の意識も物質的な考えが中心になった星があります。しかし星の進化の流れとして物質の時代からスピリチュアルな意識へと切り替わる時期が訪れてきます。

その惑星がどのようにしてスピリチュアルな意識へと変わっていったか。まさに今の地球と同じように病気が蔓延し、物理的な所有欲が広がり物質をいかに自分の味方に持ってくるか、いかに多くの物質的な価値のあるものを身に付けるか、そこに意識が向いておりました。人の価値観は物質的価値の価値観になり、人間の評価も物質的な価値を基準にして評価する時代になっていきました。

心がどんどん荒んでいき、物質を扱うように人間を扱い、人間関係も物質的な意識で続けられていくという状態になっていきました。しかしいつの時代にも必ず時代を進めようとする意識の人間が生まれてきます。必ず新たなる波動へと導く人間が現れてくるのです。その惑星においても物質中心の時代から新たなるスピリチュアルな時代へと皆を導いていく人間が現れてきました。

物質を獲得することに興味を持ち、競争に明け暮れていた時代において、物質よりももっと尊い心、スピリット、意識、そこに目を向け、むしろ物質よりも永遠のものに目を向けるよう、その時その時の価値観に惑わされず、もっと永遠なるものに意識を向けるように説いた人間が現れてきました。

人々は物質的な価値観しか身に付けていないために、そこで言われている考え方を理解することはできませんでした。そういう心や意識をどのようにしたら手に入るか、何をどうしたらそういう心に変容させることができるのか、やはり物質的な意識でしか理解することができませんでした。

多くのものはそういう心の奪い合いに進み始め、スピリチュアルな意識を持った人間や、心を持った人間が現れてくると、その心臓を奪おうとしたり臓器を奪おうとする人間が現れてきました。その臓器を身に付けることによって自分がスピリチュアルな人間に近づく、自分の意識がスピリチュアルに向いていく。世はさらに荒んでいき、若いものの臓器を奪い合ったり、力のないものの臓器を奪い合うという時代が訪れてきました。

そういう時代になってもさらに意識の高揚を訴えるものが現れてきて、そういう物質的なものではなく本当の心、意識をしっかり持つように、肉体に惑わされず肉体の核になっている心や意識の波動に目を向けるように、そう説くものが必ず現れてはきます。しかし物質的に落ちてしまった人間の意識にはいくらそういう言葉を聞こうとも物質的な観点でしか理解できませんでした。

心や意識を説いても、それをどうやって手に入れるか、どのようにしたら獲得できるか。物質に惑わされるな。そうすると出てきたものは死者のエネルギーを身に付ける、お墓をもう一度探ってみたり、肉体がかつてあったという場所に行って何かを手に入れようとしたり、つまり肉体の裏に隠れているものを何とかして身に付けようとして、肉体の失われたところを探し求めるものたちも現れてきました。

所詮一度身に付いてしまった物質的な意識波動は中々転換できるものではありません。一度物質的な感覚が身に付くとそれを無くすとか、切り替えるということはとても難しいのです。物質的な考えが身に付いてしまったものはその考えでしか考えることができないのです。それは今の時代においてもおそらく同じことが言えるでしょう。

皆さん方はスピリチュアルな意識をもって学びを続けています。スピリチュアルな意識に通じているものは初めから物質といったものに惑わされず、スピリチュアルなエネルギーを感ずることができるでしょう。しかしこれは今存在している人間のほんのわずかであり、多くの人は物質的な意識で生きています。

まだまだ考え方が物質的な世界なのです。魂や心と言われても物質的な意識でしか考えることができません。どこにあるのか、どういう形をしているのか、どうやったら分かるのか、常に物質的な意識でしか出てこないのです。現実に今の皆さん方においても完全にスピリチュアルな意識だけで心や魂を見ているわけではありません。

