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1999/12/6■月曜交流会から

神や天使を絶対視する時代は終わっている

@神や天使としての現れを望んでいない

私たちはハイアラーキの仲間としてお話をいたします。私たちがここでお話をするのはあまりありませんでした。私たちのほかにここに関与しているグループが複数あるために、毎回、私たちが話をするということはできませんでした。今日は皆さんのエネルギーが私たちに繋がっているために、私たちが登場しやすい状態になっております。今日は少し、日本人と私たちとの関係について話をしたいと思います。

私たちは、いわゆるハイアラーキ、あるいは光の仲間として皆さん方に現れてきました。皆さん方からすれば、私たちは西洋的な宗教のイメージがあり、イエスや神を仲間とする一つの集団のように思われていたようです。実際には私たちは必ずしもそういう集まりではありません。ただ人間の概念がどうしてもそういう風につくる傾向があります。なぜならば、私たちの仲間は全体で一つになって行動しております。

こういう風に説明するだけで、ほとんどの人は一つの大きな組織、一つの集まりのようなものをイメージし、そしてその中でいちばん頂点にあるもの、偉い人、管理者が誰であるかを探そうとします。そういう風にして、一つの大きな組織の代表者を中心とした集まりを皆さん方が造り上げ、それが皆さん方にいろんなアドバイスをしているかのように造り上げていきます。でも本当は私たちは必ずしもそういう概念通りの存在ではありません。

今までは一応、神を頂点とし、天使やマスター、ホワイトブラザーフッドがいるという分類で説明されてきました。西洋のエネルギーの中においては、それはそれで意味のある分類かもしれません。でも日本人には本当はほとんど役に立ちません。なぜならば私たちと日本人との繋がりはそういう繋がりではないからです。私たちはある意味では、天皇のエネルギーにものすごく関与しております。というのは、日本に天皇を導いたのは私たちの仲間であり、私たちが日本という国を決めたときから日本における私たちの活動が始まりました。それまでは日本は別の存在たちが流れをつくり、日本人の役割などもそこで創り上げていました。しかし地球の流れがどんどん変化し、うまく地球が進化できない状態をみて、いろんなところで計画の変更が起こりました。

そしてそれは日本にも影響を与え、日本の流れがかなり変わることになりました。日本に新たなるエネルギーを導き、日本を中心としていろんな展開を創り上げるように計画が変わっていきました。しかしそれは極秘のうちに進められ、いっさい明らかにされない約束で計画が進んでいきました。今の地球のエネルギーにおいては、支配者やコントロールするエネルギーがとても強いために、日本がそういう役割を担うとたちまちにして日本が潰されてしまうということが明らかになっておりました。そのために日本はほとんどの国には分からないようにされ、日本人のエネルギーもその時がくるまで封印されており、ほとんど目立つことがないように仕組まれておりました。日本が本来の役割を行なう直前になって、初めて日本人のエネルギーが封印から解かれるようにつくられておりました。

いろんな流れの変更がその後もたびたび重なり、日本自身の役割もその都度、変化してきました。今に至っては、天皇の役割もかなり根本から変わっております。したがって私たちが当初、日本に導いた天皇のエネルギーと、これから日本につくられる天皇のエネルギーはまったく違うものになっております。私たちにとってこれはある意味ではとても喜ばしい状況になっております。当初、考えていた天皇の役割とこれからの天皇では役割がまったく違っており、むしろこれからの働きの方が日本人の目覚めにはとても良い影響を与えていきます。

天皇を中心にしたやり方では、どうしても人々の目覚めが遅くなり、天皇が一生懸命、頑張らないと日本人には光が普及しないという状態になっておりました。今は天皇ではなく、別のエネルギーによって日本人の意識の目覚めを進めており、それによって多くの人がいろんなことに興味を持ち、自分から行動し、天皇に頼らずに自分が天皇になっていくという働きが促進されております。一人ひとりが自分で輝き、自分で宇宙とつながり、自分が神となって行動するための材料がどんどん送られてきております。

これからの日本人にとって私たちはとても不思議な存在に感じられるようになるでしょう。私たちは神として現れるつもりはありません。皆さん方を導くマスターとして現れるつもりもありません。私たちはできれば皆さん方と同じ仲間であり、一緒になって日本を変え、一緒になって地球を変えていきたいと考えております。光の仲間だからすべて正しく、すべて真実であり、すべてその通りにしなければいけない。こういう考えを持っている人がたくさんおります。しかしそれは真実ではありません。あくまでも皆さん方と一緒に計画し、一緒に進み、一緒に悩みながらも前進していく。そこに意味があるのです。計画といっても、頻繁に変わります。したがって計画通りに一緒懸命進めようという考えは、必ずしも好ましくはありません。

