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2004/5/24■月曜交流会から

集合意識レベルでの認識法を

@自分に合うツールだけを使い分ける

私は光のハイアラーキーとしてお話をいたします。皆さん方の多くがいわゆるミステリースクールの中で学びを重ね、宇宙における偉大なる真理を手に入れ、自らの成長のために使っております。皆さん方が手にした教えは、一般の人には手にすることのできない貴重なものが含まれており、そしてそれらの多くは、宇宙のレベルにおいても貴重なものがあります。

多くの人がそれらを次々と手にして、実際、使うということよりは覚えたり、耳にしたりすることの方がとても多く、どう使って良いのか、どう理解して良いのか分からないという状況にあるかと思われます。これまでの一般的な学びの仕方としては、一人ひとりの意識の成長に応じて必要なものが伝授され、伝授されたツールを一生懸命使いこなし、完全に自分のツールと成し、そしてそれらをいつでも自然に使えるように訓練していく、そしてまた、ある時期がきたら、更なるツールが与えられ、そしてまたそれを使いこなし、自分のものにしていく、こういうやり方で学んできました。

したがって、一人ひとりが手にできるツールはそんなに数が多い訳ではなく、むしろ自分がいかにそれを使いこなすか、それをいかに自分のものとして完全にマスターするか、そういったことが行なわれておりました。今皆さん方が学んでいるのは、これまでこの地球上で手にしてきたほとんどのツールが一度に皆さん方に与えられております。

これはこれまでのミステリースクールの流れでも極めて異例なことと思われるかもしれません。今、学びの方法が急速に変わっており、これまでのように一人ひとりが自らの成長に応じてツールを手にし、それを使いこなして更にアップしていく、そういうやり方ではなくなってきております。

今はまず可能性のあるものをすべて自分の手にできるもののように、与えられ、必要に応じてそれらを使いこなしていく、必要なものを必要な時にそれらをうまく組み合わせて使っていく、こういう学びに入ってきております。したがって、学びの仕方がこれまでとはかなり違っております。

これまでは一つのツールをマスターすることが目的であったために、たった一つのツールを何度も何度も使いこなし、完全にマスターするまでひたすらそれだけを使うという訓練が成されておりました。しかし、皆さん方は集合意識レベルで繋がることにより、一つひとつをマスターするという波動を自分が集合意識レベルから引っ張ってくることにより、あえて自分がもう一度訓練しなおすという時期が不要になってきます。

今の時期において皆さん方に必要なのは、また改めて一から訓練し直すことではなく、人類が身に付けてきたツールをいかに使いこなしていくのか、日本は日本で訓練され、使いこなされてきたツールはたくさんあります。同様にインドにおいても、エジプトにおいても、イギリスにおいてもそれぞれ自らの地域の中で伝授され、伝えられてきたツールがたくさんあります。

しかしそれらの多くは自分たちの概念の中で使われるツールになっております。意識が広がり、自分の狭い概念の中だけの世界から踏み出た時、今まで使いこなしていたツールが役に立たなくなったり、また同じツールでもまったく違う使い方によってより素晴らしい効果を発揮する場合があります。

今皆さん方が学ぶのは、そういうツールの使い方になってきているのです。したがって、これまで日本や他の地域において使われ、伝授されてきたツールがあったとしても以前の古い使い方をそのままただ使っているだけではあまり役に立たない場合があります。むしろそれらを新しい使い方で工夫してみたり、あるいは別のまったく違うツールと組み合わせて使ってみたり、これまでの日本の環境には合わない場所で使ってみたりする、いろんな工夫が必要になってくるのです。

そのために今、皆さん方にはまずこれまでの人類が取得してきたツールをすべて皆さん方に与え、それをいかにうまく使いこなしていくのか、それぞれの状況に応じて必要なツールが何であり、どの組み合わせ、どのようにして良い効果を出していくのか、それを見つける学びの時期に入っているのです。

したがって、これまでそういったツールを使う時に訓練していたやり方は必ずしも役に立たない場合もあります。これまでは一つのツールを使いこなすことを目的にしていたために、体で覚える、徹底的にエネルギーを最大限に引き出す、ただそれだけを練習してきました。皆さん方のも場合には自分の意識を集合意識に繋げるだけでもうそれはクリアしたことになります。

したがって、問題はこれから自分は何のためにこのツールを使おうとしているのか、そもそも何を目的としてツールを使うのか、そしてそのためにはどういうツールをどのように組み合わせていくのか、こういった認識が必要になってくるのです。

