前へ戻る
2000/2/19■月例セミナー@から

自分を探す道はたくさんある

@肉体の活性化とアストラル体験

私たちは皆さん方の生命の進化を見守っている領域からお話をします。人間の進化と自分という意識についてのお話がありました。皆さん方が肉体を通して、自分という意識を創り、経験を重ねております。その場合の自分は肉体を動かすために必要な自分であり、肉体が進化するに連れて意識が変わるように創られております。したがって肉体的な成長がほとんどなかったり、肉体をうまく使おうという意思がないときには、意識的な成長もそれほど行なわれない状態になります。

この肉体を離れ、肉体とは別の領域に入るときには、その領域に必要な意識があります。先ほどからアストラルという言葉が使われておりました。アストラルと呼ばれている領域において活動するときには、その領域における体と意識が必要になります。しかし皆さん方の多くの場合は肉体での経験を重視しており、肉体から離れた場合の活動においては皆さんの意識ではなく、別の意識によって動くように調整されております。

皆さん方がアストラルの世界で体験を重ねたいのであれば、肉体を動かしている意識においてアストラルを体験できるように変える必要があります。アストラルの体験ができるようにするためには、肉体とアストラルとの間の繋がりを強くし、肉体次元とアストラル次元の間をスムーズに動けるようにする必要があります。しかしそのためには克服すべき経験があります。アストラルの世界においてアストラルのエネルギーを使いこなすために必要な器官があります。それは肉体の中に隠されており、肉体のある器官を使いこなすことによってアストラルの次元における活動をすることができます。

そのアストラルの器官をうまく活性化させるためには、肉体の次元において肉体から放出されるさまざまなエネルギーをコントロールし、肉体からうまく出されていくさまざまなエネルギーを自分の意思でコントロールできるようになることが必要となります。意思によってエネルギーをコントロールする。これがまずアストラルの次元で必要な条件となります。意思によってエネルギーを使いこなすことができないものはアストラルの次元でうまく活動することができず、自分自身の存在さえもコントロールできなくなってしまいます。

したがってアストラルの世界においていろんな体験をしたいと望んでいる人は、エネルギーをうまく使っていく、意思によってエネルギーを使いこなす、という練習をすることが必要になります。三次元の世界において、意思とエネルギーの関係を見つけるためには、自分の思いや意思が現実にどう影響し、それが自分の特徴とどううまく機能し合っているのか。その関係を見つけていくことが必要になります。現実の流れを自分でみて、自分の思いや意思がどう反映されているのか。自分の思いや意思と今までの流れとの関係でうまくいかないものは何であるのか。それを自分なりに分析して、自分の思いや意思がうまく現実に反映されるようにもっていくことが必要になります。

肉体にはいろんな能力が隠されており、意思や思いを現実化させる秘密も肉体に隠されております。肉体をうまく使いこなし、肉体のエネルギーを使いこなすことによって現実を変えることができます。そうやって意思や思いをうまく使えるようになっていくと、アストラルの世界での体験がスムーズにいくようになっていくことでしょう。

Ohnoさんの質問で、自分の能力的なもののいろんな働きが制限されたり、コントロールできなくなるという話がありました。あなた自身の肉体的な特徴として、今まで獲得してきた能力と、これから自分が必要としている能力において、それが必ずしもうまく噛み合わないときには正常に機能しない場合があります。ただそれが時期的なものとの兼ね合いがあり、まだそれを使う時期でない場合、今それを使いこなすことによってその後に悪影響が出てしまう場合、また自分が考え方を変えてしまったり別の思いで行動してしまう場合、そういう要素があるときには、その能力がうまく使われないようにコントロールされる肉体を創り上げております。したがって自分の肉体の能力を使いこなそうとしても、うまく使えないときには肉体自身から出てくる制限の反応によって起こされているものと理解しておいてください。それは場合によっては、時期が来ると使えるようになったり、必要なときに自動的に使われる場合があります。したがって無理して今、それを使うとか、先にやるとかを考えずに、必要なときに必要な能力が使われるというのを常に信ずるようにしておいてください。

