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2004/10/25■月曜交流会から

自然現象と人間意識の目覚め

@自然との繋がりの波動

私たちは日本の神の一人としてお話をいたします。今日本において、大きな災害の波動で人々が悲しみ、恐れ、不安の中で日常を過ごしております。今年頻繁にやってきた台風と先日の地震によってこの日本においていったいこれから何が起こるのか、この自然の叫びは何を意味しているのか、いろんなところに思いを馳せている人がおります。

単に人類に対する警告と感ずるもの、あるいはまだまだ単なる始まりに過ぎず、これから本当にいろんなことが始まるだろう、あるいは十分に文明に浸りきった人間の意識に警鐘を鳴らすもの、いろんなことを口に出す人がおります。そのどれもがある意味では正しいかもしれません。

しかしすべてが単なる人間的な発想からもたらされた考えとも言えます。人間的な発想からすると人間と自然との関りで常に対立的に考えてしまい、人間が何か悪いことをすると自然がそれに対して怒りを発する、人間の過ちを正そうとして自然現象がとがめてくる、そういう風に対立的に物事を考える人がおります。

そういう傾向の人にとって自然災害はすべて人間が間違った行為を取った時に現れる現象化、すべて人間に対する警鐘や戒めとなってもたらされるもの、そういう風に理解されてしまいます。自然の現象は人間がいない場合でも発生しております。人類がほとんどいない場所においても雪崩れや山崩れ、台風のような現象が起こっております。

たまたまそこに人間が生息している時、人間に対する被害が生ずるために、いろんなことを思いがちですが、人間がいろうと、いなかろうと現象そのものはごく普通に起こっています。したがって、すべての自然災害を人間に対する警鐘や戒めと理解するのはやはり少し無理があると思われます。

では人間の意識とはまったく無関係に自然災害は常に起こってくるのか、これも確かに難しいところがあり、やはり人間の心で破壊的な心を持っている所、攻撃的な波動を持っている人間の多い所ではやはり破壊的な現象が起こっていきます。人間がつくり上げた建造物、人間が長年維持してきたもの、それを一瞬にして破壊していく、瞬時にして打ち砕いていく、こういう現象は往々にして人間の持つ破壊的な波動が集まっている所で起こされていきます。

そういう意味において人間の波動と自然現象は無関係とも言えない面があります。このようにすべてが人間の波動の所為というわけでもなければ、すべてが偶然というわけでもありません。いろんな複雑な現象が絡み合って一つひとつの現象を現わしていきます。ただ今回、日本において頻繁に台風がやってきた、そして地震が起こり、根底から基盤を揺るがしていく、これはある意味では大きな警告と言えます。

人間は自然に対してどういう思いで接してきたか、自然現象というものに対してどのように取り組んできたか。当たり前ですが、災害が起こった時だけ自然に意識を向け、また災害が治まると意識が自分たちの方に向いていきます。災害が起こるとまた自然に目を向け、そして治まるともう意識は自然から離れてしまい、身の回りのことに移っていく、これを何度も繰り返していきます。

自然に対して常に意識を向けていく、必ずしもそれを言っているわけではありません。しかし、自然をまったく忘れてしまい、身近なことだけ、自分の日常の生活や仕事のことだけに意識が移っていき、自然に対して何も意識が及ばなくなる、こういうエネルギーがかなり集まってくると自然に目を向けさせるような現象が起こっていきます。

何故わざわざ自然に目を向けさせるのか。自然は自然で自然の法則に従って進化、そういうエネルギー的な成長を進めており、地球の動き、天体の動き、地球の進化の流れに従って波動を変えていっております。しかしその地球の波動の変化は、人間の進化にかなり強く関与しており、人間が正しく進化することを前提にしております。人間が着実に進化できるように自然をうまく動かしていくのです。

したがって、自然の目的は人間の進化が前提になっております。人間の進化が進まない時、自然が単独で先に進むわけにはいきません。人間の進化が追いついてこない時、人間に進化を促す現象が必要とされます。人間が進化しない、つまり本来の人間の進化の波動の時期に合わせ、まだ意識がそこまで達していない、意識が達していないということは、一人ひとりがまだ自分のことだけを考え、他人のこと、地球全体のこと、まだ自分のことだけに意識が向いてしまい、自分の好き嫌いの範囲内だけで行動している、こういう現象は自然の流れに反しており、そういう波動からより広い観点へ、広い意識へと目を向けていただく必要があります。

それをどのようにして気付かせるか、どのようにして大きな世界へ目を向けてもらうか、そこで自然がいろんな現象をつくり出し、人間の意識が自分だけではなく、他の人へ、他の国々へ、他の世界へと意識が広がるような現象をつくり上げていきます。皆さん方からすれば天災、天変地異、これは不幸な出来事として理解されるかもしれません。

