確かに皆さん方の民族性から見た時、日本の神というエネルギーは、神道の中に出てくる神々たちが、代表的なものです。皆さん方はその日本の神々をとても誇りに思い、尊敬し、感謝の念を持って育ててきました。その後、仏教系の神々が西洋の神々が日本人の意識の中に入り込み、あたかも外来の神々たちが日本に影響を与え出したかのように思いをつくりだしております。
確かに日本人の意識の構造から見るとまず神道系の神々がいる、そのあと、外来の神が日本に入ってきたという構図になるでしょう。しかし一つ皆さんに理解していただきたいのは、皆さん方の概念でつくられている分類と、本来のエネルギーの世界における分類は、まったく違う構造になっています。
皆さん方は実際に肉体を体験し、肉体で感ずる思いで分類をしていきます。したがって、肌の色、言葉、見かけ、そういったもので区分をつくり、仲間や他人をつくり出していきます。スピリットの世界においては、同じ波動のもの同士でグループをつくり、波動が違うスピリットとは約束や契約に従って関係をつくり上げていきます。
スピリットの同じグループのものでも、肉体のレベルでまったく違う国々や違う宗教に、意識を降ろす場合があります。したがって、ある一つのスピリットのグループから見た時、そのグループは実際にはいろんな宗教に肉体を降ろしている場合があるのです。
そのある一人の肉体のレベルで見て、自分の属するグループは何々系なのか、どこの宗教なのか、そういう風に理解しようとしても恐らくその分類が当てはまらないことに気が付くでしょう。それと同じように皆さん方も、たまたま今日本人という肉体で日本人という意識の中でやれ神道だの、仏教系だのという分類をしても、スピリットグループから見た時には、まったく別のグループで行動しているのです。
そのために、自分たちの概念でつくり出した分類でスピリットを分類するという愚かさをもう手放していただきたいのです。今回非常に多くのスピリットのグループが日本のリチュアルマスターの中に入ってきました。一見日本において、親しまれていたいろんな神々と言えるかもしれませんが、実際には戦後のいろんな影響によりこれらの神々のエネルギーは、日本においてかなり切り離された状態になっておりました。
戦後のいろんな仕組みにより日本人の意識から神々との繋がりの部分が切り離されてしまい、ほとんど日本人には神と繋がらない状態になっていました。そのため、宗教的な行事や神を奉るという行為に関してもほとんど神聖さが入ってくることなく、単なる遊びやお祭りで終わってしまう状況になっていました。
本当の神聖な気持ちで神と接するという状況がすっかりなくなってしまったのです。そのためにいろんな神々たちが、今の日本人を導こう、日本人に入り込もうとしても接点がない状態にありました。クリスマスという一つの行事をとってもほとんどの人は、イエスに対する感謝の意味はほとんど持っておらず、単に遊び、単に友人同士で楽しく過ごすという場にだけになっております。
お正月にしても、他の行事にしても、神々と接点を持つという意識はほとんどなくなっております。日本人の心から完全に神が切り離されてしまっていたのです。そういう時期において、何とかして日本人の心に神聖さを取り戻そうとしていろんな神々たちがずっと仕組みをつくりながら、ここまで進めてきました。
今回、日本の多くの神々が日本人の意識に復活できるようになったのは、いわゆるミステリースクールの力であり、皆さん方から見れば西洋的なやり方によってしか日本の神が復活できない状態にあったのです。この後に及んで日本のやり方しか用いないとか、日本のやり方でないと受け入れないという思いがいかに思い上がりであり、自己中心的なのか、そういったことがよく分かる現象と思われます。
これまでいわゆる西洋的ないろんなマジックやリチュアルを通して、意識を高めてこられました。それらの成果で日本の神々が戻ってくることができました。しかしこれを今後、本当に集合意識レベルで日本人の中に復活させることができるのかどうか、それは皆さん方一人ひとりの活動によります。
ほとんどこれまで知られることのなかった神々ばかりであり、中々受け入れにくいという人もおります。そういう意識の状態において、今自分は本当に何をなすべきなのか、自分はどういう活動をしていくのか、一人ひとりがよく考えていただきたいと願っております。
ルールをつくり、制限をつくり、自分のできる範囲を限定させ、自分のできる範囲の中だけで協力していく、自分の限界の中だけで対処していく、こういう人が圧倒的に多い状態にあります。先に限定をつくるくせをやめてください。