Hirayamaさんが自分を探すためのヒントが欲しい、という話がありました。あなた自身の自分を探す旅において、いちばん適切なアドバイスは、今の自分そのものがあなたの本当の自分の現れをうまく表しており、今の自分を究めることが真の自分に出会ういちばんの道であるということです。あなた自身が日頃、感じていること、日頃思うこと、その一つひとつはあなたの内なるものから現れてきているものです。そしてそれはあなたとは別のところからやってくるのではなく、あなたそのものの内面からやってきております。今の自分の現れすべてを自分の本当のものの現れと信ずることが必要でしょう。自分が何かに変わったり、何かに変化していくのではなく、今の自分そのものが真の自分の現れであり、ただそれを究めることによって本当の自分にさらに近づくということ。そういう風に意識を持つようにしておいてください。


A自分を探す

少しだけ話をして、終わりにいたします。自分を探すというテーマは永遠のものであり、皆さん方がいくら学び、理解したとしても自分を探すテーマは常に続くことになります。どれだけ経験を重ね、どれだけいろんなものを理解したとしても、自分を知る旅はさらに続くことになります。一人ひとりが持っている自分はそれだけ素晴らしいものであり、今の肉体レベルではとうてい理解できないものと思ってください。

Katoさんは自分を知ろうとしても、今まで本当の自分を見つけ出そうとする力がそれほど養われておりませんでした。どこかで自分を恐れていたり、自分に会いたくないというエネルギーも持ち合わせておりました。したがってまずあなたの場合には、勇気を持って本当の自分に出会うという意思、本当に自分は間違っておらず、これで大丈夫だという思い、この二つが必要になります。本当の自分に出会うためにも、この二つをしっかりと成長させるようにしていってください。


Shiribikiさんは本当の自分という表現がまだ自分にしっくりきていないために、何をどうして良いのか分からない状態にあると思われます。あまり難しく考えずに、分からないときには今の肉体が真の自分そのものであり、今の肉体で大丈夫だということをまず信ずるようにしておいてください。今の肉体を否定するのではなく、今の肉体が真の自分の現れである。そう思うだけで十分です。そして今の肉体をさらに成長させていって、もっといろんなものを身に着け、理解していく。そういう風に経験を進めるようにしていってください。

Okadaさんは自分に対していろいろ思うところがあり、自分のやりたいこと、自分の目標としているものが自分の心の中につくられているようです。それがはたして本当の自分の願っているものであるかどうか。今の自分が考えた一つの概念に過ぎないのかどうか。それを考えるときに、自分にとって本当にスッキリするものが何であるのか。自分がやりたいと思っていたことはどういう動機から起こってきたものか。まずそれを考え、自分が求めているもの、自分が望んでいるものが何であるのかを原点から見つめるようにしてみてください。それが三次元的な領域から来る場合、ほかの人からの話や本で読んだもの、自分の知識で身に着けたもの、そういったものからきている場合にはそれは本当の自分が望んでいるものとは違います。しかしそうではなくて、自分の心の中から本当に沸き起こってくるもの、見たり聞いたりしたものではなく自然に沸き起こってくるもの、そういうものの場合には真の自分から伝えられているインスピレーションと思われます。自分の思いを分析してみて、真の思いを感じとるようにしていってください。

Hirayamaさんは自分なりに自分のペースで歩くことがだんだんできるようになってきました。自分についての見つけ方も自分なりのやり方がもうじき完成される状態なのかもしれません。少しずつ少しずつ自分のやり方を信じて、自分のペースで自分を探す旅を続けるようにしていってください。

Ohnoさんは自分についていろんな思いがあり、自分についていろんな考えを もっていました。でもどうしても自分の核心が分からず、最終的なところで疑問に感じてしまうものがたくさんあります。しかしその部分はまだあなたに秘密にされているところもあり、今、ここで述べることはできません。ある程度、時期が来るまで今の学びを続けながら、とりあえずそのときどきの自分を信じて、自分の流れを自分の力で創り出せるように、自分の心を強くしていってください。