その場その場で臨機応変に変えていく。こういう意識が必要なのです。でもほとんどの皆さん方は私たちから計画を聞き出し、その通りにしようと考えていきます。そのために以前の計画にしがみついたり、それを実行させようとして、一生懸命、力を降り注ぐ人がおります。そういう事態を私たちは好んでいないために、私たちは計画をいちいち皆さん方に説明することはほとんどありません。したがって皆さん方もいちいち計画を聞き出そうとすることはしないでいただきたいのです。その方が私たちとの関係がうまくいく状態といえます。

私たちが皆さん方の前に現れ、一緒に行動するときに、皆さん方は私たちをどういう風に扱っていくのでしょう。私たちは必ずしも天使やマスター、光の存在として現れたくはありません。むしろ皆さん方の先祖や聖霊、海や山に棲んでいる自然の霊、ずっとこの土地で見守っていた精霊たち、というイメージで扱ってくれる方が、私たちにはとてもよい活動ができます。なぜならば、神や天使という概念を使うと、その段階でどうしても西洋的なエネルギーを引き込んでしまい、本来の日本のエネルギーが壊されてしまうのです。西洋的な宗教のエネルギーは善悪や光と闇に対して判断するとても鋭いエネルギーがあり、それがために人間のマインドに大きな影響を与え、混乱や不安をたくさん駆り立てていきます。

いちいち正しいか正しくないか、光か光でないか、そればかりを気にするために、光の弱いもの、まだ分かっていないものがとても心の狭い状態になり、伸び伸びと生きることができなくなってしまうのです。これは本来、日本になかったエネルギーでした。日本ではそういう状態とは関係なしに、皆で楽しく分かち合い、喜びを感じながら毎日を過ごすというエネルギーがありました。そこに宗教的なエネルギーが入ってきてから、日本人の感覚もどんどん変わってきました。不安が感じられ、将来を心配し、自分の生き方に疑問を感ずる。こういう人がどんどん増えてきたのです。

宗教がなければ、未来を案ずることもないし、自分の行動一つひとつに疑問を感ずることも起こりませんでした。皆さん方が何気なく使っている神や天使という言葉も、宗教のエネルギーがたっぷりと入っております。なぜならば、もう人間とは違う存在がそこにいて、そういう存在たちが人間を管理しているというイメージがあるからです。その段階で、人間の行動が限定されたものであり、人間が自由に行動できなくなっているのです。正しいかどうかの基準が神や天使に委ねられ、自分が正しいと思っても神や天使が納得しなければ、自分は不安を感ずる。そういう状態が起こってしまうのです。これは皆さん方の正しい活動にはなりません。皆さん方にはとにかく自由に、伸び伸びとやっていただきたいのです。

本来、神や天使は皆さん方を支配するものではなく、皆さん方をコントロールするものではありませんでした。むしろ皆さん方と一緒に遊びたいのです。一緒に分かち合いたいのです。したがって彼らは人間の上で君臨しようということは一つも考えておりません。むしろ同じ目線で、楽しみたいというのが彼らの姿勢なのです。今の日本においては、西洋的な宗教のエネルギーがなり入り込んできているために、同じ目線で話すということがなかなかできなくなってきております。

神という言葉を出せば、どういう神かを調べようとし、自分の知っている神の中で誰が一番偉いか、誰が一番力強いか、それを探り出そうとしている人もおります。神の力が強ければ、それが本当の神。そういう議論が為されるのです。私たちにとってこんな無意味な論争はありません。人間がそういう見方を持っている限り、神はその役割をずっと演じなければなりません。天使もその役割をずっと演ずる必要があるでしょう。人間がそういう考えを持っている限り、そういう風にして現れざるを得ないのです。でも日本人はそういったエネルギーから解放される潜在的なものを持っております。

ただ、神聖なる思いもなくなってきているために、スピリットとか魂とかに対しての気持ちがかなり不十分なところもあります。確かに、神やスピリットは皆さん方と共に分かち合おうとはしていますが、やはりエネルギー的に見て純度が高く、光の量も波動もかなり精妙な段階にあることは確かです。しかしだからといって、それが皆さん方の上にあるとか、コントロールできるとかいう意味ではありません。なぜならば、三次元の世界で行動している皆さん方にとっては三次元のものがすべてです。