すべての言動に対し、限界はありません。本当に必要なこと、本当にやらなければならないことは必ずできるようにつくられております。本当にやるべきことがあっても、何かの限界でできないとか、何かの制限でできないと思ったのであれば、その制限を克服すべき何かが必ずどこかにあります。
その制限をなくすことが一つの成長の証であり、その人、その人が抱えているテーマになります。その限界や制限を克服してより大きな世界に入っていく、より大きなエネルギーの中に入っていく、そこに意味があるのです。したがって、先に制限や限界をつくり、その中だけでうまく対処する、制限の範囲内だけでやっていく、そう考えているのであれば、初めから自分の成長を止めているのです。
できることしかやらない、安全なことしかしない、これは成長を止めているのです。成長を止めているということは、それは悪という行動になります。あくまでも限界を超えた、常に成長する方向で行動していく、そういう観点が必要になります。
今の日本人は制限をつくることが大好きであり、限界を他人に言うことを楽しみにしているのです。 ここまでしかできない、ここまでしかやらない、これが限界、これで十分、そういうことばかりを口に出しているようです。
一見その制限の中だけでうまくやって成功したとか、平和だとかいう表現をとっても、それは真の平和にはなりません。進化や成長のない平和というのはありえないのです。進化を止め、成長を止めた平和、それは悪のつくり出した平和であり、平和ではなく、単に皆さん方の成長をストップさせた状態なのです。
真の平和というのは、必ず成長が入っていなければなりません。そのためには一人ひとりが限界をぶち破る、限界に挑戦する、そういう意識を持つことが必要になります。自分自身がどういう限界を持っているのか、自分はどういう限界に挑戦すべきなのか...
Atsukoさんの心の波動を見た時、あなた自身は自分という存在そのものをとても小さくつくり上げています。本当はあなたの存在そのものはとても大きな存在です。それこそ仏陀様が持っている波動そのものを体現できるくらい大きな存在を持っています。しかし自分の意識の中で何故か自分を小さくしてしまい、自分の価値観そのものを小さく、小さく、理解しているようです。もっと大きな自分、もっと自分自身の持つエネルギー的な強さ、影響力、存在感、それを大きく、大きく、理解するようにしていってください。
Namikoさん、あなたは十分に大きな、大きなエネルギーの中で活動し、活用しております。本当にうれしい位、大きなエネルギーを扱っています。あなたの場合の限界、制限は、他の人とはまったく違う領域につくられております。あなたの場合には自分の存在感や、思いではなく、何らかの能力的なこと、いくらやってもできないという能力がある時、それは本当にできないという風に自分で理解してしまい、本当に頑張って、頑張って、それをできるようにもっていく、というところが出来上がっております。はじめある程度挑戦してみて無理だと思ったらもう諦めてしまう、もう自分に合わないと思ったら、もうそこまでにしてしまう、こういう限界があります。とことんまで、最後までやってみる、必死になって限界まで開発してみる、そこのところが限界といえば限界でしょう。一つ、二つでも良いですから長い時間を掛けて最後まで完全に努力してみる、一度そういったものを身に付けるようにしてみてください。
Jun-ichiさんの限界は、あなたは以前、この社会そのものに対していろんなルールをつくり、限界をむしろ一つの当たり前なルールとして意識をつくり上げてきました。したがって、あなたにとって限界は必然的なルールであり、むしろなければならないものであり、それを理解することによって社会が機能しているという意識になっておりました。しかしいろんなワークを進める度に、その制限が次々と外されていき、今はあなたの頭の中でかなりの部分がなくなってきております。しかしやはり以前つくり上げた亡霊のようなものが、まだつきまとっており、やはりつい何か限界のようなもの、ルールのようなものをつくり上げてしまったり、反射的にそういうルールに従ってしまうという状況があります。それらはまた練習をする度に恐らく少しずつ、消えていくことになるでしょう。そして限界やルールのない社会へと少しずつ移行していくでしょう。そういう流れの中であなたがくせであるかのようにつくりあげてしまう限界、社会で生きていく上で本質的に付きまとうもの、人間関係、そういったところで必然的にすぐ限界のような制限のようなルールが頭をもたげてきます。恐らく自分で理解していることと思われますので、それを自分で理解しながら少しずつ制限を外していく、もっともっと自由に生きていく、そういう意識で過ごすようにしてみてください。
