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2004/11/1■月曜交流会から

日本人の意識を国際社会に合わせる

@一人ひとりの生き方を見るように

私は日本に関する存在としてお話をいたします。皆さん方がいわゆるスピリチュアルな学びをしながら、日本のため、地球のために奉仕をし、また自らの成長を行ない、神なる存在との繋がりに向けて学びを重ねております。知らないことを学ぶという点で、スピリチュアルなミステリー的な学びをしながら、奉仕をするという点で世のため、人のためになることを行ない、また自らの成長のために意識を高めようとしております。

自らの意識を高めながら、他の人に奉仕をし、そしてまた世の中のためにもこれはとても理想であり、また本当に一番ふさわしい役割とも言えます。多くの人がそれを望み、願いながらも、中々その機会を手にすることができず、毎日の仕事に追われ、やるべきことが次々と現れ、日常の雑用に手間暇を取られてしまい、本来のやるべきことが中々できない、やりたいという意志があっても、実行する時間がないという人がたくさんおります。

頭の中では良いことをしたい、奉仕をしたい、そう願っていながらも結局は毎日の雑用に時間が取られ、一日がすぐに終わってしまいます。人のためになる、奉仕をする、そういう言葉を聞くと毎日、毎日、朝起きてから寝るまで他の人のことばかりを考え、身を犠牲にして、ひたすら他人のために自らの時間を捧げる、そういうことを連想する人がたくさんおります。また現実にそれを実行している人もいます。

他の人のために自らの時間を犠牲にし、本当に人々のために自分の人生を捧げる、ライトワーカーとして尊い心であり、その人自身の献身さは純粋なことになるでしょう。しかし全員がそういう波動を身に付けようとしても、残念ながらそういう人が次から次と現れてきて、全員がそういう働きをするという状況になることはありません。

ライトワーカーというのが何であるのか、世の中の平和ということが何であるのか、他の人のために自らの人生を犠牲にする、これはこれでとても尊い愛である、その愛によって救われる人がたくさん出てくるでしょう。しかし、本当に目指している世の中はどういう社会なのか、ライトワーカーとか、一部の優れたもの、グル、大師のようなものたちは身を犠牲にして、自分たちが必死になって、人々のために尽くし、それによって社会が変わる、こういう変わり方を常に続けていくと、そこからつくられてくる平和は、とても緊迫感のある平和になってしまい、心からの喜びが中々現れてこない平和になっていきます。

常に誰かが身を犠牲にして困っている人を率先して助けていく、こういうエネルギーが常に社会に現れており、全員が心から豊かな平和を感じている、そのままで平和であるという感覚を身に付けている、という状況が中々達成されないままになります。本来平和というのは一人ひとりの心の中に平和が実現されることになります。現象化されてきます。

したがって、一人ひとりの心すべてに平和が現れることによって世の中が平和になります。自分の身を犠牲にして困っている人のために費やし、それによってその人が平和になる、こういう思いを持っていると、常に心から平和をつくれない人が必ずどこかに存在してしまいます。

そしてその人の心を平和にさせようとしてライトワーカーが頑張る、奉仕すべき人が頑張る、こういう流れができていきます。本来の心の平和は、まず自分の心の中に平和が訪れ、そして他の人も、他の人も、それぞれが心の中に平和をつくり上げている、結果として社会全体が平和になり、お互いが平和な場の中で暮らしている、したがって、平和でないという人を心の中に見る限り、自分の心は常に平和ではなく、いつまで経っても平和は実現されないままになります。

ライトワーカーというのが何であるのか、何故奉仕をするのか、平和でない人がいるから、困っている人がいるから、苦しい人を助けてあげる、こういう意識を持っている段階で、自らの心は平和にはなっておらず、自ら自身が平和をつくり出していない状況になります。

では自らの心にどうやって平和を実現させるのか、仮に社会にいろんな現象が起こり、不幸な出来事、混乱する出来事で社会がいろんな状況にあった場合でも、自分の心はそれを平和として認識し、そのまま楽しい人生を歩んでいけば良いのか、それぞれに対していろんな見方が出来上がってきます。