魂やスピリットが波動が高いからといって、三次元の存在より優れているという証にはなりません。したがってあくまでも三次元の人間から見れば、魂やスピリットは自分より波動が高い存在ではあっても、それが上であるとか、コントロールできる力を持っているという意味ではないということ。ましてや三次元のことをすべて理解している訳ではないということ。その辺を明確に理解していただき、三次元においては三次元の肉体を持っているものが主導権を握っている、三次元においては三次元のものが行動の選択権を握っている。それをしっかりと理解していただきたいと思います。


私たちはこれからも皆さん方に何度も現れることがあるでしょう。でも、できれば神や天使という名前をなるべく使わないで、皆さん方の単なる仲間であり、同じように行動している存在であるという風に理解をしていただきたいと思っております。


A一人ひとりがブラザーフッドとつながる

私たちはホワイトブラザーフッドからお話をいたします。さて、今の話で少し、混乱が起こる人もいるでしょう。今まで皆さん方が学んできた中で、ハイアラーキやホワイトブラザーフッドはあくまでも神や天使と一緒にやっている存在と紹介されていたからです。私たちはそれを否定するつもりはありません。私たちがいわゆるカバラや宗教的な学びをしているものに現れるときには、そういう姿で現れていきます。しかしそういう宗教的なエネルギーをまったく身に着けていない人、そういう概念をまったく持っていない人には、そういう姿で現れることはできません。それぞれその人との繋がり方があり、一番良い繋がり方で現れていきます。したがってある国においては、私たちはまったく別の存在として現れていきます。

宗教的な波動を持っている国においては、基本的に天使の仲間や菩薩、観音、あるいはその国を創った存在として現れていくでしょう。でもそれはすべてではありません。日本においては、古来、いろんな流れがあり、日本のエネルギーを創るために影響を与えていた存在もたくさんおります。そして本当の古い日本においては、私たちとは関係していない存在たちが日本の流れをつくっておりました。しかしこの地球上でいろんなことが起こり、日本の流れも本来の計画にはうまく進まないという状態になったときに、日本の流れを根本から変える計画が創られ、それによって私たちは新しいエネルギーを日本に送り込み、日本の新しい活性化を目指そうとしました。

日本にもたらされた新たなるエネルギーは、確かに日本人の意識に大きな影響を与え、いわゆる文明というものが急速に変わっていきました。でもそれによってもたらされた弊害もたくさんあります。それまで日本人が身に着けていた自然を愛する気持ち、お互いの心を愛する気持ち、それぞれが自分のペースでゆっくりとやっていく穏やかな気持ち、こういったものがどんどん薄れていくことになりました。そして争いも多くなり、比較、コントロールのエネルギーが少しずつ出来上がっていきました。

本来、天皇がうまく機能していれば、日本は今ごろとても素晴らしい国になっていたでしょう。しかし当初の頃から天皇に関していろんな問題が起こり、スムーズな展開ができない状態にありました。それが少しずつ国民にも広がっていき、天皇の問題が日本人全体に影響を与えるようになっていきました。そしていつの間にか、争いや反乱が日本全体に広がってしまったのです。これを根本から変えるためには、天皇そのものを変える必要がありました。そのために一時的に天皇の権力を弱くし、天皇が絶対的な力を持たないようにするために、いわゆる敗戦を通して日本の天皇が制限されるという状況に進むことになりました。

確かに天皇の力が弱まるにしたがって、日本人全体の力も弱まってきました。大きな争いもなくなると同時に、行動力もかなり弱まってきました。したがって今、日本人自身の全体的な方向を変えるために、まったく別の働きが行なわれようとしております。天皇によって抑えられてしまった日本人の心を復活させるために、まったく別の働きがつくられようとしております。私たちは私たちなりにいろんなことを考え、工夫をしております。ただ、それがいつどのようにして人々に伝えられ、行動が為されていくのか。それについては非常に難しい状態にあります。

なぜならば、私たちと明確につながっている人がそれほど多くないために、私たちがいくら計画を創り、それを実行しようとしても、実行する人がほとんどいない状態にありました。今までは天皇とつながっていたために、天皇を通してエネルギーを流すことができました。でも、もう今では天皇の力が弱いために、私たちが天皇を通しても日本人には広がっていかないのです。そのために私たちが直接、日本人一人ひとりと繋がっていく状況が必要になってきました。今、私たちがこうやって出てきているのも、日本人一人ひとりと直接、繋がろうとする思いからやってきております。そして日本人が私たちの計画をそのまま実行していく。これによって日本が変わり、世界も変わっていきます。