Shogoさんの限界は、あなたの光の存在の中であなた自身にいろんな影響が流れてきております。そしてあなた自身がそれを三次元の世界で行動に移す時、どうしてもある一つの限界のような波動が現れてきます。あなた自身は感じたことを素直に、思ったことをそのまま行動しようとしてもどこかで何か気になったり、捕らわれたり、それに意識がいってしまうと、その素直な思いに従えないでつい、変えてしまったり、社会のルールやいつもやり方に合わせてしまったり、周りの人に合わせてしまうという状態があります。折角心の中では本質的にこうすべき、こうあるべき思っても、いざやる時に周りのエネルギーで変わってしまうのです。これもある意味では限界、制限とも言えます。あなた自身の意志の強さがそこまで達していないためであり、それをいかに自分の意志で強く自分の思いを徹底させていくか、いかに自分の中で感じたことを現実化させていけるか、そこのところに限界のようなものを感じます。したがって、それを克服するためには、意志を徹底的に強くしていく、思ったことを確実に現実に移していく、一度決めたことは最後までやり通していく、そういうやり方で意志を強くするようにしてみてください。
Seikoさんの限界を見た時、あなた自身の心の波動で自分という存在の認識、また能力的なこと、これらについてどこかで他人に引け目を感じたり、あるいは何かちゃんと思った通りに出来ないという波動が残っております。自分自身の能力、まだまだうまくできておらず、どうしてもうまく進めない、ちゃんとできない、こういう意識が体の中にあり、そのために常にそのエネルギーで現実がつくられていきます。したがって、体験するエネルギーが必然的にできる、できないにこだわった体験が多くなってきます。できる、できないにあまり意識を向けないと、そういう現実はやってきません。そういう風に意識をしているとそういう現実を引き起こしていきます。したがって、自分のできること、できないことをあまり意識させることなく、ただどんどんやっていく、できる、できないに関らずやるべきことはやっていく、そういう風にしていくと、どんどん先へ進むようになります。できないことに意識を向けず、何でもできる方向へと意識を変えていく、そういうやり方で限界をなくすようにしていってください。
Shidueさんの場合、あなた自身はあなたの心の中に自分はこれだけやれば大丈夫、これをすれば大丈夫、そういう一つの区切りがあります。何かを成す時、これはここまでやっておく、先ずはここまでやる、そういう一つの区切りがあり、その区切りをやることによって達成感、満足感を感じていきます。したがって、その区切りを達成するたびに、より高い区切りへと向っていく、そういう風にして成長するように意識しております。この区切りもある意味では一つの限界になります。そこに達するまでそれはできない、あるいはそれ以上のことはできない、そういう一つの波動ができあがってきて、その区切りに至るまではせっかく先の現象がやってきても、自分の体験として体験できない状態になってきます。したがって、そういう区切り、ステップのような意識を持つことなく、初めから何でも受け入れていく、すぐにでも成長できる、どんどん先へ進むことができる、そういう意識を持つことが必要です。そうすると流れやルール、ステップにこだわらないで、どんどん先へ成長することができるようになっていきます。意識レベルにおける成長の度合いを、度合いにおける制限をなくすようにしてみてください。
Ryukouさんの場合、あなたの心の波動において、あなた自身は心の中で何かを達成しよう、完成させようと思う時、先ず自分の本来のあるべき姿をしっかりと感じて、その状態から最大限出来ることを先ず考えていきます。そして自分にとって一番完璧なもの、一番上出来なものをつくり出し、そこに向けて活動を始めていきます。その活動において始めに感じた一つの思い、一つのゴール、それを成し遂げようとしていろいろやってみた時、実際に途中の段階でうまくいかなくなったり、その流れがうまく合っていないと気が付いた時、もうそこですぐに限界をつくり出し、それでストップさせてしまう傾向があります。始めの段階でせっかく全体を見て、奥深くまで見て、確実にゴールを感じても途中ですぐに、だめだと思ったらストップさせてしまう、これが限界と言えるでしょう。