やはり実際には物質的な概念を使って魂や心を見ているのです。心という名前、魂という名前を使った段階で物質世界に落とされているからです。心の動きがどうなっているのか、魂の働きが何なのか、どういう構造になっているのか、すべて物質的な解釈でしかできない状態なのです。したがって、皆さん方が普通の人よりもスピリチュアルな意識が高いとか優れているというわけではなく、ある意味ではほとんど同じレベルの物質的な認識のままなのです。ただ、普通の人よりは少しはスピリチュアルな波動に通じている、そういう程度とも言えます。

本格的なスピリチュアルな世界に意識を向けたいのであれば、物質的な考えから完全に脱却することが必要です。心や魂という言葉に惑わされず、そういう概念や定義にも誤魔化されず、本当の心そのものを感じていく、魂そのものを感じていく、これが皆さん方に必要な波動と言えます。先ほどの惑星においてはそういう意識を持ったものが中々現れてこないために、次から次と現れてくる人間も基本的には物質的な思考の中に埋もれてしまい、人々の心に訴えることはできませんでした。

そういう惑星がスピリチュアルな世界に変わるためには何が必要なのか。実際には教育とか教えるとか、何かを伝えるという程度ではほとんど何も変わりませんでした。心そのもの、魂そのものに繋がらない限り彼らに理解されることはなかったのです。波動がどんどん変化していき、心やスピリチュアルなレベルの意識波動が強くなっていき、生まれてくる子供たちが自然に心で意識が通じ合う、初めから魂のレベルでコミュニケーションが取れている、そういう人々が増えてくるに従い社会の構造が変化していき、物質的な波動に惑わされず、心のレベル、魂のレベルでコミュニケーションが取れる人々が現れてきました。

当然初めは理解されず、精神病扱いにされたり、家庭の中ではどうしようもない子供として無視されたり、一般の社会の中には入ることができず、まったく別の価値観で生きることしかできない時代がありました。そういう人々が次第に増えていき数が増えていった時、もうこれまでの社会をつくっていた価値観とは別の価値観の人間たちが集まり出し、別のルールで別の生き方を進めていく、その頃から波動が少しずつ変化していき、物質に惑わされない、物質的な意識に左右されない生き方が現れてきました。

そしてその人々のいろんな困難を経験しながら次第にエネルギー的な広がりを見せ、そして惑星全体に広がっていったのです。これまでの考えを教えたり勉強させたりして変えていこうと思ってもほとんど変わったことはありません。それだけでは変わらないのです。もう根本的にまったく違うものたちが現れてきて、そのものたちがまったく別の社会をつくり上げていく、それによって変化していったのです。

多くの星がそういう変化の仕方をしてきました。心や魂のレベルで新しい文化をつくろうとした時、それまでの物質を中心に生きてきた人間たちにはほとんど困難な状態なのです。この地球においてこれから何が起こるのか、やはり同じように今物質を中心に考えている人は中々意識が変わるわけではありません。いくら皆さん方が説いたところで話を持っていったところで、皆さん方が理解しているレベルの意識波動になることはまずないでしょう。一度物質的な考えを身に付けてしまったものは物質的な見方でしか見ることができないのです。

よほどの大きな経験がある場合に変わることができるでしょう。それこそ自分のパートナーが大きな変化をした、自分の親しい人が大きな変化を起こした、そういったことによって変わることはあるでしょう。しかし特に自分の家族や兄弟、パートナーにそういう大きな変化をもたらす意識波動の人間が存在しない時には、まずその人が変わることはありません。

皆さん方の今の時代において、自分は何ができるのか、こういう物質世界の社会をスピリチュアルな意識波動に変えていく、確かにそれは必要と思われます。ただ変えようとする時にただ単に物質的な心をスピリチュアルな心に変えなさい、そういったとこで変わることはないのです。

一度物質的な心を身に付けてしまったものはそれが当たり前であるために、スピリチュアルな心の意味が分からないのです。何をどうして良いのか分からない、そういう人たちが圧倒的に多いのです。ではそういう人たちに向けて自分は何が行なえるのか。スピリチュアルな意識波動を身に付けさせるために何ができるのか。