仮にそれでも平和であるという意識を持って、自分はあえて何もせず、これで平和だから良い、そういう風にしてそのままにしておくやり方もあります。しかし現実にはそれによって多くの人が苦しみ、迷っている人がいるという現実を変えることはできません。現実に苦しみ迷っている人がいる限り、人々の心は荒んでおり、混乱しており、いくら自分一人が平和だと思っても、人々の心は平和にはなりません。

しかし平和でないという意識を持つと平和でないという場がより強くつくられてしまい、その場はますます平和でない状況になっていきます。では自分はどういう心で世の中を認識するのか、平和であると思えば、実際に混乱している人がいても何もしないでただそのままに放っておく状態になる、平和でないという意識を持てば平和でないエネルギーを強くさせてしまう、いずれにしても必ずしも人間にとって好ましい場にはなっていきません。

では自分はどのような意識で世の中と向き合えば良いのか、世の中にはいろんな人がおります。いろんな環境でいろんな学びをしている人がおります。中にはすべてを理解しながらも、人々の成長のためにわざと知らないふりをして、間違うことをやったり、トラブルを起こす人もおります。まず基本的に世の中にいろんな人がいて、いろんなレベルの人がいて、かなり先まで進んでいる人がいるかと思えば、まだほとんど何も理解していない人もいる、したがって、自分はそれぞれの人とどのように接していくのか、一人ひとりとどう接するのか、まずそこに意識を向ける必要があります。

社会のことをよく知っている人、人間の意識や一人ひとりの行動のエネルギーについてよく理解している人、こういう人といろんな学びをする時、お互いにいろんな流れや、仕組みが分かっているために、あえて否定的なことを口に出したり、相手を混乱させることは口に出すことはないでしょう。

お互いがさらに成長し、さらに実りある豊かな内容を求めて活動することになります。しかし社会に対してまだ恐れや不安、否定的な思いをたくさん持って人間関係に不安を感じ、人類に対して否定的に生きている人、こういう人に対していくら世の中が平和だとか、世の中はうまくいっているという発言をしても、恐らくまったく聞き入ることはないでしょう。

したがって、こういう人々に対してはその意識の人が少しでも今より高くなるために、自分は何をできるのか、その人が少しでも世の中についての仕組みが分かるようにするために、どういう接し方をしていくのか、そういったことを考えてみる必要があります。

一人ひとり、接し方を変えていく、一人ひとりに見合った接し方をする、こういう意識が段々強くなっていきます。世の中全体を総称して平和だとか、平和でないとかいう認識そのものが当てはまらなくなってきます。今の人はこうだとか、最近の若い人はこうとか、最近の国の意識はこうだとか、そういう統計論的な話はまったく意味がなくなってきて、あくまでも一人ひとり今その人はどういう意識なのか、この人はどういう意識なのか、一人ひとり個別に見ていく必要があるのです。

あくまでも一人ひとり、その人と一番ふさわしい接し方で人間関係を行なっていく、まずこういう意識を確立することが重要になります。そして一人ひとりにそれが違うために、ある人においては相手を理解した素晴らしい人間関係を行ない、ある人に関してはまだまだ社会のことをよく理解していない人のレベルで話し合っていく、一人ひとりに見合った接し方が重要になってきます。

これからはそういう一人ひとり個別に接していく、一人ひとり一番ふさわしい対応の仕方をする、これを本当に実践し、そしてそのやり方も確実に自分にとって明確なものとできるようにしていく必要があります。一人ひとり一番ふさわしい接し方をしていく、これができるようになると、おおまかな分類とか、おおまかな状況判断で表現をしてもふさわしい状況にはならず、全体がうまくいくという流れは中々つくられてきません。

全員を良い方向へ持っていく、全員が一段階高くなる、そういう風につい思ってしまい、全員が良くなる方法を取ろうとします。でも現実に一人ひとり違うために全員が同じように進化することはありません。やはり一人ひとり現れ方が違ってきて、一人ひとり自分だけの人生の流れをつくっていきます。

