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2005/3/28■月曜交流会から

経済制度といかに付き合うか

@金銭のエネルギーが地球を牛耳る

私たちは光のハイアラーキーとしてお話をいたします。今日は日本のエネルギーについて少し話をしてみます。皆さん方はもう自分が日本に生まれ、日本で育ち、日本での体験を長くしているために自分は日本人である、日本人として生活しているという意識がとても強いものと思われます。

またそれは否定できない事実でもあり、皆さん方が日本人として役割を担い日本人として体験するというエネルギーを身に付けてきた証でもあります。ただこういう意識そのものを変えていく時代になってきています。そもそも日本とは何なのか、日本人というのは何であるのか、何故日本人であらねばならないのか、多くの人は今日本に生まれ、日本で育ち、日本人として生きていることに満足していることでしょう。

とても平和な社会であり、いろんなトラブルがあったとしてもそれは許せる範囲のトラブルであり、まだ自分の人生においてやりたいことがいくらでも好きにできる社会であります。日本という国に生まれ育っていることをとても喜びとして生活しているものと思われます。

それぞれいろんな国があり、それぞれの国で生活している人々がおります。では他の国で生活している人々はどういう感じで生活しているでしょう。日本で生活している人の場合には日本がいかにも自分の本拠地であり、他の国の人々を見る場合でもたまたま他の国の人が日本にやってきている、本来他の国で生活している人が日本で住むようになってきている、恐らくそういう感覚で捉えられているものと思われます。しかし他の多くの国々においては必ずしも国という領域が自分の人生のすべてを形つくっているわけではありません。

場合によっては国よりも民族的なエネルギー、宗教的なエネルギー、文化的なエネルギーが左右する場合もあります。たまたま国境、国として作られてしまったその背景には国家のいろんな思惑があったり、あるいはいろんな戦いの歴史があり、都合上からたまたま分離されてしまったりしていることが多いために、自分自身の本当の本拠地、生まれ故郷という思いがそれほど強くない場合があります。

それよりは別の国、隣の国にいながらも自分と同じ言葉をしゃべり、自分と同じ肌色や考え方、思想的な共通点を持っている場合、恐らくそちらの方に自分と同じ思いを抱くことになるでしょう。

したがって、国はあくまでも土地に対して付けられた名前であり、自分そのものを規定するわけではないのです。あくまでも自分を規定するものは自分の考え、自分の持っているアイデンティティに含まれてくるために、自分自身はどういう考えで、どういう好みで、何を成そうとしているのか、そういう観点が自分を考えていきます。

したがって、そこに影響を与えるのは宗教や文化的なものがとても多く関与してきます。それに対し土地は基本的に自分がただ住むために存在している領域であり、自分の考え方、アイデンティティに直接影響を与えているわけではありません。

したがって、仮に他の国、他の土地へ移動したとしても自分のアイデンティティがそこで維持されるのであれば難なくそこで過ごすことになるでしょう。しかし日本人の場合はこれまでそういう認識を持ったことはない為に、土地に対してとても強い思いをもっております。

この日本という国が他の国々によって完全に支配されたという経験がなければ、完全に他の土地のエネルギーでつくり変えられてしまったという経験もありません。そのためにいつの間にか日本という土地そのものが自分の体であるかのような感覚を身に付けています。

したがって、日本人の場合にはこの土地に対する思いもかなりそれぞれのアイデンティティに強く影響を与えてきます。この土地が何か破壊されたり、進入されたり壊されたりする場合、いかにも自分のアイデンティティが破壊されるような感覚を身に付けてしまう、それだけ日本という土地と自分自身の存在が強い繋がりを持っている段階と言えます。

日本という土地と一人ひとりの日本人の意識に強い繋がりがある、これはうまく活用すれば土地のエネルギーをいくらでも日本人の意識の中で使うことができ、人間と土地が一体化したとても素晴らしい社会をつくることができるでしょう。

他の国においては土地ということに関して日本人ほど強い思いがないために、もう少し楽にオープンに、ある意味では開き直った感覚で接することができます。土地はある意味では自分の都合の良いように使い分けていく、そういった意味で自分の体に合わなければいくらでもすぐ変わることができるし、必ずしも土地を執着を持って守るという意識も強くはありません。

ただ長年そこで土地と強い繋がりの働きをしているものたち、それこそ農業的なもの、あるいはシャーマニックなもの、そういったエネルギーの強いところでは土地との繋がりがとても強い影響を与えているでしょう。しかし段々都会化が進み、土地との繋がりが弱くなるに従って、その波動も衰えてくるようになってきています。

日本人はそういった意味では土地ということに関して強い思いがあり、日本、この土地を守るという意識がまだかなり強く残っております。そしてそれは多くの人にとって大切なことであり、日本を我々が守る、日本の土地を汚さないように日本人の手で守り通していく、こういう思いがとても強くありました。

しかし今そのエネルギーも変化してきています。土地との繋がりの波動が年々弱くなってきており、日本に対して強い思いを持っている人が段々減ってきている段階にあります。いずれはこの日本という土地に対してほとんど執着を持つことなく、日本が住みにくくなればいくらでも海外に移住する、日本で生活できなくなればもっと生活できる安い所を求めて移っていく、そういう人々が段々増えることになるでしょう。

