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1999/12/22■水曜瞑想会から

不安を生み出すモトの原因を見つける

@不安や恐れを解放する瞑想

私たちは今の瞑想を進行させていた仲間たちです。恐れや不安のエネルギーを解放するというのは、一人ひとりにとってとても大切なテーマといえます。一般に社会生活において演じられる人間関係の多くは不安や恐れを伴っております。不安も恐れも感ずることなく、どの人間とでも楽しく親しく接することができる。これを身に着けている人はそんなに多くはありません。でもこれを確実に具現化することが皆さん方のテーマになっております。


Yukikoさんにおいて話された一連の流れは、あなた自身の経験してきたエネルギーの中の一部として明確に存在しております。ただ不安や恐れにはいろんなレベルがあり、人間関係によって現れるものと現れないものがあります。今のあなたの本質的なところのエネルギーにおいても、いろんな種類の恐れや不安が潜んでおります。それらを一つひとつ、自分で見つけて、手放していく。それはこれからのワークにおいて、とても重要なワークになっていくでしょう。自分なりに感じたこと、理解したことは、その時においては真実であり、自分にとっていちばん望ましいものであるという理解をしながら先に進むようにしていってください。


Akikoさんが感じたいろんな現象は、あなたなりの概念や思い、自分で信じてしまったもの、いろんなものによって造られた不安がかなりあります。したがってまず第一段階として、自分で造り上げたもの、自分が信じているもの、その恐れを手放すことが必要になります。それらがいつ、どの時点で自分の体とひとつになってきたか。いつ頃からそれを真理と思い込んでいたのか。それを理解して、自分がもうそういう概念に依存することがないという生き方を造るようにしていってください。


Keikoさんの説明においては、あなた自身の経験している領域と、そこの世界における不安のエネルギーとが必ずしも一致しなかったために、あなたが求めている体験はできませんでした。しかしあなた自身はやはり何らかの恐れや不安のエネルギーがあります。これはあくまでも現実レベルの人間関係、自分の役割、仕事、そういうレベルにおいて造られた恐れといえます。これらを解消するには、三次元的な生き方を明確に自分のペースで造ることが必要になります。まだ自分のペースで進んでいかない、なかなか自分でコントロールできない、それによって現実が自分の思い通りにいかない状況になってしまいます。自分のペースで流れをつくるために、自分が必要なエネルギーだけを出して現実を造っていく。自分の造ったものは自分のエネルギーで進んでいく。それをはっきりと理解するようにしておいてください。


Akikoさんの体験においては、そもそも恐れや不安が何であるのか、どういう性質を持っているのか、それを知ることが特徴でした。多くの人は、ただ単に不安や恐れを手放したい、不安をなくしたいと考えていきます。でも実際には、恐れや不安のエネルギーにはそれ自体にも意思があり、何らかの意味があってやってきております。したがって自分の感じている不安や恐れは、一体何故、こういう現象を起こしたのか、何故これがこの日、自分の前にやってきたのだろうか。そういったことを考えるようにして、自分の感じている不安や恐れを解明していくようにしていってください。


A挨拶

はじめに話があったように、恐れや不安もそれぞれの学びの状況に応じてかなり違います。自分たちの必要なものがうまく手に入らない。こういう場合の恐れと、何者かが襲ってくるという恐れはかなり違います。それぞれが自分で造り上げたエネルギーであるかどうか、ほかの領域にあるエネルギーであるかどうか、いろんなことが含まれてきます。自分なりにそれらをよく分析して、自分が造り上げたもの、はじめから存在しているもの、いろんなものを見つけていって自分で自分の人生をコントロールできるように、意思を使っていってください。それではここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)1999 CentralSun
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