したがって、ライトワーカーと呼ばれる人々はあくまでもそういう一人ひとり、動き出してきたその人の生き方、その人の考え方、その人をしっかりと尊重し、その人の流れに忠実に合わせていく、一人ひとりの接し方をしっかり理解して、それを自分の奉仕の良い流れへとうまく切り替えていくことができるように工夫をしてみてください。


A一人ひとりの意志が日本に影響する

私たちは光のハイアラーキーとしてお話をいたします。まず今話をしていたのは、中大兄皇子と呼ばれていた人物のエネルギーの波動を使い、それを皆さん方の意識レベルに合うようにチューニングして人間的な意識をつくったものです。何故このエネルギーを使ったのか。ちょうど今の日本のエネルギー場にこのエネルギーが今必要になってきています。

今日本の人々の心は、だいぶ揺れてきて不安的になっており、まるで戦乱の状況であるかのような波動になってきています。これから日本はどうなるのだろう、世の中がどうなるのだろう、そういう不安の中でどうなるか分からない状態の意識構造になっています。

こういう波動の中で強く生き抜くためにはそういう波動の中で過去において強く生き抜いたエネルギーを持ってくる必要があります。そのためにまず皆さん方の心へ、この日本の歴史において同様の不安な社会の中で強く生き抜き、さらに日本の流れに大きな影響を与えた波動を探しておりました。そしてこの波動が今の皆さん方に一番ふさわしい波動であり、日本のこれからの流れに重要な波動を持っております。

これから日本の流れがどう変化していくのか、最終的には皆さん方一人ひとりの意志の使い方によります。日本はいつでも自分の意志で流れを変えるというよりは、お上の意向に合わせる、言われた通りにする、こういう波動で常に流れができておりました。自分自身が変えようとする思いを持つのではなく、流れをそのまま使う、或いは上で決めたことに合わせる、これが日本人の常の心でした。

これは神の意志が確実にお上にまで達しているときにはとても有効であり、神の意志をそのまま人間のレベルでも具現化することになります。しかし、実際には上のレベルが神以外のものに染まってしまい、自らのエゴや欲望に目がくらみ、本来の流れとは違う方向へと進み始めた時、それでも人民はそれを理解できずただ言うなりに従う、ただ言われた通りにする、こういうことをずっと続けてきました。

そのために日本における流れは、結果的にごく一部の自らの欲に染まったものたちの願いを多くの人民がそのまま支える、そのまま実現させるというやり方で進んできました。このエネルギーはとても強く今日本におけるいわゆる支配者たちの波動にとても強く流れております。

今の支配者たちは自分たちの思いをいかに一般市民たちのエネルギーで現実化させるか、一般市民の心をいかに操って自分たちの思い通りに持っていくか、これをいつも考えているのです。そして何も知らない一般市民は上から言われたことがすべて正しいものと理解し、その通りに合わせてしまう、言われるがままになってしまう、こうやって支配者の思いをそのまま現実化させることになります。

今日本はこの流れを何とかして切り替える必要があります。今のままではごく一部の権力ある欲望に満ちたものたちの流れを、何も知らない愚かな市民たちがそのまま信じて、言うなりになってしまう、こうやってさらに邪悪なる方向へと進むことになります。今人間はしっかりと真実を理解し、自分が何を成すべきなのか、自分はどういう行動を取るのかを見極めねばなりません。

誰かがやったらその通りにする、他の人と同じようにする、もうこういう姿勢は手放す必要があります。他の人に合わせるとか、他の人と一緒にするのではなく、自分はどうするのか、自分はどうやって生きていくのか、自分に意識を向ける必要があるのです。今後の流れにおいて自分自身がどういう風な意識を持って、自分のために、社会のために何を成していくのか、そこに意識を向けることはとても重要です。

日本の流れそのものだけではなく、自分自身の人生にも大きな影響を与えます。今、多くの人の流れとは違っても自分は自分のために本当に重要なことをする、或いは日本のために、今やらねばならないことをしっかりする、こういう決断力、行動力が本当に必要とされます。

