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2004/4/19■月曜交流会から

自由意志と自立

@日本人の自立

私たちは光の仲間たちと思ってください。光の仲間にもいろんな仕組み分けがあり、私たちは主に意識の活性化、目覚めを重点的に行なっております。意識の目覚めというのは、意識の広がり、質の高さ、新たなる意識に向けて学びのテーマを与えていく仲間と思っておいてください。

今の日本の人々はこれまでの日本人としての意識から、宇宙の中で共通した一つの意識へと進化する段階にきております。日本の人々は一見、平和で豊かで民族的にも優れたエネルギーとして進化を成してきました。

それ故に今の日本の意識があたかも理想的な意識、素晴らしい意識であると思っている人々が多くいます。しかし、どんなに優れた日本の意識だったとしても宇宙進化の流れを止めることはできません。宇宙進化の流れに従い、さらなる意識のレベルへと進化する必要があります。

もし日本人が今の意識レベルのまま進化することがなければ、この地球上で一番愚かな意識になってしまうかもしれません。他の民族の意識の方が正義感があり、行動力があり、本当に家族を大事にし、助け合って生きていこうとする気持ちを強く現わしております。

それに対し今の日本人は、守られて平和を保ち、自分は努力しなくとも、何もしなくとも、平和をそのまま甘んじて受けており、そこにおける数々の仕組みや、努力、苦労はまったく感ずることができない状態になっております。

平和で当たり前、幸せで当たり前、豊かで当たり前という、初めから与えてくれるものという意識がとても強く、自分たちでそれをつくり上げる、自分たちが実現するという意識がほとんどありません。

今の日本の平和はどういう仕組みでもたらされているのでしょう。いろんな非難が多いなかで、やはりアメリカにいろんな協力をしてもらったり、支援してもらっているおかげで国自体の平和が維持されていることは否定できません。

自分たちは日本の平和のために、どんな苦労をしているのでしょう。もう日本の治安警察は、ちょっと凶悪な犯罪者たちでさえも、お手上げの状態になっており、ましてや組織的な暴力団や知能的な犯罪を行なうものたちに対しては何も手をつけられないままになっております。

日本だけで平和を維持しようとしても社会の中の犯罪者ですらも撃退することができないレベルなのです。今の日本の人々は自分の体で勝ち取ったり、犠牲にして何かを守るとか、必死につくり上げるというエネルギーがほとんどありません。今の日本人はそういったことは自然に行なわれ、国がやってくれて、自分たちはその保護のもとで安全な生活を維持できる、そういう意識が当たり前のようになっております。

しかしほとんどの国においては、家庭の平和そのものが毎日必死になってつくり上げており、努力してつくられているのです。日本人の平和に対する意識がまだまだ未熟という段階にあります。これからの新たなる意識のレベルに向う時、今の日本人の意識レベルではほとんど自立できないレベルになっております。

すべてが国がやってくれる、力のあるものがやってくれる、分かっている人がやってくれる、そういう意識になっており、自分たちで自分自身をつくり上げるということができなくなっております。自分たち一人で自立して生きるというレベルになった時、どこまで自分でつくることができるでしょうか。

多くのものがアバンダンス、アバンダンスと言って、金銭的に余裕を持とうとします。今まで家族において、会社組織において、楽して金銭を手に入れていた人は、改めて自分で金銭を動かすという場に入った時、自分で自分に必要な金銭を手に入れることすらもできないレベルなのです。

自分でしっかりエネルギーをつくり上げるという事ができずに、ただアバンダンスという儀式だけで手に入れようとしたり、安易な方法で手に入れようとする、そうやってアバンダンスをもたらそうとする、本質的な富のエネルギーを動かす力がない以上、その人に富は入ってきません。

今まで家族や会社、大きなものから自動的に富が流れてくるという意識で育ってきた人は自分に必要な富でさえすらも、自分で動かすことができないのです。アバンダンスというリチュアルで安易に得るのではなく、自分で本当に富のエネルギーを動かすという力を身に付けていく、体力を身に付ける、まずはそれが必要なレベルになってきます。