いろんな知識を教えてあげたり、いろんなワークにつれていくことは可能かもしれません。ただそれによってその人が変わるのか、その人の波動が変化するのか、あまり変わらない人が多いでしょう。皆が皆、変わるわけではないのです。今後の流れにおいて皆さん方ができること、それは初めから魂や心のレベルで可能性を持っているもの、新たなる社会に向けて可能性を持っているものに光を当て、目覚めさせていくのです。

もうすでに物質世界に繋がり、意識がそのレベルだとそこから先は中々難しいのです。一時的に分かったように見えても、また何年かすると元に戻ってしまい、物質世界の意識構造のままなのです。新たなる時代に向けスピリチュアルな流れをつくり上げていく、そのためにはまだまだ時間が必要とされます。

今の皆さん方の時代において何ができるか。元々持っている心のレベル、魂のレベルで少しでもスピリチュアルな時代に向けて活動していく、目覚めさせていく、そういう風にしてやってきた人がたくさんいるのです。そういう人が物質世界の中に埋もれてしまい、実際には自分は何のためにやってきたのか、自分の使命が何なのかを忘れてしまっている人が多いのです。

皆さん方はそういう人に働き掛け、少しでも物質的な意識から大きなレベルへ、人々を本当にスピリチュアルな世界に導く波動へと切り替えていく、そういう働きが必要となるでしょう。皆さん方がこれからいろんな場に行って活動する時、自分の教えやすい人とか、やりやすい人、自分を理解してくれる人、必ずしもそういう人に限らず、あくまでも意識レベルで心や魂の世界に通じているかどうか、心のレベルで本当の意味を分かってくれるかどうか、それがはっきりと確認された段階で人々に心や魂の素晴らしさを説いていくのです。

中には物質波動のままで興味を持ってくる人もいるでしょう。しかし一度身に付けてしまった物質波動は中々消えるものではなく、やはりどうしても影響を受けやすい段階にあります。したがって、そういう波動の人には必ずしもしつこくいろんなことを教えたり、導こうとするよりは時折話をしてみる、時折アドバイスをしてみる、その程度で充分なのです。あまり深入りして逆に自分が傷付いたりしないように、まず流れをしっかりつくり上げていく、そういう意識を持って活動してみてください。それではアドバイスをしてみます。


Mamiさんの波動を見た時、あなたのところにやってくるクライアントの多くの人はまさしく今新たなる波動に向けて波動を調整しようとしている人、変えようとしている人が集まってきます。その多くは必ずしも物質的な波動の意識ではありません。基本的には新たなる波動の世界に向けての許可をもらっている人が多く、いくらでも新たなる波動に通ずる意識を持っているのです。しかしこれまでそういう機会に中々触れることができなかったために、一見物質的な考え方、古い考え方に捉われているように思われるでしょう。しかしあなたのところにやってくる多くの人は必ずしも完全に物質的な意識に染まっているわけではありません。心のどこかではスピリチュアルな世界、スピリチュアルな心の状態を理解していながらも、生きるために物質的な心を身に付けてしまったと言えます。したがって、身に付けてしまった物質的な心を癒してあげたり、元に戻したりすると本来のその人の心に戻ることができます。まずあなたが完全にそれを信じ自分のところにやってくるクライアントはすべて本来は魂への意識を持っている、心への意識を持っている、ただ生きるために物質的な生き方を身に付けてしまった、その波動を少しずつ取り除いて本来のあるがままの姿に導いてあげる、それを強く信じておくと相手にとってもそれがうまく心に響いていき、あなたの波動が確実に心に届いていくでしょう。ぜひ自分のところにくるクライアントはもう心にエネルギー的な新しい波動が流れている、それを信じてワークをするようにしてみてください。