もし皆さん方自身が他の人と同じようにする、皆と同じことだけをする、常にこの姿勢を続けるのであれば、日本に未来はないでしょう。欲望に目がくらんだものたちのただ言うなりになり、結局は欲望のエネルギーで国中がコントロールされてしまいます。今自分のためだけではなく、日本全体のためにも、自分は自分の思いでしっかり行動する、自分の判断で行動していく、是非ともその流れに入るようにしていってください。


では、皆さんのアドバイスをしてみます。

Minoruさんの波動を見た時、あなたの行動の波動の中に日本の場と、自分の心の波動との接点に、何か常識とか、良心の基準、行動の善悪のルール、こういったものが微妙に入り込み、単に常識的にこうすれば良いとか、当たり前にこうすれば良いとかいう流れの他に、何らかの善悪の判断基準が関与し、総合的な観点で自分にとって正しいと思われる言動が取られております。したがって、ただ単純に皆がするから自分もするとか、こういう習慣だからこうするというのに完全に染まっているわけではなく、ある程度自分の判断で歯止めがかかり、おかしいと思ったことはしない行動になっています。ただそれでもまだその部分がとても弱く、明らかにおかしいと思っても、やはり自分自身に確固たる信念がなかったり、まだそこまでの緊急性がない時にはやはりそのまま流れてしまう傾向があります。今後自分が自分なりの信念、自分なりの善悪をどこまで通していくか、社会の不正の中で自分は正しきものをどれだけ具現化していくのか、やはりここには強さ、行動力が要求されてきます。自分自身の成長はそこから始まり、これまでは頭で理解していた学びの仕方を現実レベルに持ってくるためには、ここが大きなネックになってきます。頭で理解していたことと、実際に行動することの接点に自分なりの正しさをどこまで表現するか、社会では不正と思っていても自分が正しいと思うことをどこまで行動するか、実はこれがとても大きなポイントになっています。結局頭の中ではだめだと分かっていても周りの雰囲気に負けてこれまでと同じ皆に合わせた行動になってしまうと、所詮は頭だけで理解していて、行動に移していないという状況が繰り返されることになります。自分の判断力をどこまで行動に移していくか、この学びがこれからやってくることになるでしょう。一つひとつ丁寧に扱いながら、自分の成長を楽しんでいってください。

Atsukoさんの波動を見た時、いわきりさんの波動の基準の中にあなたなりにつくり上げた善悪、正しさ、この波動が頭の中で定着しており、あなたの中で自分なりの善悪の世界が確立されております。そしてこれは普通の日常生活において他の人々と接する時、やはりあくまでも自分のつくり上げた自分の判断力が支配的になり、これで他の人をも判断することになります。他の人が他の人なりの判断基準を持っていても、あなたから見た時にはその人の判断基準が異なる、その人がこっちとは違う判断力で行動している世界に住んでいる、そういう風に感じているために、自分の判断力の世界がまず大前提になります。したがって、今後は一人ひとりの持っている価値観、一人ひとりの持っている善悪の判断の世界をもう少し理解してあげる気持ちが必要になってきます。自分が思っている価値観はやはり同じように自分だけのものであり、自分の心の中でしか通用しないということ、自分にしか当てはまらないということ、こういう現実も受け入れる必要があります。他の人は他の人の世界で住み、他の人だけの価値観に、そう思っている時、実際には自分自身も自分だけの価値観の中で生活していること、まずそれを理解し、それを前提にしていくと、自分も相手もそれぞれが単に自分の世界の中でいろんな価値観を持っている、そういう共通の認識が出来上がり、そこから先へどう持っていくかを考えることができるようになります。今後の流れに向け、自分はどこまで他の人と認識を合わせることができるのか、どこまで他の人の認識を自分の世界の中に具現化することができるのか、少しそういう観点で眺めるようにしてみてください。