自分にとって住みやすいところ、都合の良いところがあればどんどんそこへ移っていく、日本を今の状態に守り通すという意識が弱くなってきています。これはいろんな社会の現象面でも見ることはできます。これまで日本において伝統とされていたもの、伝統として毎年、行なわれていたものが中心になってくる、廃止になってくる、こういうことによって本来の土地との繋がりの波動が弱くなってきています。

今後の流れを見た時、さらに日本人がどういう方向へ向っていくのか、今のような流れで一人ひとりの思いがさらに日本という土地から離れ、自分という意識、アイデンティティの方向に進んでいくと、日本という土地がどういう役割を成すようになっていくのでしょう。かつて日本の土地において日本の人々はこの土地は神から与えられたものであり、この土地を守ることは神を守ることを意味していました。

土地はそこで住む人々と神との契約の証であり、あくまでも神から与えられた大切な土地、そういう意識を自動的にもっておりました。しかしそれが段々弱くなり、神という認識もほとんどなくなり、自分の生活する拠点、生き長らえる拠点という感じで扱うようになり、神の意識が先ずほとんどなくなってきております。

当初は神が与えてくれた土地、しかし今は神がいないただ住むための土地、そうなってきた時、人々はお互いに自分の都合の良いように土地を利用し始めていきます。そして今では売買の対象となり、いかに土地を安く購入し、高く売るか、土地を商品の一つとして認識し、都合の良いように売り買いしていく、もう既に神の意識はなくなっております。

したがって、そこで土地を買い、そこで生活するということは神が初めから存在していない、商品の上で生活するというエネルギーを身に付けることになります。土地を買ってそこで住む、そういうエネルギーがもたらされるものは常に自分は金銭にまつわるエネルギーの中で生活し続けるということを意味しています。

仮に太古にあったように土地は神が与えたもの、自分と神との契約によって役割を成していく、そういう認識があった頃はあくまでも神の上で生かされ、神と共に生き、神の為に人間的な生活をする、そういう意識が常に維持しているために、自分の行動の一つひとつは神と繋がり、また神も一つひとつを見ているという意識がありました。

しかし今では完全に神の波動がなくなり、むしろすべてに金銭が入り込み、金銭の為に働き、住んでいる以上は金銭を支払う、このエネルギーにとって変わっております。この日本という土地において未だに土地との繋がりは強い意識を持っております。やはり日本人であるために日本という国において、日本という土地を少しでも良くしたい、日本という土地を良い方向にもっていきたい、こう考えている人はたくさんおります。

しかし基本的にエネルギーのほとんどが金銭というエネルギーで染まっているために、何を成すにしても金銭が動くことになります。したがって、土地を使って何かをしよう、そこで何かを開催する、何かをつくり出す、いろんなものに必ず金銭の波動が入ってくることになります。

そしてこの傾向は今後益々さらに進むことになるでしょう。日本という土地が単なる金銭の土台になってしまっている、そこで生活し、いろいろ体験し活動したとしても常に金銭が付きまとうようになる。今後この日本を素晴らしい社会につくり変えようとする時、この金銭の土壌でつくられた国家をどのようにつくり変えていくのか、金銭の固まりで出来上がった土地をどのようにして変えていくのか。

それを考えるととても信じられない波動が感じられるものと思われます。今日本人の多くの人が金銭、金銭ということで頭を使い、一日の大半を金銭と一緒の生活を続けて動かされております。神への思いよりも金銭の思いの方がとても多い状態になっているでしょう。

この金銭に対する思い、これが今日常生活で支配的になっている、これを変えようとする時どのように変えていくのか、これがある宗教グループによっては経済制度そのものを破壊させようとしたり、あるいは銀行等取り壊すことによって金銭を無くそうと考えている人がおります。

しかし仮に日本全体が金銭的な経済システムを崩壊させたとしても地球全体にはほとんど変化を与えることはないでしょう。実際に地球上を取り仕切っている金銭のエネルギーは既に強固なものになっており、一つの国がそれによって破壊しようが、金銭の制度はほとんど変わることなく逆にそこに付け入ってきて利用しようとする人々が入ることになるでしょう。

何かトラブルがあるとそれをビジネスとして儲けようとするものが出てくる、仮に悲惨な天変地異や事故が起こったとしても必ずそれを契機にして大儲けしようとする人々が出現してくるのです。したがって、どこかが仮に経済システムが破壊したとしても経済システムは逆に余計太っていく場合があるのです。

何故ならば今地球を牛耳っている、貨幣のエネルギーを牛耳っているものたちは、そういう戦争や不幸な出来事、宗教的な出来事によって過去、うまく利用し、それを操って大儲けしてきたからです。いわゆる他人の不幸にうまく入り込んで自分の懐を肥やしてきたものたちです。

したがって、経済システムを破壊させようとして何か事件を起こしたり、トラブルを起こそうと考えても余計に経済システムはある一部の大儲けしているところに入り込んでくるようになるのです。そうすることによって一般民衆は余計辛く、余計悲惨になりながらも、ごく一部の富めるものたちは逆により富める方向へと入っていく、そういう貧富の差が余計に激しくなってくる、こういう事態を引き起こすだけなのです。

