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2000/1/31■月曜交流会から

現実を造るエネルギー

@現実は魂と自分の思いの相互作用でつくられる

私たちは今、私たちの世界で行なわれていることを少し、お話ししてみます。私たちは皆さん方が生活し、毎日を送るときに、一人ひとりの学びがうまく行なわれるように調べ、調整をとっている仲間たちです。皆さん方が毎日の現実を造るエネルギーとしてやるべきことを決め、現実で身に着けてくるべきものを仕組んでから現実に下りていきます。私たちはその一人ひとりの思いがうまく進むように調整をとっております。

一人ひとりが考える場合には、必ずしも自分のことだけではなく、ほかの生命体たちとの関係や地球自身のエネルギーのバランス、宇宙的な見方でみた場合の役割、いろんなものを考え、総合的に仕組みを創り上げていきます。したがって三次元的に見ても、それだけですべてを理解することはできません。

例えば、単純に、今、皆さん方がここに座っているという現実を見たとき、皆さん方の意識ではここにたまたま集まって皆で出会ったという意識を持っているかもしれません。でも、Mizuhoさんの場合は、ここに来るという目的ではなく、あなた自身のエネルギーの状態の再調整のためだけにここにやってきています。したがってあなたの場合には、ほかの人との関係をそんなに考えてはおりません。

keikoさんの場合には、あなた自身のエネルギーの再調整のために、ほかの人のエネルギーを使うということを仕組んできました。Mizuhoさんからはほかの次元のエネルギーを引っ張ったり、Yukikoさんからは感情的なものに関する一段高いレベルの波動を取ろうとしたり、Kazuyoshiさんからは古いエネルギーのうちのある特別な波動をあなたが持っていこうとしたり、Tamamiさんからは彼女の魂のある波動を引っ張ってこようとして、あなたが仕組みをつくりました。

Yukikoさんの場合は、あなた自身の魂がここに来ることを望んでおり、そのあなたの魂とここの場に何らかの繋がりをつくろうとして頻繁に訪れております。Kazuyoshiさんの場合は、あなた自身の体の仕組みのある部分のところに少しずつ変化が起こっているために、その再調整とこれからの流れに向けての新しいつくり直しのためにやってきています。Tamamiさんの場合は、あなたのエネルギー的な波動の特徴の一つに入っている、あるまとまりのエネルギーがこの場でどこまでうまく発揮できるか、自分なりにそれを試そうとしてやってきています。

こういう風に、一人ひとりはまず自分のやりたいこと、自分の目的でここに集まってきています。そして初めは自分だけのエネルギーで、自分だけの思いでこの場でやりたいことを造り上げていきます。しかしここで何度も魂がエネルギー的な波動の変化を経験し、魂自身が十分に動けるようになってきた場合に、魂が自分のやりたいことをここで実現させるようになります。

そしてさらに波動を高めていって、自分の現実だけではなくほかにもいろいろと影響を与えることができるようになった人の場合には、ほかの人との間でのやりとりや、そこで行なわれる仕組みなどをお互いに工夫したりして、一つの現実を創り上げることになります。そして皆さん方はそれぞれ自分のやりたいこと、自分の望んでいるものを持ってここにやってきました。

しかし例えば、こういう席に座るにはどのような仕組みが働いているのか。Tamamiさんがあなたの能力をいちばん発揮させるための場所をまず自分で造り出しました。一番はじめに来て自分の一番座りやすい場所を造りました。全体のまとまりの波動のエネルギーをテストするのに一番良い場所をあなたが造っていきました。そしてほかの人が少しずつ増えてきたときに、ひとり座るごとにその人とこの場全体との波動の調整をあなたが一人ひとり行なっておりました。

ほかの人の場合には自分のやりたいこと、自分が繋がりたいこと、自分の魂の目的に従って自分の一番最適な場所に座り、それによってほかの人との関係が自動的に造られていきました。したがってこういう座り方になったのは、これははじめから決まっていたのではなく、その時その時の皆さん方の自由意思で決まったものです。ただここに来る、このメンバーは昨日のうちに決められておりました。そしてその決められたメンバーの中で、一番、自分のエネルギーがうまくなるようなやり方をKeikoさんが考えておりました。

こういう風な流れによって、一つひとつの現実が造られていきます。そして皆さん方の学び、魂を含めての学びが確実にうまく行なわれるように、私たちは常にチェックし、様子を眺めながら調整をとっていきます。一般に、何人かが出会う場合、それは決められている場合と偶然、出会う場合の二つがあります。高いレベルでみた場合には、偶然出会うということはあり得ず、基本的に全部、大いなる意思の中で行なわれたものです。しかし、現実レベルの話からみた場合には、偶然、起こったように見えるでしょう。そういう出会いの一つひとつ、偶然のように思われる出会いの一つひとつも高いレベルからみた場合にはごく当然の流れとして創られていきます。