Seikoさんの波動を見た時、しもとりさんの心の波動に、あなたの波動を現実の中で生かす時、自分の思いを巧妙に変換させて現実の中で現しております。心の中に一人ひとりに対するいろんな思い、感じ方、感覚が得られても、あなたの体から表現されたり、行動で現わされる波動は変化していき、あなたの波動そのままが体から出てくるわけではありません。例えば、心の中で自分は本当のことをちゃんと言う、自分は正しいことだけをする、そう思ったとして、それを実際に人間が目の前に来て、お互いに話し合ったり、行動をする時に、いつのまにかまず相手に対して尊重するような波動に変化し、相手の思っていること、相手の考えていることを大前提にしてそれを変えない形で自分の波動がそのまま、それによって変化し、そして最終的には相手の波動の中で自分を現していく、相手の波動や表現の中で自分は自分としての最大限のあり方、正しいことを表現したいという言葉が相手の波動の中で具現化されるようになっていきます。したがって、一見あなたの持っている波動はそのまま現わされ、具現化されているかのように思えますが、実際には相手の波動が前提になっており、相手の波動の中で自分の世界がつくられている感じになります。これは明確に自分の世界が確固としてできているというわけではなく、相手の波動の中で微妙に変化し、つくり変えられた自分の世界とも言えます。相手はそういう感覚であなたの波動を感じているために、あなたの世界はまるで相手から見た時、相手の世界の中の一つにしか感じられなくなっていきます。あなたがそれをうまく現実化させていくためには、自分は相手よりも、まだ下だとか分かっていないとか、いろんな面において、否定的に思ったり、下になる思いを一切取ることなく、自分の意見は自分の意見として堂々と言うようにする、相手との関係や理解の程度に差をつくらず、堂々と自分の意見を表現していく、まずこういうエネルギーが必要になります。完全に相手と同じ、対等という場が出来上がるとあなたの意見はあなたの意見として、あなたのものになり、相手の波動によって変化することはありません。しかし相手のことを気にして、相手に関し自分の引け目を感じたりしていると、相手のエネルギーであなたのエネルギーがつくられていきます。エネルギーを自分のものに取り戻すためにも、しっかり自分の意見を自分のものとして表現していく、自分は自分の世界にいるという大前提で接触していく、常にそれを行なうようにしていってください。

Jun-ichiさんの波動を見た時、あなたの波動にその時、その時によって非常に繊細さが変化する状況があります。本当に納得し、理解できた時の素晴らしい光と、何が何だか分からなくなって混乱している時の波動に差があり、これが一定でない状態にあります。波動がぶれ、自信がなくなったり分からなくなった時、その時に隙が入りやすく、余計に自分が不安や恐れ、混乱を招きやすくなってきます。したがって、どのような状態にあっても決して隙をつくらず、自分は自分として明確に存在している、自分の存在価値をいつでも自分自身が認めている、まずそれで完全に定着させる必要があります。どのような波動がやってきても、どのような事態になっても、決して揺れることなく自分は自分の波動で維持している、自分はいつもこの一定の波動の中で生存している、まずはそういう場をしっかりとつくり、常にそこに居続けることを現実化できるようにしていってください。

Namikoさんの波動を見た時、あなたの波動に大きな、大きな希望と、またそれをどう現実化させるかという混乱と二つのタイプの波動が見えております。あなたの中に宿っている希望は、あなただけではなく、この地球全体にとって影響を与える希望であり、何とかしてこれを実現させなくてはいけない、何とかして現象化させる必要がある、そういう強い意志をもった希望であり、あなたは確実にそこに目を向けております。そしてこの希望を確実に心の中に抱きながらも、ただそれをどう現実化させるのか、どのようにしてもっていくのか、これが見えていない恐れや不安が同居しています。その方向が自分ではまったく分からず、ただ希望だけあって、その希望の具現化が分からない、そこにいろんな焦りや不安、隙が出来てしまいます。そこにある希望を焦ることなく、一気にもってこようとせず、長い時間かけてゆっくりゆっくり現実化させていく、一歩、一歩そこに近づいていく、まずそういう大きなどっしりとした認識で理解するようにしておいてください。あなたに見えている大きな希望は一瞬にしてできるものではなく、またすぐ目の前にあるものでもありません。多くの人々が関与し合い、多くの人が手助けし合って一歩、一歩近づいていくものであり、また、多くの人が協力し合って皆で喜びを分かち合うべきものでもあります。したがって、焦ることなく、まずどっしりと構えた上でできることを一つひとつやっていく、自分にとって必要と思われることを一歩、一歩進めていく、そういう大きな気持ちで進めるようにしてみてください。