これだけ地球を牛耳っている経済、貨幣、金銭のエネルギー、これをどのようにしてシャンバラへと良い社会と切り替えていけるのでしょうか。そもそも何故金銭に頼るのか、金銭を何故手にしたいと思うのか、確かに金銭のパワーはとても強いパワーを持っています。金銭があれば何でも手に入る、物質的なものは金銭を積めばほとんど買うことができるでしょう。

さらに今では地位、名誉、場合によっては他人の心をも金銭で変える場合があるのです。いろんなものが金銭で買える時代になってきました。そしてさらに国同士の繋がりがどんどん広がり、金銭のやり取りはよりスムーズに商品の購入も非常に便利になってきている今の状態において、金銭のパワーはさらに強くなっていきます。

国の境目がどんどん弱くなり国同士のコミュニケーションがよりスムーズになっていく、経済がどんどん広がり地球全体が一つになった経済システムへと変わろうとしていく、国全体を一つの経済システムとして地球全体を一つの経済システムとして見た時、それぞれの国毎につくられてきた経済システムは地球規模の経済システムへと切り替えていかなければなりません。それまで貧しい国があったとしてもその国の中ではとても良く機能していた、その国の中では何とかそれで最低限の生活をすることができた、そういう国が地球規模の経済システムに入ってしまった時、恐らく一気に貧しくなっていきます。

地球全体の経済システムで見た時、富める国はさらに富んでどんどん金銭を自分たちの国に持ってくることができるでしょう。そして貧しい国はより一層貧しくなっていきます。国の中で行なわれていた貧富の差が地球規模に広がり、国同士における貧富の差が拡大することになります。一見地球を一つにしよう、地球を全部繋げて一つの社会にしよう、こういうエネルギーが蔓延して一見一つになることが平和で豊かな社会をつくるかのように思われていますが、今の経済システムで単純に地球規模で経済システムを確立したら余計に貧富の差が拡大することになります。

これは逆に言うとほとんどの国がより貧困、貧しい状態に入ることを意味します。ほんのわずかな一握りの富めるものたちだけがさらに裕福な状態に入る、ほとんどの大部分の人間たちはより悲惨な状態へと移行することになるでしょう。一見貧しい国の中においてもその中のごく一部のものたちはとても裕福な状態になっていくでしょう。

その国の経済を握る、鍵を握っているもの、その国の維持のために重要なものたちは権力や、金銭を手にしてより良い環境へと移っていくでしょう。そして他のほとんどの大部分のものたちはそこに利用されるような感じで扱われていきます。

したがって、経済システムそのものを見た時、あくまでも金銭そのもののエネルギーが悪いとか、金銭の存在が悪いという意味ではなく、あくまでもそれを利用しようとするものたちのエネルギーが牛耳っていることになります。ごくわずかなものたちが大部分のものたちをコントロールする、このエネルギーが金銭と結び付くことによってごく一部の富めるものたちが大部分の貧しいものたちをコントロールする、この現実をつくり上げていくのです。

かつて人間が土地と一緒に神から与えられた土地の上で生活するという意識を持っていた頃にはこういうトラブルは起こりえませんでした。しかし、人々の心から土地から神がいなくなり、神よりも金銭を思うようになった頃に土地はいつの間にか金銭と合体し、そしてごく一部のものたちだけが金銭をコントロールする、そういう社会になってきているのです。

したがって、今後この地球を素晴らしい良い社会に変えようとした時、先ずこの現実をしっかりと認識する必要があります。今の経済システムのままでただ神を求めたり、ただ光を求めても恐らくそれはごく一部の金銭を手にした権力のあるものたちだけが光を集め、自分たちの都合の良いようにつくり変えていくでしょう。

いつの時代もそうなのです。権力のあるもの、富めるもの、金銭のあるものがほとんどを支配してきました。いくらスピリチュアルなエネルギー、神のエネルギーを呼ぼうとしたところで結局はその一部の支配する側のものにだけ流れていき、結果的にほとんどの貧しいものには何の恩恵も得られないのです。

皆さん方はただスピリチュアルな宇宙の波動を皆で引っ張れば地球は平和になる、新しい時代のエネルギーを引っ張ってくれば地球はシャンバラになる、そう思っているかもしれません。しかしそれは非現実的であるということを理解しておいてください。

今のままでいくら神のエネルギー、新しい波動を地球に降ろしても一部の権力あるものたちだけがそれを利用でき、ほとんどのものがまったくそれを手にすることがてぎないのです。ごく一部の手にできるものたち、それは今既に金銭や権力を手にしているものたちも有力候補になるでしょう。でもそれだけではなくやはりスピリチュアルなエネルギーを自由に操れること、スピリチュアルな学びをしているものたち、実はこういう人たちもその存在になる可能性が高いのです。