Yukariさんの波動を見た時、あなたの意識波動の中に自分自身に対して時折自分の存在そのものを疑問視してみたり、まだはっきりと自信の持てない波動が残っております。しかしかなりの高い部分で確実にスピリチュアルな世界に目を向け、歩いているエネルギーがあります。したがって、あなたが自分についていろいろ考える時、まだ自分にとってうまくいっていないという波動に意識を向けるのではなく、もう確実にスピリチュアルな社会に向けて歩いている自分のエネルギーに意識を向けることです。あなたの体の中にある大部分が実際にはスピリチュアルな方向へと向って確実に歩いています。確かにまだ歩ききれていないエネルギーはあるでしょう。自分の個人的なこと、感情的なことや執着的なこと、そういう面からまだ完全にスピリチュアルな世界に目を向けることができない部分もあるでしょう。しかしそこに捉われたり、そこに余分なエネルギーを与える必要はありません。確実に進んでいるというスピリチュアルな世界へのエネルギー、自分をスピリチュアルな世界に導いていくエネルギー、そこだけに意識を向けておいてください。あなた自身の確実にスピリチュアルな方向に繋がる意識、今は観音のエネルギーが確実にあなたを招いており、あなたを導いております。常に自分の向いている方向に観音がいることを信じ、そこに向って学びを進めていってください。

Akikoさんの波動を見た時、あなたの意識波動で、あなたの場合には物質的な波動よりはスピリチュアルな波動の方がかなり多く機能しております。その面で物質的なものに影響を受けることはあまりないでしょう。しかしあなたにとって大事なのは、物質的なことに対するエネルギーを切るのではなく、むしろ物質的なエネルギーを使いきる意識を持つことです。物質波動の世界に中々使いきれていないところが多く、スピリチュアルな意識だけで解決しようとして物質世界がうまく連動できていないところが多いのです。そのために自分の中では整理されていて当たり前のように思っていても、実際の物質世界を通した社会においてまったく反映されていない場合が多いのです。自分の頭の中では完璧にうまくいったように思えても現実の社会においてまったく機能していないことがある、それは物質との繋がりがとても弱く、エネルギーとして定着できないのです。物質的な世界により強い繋がりを持つために、物質的なエネルギーにもっともっと意識を向け、物質的なエネルギーと友達になることが必要でしょう。お金に関しても他の物質的なものに関してもそれを友達と思い、興味を持って親しくしていく、物質に興味がないからとか、物質的なものにはあまり意味がないといって遠ざけるのではなく、むしろ積極的に受け入れていく、積極的に友達として付き合っていく、そういう意識が必要になります。そうすることによって物質的なものはあなたの味方になっていくでしょう。物質世界の中にもっともっと浸透していくエネルギーを確立させていってください。

Kimioさんの波動を見た時、あなたの波動の中に物質的なものに対する波動とスピリチュアルな波動に対する波動、ある意味ではとてもバランス良く備わっています。そういう意味においてはスピリチュアルな世界とこの世界をバランス良く過ごすことは可能かもしれません。しかし現実的にそれがうまく機能していかない、現実の流れがバランスが取れていない、そう思う時があると思われます。それはまだ物質世界とスピリチュアルな世界が分離されており、分離されたままでバランスを取る、統合を取るという意識を持っているのです。物質とスピリチュアルを別なものとしてバランスを取ろうとしている、実際には物質の至る所にスピリットが内在しており、スピリットの至るところに物質が内在している、スピリットと物質は反対のものではなく、むしろ同じようなものであり、ただある観点が違っている、したがって、これらを別のものとして切り離すことはできないのです。バランスを取るといった時、物質とスピリットの間でバランスを取るという意味ではありません。物質とスピリットのあり方を少し変えてみて、バランスの取り方の本来のやり方が分かった時、あなたはとても良い意識レベルを身に付けることができるでしょう。

Atsukoさんの波動を見た時、あなたの波動では物質に対する意識は確かにありますが、それほど強い執着的なものはありません。物質の意識はありますが執着はほとんどないと言えます。そのためいろんな思考において考え方において、物質的なものはよく現れてきますが、執着がないためにそれを維持し続けるとか、そこに留まるという状態がつくられてきません。ある意味では物質に本当に執着がなく自分自身は興味がないのかもしれません。しかし物質をうまく使いこなすというテクニックも実は必要なのです。今後のスピリチュアルな社会に向けスピリチュアルなものだけを身に付ければ良いのか、スピリチュアルな生き方だけを身に付ければ良いというわけではないのです。物質的なものを使いこなしていく、物質は物質で物質としてうまく使っていく、この意識が必要なのです。物質の使い方、新たなる物質を生み出したり、それを使ってより高いレベルへと移行していく、そういう物質の使い方についてもう少し学んでみてください。