しかし、実際には自分の近くにしか意識を向けていない人が他の国々、他の世界へと意識を向けさせるようにつくられたもの、自分の世界から広い世界へと意識を向けるようにつくられたもの、そういう仕組みで現象化されているのです。したがって、いろんな自然災害や現象が起きた時、そういった気付かせの現象が起きたとしても、まったく自分は他の人に目を向けることなく、まったく気にする事もなく、相変わらず自分だけの世界に留まっている、相変わらず自分だけを考えている、もしそういう人が多いのであれば、結果的に自然現象の意味がほとんどなくなってしまい、人間に対する気付き、意識を広げることの警鐘がまったく理解されない状況になります。

したがって、いくら自然災害が起こったとしても意識を広げるもの、目を広げるものがいなければ、その現象は意味を成さないことになり、また別の手段で人間の意識に気付かせる仕組みをつくる必要があります。どのようなことが現象化されるのか、それはその時、その時の人間の意識や実際のエネルギーによって変化していきます。

しかし場合によっては、大きなレベルでの争い、戦い、紛争のようなもの、他の国との関り、他の人々との関り、そういったものによって自分にだけ意識を向けていた人々が他の国、他の人々へと意識を向ける、こういう風にして意識を広げさせる仕組みがつくられていきます。したがって、今回のいろんな災害とか、天災において一人ひとりが何を考え、どう行動するのか、こういったことが結構大きなポイントになってきます。

まったく無関係、まったく興味がない、そういうことで関係を持たない人もいるでしょう。しかし、本当に何とか手助けしたいと思い、いろんなことを工夫して協力しようとしている人、そういう人々もおります。自分がどういうエネルギーをその時出しているのか、自分は何を望み、何を求めているのか、それによって一人ひとり現象が違ってくるでしょう。

そういったことの集まりによって一人ひとりの流れがつくられていきます。今回の日本におけるいろんな現象は、日本の人々にいろんな影響を与えております。自分たちはこれからどこに向うのか、いったい何が起こっているのか、それを知るためにも是非意識を拡大させ、大きな観点から地球を眺めて見る、大きな観点から自分の流れを見てみる、常にそういう意識で接するようにしてみてください。


一人ひとりの波動についてお話をしてみます。

Shogoさんの波動と自然との繋がりを見た時、あなたの波動のいくつかの部分に山や川、谷、これらの波動の深いレベルに影響を与えているものがあります。しかしこれはその波動で何かをするとか、何かをしてもらうとか、それを使ってどうかするとかいうものではありません。日本の山や川、谷はそれぞれの土地におけるある仕組みの波動が入っており、それぞれの土地の意識、それぞれの土地における場をうまく設定して、その土地に見合った人々との繋がり、その土地に見合った人々がどういう意識でどういう行動をするのか、そういう人間と自然との繋がりにかなり大きな意味があります。そのために人によって山が好きな人、川が好きな人、谷が好きな人がおり、自分の好みの場所、自分の安定する場所において、自分の波動とうまく繋ぎ合わせ、自然に対していろんな波動を流していく、或いは自然の波動を受け取っていく、そういう人が何人かおります。あなたはそういう自然の波動に繋がりをつくる波動を持っており、あなた自身の本質的な意識の波動によって、山や川や谷の本質的なレベルにおける波動に刺激を与えることができます。しかしあなた自身がそれを使って何をするとか、どうこうできるものではありません。むしろ山や川、谷の波動に繋がりを持っている人に対して影響を与えることができます。そういう人がその場所で何らかの波動の調整をしている時、あなたはそれを何となく感ずることができ、そしてその波動のチューニングや調整がうまくいくように波動をコントロールしていく役割があります。それをうまく自分でできるようになってくると、人それぞれ毎に自分の好みの場所、自分に見合った場所があり、そこで何となく馴染んでいる時、あなたが出向き、調整をしてあげる、そういった働きにも自分の能力が適しているのが理解されてきます。いろんな人と自然との関り方、一人ひとりの波動に合う自然、そういったことを注意しながら見ていくといろんなことが分かるようになっていくでしょう。自分自身の特性のあり方や使い方、いろんな見方があり、いろんな観点で理解することができる、常にそういう意識を忘れないでいろんなやり方を工夫してみてください。