いわゆるスピリチュアルな勉強をしている人、スピリチュアルに優れている人、こういう人は確かに一番最初に高い波動を受けることができ、新しい時代のエネルギーを自分のものとして使うことができるでしょう。でも結局はこういう人たちはそういう人同士だけで集まってしまったり、権力のあるもの、金銭のあるものだけがまたそれを学ぶことができ、そこへ集中していく、結局お金のない人には何の光も入ってこない、スピリチュアルなことに興味のないところにはまったく光が入ってこない、こういう状態になっていくのです。

結局、経済制度や貨幣でつくられたシステムをそのまま流用しているだけであり、本当のシャンバラの社会が構築されるわけではありません。本当のシャンバラの社会はどうやってつくり上げていくのでしょう。皆さん方がもし本当に社会をシャンバラの社会、素晴らしい社会に変えようとした時、どのようにして光をシャンバラの中につくり上げていくでしょう。

新しい社会は皆さん方が自分でつくり上げるものです。自動的に神や天使が現れてきて、それらを成し得るのではありません。皆さん方の社会は皆さん方が自らの手でつくるものです。皆さん方の手でつくるということはいろんな土地を自らの足で歩き、いろんな人々と自分の言葉を使ってコミュニケーションを取り、いろんな人と自分のハートを使って愛を分かち合う、皆さん方が自分の体を使ってこの社会をつくり上げていくのです。

しかし今のエネルギーだとごく一部の富めるもの、金銭の自由に使えるパワーを持っているもの、またスピリチュアルなパワーの強いもの、その一部に光が集中し、多くの人は中々それらの恩恵を受けることができません。これまでのシステムから新しいシステムへ切り替えていく、そのためには先ず皆さん方自身が頭の中につくり上げられた金銭のシステムを大きく変えていく必要があります。

ある意味では今までは金銭は他人をコントロールするツールでもありました。お客さんとの間で取引を行なう、取引の代償として金銭を支払う、しっかり金銭を払ってくれるものは良いお客さん、何でも言う通りにきっちり払ってくれる人、いつでも利用できるお客さん、また客の立場からしても良いものを早く提供してくれるお店はとても良いところ、注文してすぐ手に入るところは良いお店、手に入らないものが手に入る、こういったことでお互いの関係がとても良い波動で繋がっております。

しかしこれらはどうしても一部の人にしか金銭が集まってこないという波動をつくり上げていきます。めずらしいものを持っている人が大儲けする、それをうまく利用できるものが得を得る、この金銭のエネルギーがそのまま光の世界にも適応されていくのです。

したがって、今の経済システムがそのまま進行すると物質を金銭で購入できたという時代から心を金銭で購入できるという今の時代、さらには光でさえも奉仕でさえも金銭でやり取りできる、そういう社会へとただ変化していき、いくらシャンバラ、素晴らしい社会であるかのように見えても金銭が牛耳っている、こういう可能性があるのです。

今多くのライトワーカーと呼ばれるものたちが金銭で問題を抱えております。中にはライトワーカー、神の為に働いているのに何故こんなに貧乏なのか、何故神様はこういうライトワーカーにお金を渡してくれないのか、そう本気で怒っている人たちがたくさんおります。

神の為にシャンバラの為に働いているのだからもっともっと金銭を渡して欲しい、世の中でずるしているいろんなものたちはたくさんいるのにどうして真面目なものたちが金銭を手にできないのか、こう真剣に怒っている人がたくさんおります。しかしその金銭の波動は神がつくったものではありません。人間がつくったものなのです。皆さん方がつくり上げた波動なのです。

私たちはいろんなシステムをつくっても良いように人間たちの自由意志を尊重しております。皆さん方が何をしても良いという自由意志を与えているのです。しかしそこには責任が伴います。何をしても良いけれどもそれをつくったからにはその責任を自ら受けるということ、したがって、金銭というシステムを皆さん方がつくった以上、金銭のトラブルは皆さん方が自分で責任を取らねばなりません。

金銭を求める、金銭が入ってくるのを期待する、そう思っている人は金銭のない人、金銭を取られる人のことも責任を取る必要があるのです。自分が誰かから自動的に金銭が入ってくる、そう願っている人は自分が誰かにいつの間にか金銭を取られたとしても文句を言う権利はありません。入ってくることだけを考えるのは責任ではありません。

入ってくるということは誰かからのものが自分に移動するということであり、つまり必ずそれを失う人が出てきます。失う人のことをしっかりと理解する必要があります。金銭はエネルギーであるために移動していく、自動的に自分のところだけ増えるわけではないのです。

エネルギーである以上移動していく、失う人が必ず存在する、では自分はその金銭のバランスをどう取っていくのか。金銭を使ってエネルギー交換を行なう、自分が入ってくるということはそれと同じことを自分がその人に何らかの交換をする、何かをして上げるとか、なにかを渡す、同じ量のエネルギーを必ず出す必要があります。

エネルギーを交換する、金銭を交換する、常に全体的なエネルギーで考えなければなりません。金銭を求めているものたちはただ単に欲しい、欲しい、どうしてくれないのか、それだけを願っている人がおります。またライトワーカーとして一見社会のために今後の地球のために神のために奉仕していると思っている人もおります。