今皆さん方に与えられたメッセージは、これからの日本に実は大きなエネルギーとなって必要なものとなります。日本の人々がこれからいろんな思いを心に抱くことになります。一体どうなるのか、自分は大丈夫なのか、誰がやってくれるのか、いろんな波動を現わすことになります。

皆さん方が持っている本来の波動をうまく使いこなし、日本の人々の心から恐れや不安を取り除く必要があります。自分は一緒になって混乱を拡大させたり、混乱の中に入るのではなく、むしろ人々に勇気を与え、希望を与え、どっしりとして進めていく、人々が安心して進めるようにしていく、そのためにも皆さん方の自らの波動をよく活性化させ、そして良い流れへと進めるようにしていってください。それでは少し休憩を取ります、ありがとうございました。


B国際社会で生きる意識を身につける

私たちはハイアラーキーの仲間としてお話をいたします。今、日本人の意識が話題になり、国際社会における日本人の意識のあり方が問われております。これまでの日本の環境の中で、ある意味では日本人は、日本の場の中で育てられ、お互いに安全な場として育ってきました。

それが国際社会になり、価値観が異なり、宗教観が異なり、生き方が異なる人々と一緒にこの地球上で過ごすということを考えた時、自分たちの正しいことが他の国の人々にとって必ずしも正しくなかったり、自分たちの常識が他の国では通用しないケースが目立ってきております。

はじめのうちはそれぞれ自分たちの国の方が正しい、自分たちのやり方が普通といってお互いにぶつかり、お互いに自分たちのやり方を主張しますが、お互いにいくら主張したところで、本質的に育った環境を変えることは難しいために、中々良い解決が得られない状態になります。

どちらか片方が正しくて、どちらかが合わせるという流れにはまず入ることはありません。お互いがそれぞれの生き方があるために、お互いがお互いを認め合う心が必要になります。したがって、国際社会において生き残るためには、どちらかに合わせるとか、力のある方、パワーのある方に合わせるのではなく、お互いに相手を認め合う、お互いに許し合うということが本当に必要になってきます。

皆さん方がよく使う愛という言葉も、本当は相手を認める、相手を許すという愛であり、これはむしろ今後の国際社会、いろんな宗教やいろんな文化の国々において必要な生き方とも言えます。日本の環境の中だけで見た時、愛が本当に必要なのかどうかが分からなくなる場合もあるでしょう。

お互いに人間関係がよく、お互いにあうんの心で育っている人にはあえて愛という言葉を使わなくても、良い人間関係を続けることはできます。しかし宗教が異なり、常識が異なり、文化が異なると、本当に相手を認めなければお互いに共存できない状態になります。

ただ単に相手を思ってあげるとか、相手のことを尊重するとかいう表現をとっただけでは中々うまく接することができません。自分たちにとって常識外と思えるもの、自分たちの観点からしてありえないこと、絶対許せないこと、実はそれも相手の価値観から見た時には当然であり、当たり前の場合がある、自分たちのやり方ではまったく理不尽なことを相手がやっていてもそれを認めたり、許していく、これが愛になっていきます。

今後の国際的な社会においていろんな人々がちゃんとやっていけるのは、こういう愛の波動になります。したがって、本当に愛が必要な時期はこれからであり、今そのために愛を皆さんが育てているという時期になります。これまで身に付けて育ててきた愛が本当に役に立つかどうか、これから国際社会でうまく使えるようになるのか、それらを本当に確かめられる時期になっていくでしょう。

いろんな国において常識が異なる国々において、本当に相手を許すことができる、是非そういう心を身に付けるようにしてみてください。それではここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)2004 CentralSun
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