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2001/11/17■月例セミナー@[土曜]から

自分で癒すが一人では癒せない

@まずは自分を知ること

私たちは光のハイアラーキの仲間として話をします。今日は自分の心の癒しをテーマにワークを行なっておりました。一人ひとり、心に抱えているテーマがあり、それを癒そうとするとき、普通は何度も何度も考え直し、これから良い事態が起こるように空想したり、自分のできる範囲内で新たな解決策を見出そうとします。でもほとんどの場合は、あまり具体的な結果が得られずに、そのままにして放棄されたり、さらに事態が複雑になったりする場合があります。

自分が抱えている心のエネルギーは、その心のエネルギーを自分で見ることにまず意味があります。それをどう処理するか、どう変化させるかいうよりは、まずそのエネルギーを自分で見つけ、気づくということ。そこに大きな意味があります。そのエネルギーをつくり出すのに、自分はどういう経験をし、どういう感情や気持ちをもってつくりだしたか、その心の傾向が分かったとき、そのエネルギーの大半が消えてしまう場合があるのです。したがってまずはその存在に気づき、どういう心、どういう気持ち、どういう感情でつくりだされたものか、それを理解するということに意識を向けてみてください。

Toshiyukiさんに関しては、心の傾向の中に、自分が自分の手でその人に何かしてあげる、それが自分にとって納得できるもの、十分に満足できるもので、そういう結果を確認することによって自分の存在そのものを認めるという心があります。これは自分と他人を同じ価値観の中に持っていったり、同じ世界に閉じ込めてしまう場合があります。本来は自分と他人は同じ価値観で行動し、別の世界の人間であるという前提であれば、お互いに束縛し合うことなく、その時々の人間関係だけでうまく展開することができます。しかし、ある世界の中に閉じ込めてしまうような働きが起こると、それがいろんな問題を創り出し、必要以外のところでもエネルギー的なつながりを作り上げてしまう場合があります。自分の感覚は自分の世界だけであり、ほかの人はほかの世界で自由に生存しているというのをはっきりと理解し、自分と他人とで束縛をするエネルギーをあまり維持しないようにしておいてください。

Suzukoさんに関しては、心の波動のひとつにお世話や面倒を見る、他人の奉仕をするという波動があります。これはあなたがこれまでに身に着けてきた多くの人生の賜物であり、人のために身を尽くすというとてつもない素晴らしさがあります。この波動が純粋に働くときは、回りに光を与え、回りも喜びを感じていきます。しかしどうしても、他人の喜びよりは自分の喜びが優先するとき、その波動は他人にも厳しさやつらさを与える場合があります。システムの場合、うまくいくのと、一人ひとりが喜びを感じるのと、どちらを優先させるのか、常にそれに迷いが出てきます。あなたが本当に与えなければならないのは、どちらなのか。本当に人間にとっての喜びは何なのか。それを自分なりにしっかりと理解し、身につけていく時期になっております。一人ひとりの心をもっともっと重視するようにしていってください。

Naokoさんに関しては、あなたのかけがえない優しさが人々を麗し、楽しくさせる場合があります。その波動は無邪気で、人に心地よい響きをもたらしていきます。この波動の良いところは、あまり他人におせっかいをせずに、その人のペースで、その人なりのやり方にしておくという良さがあります。しかしその人が本当に成長するかどうか、その人がその人の流れに従って、本来、あるべき方向に引き上げていくか、そういう観点で見ると、あなたの波動ではまだ難しいところがあります。その人を楽しく喜ばせておく。そこに留まっているのではなく、一段階、高いところに引き上げていく。その人を成長させる。そういう観点で見たときに、自分は何ができるのか。自分はどういうトレーニングができるのか。次はそういう観点で物事を見るようにしてみてください。

Makiさんに関しては、あなたの優しさ、自分の能力、本来あるべきもの、こういったものが少しずつ表に出されてきて、今、波動が急速に変化してきております。まだまだ新しい能力が目覚めたり、自分にも分からなかったやり方が身についてくるでしょう。今は自分の癒しということよりは、おそらく新しい見方、新しいやり方に意識が向き、その流れの中でいろんな人とやり取りをして、自分の成長を高めていく時期といえます。一通り自分のやり方が身につき、いざ、人との関係でいろんなことが起こったとき、あらためて自分の心の中のいろんなことに気づき、癒しや目覚めが行なわれるようになっていくでしょう。今はまず、自分のエネルギーをしっかりと使いこなし、活性化させ、使いこなせるということを目標にして、いろんなワークを続けていってください。


一人ひとりの癒しは確かに自分で行なうものであり、自分のために、自分が中心となってやる必要があります。でもおもしろいことに自分の力だけで100%すべて完了できないようにもなっております。人との人間関係を通じて、ほかの人のエネルギーで癒されるものが必ず用意されており、人間関係を無視して100%癒すことができないように仕組まれているのです。人間関係ということをはっきりと理解し、お互いのやり取りの中で成長してやり方を理解しておいてください。

それではここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)2001 CentralSun
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