同じように自分は何がしたいのか、自分にどういう学びが必要なのか、これもまったく同じように他の人のやっていることをただ真似して自分もやってみる、他の人が良いと思っているから自分もやってみる、皆と同じことをやっていれば良い、偉い人や素晴らしい人がやっていたら自分も真似する、そういう学びの仕方を繰り返しているために、自分に必要な学びを自分で判断し、行なうということができない意識なのです。

本当に自分に必要なエネルギーを自分で動かす体力が身に付いていない。その割には体力のなさを他人の所為にしたり、先生の所為にしたり、上司の所為にしたり、社会の所為にしたり、経済の所為にしたり、やたらと他人の所為にばかりして、自分の未熟さをまったく見つめようとはしておりません。

自分にエネルギーが流れてこないのは、自分の責任であり、自分がそのエネルギーを流すだけの準備ができていないのです。社会の所為でも他人の所為でもありません。

自立するという事は社会の所為や、人の所為にすることを止めるということから始まります。あくまでも自分を自分でしっかりと導いていく、人に従ったり、人の言うなりになるのではなく、自分で行動していく、決断し、歩いていく、これが自立の一番重要なところになります。

日本人のほとんどの人が自立という点に関して極めてお粗末な状態にあります。自立するという意味すらも分かっておりません。他人に関しては自立しなさいと平気で言っているにも関らず、自分のことになると人の所為にする、社会の所為にする、まずこういう意識レベルを立派に自立して生きていけるレベルに引き上げる必要があります。

どのような状況であれ、光の成長を留めるものはすべて悪になります。ましてやその時の理由として、金銭的なことや時間的なこと、個人的な都合を理由にしているのがあっても、それは正当な理由にはなりません。すべて自分を正当化させる言い訳であり、その言い訳の中には何の光も入っておりません。

日本人はお互いに心を共有し合い、仲良く分かち合うという波動がとても強いために、言い訳のレベルで同じ言い訳が共有すると、気持ち良さを感じてしまうのです。それが言い訳とは気付かず、むしろ正当な理論として共有されてしまうのです。

これが日本人の成長を止め、また日本人の意識レベルを下げていた波動でもあります。日本人はお互いに慰め合い、傷をなめ合うことによって同情心が芽生えたりして、気持ち良さを感じ、いつのまにかそれを真理であるかのように思い込んで、その世界にどっぷりと漬かってしまう傾向があります。

成長するということはある意味ではとても大変なことです。そういうもろもろの意識すべてに打ち勝たねばなりません。成長するということは現状を打破し、自分が今までつくり上げてきた概念を壊し、いつものスタイルを変更して全く新しいやり方を常につくり出していく、これが成長することであり、またそういう方法でしか新しい意識レベルには到達しません。

まだまだ日本人の意識レベルは極めて自分本位であり、自己中心的であり、とても人類全体の進化を考えたものとは言い難い状態にあります。ただそれが危険性が一見ないように思えるために、優秀な民族であるかのように論じられたり、平和な人種であるかのように勘違いされているだけです。

実際には平和な人種どころか、場合によっては非常に危険な人種とも言えます。友達と思って付き合ったら実際には成長を阻害する波動ばかり出しており、成長が留まり、全体的に進化しないという道へ誘い込まれてしまう、これが日本人の特徴です。

あまりにも気持ち良く、一見人間が素直で善良なために、害がなさそうに勘違いされてしまいます。実際には成長を拒み、前に行くことを恐れ、自立を願わない民族なのです。今日本人は集合意識レベルで大きな変化を体験しなければなりません。

今までのように誰かがやってくれるとか、偉い人に任せるという意識を持っていると、自分が存続できなくなってしまいます。誰かに任せるのではなく自分は自分でしっかりと自分を導き、守り通す、これを行なわない限り自分の身は保証できないのです。誰も守ってはくれません。誰も導いてもくれません。自分で行なわねばならないのです。

今日本人は真剣に考える必要があります。平和とは何なのか、成長とは何なのか、今日本は世界のために何を成し得るのか。一人ひとり与えられた環境があり、与えられた環境で学んでいくでしょう。一見金銭的にも時間的にも、不便であり、思い通りに進まない、思ったことが現実できないという思いがあるでしょう。