したがって、困難、苦労、限界のようなものを感じた時、実際にはさらにそれをとことん追及して先までやってみる、諦めることなく、とにかく最後までやってみる、こういう意志が必要になります。物事はどんなものでも思ってすぐに現実化するわけではありません。思った通りのことがすべて現実化する訳ではありません。しかし、できないと思ってすぐ諦めてしまう、それもやはり良くない波動といえるでしょう。最後まで一度やってみる、とりあえず先へ進んでみる、そういったことも必要な場合があるのです。確かにいくら行なっても無駄な努力となって達成されない場合もあるでしょう。それを見抜くのは難しいかもしれません。しかしすべてが不可能というものではなく、いくつかのものは確実に最後までいけるものがあります。是非ともそれを行ない、完成させてみる、自分のものとしてみる、それを是非とも完成させるようにしてみてください。
皆さん方が今感じた波動は、実際には多くの日本の人々が持っている波動であり、皆さん方がそれを代表させて今体験していると思ってください。したがって、皆さん方がそれを克服し、皆さん方が自分の限界を破ることによって多くの日本人の限界がなくなっていくのです。
それが皆さん方の役割であり、今日ここで行なっているワークでもあります。まず自分の限界を自分で理解し、取り除いていく、そうすることによって多くの日本の人々が限界を外していく、日本人自身の限界がなくなっていく、そういうやり方でワークを進め、日本人の意識を成長させるようにしていってください。それでは少し休憩を取ります。ありがとうございました。
心は自然との繋がりを欠き、他の人の心との繋がりも欠き、自らの心だけで大きく、大きくなろうとしているのです。成長とは何か、自らの心のみで大きくなっていくのが成長なのか。自然のエネルギー、多くの人々が自然のエネルギーを大切にし、有効に活用しようと口にしております。
しかし大いなる自然は姿を変えていき、大きな、大きな変化の中に移行しております。人々は自然との繋がりをどうもっていくでしょう。すべてはバランス、自然のつくり出すエネルギーと、人間のつくり出すエネルギー、これをうまくバランスさせていけるかどうか。自然のエネルギーを取り入れ、使うこと自体は問題ではなく、人間の創造のためにはとても良い活動になります。
しかし人間のエネルギーがあまりにも自然に影響を与え過ぎると、自然は人間に何らかのメッセージを与えてきます。人間はそのメッセージを受け取っているかどうか。皆さん方が自然の現象、災害と呼んでいるものはすべてメッセージであり、何らかの思いが入っております。
それをどう受け取るか、メッセージのすべてが否定的なものばかりではありません。単なる警告の場合があれば、むしろ喜びのメッセージもある場合があります。自然からのメッセージがすべて否定的なものとは受け取らないでください。
人々が本当に豊かで、平和な思いを出している時、自然もそれに答えて鳥が鳴き、そよ風が吹き、潤いを与えていきます。人々の心が荒み、自らの心だけが大きくなり始めると自然は色あせていき、流れが悪くなり、不穏な状態をつくり出していきます。自然を見て人々の己の心をどれだけ見ることができるのか、自らの心が織り成した自然の様相、どれだけ理解しているか。
人々の心はまだまだ自然を回復させる力を持っております。人々の心にはパワーがあります。日の本の国において培われてきた心、自然と繋がり、人々と繋がる心、この心を是非とも光に溢れた状態へとつくり上げ、豊かで、大きな光に満ち溢れた状態へともっていく、皆さん方の大きな心で人々を包み、自然を包み、地球を包んでいく、こういう大きな光の心に変えていく、皆さん方一人ひとりがそれを行なうと、地球の自然も変化し、人々の心も変化していきます。
この国において、豊かで、明るく平和な状況の訪れることを私は望んでおります。
必ずしも自分たちの知っている神々だけで終わらせてしまったり、特定の神だけでワークをするのではなく、無数の神がいること、まだまだ皆さん方と協力し、ワークをしようとしている神々がたくさんいること、そして皆さん方のリチュアルの一つひとつに多数の神々が協力していること、それをしっかりと理解しておいてください。
今後の皆さん方のリチュアル一つひとつ、とても大きな変化を与えていくでしょう。日本のパワーが復活し、皆さん方自身をも目覚めさせていきます。これからのリチュアル一つひとつ、大きな心で行なうようにしていってください。それではここまでにいたします。ありがとうございました。