Shiduweさんの波動を見た時、あなたの波動の本質的なところに、自然現象に影響を与えるいくつかの因子として時間的なタイミング、同期を取る、うまく合わせる、こういう時期的なものに影響を持っている場合があります。これはある意味ではきっかけをつくったり、ある出発をつくり出したり、ずれているタイミングを合わせたりする、そういう役割を持つ場合があります。人間の意識と自然のエネルギーの流れにおいて、どうしてもうまくいかない時、どういう風にして同期させていくのか。その時にたまたま一番適している人間をその場所に呼び寄せ、そして同期を取ったうえで人間に刺激を与えると、その波動と自然の波動がうまく同期し、タイミングが合っていく、こういうやり方も一つになります。他にもいろんなやり方があり、その時、その時に必要なやり方でうまくタイミングを合わせていく、ずれているものを本来の流れに戻していく、こういう風な調整をすることができます。あなた自身の波動の中に無理しないで本来のものをうまく合わせていく、無理矢理合わせるのではなく、本来のままで合わせていく、こういう波動があります。これをうまく使いこなし、ずれてしまったものをうまく自然に合わせて戻していく、そういうやり方で本来の流れに常に維持する働きを理解していってください。

Motokoさんの波動を見た時、あなたの波動のポイントは、あなた自身が無理に何かをしようとしても自然の流れに影響を与えることはありません。自然の流れは一人の人間のエネルギーで変わるはずはありません。しかしあなたはとても面白い特徴を持っており、自然のサイクルの変わり目のポイントにおいて、自分の意識を働き掛ける力を持っています。あるサイクルからあるサイクルへの切り替わりの時に、普通の人はそのままこれまでの流れで次のサイクルにそのまま移行してしまいますが、あなたの場合にはその切り替わりの時が意外と自分で分かっており、次のサイクルに入れるか入れないか、入れない時、自然のサイクルと自分のサイクルをどううまくもっていけば入れるのか、或いは入りたくない時、どうしたら入らないで済むのか、そういったことに対して理解しているところがあるのです。これを自分の理解の仕方としては、単に時期でないからやらなかった、そういう雰囲気でないからしなかった、また私には無理だと思ったからしなかった、そういう風に判断され、行動されていきます。そのために次のサイクルに多くの人が入る流れにあっても、あなた自身は自分の意志でわざとそのサイクルに入らなかったり、もう一度自分のつくり出した波動の中で動いてしまう傾向があります。本来の自分の流れが何であるのか、これをあなたは自分なりによく見つめてもらう必要があります。他の人は次のサイクルから次のサイクル、それを終えれば次のサイクル、そのようにサイクルの流れが次々と決まっており、それを確実にこなしていきます。しかしあなたはそれをある意味では自分でコントロールしていると言えます。次のサイクルに入るか入らないか、自分で決めているのです。これはそんなに誰でもができる能力ではありません。ただ次のサイクルに入るか入らないかという時、多くの場合、他の人と同じサイクルに入らない道を選ぶために、一見自分は他の人とは違う流れにいるかのように思えたり、他の人よりもずっと遅れている感覚を持ったりします。他の人のサイクルの流れとあなたの自分で選び出している流れ、これは同じものではないこと、あなたはそのサイクルの切り替えそのものを自分で決めることができること、それを知った上で自分は自分の道を歩んで構わないこと、自分で自分の道をどんどんつくり出せること、是非それを理解して自分だけの素晴らしい流れをつくり上げるようにしていってください。

Seikoさんの波動を見た時、あなたの波動の特徴として自然界の大きな存在があなたと共に活動しており、あなたは自然界の大いなる存在の意志に従って行動を取っております。したがって、あなたはこの自然の流れに大きなヒントを常に見ることができます。これから何が起ころうとするのか、これからどういう風になっていくのか、人類はこの自然の中で今何をすべきなのか、そういったことに対していろんなヒントをもらえる能力を身に付けています。今まで恐らくそういう見方をしていなかったために、恐らく意味とかメッセージを考えたことはないでしょう。しかしこれからそういう観点で自然を見、人間を見た時、必ず自然からの大いなるメッセージの後に人間の変化、意識、あるいは大きな展開、そういったものがやってきていること、自然の意志と人間との間に何らかの関係があること、それが理解できるようになっていくでしょう。それが分かってくると大いなる意志が人間に何を伝えようとしているのか、今人間は何をすべきなのか、それが本能的に分かるようになっていきます。是非その能力をうまく使いこなして、自然からのメッセージを理解し、人間に対してそれを伝えていく、是非その練習を進めるようにしていってください。


皆さん方と自然との繋がりについてお話をしてみました。一人ひとり、この自然界といろんな接点を持っており、またそれは一つではありません。いんな観点から自然との繋がりを身に付けております。今述べたのはそのうちの一つに過ぎず、これが唯一の自然の繋がりという意味ではありません。