しかし本当にその人の奉仕が金銭に交換されているのであれば本来自分の行なったことに対して同じ金銭のエネルギーは必ず入ってきています。これは必ずエネルギーの交換の法則により否定することはできません。本当に自分が何らかの奉仕をしている場合には、必ず自分の奉仕と同じものが自分の中に入ってきます。

いくら奉仕しても奉仕しても金銭が入ってこない、こういう人の場合にはいくつかの理由があります。まず初めから心から本当に金銭を求めていない場合、金銭を得ることが何か悪であるかのように、悪いことであるかのように思っているために金銭を受け取ろうとせずむしろ拒絶してしまう、せっかく相手が自分に金銭のエネルギーを流そうとしても自分の方で何か悪いことだと思って拒絶してしまう、こうやってエネルギーが入ってこない場合があります。

そして現実にライトワーカーと呼ばれている人の結構多くの人がそういう波動を身に付けております。日本人の場合でも約三割の人はそういう波動でせっかく自分に入ってくるべき金銭のエネルギーを自ら拒否している人がおります。私はそんな価値がありませんのでこの程度でよいです。私はまだ未熟ですのでそんなにもらうことはできません。まだ私は初心者なので半分で良いです。これは一見謙虚でその人の素直さを出しているかのように思えるかもしれません。しかし実際にはライトワーカーに初心者もベテランもありません。

その人から光が出ていればライトワーカーであり、光を出すのに始めてとかベテランとかいう差は存在していません。自分がしっかりとライトワーカーとして光を出していればそれと等価の金銭を受け取って何も問題はないのです。それを自ら否定してしまった、その段階で光と等価のエネルギーを拒否したという波動がつくられていきます。

したがって、それ以降すべてのライトワークにこの波動がつきまとうことになります。この波動が常に付きまとうことによってそれ以降のその人のライトワークすべてに、いやまだまだ未熟だから、全部はもらえない、何年経ってもまだ一人前じゃないのでまだ半額でよい、まだあの人に比べると経験が浅いのですべては請求できない、このように常にその人のライトワークにつきまとってくるのです。

したがって、自分がライトワーカーとして本当に行動しているのであればそういう思いを持つことなくエネルギー交換をしっかりとして受け取るという意識を持つことが必要です。未熟さとか初心者とか経験が浅いとかいう理由はそこには何の金銭的な影響を与えてきません。自分が勝手には思い込んでいる妄想であり、エネルギーとは違うものです。

またライトワーカーの多くの人がしっかりやったのだけど本当に大丈夫かしら、本当に効いたのかしら、こういう風にしてせっかくライトワークを行いながら結果を期待して不安に感じたり、自分のやったことに自分で自信がもてない人、こういう人たちもおります。一見金銭を受け取っているように見えても自分で不安に思い、自分で自分のパワーを否定してしまった段階で本来の光ではなくなっており、結果的に自分の流したパワーが自分で弱めていることに気が付いておりません。

自分がしっかりヒーリングをした、自分がしっかり行なったという気持ちがあれば自分は100パーセント光を流したと言えるでしょう。そしてそれに対しての金銭も100パーセント交換して何の問題もありません。しかし実際にはしっかり100パーセント流れていながらも自分で後になって本当にうまくいったのかしらと思った瞬間にエネルギーは急に弱くなっていきます。何故ならばうまくいったのかしらという思いは既に流れている光に対して弱くなりなさいという命令を出しているのと同じ効果を与えており、結果的に自分の自信のなさがエネルギーを弱くさせていくのです。

自分のやったことに対して100パーセント自信を持ち、責任を持つ必要があります。そこにほんのわずかでも不安や恐れ、悔いそういったものが入ってしまうとせっかくのエネルギーが弱くなっていきます。エネルギーが弱くなった段階でもう金銭とのバランスが崩れていきます。100パーセントとしてもらった金銭と後で弱くなったエネルギーとの差が生じてくるのです。これがいろんな現象を引き起こしていきます。

結局その次には金銭をもらわないで只で仕事をする状況がつくられたりしてしまうのです。金銭のバランスを自分のライトワークのバランスとしっかり取れているのかどうか、一人ひとりがそれをしっかりと理解しておく必要があります。今後いろんな社会をつくろうとしている時、金銭はしばらく皆さん方に影響を与えていくでしょう。

仮に貨幣制度を壊したところで銀行を破壊させたところで地球規模で経済制度がなくなることはないでしょう。したがって、皆さん方はまだこの経済制度で生活していく必要があります。しかも今のままで進んでいくと基本的には経済を操るパワーを持っているものに光が集まってくる、こういう現象さえ起こりかねないのです。皆さん方がそれを変える時自分が光をコントロールできるパワーを持っている時、いかにそれを良い方向へと持っていくのか、それは皆さん方が正しい金銭のエネルギーの使い方を身に付けることから始まるのです。

正しくエネルギー交換を行なっていく、金銭のエネルギーに正しい光のエネルギーを入れていく、自分自身が光を地球規模に拡大させていくつもりで金銭を使っていく、そうすることによって逆に地球規模の経済システムを光で変えることができるのです。地球規模に広がって一つになっている経済システム、それをいかに光のものたちが良い方向へと利用していくのか、逆に皆さん方がこの経済システムを利用して地球を光で一つにしていく、これが可能になってくるのです。