Madokaさんの波動を見た時、あなたの波動にとてもスピリチュアルでファンタジックでのどかな意識があります。しかし同時に物質世界の波動もしっかりと備わっており、それはある意味ではとてもファンタジックな物質世界と言えます。物質世界にファンタジーの要素を取り込んだ、そういう世界とも言えます。あなたが今後の流れに向けてスピリチュアルや心に関しては何も問題はないでしょう。この物質世界の波動とのバランスをどう取っていくか、物質をファンタジーな世界につくり上げてしまった、そういう状態であるために他の人が理解している物質と物質の意味がかなり異なっております。他の人と物質的な話をしたところで噛み合わないところも出てきます。あなたの身に付けている物質波動は他の人の物質波動とは同じではないからです。あなたにとって物質はスピリチュアルな世界の一つの変形されたもの、変換されたものという意識になっております。それはスピリチュアルな世界からつくり出された物質、スピリチュアルな世界があっての物質という観点の物質波動になっております。これはこれでとても良い意識波動と言えます。物質世界を自分でコントロールでき、自分の好きなようにクリエーションできるからです。この意識波動は極めて高い意識波動とも言えます。うまく使えば本当に三次元の世界を自分の思い通りにもっていくことができるかもしれません。しかし多くの人がそういう波動ではないということを理解する必要があります。こういう波動は多くの人がまだ身に付けることができないために、物質とスピリチュアルな世界が切り離されているのです。したがって、あなたが自然に考えていることが他の人には理解できないことがたくさんあります。物質についてあなただけが自分のやり方で生きることができる、自分で自分の人生をクリエーションしていく、ぜひ自分のためにこの波動を使ってみてください。

先ほどの皆さん方の話において、感情についての話がいくつかありました。何故感情が私たちの心にあるのか、感情を使うことによって他の人間との関りを理解することができる。ある人にはとても親しい感覚が出てくるが、ある人にはまったく興味がない、またある人には恋心が出てくる、人によっていろいろ出てくるこの感情、この感情がどこから出てくるのか、それを調べてみるのもとても面白いものがあります。

本当に魂のレベルで来るものがあれば、概念や頭のレベルで起こる場合があるからです。皆が良いと思っているから私もその人を良いと思う、あるいは美しいから多分良い人なのだろうとか、場合によっては偉い人だから良い人だろう、これらはすべて概念によってつくられた感情であり、本当の感情ではありません。しかし説明を抜きにして心の奥底からどうしても気になる、何か惹かれるものがある、これは魂から湧き出てくる感情と言えます。

魂から湧き出てくる感情と頭でつくられた感情、まずこの区別をつけることができるかどうか、そして感情のコントロールというのは頭でつくられた感情に捉われず、心から湧き出てくる感情のみで人間関係を進めてみる、心から湧き出てくる感情には基本的には懐かしさ、美しさ、素晴らしさが現れております。

心の底から嫌いになるとか避けるということはほとんどありません。それらはすべて頭によってつくられた感情と言えます。いわゆる好みのタイプでないから嫌いだ、皆から変に思われているから嫌い、これらはすべて概念からつくられた感情と言えます。そういった概念に惑わされず自分の心の奥底からの魂からは何を感じているのか。

例え周りから非難されている人がいたとしても、自分の深い心ではその人に対し尊敬の念を抱いている、そういう場合もあったりします。そういう魂の奥底から感じられる本当のもの、そしてそれのみで人間関係をうまく進めていく、それが感情のコントロールと言えます。頭でつくられた感情に誤魔化されず心の奥底からの深いレベルでの感情にぜひ意識を向けていってください。それでは少し休憩を取ります、ありがとうございました。