Hiratsukaさんは、あなた自身の自分という概念が少しずつ変化してきており、結果的にあなたの魂から発動するエネルギーがあなたに流れやすく変化してきています。これは以前まではなかなか流れなかったエネルギーが、今は流れるようになってきたという意味と解釈しておいてください。少しずつ、魂などについての理解が深まってきて、あなたと魂との繋がりがスムーズになりつつあります。この流れをもっともっとうまく流れるようにして、自分が何であり、どこから来てどこに向かうのかを自分でみつけることができるように進めていってください。

Miuraさんは、あなた自身の思い、感じ、意思、といったものがあなたの心の中でまだうまく統合されておらず、自分を探したり、現実を造り出すときにスムーズに展開しないところがあります。そしてその原因をなかなか自分でも見つけられず、何をどうしてよいのか分からない場合もあります。自分の持っている思いや感じ、意思を自分なりに分析し、それがどういう風にして心の中から発動し、肉体を通して現実に流れていくのか。自分なりにいろいろ分析してみることが必要かもしれません。そしてそれらを一緒に考えてしまったり、漠然と感ずるのではなく、意思は意思、思いは思い、感じは感じとして明確に理解し、それぞれのエネルギーが現実にどう影響するのか、それらの関係を見つけるようにしていってください。そうすると、現実をどう変えたいというときにはどの意思をどう使うのか、どう変えたいときにはどの思いをどうするのか、というやり方が少しずつ分かるようになっていくでしょう。そういうことを通して自分の現実の造り方を理解し、そして自分の特徴を自分でコントロールできるようにしていってください。

Sayokoさんはあなた自身の自分を探す旅において自分というテーマ、そして自分が身に着けてきている今のエネルギー、これらを理解する状況として今のあなたはある意味ではとても特殊な状態に入り込んでおります。それは今の場において、あなた自身のいちばんの特徴を探し出すのにとても難しい状態にあるともいえます。ただこれは意味があり、そして必要なために行なわれております。したがって今の段階においては、あなたは自分を知るということが必ずしも第一の優先ではなく、むしろ自分を確立させる自分のエネルギーをしっかりと自分でコントロールできるようにする。今、そちらの方がテーマになっていると理解しておいてください。つまりあなた自身に今、行なわれているのはあくまでも自分のエネルギーの確立、自分の持っているエネルギー的な特徴の確立であり、そしてそれをかなり自分なりにコントロールできるようになった段階で、あらためて自分を探す流れが見えてくるということがあげられます。

Yoshieさんの場合には、自分自身を知る大切な鍵がいくつか渡されております。それはあなた自身が経験していること、今、学んでいることの一つひとつがあなたを知るためのヒントになっており、あなたはそういったところから自分を知ることができるようになっております。学んでいること、身に着けたもの、理解していること、これらの一つひとつはあなたが自分を知るためにとても必要なものとして用意されたものです。まだ自分では実感が湧かないかもしれません。でもあなたの今までのいろんな経験や流れからして、今、あなたが経験していることは、それを思い出すのにとてもよい状況が与えられており、それによって自分は本当は何であったのか、自分は何をするのが得意であるのか、それが分かるようになっていることでしょう。あなた自身の、自分の現実の中から自分を理解するやり方を早く身に着けるようにしていってください。


一人ひとりが自分を探す道は一つではありません。いろんな道があり、いろんなやり方があります。今、話したのはそのホンの一つにしか過ぎません。したがって自分では実感が湧かなかったり、あまり気が向かないときには無視して構いません。自分なりのやり方で、自分の方法で進めていって、何も問題はありません。ただ自分があまり執着していたり、こだわっていると、なかなか本当の自分に出会えない場合があります。意識を広く持ち、いろんな観点から自分を見る練習を進めていってください。それではここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)1999 CentralSun
前へ戻る