したがって、学びの仕方をもっと大きな観点から、広い観点からみつめ直す必要があります。これまでのツールの使い方を前提にしてしまうとそのツールをただ訓練してマスターすることだけを目的にしていた頃の波動をそのまま呼び込んでしまい、ただマスターすることだけの意識に向ってしまう場合があります。

しかしもう今の時期においては、一つひとつをマスターするというよりは、もうマスターしてしまったという意識でそれをいかに組み合わせていくのか、使いこなしていくのか、そこにもっともっと意識を向けていく必要があります。皆さん方が例えば場を浄化しようとする時、これまで教わってきたやり方でサークルを作ったり、光を呼び込んだりして自分の聖なる場をつくり維持することができました。

そしてそれを完璧なものにしようとして正しいやり方とか、効率の良いやり方を工夫したり、自分なりに満足できるようなやり方を見つけて、いろんなことをやっております。確かにそれはそれで役に立ち、問題はありません。しかし、これから皆さん方が本当に一番満足のする生き方をするためには、一つひとつのツールをただ完璧に使いこなすとか、ただうまくそれを利用できるという訳ではなく、まず今自分は何のために行なうのか、何を目的にしているのか、それをはっきりと理解しておく必要があります。

本当に自分自身を目覚めさせ、活性化させようとする、そうであるならばそれに応じていろんなリチュアルがあります。神の意識レベルを引き出してきたり、自分の意識レベルを高めたりするリチュアルがいくつあり、それをどのようにしてうまく組み合わせてつくっていくか、そういったことに意識を向け、それに見合うリチュアルをうまく選び出して自分の流れをつくっていく、そういう風に本来の目的をまずはっきりさせ、それに向けて組み立てていく、常にこういう意識が必要になります。

どうしても練習をするという言葉を使うと、多くの人はただ同じことを何度も何度も繰り返し、ただ忘れないように体で覚えようとする、この繰り返しになってしまうのです。これはまだまだ一つのツールを体で覚えようとしている頃の学びの仕方に過ぎません。練習をすること、身に付けることがあたかも見なくてもできるようになる、それを意味することになってしまい、ただそれを使いこなせればもう目的は達成したかのように勘違いしてしまいます。

見なくてもできることに意味があるのではなく、今本当に必要な目的を考えた時、それに持っていくリチュアルやツールとして何がふさわしいのか、何をどううまく使い分けると最大の効果が得られるのか、そこに意識を向ける必要があるのです。自分の毎日の練習において、そういった意識をどこまで持っているか、それをもう少し理解してみる必要があります。

毎日の練習においてもただ毎日同じことを繰り返すのではなく、今日はこれを目的にして組み立ててみよう、今日はこれを目標にしてこんなことをやってみよう、毎日、毎日、目的を変え、使い方も変えていく、そういったことの繰り返しによって更なる成長が進んでいきます。

毎日の練習、トレーニングでさえもやり方が変わっていかねばなりません。ただ同じことを繰り返す、いつも同じことをする、これは必ずしも今の皆さん方に有効なやり方ではありません。学びの仕方自身の新しいやり方を身に付けていく、是非そういう意識を持ってトレーニングをするようにしていってください。


A心の波動

私たちは光のハイアラーキーとしてお話をいたします。光の仲間たちは、皆さん方と共に学びを重ね、皆さん方と一緒にワークすることに喜びを感じております。皆さん方が一生懸命地球を思い、自らを思い、真面目に練習をしている時にはとても素晴らしい波動が流れていき、それは宇宙レベル、銀河レベルにもとても大きな影響を与えていきます。

皆さん方のやる気、行動力がそのまま宇宙にも影響を与え、本当に強い力となって駆け巡っていくのです。これからの流れにおいて、一人ひとりがどこに向かい、何をしていくのか、こういったことにはもっともっと良く理解をしておく必要があります。皆さん方の多くが、これまで学んできたやり方をさらに越え、新たなる学びをどんどんするようになる、それによって自分の意識も広がりながら、奉仕する世界も広がっていく、こういう流れの中で自分はどういう役割を演じていくのか、この地球において、皆さん方のやるべきことはまだまだたくさん残っております。

この地球においては解決すべき問題があまりにもたくさん残っており、皆さん方一人ひとりはそれに向けてたくさんのやるべきものがあります。それらを解決する場合、一つひとつ解決しようとすると、とても面倒な場合があります。確かに段階を追い、一つひとつ理解することは必要です。

しかしそれらを解決する具体的な方法として一つひとつ個別に考えることが、返って逆になってしまう場合もあるのです。初めから一気に考えて最期までうまくいくようにしておく、こういった発想も必要であり、必ずしも一つひとつを順にやるということが唯一の道ではありません。