A組織的なエネルギーのぶつかり合い

私たちはアルテミスのグループとしてお話をいたします。最近皆さん方の周りでいろんなスピリチュアルな組織のぶつかり合いや他を非難する波動でいろんな動きが出てきているようです。これらは今突然現れてきたわけではなく、この何千年もの地球の歴史においてつくられており、ある意味ではこれまでにあったエネルギーが、またそのまま時期を変え、所を変えて現れてきているに過ぎません。

したがって、根本のエネルギーを見ていった場合、それは人間が人間を非難する、人間が他を否定するという波動からつくられたものです。必ずしも皆さん方の組織が云々とか他の組織が云々という話ではなく、単純が人間が他の人間を非難する、他の人間を否定していく、そのエネルギーが現れてきてそれぞれが体験をしていることになります。

そして社会がどんどん変化し、組織的な活動がその形態も網の目のように変化していき、必ずしも物質的な巨大な組織ではなく、ネットワーク的な組織へと移行していく時、それに伴って否定するエネルギーや非難するエネルギーも変化をしていきます。同じようにネットワーク的なエネルギーに取り込まれ、ネットワーク的な観点での非難や否定が現れ流れていくことになります。

皆さん方に今現れてきている現象がその段階にきており、このネットワーク的な非難、否定する波動がさらに今後どう変化していくか、おそらく皆さん方は他を非難したり否定するエネルギーが出てきた時、何らかの形でそれに対抗しよう、戦っていこうというエネルギーがつくられていきます。

そしていくつかのグループで集まったり、より大きな力を得て戦いをしようとするエネルギーがつくられていきます。そうするとそういったものがまたいくつか大きくなり、そのエネルギー同士がまたぶつかり合ったりしていきます。そしてネットワーク的につくられてきたそれぞれの間における大きくなったエネルギー同士がぶつかり合い、それがどんどんさらに大きなエネルギーを発することになります。

皆さん方は今すべてのエネルギーの根本のレベルをつくり上げております。スピリチュアルな観点で役割、ライトワークとして役割をしているということはこれから人間の体験するすべてのエネルギーの根源をつくり出している状況なのです。皆さん方自身が他に対して否定をしたり非難したりするエネルギーを出すと、それがそのまま先ほどのようなエネルギーに使われていきます。

したがって、皆さん方としてはどのような事態になろうとも、それはあくまでも地球のつくったエネルギーが進化、浄化していく流れの一つであり、これから地球が辿らねばならない自然な流れであり、そういう現象そのものにはいちいち否定的な波動をつくらないこと、否定のエネルギーの中に入り込まないことが必要となります。

そして自分はそういったエネルギーに影響されず、いかに光と愛のエネルギーをつくり出して、結果的にそれぞれが本当の光の道へと進んでいき、新しいシャンバラの社会に繋がっていくか、自分は常にシャンバラに繋がった心を身に付け、自分自身がシャンバラのエネルギーを多くの人に出していっているかどうか、どういう状況にあろうとも自分は常に愛と光をもって人間と接していく、常にそれだけを行なう必要があります。

確かに自分が否定されたり非難されることは辛いでしょう。しかし先ほど言ったようにそこで出てくる感情のエネルギーはどこから出てくるものなのか、それは恥ずかしいからとか、人に変に思われたくないから、周りの人におかしく思われたくないから、こういった感情はすべて本来の感情ではなく、頭でつくられた感情です。

皆さん方の心自身は何を求めているのか、それはシャンバラに向けてのお互い人間同士が気持ち良く、心から繋がり合った社会を求めているはずです。それが皆さん方の本当の感情の波動と言えます。したがって、非難されたり悪口を言われたからといってそれで混乱したりしていては余計に否定的な波動が広がってしまいます。

自分は常にハートから出る本当の感情に意識を向け、どのような事態があろうともすべて今後のシャンバラに向けての洗礼であり、浄化であり、また生みの苦しみであること、そりを理解して新たなる社会に向けて進んでいってください。それではここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)2007 CentralSun
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