まだまだ自分は他にどういう繋がり方をしているのか、自然からのメッセージを自分はどういう風にして受け取る能力があるのか、自分は自然のどの部分を変える力を持っているのか、是非そういったところにも意識を向け、自分なりの自然界との繋がりを理解するようにしてみてください。それでは少し休憩を取ります、ありがとうございました。


A原理はシンプルだけど一つではない

私たちは光のハイアラーキーとしてお話をいたします。皆さん方が学びを重ね、意識をどんどん宇宙に近づけ、人間としての学びを少しずつさらに高いものへと移していっております。人間が自分たちの役割に少しずつ目覚め、この地球上で成すべきことを成し、そして集合意識レベルでの進化を促進させ、人類としての自立、地球人類としての完成を進めながらもさらに宇宙へと旅立ち、宇宙における、また人類の流れへと進んでいきます。

それぞれの進化のレベルにおいて、自分の役割があり、自分の成すべきものがありながらも、自由意志があり、自分の意志で一つひとつ選ぶことができます。したがって、流れがすべて決まっているわけでもなく、また、すべてがランダムで自由というわけでもありません。

宇宙のレベルから見た一つの流れは明確に決まっており、それに従って人類が学びを進めていきます。しかし一人ひとりの意識から見た時、自分は何をやっても自由なように感じられております。一人ひとりの頭の中で感じられるもの、頭の中に思い浮かぶものは何をやってもすべて自由であり、許されている範囲のものが頭の中に思いつく形でやってきます。

頭の中で思いつくものはすべて何をやっても良い自由意志であり、その中から自分が何かを選択して行動に移していきます。毎日の現象の中で自分はどれを選択し、どこに向っていくのか、一見すべてが自由であり、何を選んでも良いように思いながらも長い観点で見ると、サイクルに従って進化している、こういう一人ひとりの流れができ上がっております。

そう考えた時、今の人類意識で地球の人々が次はどこに向っていくのか、今自分は、自分が何者かというテーマに向けいろんな学びを重ね、他人を自分の鏡として見ながらも、他人に奉仕をし、自分はどこに向うのか、自分は何のために生きているのか、常に考えながら行動を取っていきます。

今は、スピリチュアルな学びが皆さん方の支えでもあり、一つの基準となって皆さん方の成長に役立っているでしょう。しかし実はこのスピリチュアルな学びそのものが、必ずしもこれだけですべてうまく機能するわけではなく、また、いつかはこれとはまったく違う観点の学びをしなければならない状態に入ったり、またこのスピリチュアルな学びだけでは完結しない現象が訪れたりするようになります。

そしてやはり別の観点から自分の人生に目を向けてみる、人生とはこれだけではないということでまた別の観点で取り組んでみる、そうやって見方、人生に対する考え方そのものを変える時期もやってきたりするでしょう。皆さん方には今の学びにおいて、何か一つのものを常に信じて、一つのものだけですべてを解決させる、何か一つのものに入っておけばそれですべてが理解できる、こういった何か一つのものを求めようとする傾向があります。

そしてその一つのものをある人は宗教的な分野で求めようとしたり、ある人は宇宙的なものの中で探そうとしたり、ある人は哲学的なものの中で探そうとする、それぞれのやり方はいろいろ違っても一つのものを見つけて、それですべてを解決しようとする傾向があります。

そしてそこでいろんな対立が起こり、一つのものだとしたらどれが唯一なのか、どれが本当の一つのものなのか、そこで見解が生じ、混乱やトラブルが発生してきます。またその一つのものに決め付けてしまう、一つのものですべてを現わそうとする、こういう見方を変えてみる必要があります。一見一つのものに決めた方が理解しやすいし、分かりやすいし納得しやすいかもしれません。

でもそういう考えそのものが幻想をつくり出し、妄想をつくり上げ、また真実から目をそむけてしまうのです。宇宙を勉強すればするほど、分かってくる現象として、実はいろんなものが関与し合っており、一つの見方だけですべてを理解できないこと、しかしだからといって原理は非常にシンプルであること、つまり原理そのものはシンプルであるけれども、理論は一つにはならないこと、こういうことを理解していく必要があります。

これをどうしても皆さん方は単純化しようとして一つの理論ですべてを納得させようとします。しかしそうすると実際には余計に分からなくなったり、どれが一つの理論かを巡って対立が起こることになります。いろんな見方、いろんな考え方を総動員して初めて理解できる、しかしその原理はシンプルであること、この意味を何とか理解して是非ともいろんな考え方で初めて自分のすべてが分かる、いろんな考え方で自然と人間との関りが分かる、いろんな見方をもってきて初めて自分の向うべき道が見えてくる、是非そういう発想の仕方を身に付けるようにしてみてください。それではここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)2004 CentralSun
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