全体的な流れから一気に進んでいく、意識の持ち方をそういう風に変えてみるとまったく違いやり方が思い浮かんできます。自分自身がそれに向けてどういう風に行動できるのか、いろいろ自分のペースを理解しながらつくり上げるようにしてみてください。


それでは一人ひとりにアドバイスをしてみます。

Jun-ichi.Mさんの心の波動を見た時、あなたの中に自分自身の価値についていろいろと考えてみる傾向があります。自分はそれをするのにふさわしいかどうか、自分にどういう価値があるのか、自分についていろいろと考えたことがあります。でもそこから導き出される結論は、ごく普通のことであり、同じことの繰り返しで終わってしまいました。自分は何であるのか、それを確かに見つけるのは容易ではないでしょう。あなたの場合にはあなた自身が自分で中々見つかれないようにいろんな仕組みをつくっているところがあります。あなた自身が本当の自分を見つけるために、本当の自分のところだけをしっかりと残しておき、その本当の自分に辿り着くまでは、誤魔化されたり、明確ではないところに出会ってもあまり影響を受けないような流れをつくっております。したがって、自分にとっては興味があったり、面白いような状況に出会ったとしても、それが長続きしなかったり、その場だけの場合は本当の自分に辿り着くべき情報ではないということが分かります。本当の自分を見つけるものだけが常に与えられ、それ以外のものはいずれまた消えていく、そういう流れをつくっております。その中での自分の生き方をマスターしていく必要があるでしょう。言葉の一つひとつに心が動かされてしまったり、ある細かいことにこだわったりすると、本来の流れが見えなくなってしまいます。あまりそういったことに振り回されたり、気にしたりせずに本来の流れだけを見ていく、そういうやり方を是非身に付けるようにしてみてください。

Jun-ichi.Tさんの心の波動を見た時、あなたの心の波動の中にあなた自身が自分で明確にコントロールできる波動と、明確にはコントロールしにくい波動があります。コントロールできる部分の波動は、自分の意識でうまくコントロールできたり、自分の思考の範囲の中でコントロールできるものに限られておりました。そしてそれらでは理解できないことは自分のコントロールできない範疇となり、それに対してどう扱うのかがテーマになっておりました。自分自身がそういったものに対しどういう風に取り組み、自分のものとしていくのか、そこでのいろんなやり方があり、その段階で混乱することが何度もありました。これからの流れにおいて、あなたの今の波動を少しでも高め、自分のものとするためには、自分自身の波動をまずよく理解し、この波動が現実において実際どういう役割を演じているのか、自分の波動が自分の現実の中でどういう意味をもたらしているのか、それを考えてみる必要があります。ただ単に大まかに役割を感ずるのではなく、明確なものとしてはっきりと理解しておく、自分自身の心のあり方をしっかり理解してコントロールできるようにするために、是非も自分自身の世界におけるエネルギーをうまく使いこなせるように工夫をしていってください。

Namikoさんの心の波動を見た時、あなたの光は今とても良いバランスを持って活動をしております。あなたの心の中に神を信じ、聖なるものを感ずる波動があります。それにより、その分野における繋がりがとても強く、この波動はあなたに良い影響を与えていくでしょう。これから自分なりの学びを進める中で自分は何をどの程度学んでいくのか、自分の学びがどういう意味をもっているのか、いろんなことを考える傾向があります。そして自分自身が今自分の流れの中で明確に表現し、行動を取っていく、そういう時期に入ってきております。今後の自分の流れを見た時、自分の感じた波動、やり方、進め方をまず理解し、そこに入っているいろんなエネルギーを分析していく、エネルギーをいろいろ見ていくとそれぞれのエネルギーの特徴が分かり、そのエネルギーが人間にどういう影響を与えるのかが感じられてきます。その人間に何かコントロールさせようとしているもの、あるいは人間の流れを変えようとしているもの、単にその人のエネルギーに応じて戻ってきたもの、いろんな波動があります。それぞれの波動に応じてその人の流れも変化していきます。是非ともその流れをうまく理解し、一人ひとりの流れがどういう風に進み、どう調整をとっていくのか、是非そこに理解が及ぶようなやり方を身に付けていってください。

Sachikoさんの心の波動を見た時、あなたの心の波動は今あなたにとても良い状態となって見えております。心の中における葛藤があったとしてもそれは本質的なものではなく、本質的には十分にすっきりと理解のできる波動になっております。したがって、迷いとか混乱に意識を向ける必要性はまったくなく、むしろ大きな世界においての新しい生き方を模索していく、大きな観点から流れを見ていく、是非そういう意識を身に付けるようにしてみてください。そうすることによりこれまでの頭の中にある概念、考えが次々と崩壊することになります。そして改めて自分とは何なのか、他の人は何なのか、そういったところに意識が向いていく流れが始まっていきます。自分の流れをよく理解し、それに見合った流れを是非とも見つけ、使いこなせるようにしてみてください。