したがって、この経済システムを否定的に扱うことなくむしろ良い意味で利用していく、自分たちのツールとして光を広げる道具として使っていく、むしろそういう意気込みでこの社会を過ごしていっていただければと願っております。それではアドバイスをしてみます。


Akikoさんへのアドバイスとして、大国主尊(オオクニヌシノミコト)からのアドバイスがあります。あなたの毎日の生活において、今自分がどこにいてどこに向うのか、今自分はどこに拠点を持つべきなのか、とても愁うる思いを感じております。自分はどこに拠点をおくべきなのか、自分の拠点が分からない、そういう意識があるようです。あなたはまさしくこの地球においていろんな波動を身に付けております。どこか一つの拠点に絞るというよりはどこでも住める共通のエネルギーを身に付け、どこでも住み付ける土地感を身に付けていく、そういう波動で学びを続けております。したがって、ある意味ではどこにでも適応できる反面、自分の本拠地が見当たらない、そういう意識がつくられております。あなたの土地のエネルギーにはこの大国主尊の波動がとても強い拠点があります。大国主尊のエネルギーそのものがこの地球をつくり上げた波動に匹敵するために、あなたはある意味ではこの地球の要となっている場所すべてに馴染みがあります。そしてそれはどこでも自分の力を発揮できる場所になります。これを地球のいろんな土地においていずれあなたは明確に感ずることができるでしょう。この地球の土地一つひとつが自分のためにつくられていること、自分はその土地を体験するためにつくられたこと、いろんな土地との強い繋がりを感ずることになります。一つひとつの土地はあなたのために存在し、あなたは土地のために存在している、この関係がとてもよく分かるようになるでしょう。あなた自身がそれに目覚め、自分の本来のエネルギーを使えるようになった時、すべての土地をあなたの自由に利用することができます。是非それぞれの土地のエネルギーを自分のものにしてより密接な繋がりをつくるようにしていってください。

Minoruさんのアドバイスとして天之御中主大神の存在がアドバイスをします。あなたにアドバイスをする目的は自分自身の本当の波動にまだ目覚めていないために、自分がどういう役割をしたら良いのか迷っているところがあります。あなたの本質的な波動、光の根本的なところにあなた自身がこの地球にやってきた本質的な理由が隠されています。あなたがつくられる時、この地球にはいろんな現象が起きていて、とても収拾のつかない状態になっていました。あなたはそれらの波動を感じ、それらの波動を何とかしようと思った時、御中主があなたに相談をしてあなたがそれを受け入れ、自らの体を提供することを約束してきました。それはあなた自身のとても平穏な穏やかな波動をこの地球に定着させること、そしてそのためには穏やかでない波動を先ず自分の体で理解する、その穏やかでない波動をどうやって理解するのか、それは今まであなたの体験したことのないエネルギーであり、基本的には自分の波動に馴染みのないエネルギー、それをどうやって体験するのか、あなたはそれを体験するために直接的な方法ではなく、間接的に理解する、道具を使ったり、人からの意見を聞いたり、間接的に見たり、そういった方法によっていろんな波動を体験する、それによって自分はいろんなことに理解が及び、そして自分自身の持っている本来の波動を定着させていく、こういう仕組みをつくっていきました。したがって、あなたはいろんな多くの人とコミュニケーションできる場を先ずつくり、それを拠点として自分の波動を定着させる試みをしてきました。今波動が少しずつ変化してきて自分の拠点をどこに持とうか自分で迷っておられます。しかしあなた自身はやはり間接的にいろんなものを吸収する、いろんなことを取り入れる、この波動が残っているためにやっぱりこの方式を使っていろんな人々とのコミュニケーションや接点を取り、そして自分の波動を定着させていく、これは変わっておりません。したがって、今の流れの中で自分がいろんな人とコミュニケーションを取る、そういったシステムを自分なりにつくり上げていく必要があります。今それをどうやって自分のものにしていくのか、それを自分の一番やりやすいやり方、一番得意なやり方で見つけていってください。

Jun-ichiさんへのアドバイスとして大国主尊(オオクニヌシノミコト)からアドバイスがあります。あなたの光の中にとても広大な領域があり、この広大さはあなたのある一つの特質を示しております。あなたのある一点における広大さ、これは何かものを考えたり理解する時、つい一つの方向から限られた方向から見ていろいろ状況を判断するという特徴があり、そのためにすべてを一度に見ることが一見できなくなっております。そしてこの波動は実際にはすべてを一度に見ることができるという波動の裏返しとしてつくられております。あなたのスピリチュアルな部分は一度にすべてを見ることのできる波動になっており、それをあなたの三次元の脳を通した時、一つの方向で先を長く見るという風に変換されております。したがって、あなた自身が三次元の意識の中にどっぷり漬かってしまうとどんどん見方が一つの見方で逆に遠くまで深くまで見抜くという波動に変化しますが、その意識をスピリットのレベルにゆっくり引き上げていくと全体像が見えてくるというシステムになっていきます。普段いろいろ考え事をしたり、一つの流れに入ろうとする時限られた方向性、限られた流れで見るために、一見限定された考え方があるかのような錯覚を得てしまいます。しかしそれはあなた自身が限定した考えを持っているわけではなく、むしろスピリットの意識レベルに近付けていった時、全体像をしっかりと把握しているという意識に入っていきます。したがって、今後のトレーニングの方向として深く追求するというよりはスピリットのレベルに引き上げて全体を見渡していく、全体像を知る、そういう能力をもっともっと活性化させると全体を理解しながらその中の一つのことを集中的に深く理解していく、そういう見方ができるようになっていきます。是非そういう見方を身に付けて自分にふさわしい意識をつくり上げていってください。