しかし、何故神がそういう現実を与えたのか、それをよく理解する必要があります。そういう現実があるということは、この現実を活用して新たなる自分の現実をつくることができる、より豊かで素晴らしい現実に変えることができる、そういう意味があるからです。それをどうやって変えていくのか、どういう手段で変えるのか、次々と行動して変える人もいるでしょう。次々と他人を利用して変える人もいるでしょう。

金銭を動かして変える人もいるでしょう。いろんな変え方があります。どれを使っても構いません。ただ人に成したことは自分に戻ってくる、そういう原理を理解した上で行動を取る必要があります。何も行動しないでただ現実を否定したり、不満を述べていても現実は変わりません。

現実は不満を述べるのではなく、むしろ現実の価値を認め、現実に優しく問いかけ、現実に協力していただきたいというエネルギーを与えることにより現実は変わっていきます。現実を否定すると現実は言うことを聞いてくれません。自分の現実が何であるのか、もっとはっきりと理解する必要があるでしょう。


Jun-ichiさんの今の話を聞いて、お話しをいたします。いろんな面において心の動きがあり、今の自分の行動や、やっていることに対していろんな思いが沸き起こっております。これはすべてあなた自身の判断のエネルギーのテストであり、自分は何を基準に歩いているのか、自分はどこに向っているのか、自分は本来何をすべきなのか、それと向き合うための場になっております。最終的に自分は何をしたいのか、自分ではっきりと結論を引き出す必要があります。それは周りの人の結論とは当然違ってくるでしょう。自分は自分の人生に対する流れを自分でしっかりと見る必要があります。自分はどこへ向うのか、自分は何をするのか、それをはっきりと認識しない以上、何をやっても疑問を感じ、何をやっても満足感を得られないでしょう。自分の流れをしっかりと理解できた時、その流れに合うものに対しては喜びを感じ、満足感を感じ、さらなるやる気が出てくるでしょう。自分がどこへ向うのか分からない、その状態で学びを続けでも、学んだつもりが自分の成果にはなってこないのです。自分は何を求めているのか、どこに向うのか、それをはっきりと理解して、その上で自分と社会との関係を理解し、周りの人に対するいろんな思いや感情も湧いてくることになります。自分は自分の力で自分の人生をつくっていきます。他人は自分のためにそれぞれが必死になって生きています。自分も自分のために必死になること、自分は自分をしっかりと育てていくこと、先ずはそれをしっかりと理解して学びを続けていってください。


A自由意志の行動でも一定の範囲内にすぎない

私たちは光のマスターとしてお話しをいたします。一人ひとりいろんな思いがあり、考えがあるでしょう。しかし、人間の考えることはすべて用意されているエネルギーであり、そこにはどのような思いであってもすべて許された考えになっております。

何を考えようともすべて用意されたエネルギーでしか考えていないのです。したがって、自分がどのような考えを身に付けたり、考えが沸いてきたとしても、それ自体に善や悪は何一つ入りません。それは元々用意されていた波動だからです。

ただそこで沸いてきた考えや思い、それをどのようにして使い、自分のために活用していくのか、そこでいろんな現れが変わってきます。自分のエゴのために使う人、つまり正当化したり、人の所為にする、これはいろいろ沸いてきた考えを自分の都合の良いように利用している波動になります。

それに対し自分の成長のために使う人、もっとやる気を出していく、前向きに生きる、しっかりやろうと自分に言い聞かせる、いろんな波動があります。これらはすべて自分を積極的に成長させようとする現われから起こされてきます。

元々用意されている考えや思い、それをどう使うかによって、結果が異なってきます。他人の所為にしたり、社会の所為にする、自分の所為にする、いろんな理由をつけて満足する人もいるでしょう。もっと頑張る、ちゃんとやる、意識を入れ替えてやってみる、いろんなやり方があります。

自分はどの考えを使い、どこに向うのか、それが一番大事であり、またそこにその人の一番の光が流れてきます。自分はどこに向うのか、何をやっているのか、常々それを意識し、理解し、そしてそこに向って進むようにしていってください。それでは少し休憩を取ります。ありがとうございました。