皆さん方はつい新しいことをする時に抵抗があったりして中々先に進めない状態があります。これまでのやり方に執着してしまう、いつものやり方にこだわってしまう、そうすると新しい波動が入らなくなり、これまでの繰り返しがつくられていきます。

自分は新しいやり方として何を行なうのか、今までの自分と違うスタイルをつくるにはどうやっていくのか、是非そういったところにも意識を向け、これまでとは違うやり方を工夫し、見つけ出せるようにしてみてください。それでは少し休憩を取ります。ありがとうございました。


B体験の有無が学びの違いを生む

私たちは光のハイアラーキーとしてお話をいたします。皆さん方がハイアラーキーと一緒に学びを重ね、自分の成長にために、いろんなツールを使いこなしております。多くの人が現実の生活の中で実際に学んだ知識やツールをどのように日常生活に生かすのか、日常生活にどういう風に役立たせるのか、そこで悩んでいる場合があります。本来は日常生活をうまく自分にとって喜びが増える方向へともっていくために学びを始めた、しかし結果的に日常生活の多くの部分が逆に学びの方に費やされてしまい、本来の目的がわからなくなってしまっている、こういうケースがあるのです。

あくまでも本来自分の人生を楽しく満足のいくように生かすためにツールを使いこなし、そのツールを手にするために学びを始めた、結果的に学ぶ時間ばかりが増えてきて、人生を楽しむ時間がない、人生として感ずる時間がない、こういった状況になっているようです。

しかし、それは今皆さん方の意識の中で学びということと、現実を体験するということが違う価値観で働いているためにそういう現象が起こるものと思われます。つまり現実における価値観は楽しく、面白く、満足のいく、幸せや幸福がどんどんやってくるのが現実の生活の目的であり、学びにおいてはより多くの知識や知恵を手にし、まだ分からない真理を次から次へと手にしていく、こういう風にそれぞれの基準が違うために、別個の基準が出来上がってきて、それが統合化できないまま混乱をもたらしているものと思われます。

したがって、これは学びの仕方とか、学んでいる場所とか、あるいは現実の職業とかに問題がある訳ではなく、自分自身の価値観や基準の持ち方に問題があります。学びは学びとしての基準、生活は生活としての基準、これらが違っている限り、この問題は必ず付きまとうことになります。

したがって、日常生活における喜びを増やそうとして学びを始めたのであれば、学びの基準と日常生活の基準が一致していなくてはなりません。自分の日常生活においてもし金銭を得ることや、喜びを増やすことを基準として考えたのであれば、学びにおいても、金銭を増やし、喜びが増えるような学び方でないと満足できない状態になっていきます。

学びにおいて多くの真理やツールを手にすることを基準としていたのであれば、生活においても同じように真理やツールを手にし、使いこなす生活になってなければなりません。これらの価値基準の統合をいかに自分の中にもってくるか、これができないうちはこういう心の葛藤は続くことになるでしょう。

しかしこれをうまく自分の心の中に統合化させることができた時、つまり学びそのものが人生とうまく合わさっていたり、人生そのものが学びの基準と合っている場合、これは学びと人生の間に葛藤が起こらず、両方、満足のできる生き方ができるようになります。

つまり自分の心の中に学びと人生そのものがうまく噛み合わず、どこかで疑問や矛盾を感じ、葛藤が起こった場合、自分は何を基準に学びを始めたのか、自分は何を目的として人生を生きているのか、そこをよく考えてみて、自分の本来あるべき心のあり方、自分の持っている価値基準、いろんなところをもう一度整理し直してみる必要があるでしょう。

自分が学びを始めた時の基準と、毎日の生活の基準が噛み合わない時、これはいくら学びを進め、どんなに素晴らしいツールを手にしたところで葛藤が解決することはありません。中にはこういった問題を解決しようとしてひたすら学びを先まで進め、最高峰の真理や知恵を手にすることにより、この問題を解決しようと考えている人もいるようです。

しかし学びの基準と生活の基準が食い違っている場合、いくら最高峰の真理やツールを手にしたところで解決することはありません。そもそもの学びの基準が生活の基準と違っているために矛盾が解決することはあり得ないのです。そもそも自分はどういった基準で学んでいるのか、どういった基準で生活しているのか、そこを自分なりによく分析し、自分が満足するためのあり方を見つけるようにしてみてください。それではここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)2004 CentralSun
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