Namikoさんのアドバイスに須勢理毘売尊(ススリヒメノミコト)がやってきています。あなたにお話しをできる機会が与えられたことを感謝したいと思います。先ほど日本の話が成されておりました。一人ひとりの心に日本の文化、日本の土地に繋がる波動があり、そのわずかな波動で皆さん方と繋がることができます。もう皆さん方の心の中に日本の神々に対する波動が薄いためにその波動で繋がることができなくなっているのです。したがって、今皆さん方と繋がるためには日本の神という波動ではなく、日本という国や自然、文化という波動でやっと繋がっている状態といえるでしょう。あなたの心の中に人に対する思い、本当に真剣に考える優しさ、人を思う気持ちがとても良く伝わってきます。これは日本の多くの神々に繋がることができるでしょう。しかし今日本においてどんどん波動が変化してきて、人を思う気持ちもいつのまにか人をコントロールする思いに変わったり、いつの間にか自分だけの思いに入ってしまう場合があります。人を思うつもりがいつの間にか自分を利用して自分の良いところだけを見せようとする、いろんな風に変わってしまうケースがあります。いろんな人々がいろんな波動を出し合いながら体験し、そしてエネルギーを交換し合っていきます。あなたの中にもとても素晴らしい光や愛、他を思う気持ちが強い時とやはり場合によっては自分自身の思いをただ実現させようとする場合、このエネルギーがとても複雑に微妙に出入りしてきます。自分の心の中から自分の波動がどこまで入っているのか、他を思う気持ちの中に自分の波動がどの程度入っているのか、少しそれを自分で分析してみた時、自分自身の本当の波動が何なのか、また他人に対する思い、いかにこれが強いものかいろんなことが分かってくるでしょう。自分の心をしっかりと見て他人への思いと自分自身の思い、それらを自分で理解できるようにしてみてください。

Naokoさんのアドバイスとして大国主尊(オオクニヌシノミコト)からアドバイスがあります。あなたの光にあなた自身がまだ自分でも気づいていない大切な波動が隠されています。あなたはその波動を自分で何となく感じながらもまだはっきりとは理解できない状態にあります。自分では漠然としてよく分からないけれども何かありそうだ、何か自分に隠されているそういう漠然とした思いがあり、それを探ろうとしていろんな学びを続けております。あなたはその隠された波動をいつどのようにして表に出していくのか、ただ黙っていて時間が過ぎるのを待っていても目覚めることはありません。やはり自分が何らかの行動を取る必要があります。どういう行動を取れば良いのか、単に瞑想やヒーリングをしたところで表には出てきません。自分の意識を変える位の大きな行動が必要になります。今までの自分の行動を形つくっていたもの、私はこうである、私はこれしかできない、私はこれまで、こういう制限をつけていた自分の意識を変え、つくり変える行動が必要になります。今ここにいるのが自分ではない、自分は今まで以上のことができる、人から言われたり両親から言われた自分は本当の姿ではない、完全にそこに意識を持っていき、普段自分がつくっていた自分の波動、自分の領域を完全に超越する意識をつくることが必要です。そしてこれまでの自分とはまったく違う行動パタン、これまでの自分とは違う世界で自分を動かした時、そこにこの新しい隠されていた波動が芽を出していくでしょう。そしてそれこそがあなたの本当の波動であり、これまであなたにはまったく気付くことのできなかった波動になります。そしてそれはあなたの行動力によってしか表に出てくることはありません。是非その行動力を自分で表へ出し、現実化するようにしていってください。

Kojiさんへのアドバイスとして天之御中主大神のアドバイスがあります。あなたの本質的な光、根本的な光が何を求め、どこに向おうとしているのか、あなた自身もそれを求めていろんな学びをしてきました。しかしどうしても核に達することができません。自分自身の核に達するためには自分自身が核でないものを先ず理解し、手放す必要があります。自分が探そうとしている核がどこにあるのか。自分の意識の向けているところが核に向っておらず、ある意味では他人の核に向っていたり、妄想や空想上の核に向っているところがあり、自分自身の本当の核には向ってきておりません。いろいろ身に付けた知識がある以上、知識の中から核を見つけようとしております。しかしそれはあなたの核にはならないのです。あなたの核は知識の中にあるわけではなく、マインドの中にあるわけでもありません。自分の核がどこにあるのか、それを本当に理解する必要があります。仮に今ここであなたの核はどこどこにある、そう言った途端にあなたの知識の中にまた核がつくられてしまい、あなたの核にはまた遠ざかっていくのです。言葉で概念で核をつくるのではなく、自分の本当の核に自分が進んでいく、自分でしか見つけることのできない自分の核を自分の手で見つけていく、是非それにチャレンジしていってください。