ただ、日本人と私たちが明確に繋がる方法として、あとどういったことがあるのか。ここに来ている方はここでのワークを通して私たちとつながることができるでしょう。でもここに来ていない方は私たちとつながるのがとても難しい状態にあります。私たちは宗教を通して繋がるつもりはまったく持っておりません。でもほとんどの人が宗教のエネルギーで繋がろうとしております。したがって私たちはそういう人とは繋がることができないのです。宗教のエネルギーを通さずに、多くの人と通ずるには、どうしたらよいのか。

私たちは今の新しい人々に対していろんな働きかけをしております。皆さん方からすれば、理解できない、何を考えているのか分からないという人間たちです。私たちは彼らにいろんな働きかけをする場合があります。そして彼らを通して、日本人の創り上げてきたいろんなエネルギーを変えていこうと考えております。今までの日本人が造り上げたものの中で、コントロールや自分を抑え込んでしまうもの、他人を抑え込んでしまうものがたくさんありました。

仲間意識、仲間外れ、差別、こういった否定的なエネルギーが今までの日本人の中にたくさん残っておりました。それをぶち壊すために、今までの流れや習慣に束縛されない、いろんなエネルギーが必要になっております。今の若い人々はそれを破壊させるエネルギーを持っております。そのために彼らを通して日本のエネルギーを変えようとしているのが、私たちのやり方です。ただ、彼らは必ずしも私たちとつながっているという意識は持っておりません。単に自分の好きなように行動しております。したがってすべてが正しいとは限らず、そこにはいろんなエゴが入り込み、自分勝手に行動している人もおります。それは人間一人ひとりが考えることであり、私たちはそこまではコントロールすることができません。

ほかにも新しいいろんな人間を通して、私たちは日本を変えていこうとしております。ただ皆さん方は古くからのエネルギーも持っており、そして私たちの考えを理解することもできます。これは今の若い人々とは違う行動が可能なことを意味します。したがって皆さん方が私たちと直接、繋がることにより、私たちは皆さん方にとても良い働きをしていただくことが可能になります。それは日本にとってとても良い影響を与えていくでしょう。若い人たちが急速に今までの概念を崩壊させるのに比べたら、皆さん方が徐々に変わる方がよほど自然な変化となります。そのためにも皆さん方のような人々が私たちとつながって、私たちの思いを行動に移すということが日本にとても良い影響を与えていくことになります。

もう、ほとんどの人には私たちの仲間がガイドとして存在しております。ただ、そのガイドを自分の心の仲間として考えている人はそんなにおりません。どうしても何か特別な存在のように認識し、皆さん方と対等に接することができない状態にあります。今、皆さん方の周りにいるブラザーフッドからのガイドをもっともっと自分と同じ状態にイメージし、単なる友達、仲間として交流できる、やりとりできる、というイメージを造り上げてください。

ガイドは本当に友達として接しようとしております。必ずしも自分の言うとおりにしてほしいとか、神や天使は絶対だからその通りにしなければならないということはまずありません。むしろ皆さん方が何をしたいのか、皆さん方が何を望んでいるのか、それを知ろうとしております。そして一緒になってそれを実現させたいと考えております。同じ仲間としてガイドと接していく。その雰囲気を今、是非とも造り上げてください。


だいぶ、コミュニケーションしやすい状態になってきております。本当に私たちは同じ仲間として交流したいと思っております。私たちから話を聞きたいとか、アドバイスがほしいと思った途端にもう私たちは仲間でなくなってしまいます。私たちは皆さんと同じレベルで、仲間として接していきたいのです。

日本において、皆さん方の働きがとても大切になってきます。私たちは皆さん方と共にいろんな働きかけをしようとしております。今の雰囲気を忘れることなく、常に皆さん方と共にいる友達として存在しているという思いを持ち続けるようにしておいてください。


着飾らない素直な心で接するように

私たちは少しだけ話をして、終わりにしたいと思います。今、行なわれたように、皆さん方が同じ仲間として認識するだけで、本当にそういう風にして私たちは接することができます。そしてその方がとても私たちにとってやりやすい状態になります。皆さん方の本当の心とつながることができるからです。私たちは神や天使として現れると、どうしても皆さん方の本当の心とはつながりにくくなってしまいます。皆さん方は天使に出会うときの心の状態を造り出すために、その状態でしか出会うことができなくなってしまいます。それは皆さん方の真実の心ではありません。

