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2000/1/26■水曜瞑想会から

そのままでいることと成長することは両立可能

@別の自分を探す瞑想

私たちは今の瞑想を行っていた仲間たちです。今日は自分を探すやり方の一つを試していただきました。それぞれ自分の別の面を見つけるという瞑想を行ないました。

Fさんの場合には、自分で自分の持っているエネルギーの世界に行き、そこで今、自分がテーマとしているエネルギーの場に行き、自分を見つける作業を行なっておりました。今、自分が一番知らなければならない自分の側面、それをいろんな形で見せておりました。あなたから見た場合に、どのように感じられたのかは、必ずしも言えないかもしれません。与えられたエネルギーの大部分は、あなたが今の自分の姿を限定して考えたり、自分について制限があるかのように考えているところがあります。あなたに見せようとしていたエネルギーは、それらの制限はあなたが自分でつくったものであり、自分で自分に与えたものであるというのを理解していただきたいということ。本来、そういった制限はなく、あなたの可能性は無限にあり、いろんな方向性があるということ。それを理解していただきたいというエネルギーで進められておりました。

Kさんに関しては、あなたなりに体験をしたその場におけるエネルギーは、今までの自分で少しずつ自分を知り、理解をし、さらにこれからの流れを考えていた一つの概念の中で、あなた自身がさらにどういう方向にこれから進むのか、自分は何を目指していくのか、それに気づかせるようなエネルギーが与えられておりました。あなたがシンボル的に見たエネルギーは、これからのあなたの方向性であったり、目標であったりするものが大部分でした。あなたはそういういろんなシンボルの中で、一つひとつを自分として理解し、自分がもうそれらを完全に射程距離におさめていく、もう十分に手の届く範囲にまできている、といったことを理解する必要があります。決して遠い目標ではなく、限りなく先の状態でもなく、もうほとんど寸前にまであなたが来ているということ。それを理解していただければと思っております。

Sさんの場合は、今のあなたの状況は、あなたにはかなり具体的に解釈されておりました。もう少し付け加えておくと、あなたのエネルギーの中に、急いでやってしまう、早く片づけてしまうという波動がいろんなところに影響を与えております。単に何かを勉強するときだけではなく、一つひとつの考え方、理解の仕方、表現の仕方、そういったことの一つひとつにその波動が影響を与えております。したがって自分なりに理解したことは、決してこういう学びの全体像を言っているだけではなく、一つひとつの感情や思考の使い方、表現に仕方にも影響しているということ。そういったことを理解した上で、自分自身を理解していくやり方を進めてみてください。


今日はこのようにして、それぞれ自分の心を見つけ、自分の今後の在り方を調べることができました。いずれにしても、自分を知るというのは簡単にはできないかもしれません。見つけたつもりでも、また別の自分が出てきたり、今まで気づいてもいなかった自分に出会ったりします。でもそれらを決して、困難なこととか難しいこととか思わずに、単にそういった状態一つひとつをそのまま受け容れ、そういう状態の中で楽しみながら勉強していく。じっくりと味わいながら成長していく。そういう意識を常に持っていただきたいと思います。

しかしそれと同時に、成長することも皆さん方には要求されております。これが実際に皆さん方が混乱する状態を造り出しているでしょう。そのままでいいんだよという言葉と、成長しなさいという言葉、これを混乱して受け取っている人がたくさんおります。あくまでもそのままでいいというのは、今の自分の現実を受け容れ、その現実の中で学びをしているということを受け容れることを現しております。成長するということは、そういった現実に対する見方や考え方、意識の在り方がより自然なものに近づき、あえてそれを変えようとか、何かせねばならないとかいうエネルギーを手放して、本来の在り方で生活できるようになる状態を意味しています。

したがって本来は、そのままで良いということと、成長するということは、最終的には同じことを意味しております。ただそれを三次元的な認識で理解しているために、まったく相反することのように理解されている場合があります。しかし私たちが言おうとしているそのままで良いということと、成長するということはほとんど同じ意味であり、それは現実をコントロールできるということ、あるがままの自分の状態そのものがもう現実をコントロールしている状態であるということ、そういう状態になっていることが成長している証であるということ。そういった意味で理解するようにしておいてください。


私たちはここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)1999 CentralSun
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