Hideyukiさんへのアドバイス、大国主尊(オオクニヌシノミコト)からアドバイスがあります。あなたの波動に接することができてとても喜びを感じております。光を求め、光と共に生きるそういう人々にとって大国主尊の波動はとても良い反応を示していきます。あなたの心の中に本当に平和を願う波動があり、大きな大きな平和をつくり出していく準備ができています。この大きな平和をどのようにして実現させるのか。今の自分の波動の中で大きな平和をどういう風につくっていくのか。その具体的なことについていろいろ思いがあるようです。今の社会において実現可能なものがあれば今の社会においてはまだ無理なものはあるでしょう。今自分の頭の中にあるいろんなアイデアの中で実現可能なもの、先ず単純なのは光あるもの同士が結束し何かを行なう、これは順調にいくでしょう。お互いに光を求め、光を広げる役割においてはとても良い影響を与えていきます。ただ光を求めるもの同士が集まっても基本的にそれぞれ人間には個性があり、エゴがあり、都合があるということ、これは認めていく必要があります。すべてのライトワーカーが聖人君子ではありません。聖人君子をつくることが目的でもないからです。場合によっては犯罪人がライトワーカーである場合があるのです。一見社会で嫌われているものたち、社会からのけ者にされているものたちが重要なライトワークを行なっている場合があるのです。したがって、ライトワーカーとして協力するということが必ずしも聖人君子を集める場にはならないということ、それを先ず理解する必要があります。その中でどのようにして平安をつくり上げていくのか、基本的に平安は自分の心の中でつくるしかありません。現実的なものを見て平安であるかないか、それは誰にも問うことはできません。平安は自分の心で感ずるものであり、いくらそこに犯罪人や犯罪がたくさんあったとしても自らの心がそれを行なっている人々もライトワーカーであることを知り、すべてが神の意志であることが分かった時、心が平安になるでしょう。いくら一見人間が協調性があり、和やかに平和に過ごしているように見えても実際の心はエゴでいかに他人をコントロールしようとしているか、力のないもの、自分よりも劣っているものをいかに利用しようとしているものたちがにたくさんいるか、そこに目を向けた時、心の中はまったく平安にはなっておりません。物質的に平安に見えても心の中は平安どころではありません。あくまでも平安は自分の心の中で感じるものです。それぞれの心の中でつくり出すもの。現実に惑わされる必要はありません。また人間を見かけや外見で判断することもできません。いろんなライトワーカーとして協調して平安をつくり上げていく、いろんな思いがある中で心の中に平安を保っていく、是非その方向性を自分でつくり上げてみてください。


三月から四月、日本にとっては新しい年度の始まりでもあり、新しい一年にもなっております。先ほどの話にあったようにかつては春分の日が一年のスタートであった時期もありました。そういった意味では日本が四月が新年度であるというのもとても意味のある時期にもなっております。

これからの新しい一年に向けて皆さん方が新しい思いで向っていく、是非とも新鮮な気持ちでフレッシュな感覚でまた新しい時代をつくり上げるようにしていってください。それでは少し休憩を取ります、ありがとうございました。


A日本という概念では解決できない問題が増える

私たちは光のハイアラーキーとしてお話をいたします。今日本についての話がいろいろとなされておりました。確かに日本としてのアイデンティティや意識、これは皆さん方にとって掛けがえのない思いになっているでしょう。でも今は日本という国の単位で固まるのではなく、地球規模で地球全体であるいは宇宙における一つの要素として捉えるという意識がとても重要になってきています。

宇宙の大きな流れの中でどう捉えていくか、そういう観点で見た時、日本という国にこだわるのではなく、大きな宇宙の役割として今地球で演じている、そういう意識に持っていく時期になってきております。確かに日本には日本で学ぶべきテーマがたくさんあります。しかしそれを日本の中だけで解決しようとしたり、日本だけを特別に考えていると常に解決ができない問題になってきます。

というのはもうすでに日本の中だけで問題を解決できなくなっている状況だからです。今それぞれに降りかかってくるいろんな問題はもう日本の中だけで解決できない状態になってきております。皆さん方一人ひとりをとってみても自分個人の問題というのが意外と少なくなってきており、友人関係における問題、家族における問題、企業における問題、そして国がらみ、いろんなところに影響を与えているものが多く、自分一人で解決できる問題ではなくなってきているでしょう。

それと同様に日本だけでも解決できなくなってきており、他の国との協力関係、他の国の人々との関係、こういったものがとても強くなってきているのです。したがって、自分一人で解決しようとしたり、自分一人ですべて行なうという意識ではなくお互いに協力し合って解決していく、こういった意識が本当に必要になってきているのです。

今後の社会を見る時、日本という国を特別に思うのではなく、地球全体の中で捉えていく、宇宙の流れの中で捉えていく、常にそういう意識を持って新たなる観点で取り組んでいっていただきたいと願っております。それではここまでにいたします。ありがとうございました。


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