皆さん方が現実を造ろうとするとき、ただ単にあの人と一緒になりたい、もっとこうあればよい、あの人がこうしてくれると良い、という思いをたくさん出して、それで現実化することを考えていきます。確かに思いは大切であり、思いと意思がなければ、現実は造られません。しかしただ単にこうであればよいとか、こうして欲しいという思いだけを強く出しても、それだけでは現実化しないのです。誰かと一緒に会いたい、出会いたいという現実を造るとき、会いたいという思いをただ強く出したからといって、会えるわけではありません。

会えるという現実を造りたいのであれば、まず自分が会いたいと思っているそのスピリットや魂に話しかけ、許可を得、それから現実化のエネルギーを造り出す必要があります。例えば、Keikoさんが今日、Mizuhoさんのほかの次元のエネルギーをもらうという現実を造るとき、これは昨日の夜のうちに相手のところの、いわゆるハイヤーセルフと呼ばれる存在のところへ許可を得に行き、そしてそれに見合った現実が造られるような場所を考えていきました。そしてあなたにとって一番良く、エネルギーが取得できるような場所が造られ、それが現実化して今のような座り方の場所になっております。

これはお互いの魂の、あるいはハイヤーセルフのレベルでの許可があって、造られたものであり、これは偶然ではありません。しかしすべてがそうとも限らず、その人の本人の自由意思に従って現実が変わる場合もあります。一般に、初めのうちはまだ現実化するエネルギーが弱いために、自分の雰囲気や思い、感覚的なもので現実を選択していきます。その時にはまだ魂レベルの思いは現実化にはなかなか入ってきません。しかしいろんな練習を重ね、魂と一体化するワークを進めていくと、魂の思いが直接、現実に反映しやすくなってきます。そうすると、その人の思いがいくら別の現実を望んでも、魂が望んでいないときには、魂が優先されることになります。

仮に、自分の願望を満たそうとして、一生懸命、エネルギーワークをし、魂と一体化する練習をしている人がおります。そして魂と一体化して、あの人と一緒になりたいという思いを魂に伝えようとしている人もおります。しかし現実に魂レベルでお互いの了解がとられていないときには、魂は一緒に出会う現実を造り出すことはありません。これは魂と一体化すればするほど、一緒になるという現実は現れないことを意味します。むしろ、その場合、魂と一体化していない方が現実として出会う可能性が高くなります。

いわゆる、次から次といろんな人と交際している人、次から次と相手を変えて楽しんでいる人、これは魂レベルのエネルギーではなく、本人だけのエネルギーで動いている証でもあります。そうやってその人の意識の成長レベル、魂との一体化のレベルによって現実の造り方はかなり変わることになります。したがって一人ひとり皆さん方は、今、自分はどの程度、意識が現実に関与しているか。魂がどのレベルにまで現実に影響を与えているのか。まずはそれを知ることが大切なポイントになります。

それを知っていると、現実の造り方もかなり変わってきます。魂の影響をそれほど受けることなく、自分の思いが現実化しやすい人は、自分の思っていることをかなり進めることができるでしょう。ただそれは魂の思いとは違うために、自分が間違って混乱したり、相手にトンでもないことを為した場合には、すべて自分に戻ってくるということを理解せねばなりません。

魂との繋がりが強くなり、一体化してきた場合の現実では、自分の思いが魂と一致している場合には、基本的にそんなに混乱はないでしょう。ただ魂と少しずつ繋がりができてきても、まだ自分が魂と完全に一体化していない場合、自分の願望と魂の思いが違うために、現実が複雑になってきます。自分のやりたいことがいっぱいあるのにもかかわらず、なかなか現実化しない。現実は常に別の方向に流れてしまう。これは魂のエネルギーが強く、魂によって現実が創られているからです。そして自分個人の思いはなかなか現実化しない。現実化しないために、不満やいらだちのエネルギーが放出され、それが自分に戻ることはあるでしょう。でも基本的に魂のペースで進んでいるために、そんなに大きな混乱を生むことはありません。必ず、魂の願い通りにうまく進行するからです。

