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2000/8/16■水曜瞑想会から

他人を素直に見ることが自分を表現すること

@心の障害を光に変える瞑想

私たちは今の瞑想を手伝っていた仲間です。今日は自分の心の深い領域を探検していただきました。心の中にはいろんな世界があり、人とかかわりをもったときに作られた様々なエネルギーが格納されております。あなた(Nさん)の場合においても、これまでの流れの中で作られてきたいろんなエネルギーがそこにあり、その中には今のあなたの生き方に強い影響を与えているものもあります。私たちはそのエネルギーの領域の中で、今のあなたにふさわしい瞑想を作っていました。

あなたが辿り着いたその世界はあなた自身の心の躓きや障害、困難となっている波動が集まっている世界でした。自分が前に進もうとしても何らかの障害があって前に進めない、自分を改善しようとしてもうまく進めない、自分自身を光りあるものにしようとしてもなかなか光が入ってこない、という世界を見ていただきました。しかしこれは悪いとか欠点とかいう領域ではありません。ここはむしろ光が入るようにつくられた世界であり、その光を呼び寄せる材料を今、作り出しているに過ぎません。

今、ここに集められているいろんなものはこれをきっかけにして光を呼ぶことができるのです。ここにあるものを行動に移すことによって光にどんどん変えることができます。あなたにそれを分かっていただきたいと思い、その世界から行動に移して光に変わるという流れを体験していただきました。

その世界において、自分が感じたものを一つひとつ見つけ出していっていただき、それを光に変えることができます。自分はなぜ自分を低く見てしまうのか、自分の強さをなぜ素直に認めることができないのか、自分と他人とのかかわりにおいて常に自分を下に考えてしまう、これはある意味では一つの癖のようなものであり、いくらでも変えることができます。変えたいという気持ちがあり、変えたいという意志があり、行動に移すことによって実際に変わっていきます。あなたはもうその強さを身につけています。あとは、まだ自分で自信がないこと、そのためにいくら材料をもらっても行動に移せないところがあります。

あなたに与えられた光はあなたの心の不安をなくし、本当に満足して生きるのに必要な光が流れてきました。これまで自分を封印してきたエネルギーが追い出され、あなたに自信を与えることができます。自分を低く見ていたエネルギーが分解され、自分を取り戻すエネルギーが入りやすくなっていきます。もう自分は十分に自分の道を歩くことができ、自分の価値観で判断することができ、それをしっかりと理解して自分の道を堂々と歩いていけるようにしていってください。


日本人の多くの人が本当に人とのかかわりにおいて自分を低く見たり、素直になれなかったり、別の自分を作り出して人間関係を続けております。そしてそれがあたかも生きるために必要なことと思っていたり、そういうやり方が人間関係をうまくするものと理解している人がおります。でも実際には自分の心は何一つ、楽しくはありません。本当の自分の気持ちを理解してくれる人がいないからです。そういう生き方をしていても、本当の自分を理解できる人は現れることはありません。自分を隠している限り、自分を理解してくれる人は現れないのです。

まず、自分が素直にほかの人を理解していく。ほかの人のことを素直に見てあげる。それを実践することによって、自分の心を素直に見る人が現れてきます。はじめから自分を別の自分として作り上げて、それで見せようとするより、他人を正しく素直に見ていく。他人のあるがままを受け入れていく。そういう練習が必要になります。常にほかの人を正しく、素直に見ている限り、自分を正しく見る人が現れてきます。素直に生きるということ、正しく生きるということがそれによって理解されてくるでしょう。

単純にヒーリングとかエネルギーとかで終わらせるのではなく、自分が他人を素直に、ありのままに見つめ、それによって自分が変わっていくというやり方をもっともっと身につけるようにしていってください。

私たちはここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)2000 CentralSun
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