B天使は三次元に直接、介入できない

私たちは天使の波動でメッセージを伝えます。先ほどの質問で意志だけで天使を召還できないのか、そういう話がありました。いろんなレベルのリチュアルがあり、それぞれ段階があったり、わざわざ体を使った動きが、何故そんなことが必要なのか、そういう話がありました。

スピリットの世界と皆さん方の世界を強力なベールによって遮られており、このベールは普通の人間の意識では通過できない強力な仕組みが出来上がっております。皆さん方は物理世界で学びを始めている以上、物理世界がすべてであり、物理世界を完全にマスターしない限り、そこから戻ってくることはできません。

物理世界で学ぶのは物理世界のすべてであり、スピリットの世界を学ぶわけではありません。物理界をどのようにしてクリエーションし、コントロールしていくか、物理界を学ぶことが基本になります。

したがって、スピリット、つまり天使やマスターたちは物理世界に直接介入することは許されず、物理世界をつくっている人間たちをすべてサポートする必要があります。人間たちが自由意志をもって三次元をつくり上げていく、それをサポートするのが天使たちの役割になります。

したがって、基本は人間が自ら自分の力ですべて三次元をつくり上げ、素晴らしい世界に変えていくのです。人間が天使に召還を頼む、何故、何のためにそういったことが必要でしょう。本来は自由意志があり、すべて許されているために、いちいち天使の力を借りるということがまず必要にはなりません。すべて自分でできるのです。

したがって、天使は仮に人間に呼ばれて現れてきたとしても皆さん方の自由意志を壊すような言動は一切することはできません。すべて皆さん方に任せているからです。しかし、その人間の世界でも段々三次元の世界が、仕組みが分かってきて、スピリットとの関連も分かり、ベールをある程度自分の力で行き来できるようになってきたものは、スピリットの世界のエネルギーを直接物理世界で使いこなしたり、スピリットの存在を直接使ったりすることができるようになってきます。

しかし、ベールから直接スピリットを使うということは、これは普通に認められた方法ではなく、その資格をもったものにしか許されていない特殊な方法になります。天使を直接召還するというは、そういう特殊な方法を使って物理世界に顕現されることであり、これはそのベールの仕組みをしっかりと理解したものでない限り、むしろ天使が帰れなくなってしまったり、犠牲になったり、天使自身の生命が危うくなることすらあるのです。

呼ぶ方は気軽に呼んでいるかもしれませんが、呼ばれた天使の方は生きるか死ぬかの瀬戸際で必死になって戻ってくる場合もあります。皆さん方が思っているほどベールは簡単なものではなく、まったく異次元への出入り口であり、訳の分からないものがただ勝手に穴を開けて、天使を呼ぶというそんな程度でできるものではありません。

もし間違って異次元の別の穴に天使が閉じ込められてしまった場合、その天使は永遠に活動することが出来なくなってしまいます。ベールを使うことの未熟な人間によって犠牲になった天使の数がどれだけあるか、あなたには想像できるでしょうか。恐らくその数を聞いたら、失神する位の数になってしまいます。

人間に呼ばれたために、人間世界に来て、そのまま戻ってこれなかった天使がどれだけいるか、そのために始めは天使そのものを呼ぶのではなく、先ずエネルギーを感ずる、エネルギーを流してもらう、そういったレベルから順次練習していただき、そしてその人の技量に応じて、より高い波動を顕現できるようにする、そういった風に学びが進められております。

何でもかんでも思えば何でもできる、それは都合の良い解釈であり、現実にそんなものはどこにもありません。どの分野をとってみても練習を重ね、マスターし、成長することによって次の段階へと育っていくのです。

近道をしようとしたり、手っ取り早い方法を考える、これはすべてデーモンのやり方です。もしもっと良いやり方、簡単なやり方、そういった発想が出てきた時、必ずデーモンが周りにいるという意識が必要になります。手っ取り早く終わらせるのではなく、基本を確実にマスターしていく、一つひとつステップを組んで学んで成長していく、常にその意識を持って学んでいっていただきたいと願っております。それではここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)2004 CentralSun
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