さらに意識がどんどん高まり、自分と魂の思いが本当に一つになっている。そういう事態になってくると、自分のどのような思いもすべて魂と合っているために、混乱が起こることはほとんどありません。自分の思いは魂の思うことと同じレベルであり、自分が考えること、自分の案ずることはすべて魂と一緒になります。こういう場合の現実の造り方は、さらに新たなる段階へと入ることになります。いわゆる魂よりも高いレベルの波動における現実の造り方を学ぶことになります。

そして多次元の領域における現実、アストラルの世界における体験、いろんな学びがそこに入ることになります。そしてそれによってこの三次元の現実だけではなく、ほかの次元との間における調整、やりとり、お互いの関連などを学んでいくことになります。こういう風にして、一人ひとり、現実の造り方が違い、それぞれの意識レベルもかなり違っております。皆さん方がそうやって、まったく違う一人ひとりの現実を造り、自分は自分の現実で楽しんでいくことができるように、私たちは常に、一人ひとりに個別のエネルギーを流し、調整をとっております。

いろんな世界があり、いろんな波動があり、いろんな体験の仕方があります。地球においては、肉体を通して体験を重ね、肉体が朽ち果てると体験が終了するという流れが支配的になっており、皆さん方もそれで考えてしまう傾向があります。この体験の仕方は必ずしも唯一のものではなく、ほかにもいろんな体験の仕方があるというのを理解する必要があります。体験といってもいろんな種類があり、皆さん方の想像もつかない体験がたくさんあります。肉体を使うことなく体験できるもの、同時に複数の現実を体験できるもの、他人の体験を自分の体験のように取り込むことができるもの、いろんな体験の仕方があります。

今の皆さん方の意識レベルでは自分の肉体を使って直接、何かをすることを体験と称しております。これは私たちの観点からみた場合の体験のすべてではありません。ほかの人が体験したことは、そのときの体験をただ取り込むだけで自分にも体験したのと同じ結果が得られる場合があります。いろんな体験の仕方をまた学んで、できるだけ効率よく肉体を使いこなしていく。それも必要なことといえるでしょう。皆さん方がそうやって最適な現実を造り、一番自分に相応しい体験ができるように、私たちは常に皆さん方と共に学びを重ねております。


A使命や役割を一言で示すことはできない

私たちは別の話をしようと思います。一人ひとりが自分にとって一番相応しい仕事、やるべきことは何であるのか。これを多くの人が考え、テーマにし、それを求めていろんなワークをやっております。しかし実際には皆さん方が知りたいテーマを得ることはほとんどありません。皆さん方が生まれてくるときに造り上げた目的は、そういう単純なものではないからです。もっと複雑なエネルギーが巧妙に関与し、とても一言では話すことができないぐらいの内容になっております。でも多くの人は一言でそれを確認しようとしております。

皆さん方の今までの何十年という人生を考えて、それで理解してみてください。自分の今までの人生を一言でいえるでしょうか。こういう目的だったと、一言ですべて話すことができるでしょうか。いろんな学びがあり、いろんな体験があり、いろんなことを身に着けてきたはずです。人生を創るときに、そこまでいろんなことを考えてやっておりました。当然、これからの流れもそうです。単純に、今年はこうなり、来年はそうなる、という言い方では表すことができないのです。やはり複雑に関与するいろんなエネルギーがあり、自分たちのテーマ、魂のテーマ、周りの人のテーマ、いろんなものが非常に複雑に絡み合って現実が造られていきます。

自分のテーマとしているものを単純に聞こうとせずに、まず一瞬一瞬、今、何が学びなのか、今、何をやっているのか、それを確認して、なるべく自分のペースで、自分で造り上げていって、自分に見合った生き方をするようにしていってください。


それでは少し話をして、休みにします。いくつか話されたように、現実を造るときには、現実を造るエネルギーがいろいろと関与しております。そして皆さん方の思いだけではなく、周りの場や人のエネルギー、いろんなものが複雑に影響し合って現実を造り上げていきます。したがって本当に現実を自分のペースで造り上げたいのであれば、周りのエネルギーすべてをコントロールする必要があります。

そこにおける場のエネルギーをコントロールする、周りにいる人々のエネルギーをコントロールする、自分の思いや思考をコントロールする、こういったことの繰り返しと積み重ねによって現実のコントロールが可能になっていきます。現実がなかなかうまく進まない。自分のペースでやっていけない。そういう人は、思いのエネルギーだけではなく、周りのエネルギーもコントロールするということを学んで、そのやり方を身に着けていってください。