神や天使に申し訳ない、だから綺麗な心で接する。そういう思いで近づいてきます。確かに神や天使として現れるときには、そういう状態で皆さん方と出会うことになります。でもそれは皆さん方の本当の心ではありません。どこかで信じていなかったり、わざとつくってみたり、あるいは認めてもらおうとしていたり、いろんな思いがそこにつくられております。必ずしもそれは私たちにとって好ましいエネルギーではありません。わざわざそんなエネルギーを造り上げるのに比べれば、皆さん方の素直な心で接していただく方が私たちにとってはとてもありがたいのです。

これからもそういう、着飾らない、素直な心で、私たちと接して、ごく普通の状態で分かち合えるように、していただきたいと思います。それではここで休憩にいたします。ありがとうございました。


C魂から情報を得ることとガイドから情報を得ること

私たちは皆さん方の魂の世界からお話をいたします。今日はハイアラーキについての説明がなされました。皆さん方からすれば、魂の世界とガイドや天使をどう理解して良いのか、分からない方もおります。何か自分に聞きたいときに、ガイドに聞けばよいのか、魂に聞けばよいのか、あるいは天使や神に聞いた方が良いのか。そういったことで、混乱する人もおります。

私たちは今まで、皆さん方の概念に従って、いろんな現実を創ってきました。魂があると信じている人には魂を創り出し、ガイドがいると信じている人にはガイドを創り出し、光の存在がいるとすれば光の存在を創り出してきました。皆さん方が、それは間違っていて、本来は何もないんだと思えば、何もない現実が創られます。基本的には皆さん方の概念に応じて皆さん方の現実が展開していきます。

魂というのは、皆さん方の現実を造る際に、そのエネルギーを溜め込み皆さん方の思考に合わせてエネルギーが出ていくように、貯蔵してある大きな倉庫のようなものと思っても良いでしょう。したがって魂には皆さん方の現実を造るためのエネルギーがすべて用意されております。そして皆さん方が必要とするエネルギーもすべて用意されております。ガイドから情報がほしいと思えば、ガイドに関するエネルギーやいろんな波動を使ってガイドを創り出し、そしてメッセージをガイドを通して皆さん方に与えていきます。天使にアドバイスがほしいと思うときには、天使に関するエネルギーを持ってきて、天使の状態を使ってアドバイスを与えようとします。したがって基本的には魂だけですべてを現すことができます。天使を創ったり、ガイドを創ったり、宇宙人を創ったりして、現実を展開することができます。

時々、魂のエネルギーではなく、ほかのところからエネルギーがやってきて、そこに影響を与える場合があります。皆さん方の言葉でいえば、光ではない存在とか、邪魔をする存在というものが入り込んできて、そこでいろんな情報を与えたり、混乱を招く場合があります。でも、これも皆さん方の概念でそれを望んでいるから、それが現れるに過ぎません。皆さん方の概念の中に、否定するものや混乱するものがいっさい含まれていなければ、そういう現象が起こることはありません。

また宇宙の存在や神という存在が現れるとき、概念を使ってさらにその概念の中に本当に神や天使が入ってくる場合がります。これは皆さん方の言葉で言うインスピレーションやチャネリングに相当する現象といえるでしょう。基本的には皆さん方の概念を造り、概念に本当に別のスピリットのエネルギーが入ってきて、アドバイスや情報を与える場合です。したがって天使やマスター、神が皆さん方に話しかけるときには、必ず魂の創り出す概念を使い、その概念にスピリットのエネルギーが直接、入っていくように状況を設定する必要があります。

概念の中に、神や天使のエネルギーを実際に入れるというのは、必ずしも容易ではありません。基本的には魂のエネルギーだけですべて現れるように創られてしまうために、そこに別のエネルギーを入れるというのはとても難しい状況が必要になります。神や天使のエネルギーを入れるときに、魂の本質の方から引き出し、それを本当に概念の中に入れて流し込む場合があります。これは魂自身がかなり波動が高く、神や天使のエネルギーを自分で引き出し、そして概念の中に入れることによって可能となります。したがって魂自身にその能力がなければ、これを行なうことはできません。したがってチャネリングをする場合、本人がいくら努力してもその能力が身につかないというのは魂のレベルにおいてそこまでまだ能力が高まっていない状況と思われます。