それでは少し、休憩をとります。ありがとうございました。


B人間が作った魂の概念

私たちは皆さん方の魂の状態について、少しお話をしてみます。魂という言葉を何度も使っております。でもほとんどの人が魂とは何なのか、理解しておりません。私たちもほとんど説明をしたことはありません。まず、魂というものが何なのか。実は、私たちにも分かっておりません。なぜならば、人間が造った概念であるからです。英語で言うソウルと、日本語で言う魂はまず違うものだということを理解する必要があります。

英語で言うソウルは、一人ひとりの人間が生命を得るときに、その生命エネルギーを流す元になるものとしてある領域にその仕組みを創り出し、それを通じて肉体に常にエネルギーを与えている部分があります。本来、ソウルはそういったイメージを持っておりました。しかし後に意味がどんどん変わっていき、ソウルはその人間の肉体の中でもいちばん波動が高く、自らの中心であり、自分の内面に潜む不思議なものとして認識されてきました。

それに対し、日本語の魂は本来、まったく別の意味を持っておりました。日本人の持っていた魂という概念は、肉体を創る以前の世界における体やエネルギー的なものを表し、そしてそのエネルギーの世界のものと肉体との繋がりの中でいろんな現象面を創り出していきました。しかし人間がどんどん進化し、時代を経るに連れ、人間の出すエネルギー的なものがだんだん荒くなり、波動を少しずつ変えていくことになりました。そのために肉体と魂との間の繋がりがどんどん複雑になり、肉体と魂がすぐにやりとりできる状態にならなくなり、いわゆる霊的なものがどんどんその間に造られてしまい、肉体と魂との間がかなり通じにくくなってしまいました。

したがって魂は本来は別の次元にある存在を意味し、後にいわゆる霊的なものがその間に入ってきて、魂と霊と肉体という関係がつくられるようになってしまいました。ここでいう霊は、スピリットではなくアストラル的なものとイメージしてください。

このようにいくら言葉を使っても、所詮、皆さん方に事実が伝わることはありません。今の話でも一人ひとり、頭の中でイメージしていることが全部、違っております。そして私たちの伝えたいことをうまく把握した人はひとりもいませんでした。したがって今、頭の中でイメージしていることは間違っているものと理解しておいてください。

いずれにしても、魂というものは人間の概念で造り上げたものであり、はじめからそういったものがあるわけではありません。私たちはいちいち魂をつくるとかつくらないとかいって、人間をいちいち創っている訳ではありません。一つのやり方として、人間を創るためにはその元になるものがどうしても必要になります。肉体をはじめ、あらゆるものを生み出す元が必要になります。その元をどうやって創るか。スピリットが長年掛けてじっくりと元を創り出していきます。

いろんなエネルギー的なもの、それまでの経験、といったものを組み合わせながら、その元をつくっていきます。そしてその元がある程度、出来上がったとき、いわゆる魂の世界のようなところにその元を下ろすと、その元が魂のような働きを創り出していきます。その元は、肉体を纏うために必要なものを自動的に引きつけ、自動的に必要なものを集めていき、肉体を生み出すのに必要な準備を進めていきます。

しかし魂はあくまでも肉体を創り出すために必要なものであり、肉体が出来上がってしまえば、あとは肉体とスピリットとの間においてエネルギーのやりとりや経験のエネルギーの調整をしている存在となります。しかしこの魂と呼んでいるものも、一人ひとりかなり違いがあります。先ほど述べたように、スピリットはそれまでの経験を生かして元を創っていきます。当然のことながら、その元の創り方や元のエネルギーは一人ひとりまったく違います。

どういう元を創っていくのか。それぞれまったく違うのです。したがってその元を、魂の世界に下ろして、自動的に動けるような状態にしたとしても、その働きはかなり違うのです。大まかに見て、肉体を維持するために必要という共通点はあります。でもだからといって何から何まで同じということはありません。

Mizuhoさんの魂と呼ばれるものは、ある意味では西洋の世界でいわれているソウルと同じような働きをしているかもしれません。ただ微妙に違うのは、あなたのこれまでの転生の中で常に影響を与えている部分があり、それは魂の経験のエネルギーとその時々の学びの思いが複雑に関与し合い、それによって魂のエネルギーが常に特別な反応を起こしておりました。あなたの魂の一つの傾向として、あなたを管理するときに、魂の影響をどこまで受け、どこをどうすると魂の影響を受けずにあなた自身が動き出すのか。常にそれを考え、ある程度あなたが自分で自由に行動できるところ、逆に魂がコントロールして魂の中で動くもの、これらをいつも調整しているところがあります。いわゆるあなたがアストラルの次元で経験しているときにもこの両方の作用が起こっており、場合によってはあなたの独自の意思で動けるときがあれば、魂の意思だけで動いていく場合があります。今はその調整をとることを一生懸命、考えており、なるべくあなたが自分の意思だけでいろんなところに動けるようになる、といったことを進めていこうと考えているようです。

Keikoさんの魂と呼ばれているエネルギーは、いわゆるほかの人が持っている魂とはかなり違う波動に変わってきております。ただ働きとして、あなたの肉体のエネルギーを供給する存在が必要であり、それを魂と呼ぶ場合には、あなたの魂はかなり波動的にも優れた状態になっているといえます。これは単純にあなたに新しい波動を送り届けるために必要なものであり、あなた自身が素晴らしいとか進んでいるという意味ではありません。いってみれば、バッテリーが高性能のバッテリーであるだけであり、あなた自身の優劣を決めるものではありません。しかしそれにしても、あなたに常に高い波動が流れていることは事実になります。あなたはその大きな高い波動の中で常にエネルギーが与えられ、そして経験のエネルギーを魂に戻しております。これはあなたの成長に応じて、また波動がどんどん変わることになるでしょう。そのたびに魂が入れ替わったり、切り替わったりするようなイメージを受けるものと思われます。

Yukikoさんの魂と呼ばれているものは、あなたがいつも会いたいと思っている魂と、あなたにいつも何らかのエネルギー的なものを提供しているエネルギー体との間に少し微妙な違いがそこで起こっております。つまりまだあなたの方が完全な魂の実像を把握していないために、あなたの概念で理解できる魂の範囲と、その概念の外にある大きなレベルの魂があり、この2種類の魂があなたの場合に応じて使い分けられ、働きかけていることになります。あなたの概念で魂が働き出す場合には、一般にあなたからの思いを受け取ってあなたに何かを伝えたり、あなたに何かを指図する場合には、あなたの概念による魂が動き出すことになります。しかしそういったものとは別に、もっと本質的にあなたの流れをいつもチェックしているもの、流れをコントロールしている大きな存在があり、それが本当のあなたの魂のような働きをしております。そしてその本当の魂のようなものがあなたのすべてをコントロールしながら、必要な経験のエネルギーを引き出していると理解しておいてください。

Kazuyoshiさんの魂の波動は、あなた自身の体験に応じて魂はとても精妙に、そしてとても複雑なエネルギーを纏ってあなたに影響を与えております。しかしあなたはあまりそれに固執したり、執着することはほとんどないために、魂はある意味では自由に、ある意味ではあなたの思いとは別にいろんな活動を行なっております。魂は最低限、必要なことだけをあなたに伝えたり、指図をしたりして、あまり日常の細かいことをいちいちあなたに指図することはありません。したがって現実のほとんどはあなたの意思によって動くことが可能であり、本当に大切なところだけ魂が働きかける状態になっております。あなた自身の思いや考え方によってその関係を変えていくことは可能になります。

Tamamiさんの魂の状態は、あなたの成長に一番必要な流れを常につくるように魂が働きかけ、あなたに影響を与えております。この魂と呼ばれているものは、ある意味では西洋でいうハイヤーセルフに近い状態といえます。つまりただ単にエネルギー的な流れを創り出すだけではなく、かなり意思を持ち、明確な行動ができるようになっております。その魂はかなり知性が発達しており、ただ単にエネルギーを与えたり吸収するだけではなく、あなたの状態に応じてそれぞれ一番必要なタイミングで、必要なことを創り出そうとしております。したがってあなたは魂のエネルギーを引き出せば、魂の知性があなたの現実をコントロールすることになります。それはあなたの思いとは違うかもしれません。でも魂の優秀な知性があなたにいろんな影響を与えることになるでしょう。

このようにして、一人ひとり魂の状態が違っており、必ずしも魂という言葉で一つに分けるのが難しいぐらいの状態ともいえます。でも言葉がないために、魂という言葉を使っているだけであり、必ずしも言葉を定義してそれで解決できる問題ではありません。私たちは、これからも頻繁に魂という言葉を使うでしょう。それはその時々の流れにおいて誤解されない範囲内で使っていきます。ただ魂という言葉がどうしても相応しくない場合、適当でない場合には別の言葉を使うかもしれません。そういったことを考えながら、私たちの魂を理解するようにしてみてください。


魂にもいろんな種類があり、今、説明したのがすべてではありません。本当にその差は大きく、一言で話せるようなものではありません。したがって魂をあまり固定的に考えたり、限定したりすることのないように、これからの議論を進めていってください。それではここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)1999 CentralSun
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