特別な場合として、魂の本質から引き出すのではなく、別の方法によって概念の中に神や天使のエネルギーを入れていく場合があります。これは魂の力ではなく、別のもののやり方によって行なわれるものであり、魂でさえもコントロールすることができません。でもそれによっていろんな情報を伝える場合があります。トランス状態のチャネリングの一部は、こういう方法で行なわれます。したがって魂自身は、何かが入ってくるのを許可するだけであり、それ以降は必ずしもコントロールすることができません。

皆さん方が、何か情報を引き出したいと思うとき、天使やマスターやガイドを呼ぼうとするでしょう。でも実際にはそのどの方法によっても、必ず魂がそれに見合う概念を創り出し、そこにエネルギーを入れていきます。したがって結果的に見れば、魂から情報を得ようと、ガイドや天使から情報を得ようとも、同じ結果になります。ただ表現の仕方がかなり変わってきます。ガイドという概念を使った場合、皆さん方を常に導いているものというエネルギーで情報が流れてきます。天使という概念を使った場合、波動が高く、愛がいっぱいあり、皆さん方をしっかり導いてくれる高貴な存在として情報が与えられます。マスターという概念を使った場合、いろんなことを知っており、それぞれの問題をすべて解決することができる、かなり進化している存在としてアドバイスを渡すことができます。でも基本的には、どの概念を使おうとも、最終的には魂の概念を使っており、その意味においては魂から直接聞いても、内容はほとんど変わりません。ただ表現の仕方が違うだけといえます。

では、皆さん方はもう魂とだけ話をしていれば、それで良いのでしょうか。これは必ずしもそうとは限りません。やはり魂に限らず、マスターや天使、いろんな存在たちとコミュニケーションをとりたいという気持ちはとても大切です。なぜならば、魂を呼んでコミュニケーションをとろうとする場合、どうしても魂という概念を使って魂とコミュニケーションをとります。したがって真の魂とコミュニケーションをとっているのではなく、魂という概念を創って、そこでやりとりをしているのです。それは真実の魂ではありません。そういう意味において、実際にはどういった概念を造ろうとも、所詮はその概念を通してアドバイスをもらっているために、真実の魂とつながっているわけではないのです。

そういったいろんな概念も、常に修正していき、真実の魂に近い概念を造り上げた場合、それはとても良いアドバイスを得ることができるでしょう。そしてその本当の魂に近い概念を造り上げることには、自分が今まで聞いていたガイドやマスター、天使が本当は魂であったということに気がついてきます。あえて修正しなくても、自分の本質にすべてがあったということに気がついてきます。

ある意味では、これが皆さん方の当面の目標になるでしょう。今はいろんなガイドやマスター、天使を呼んで、いろいろ話しても構いません。いろんなアドバイスをもらっても構いません。でもそれを何度も何度も練習していくと、そのうちガイドやマスター、天使、それらはすべて自分の心から産み出たものであり、自分の魂からやってきたものである。本質的な魂をみつけていくと、それが自由にガイドになったり、天使になったりして現れてくる。それがだんだん分かっていきます。そして魂の本質的なものをすべて理解し、そこと常に一体感を感ずるころには魂の思いと自分が完全に一致するようになります。そして魂との一体化が行なわれると、自分は改めて意識的な次の段階へと進んでいきます。

魂よりも、さらにそれを生み出した大元のところに意識が向いていき、さらにそのレベルにおいて自分がいろんな存在を通してアドバイスをもらうことになっていきます。そのレベルにおいては、マスターや天使といったスピリットと直接、コミュニケーションをとることが可能になっていきます。いちいち魂の創り出した概念を通してコミュニケーションをとるのではなく、直接、天使やスピリットとコミュニケーションがとれるようになっていきます。いわゆるグッドニーさんたちはこのレベルでコミュニケーションをとっております。

グッドニーさんが皆に教えているのは、このレベルで神や天使、ブラザーフッドを教えているのです。でもほとんどの人は、それを先ほどの概念を通して解釈しているのです。したがってグッドニーさんが言っていることと皆さん方が頭で理解していることには根本的な違いがたくさんあるのです。したがってそれを持って、グッドニーさんの言うことが間違っているとか、正しいとかを皆さん方が判断することは今はできません。所詮、皆さん方の概念の世界の中で論じられていることだからです。ですから先ほどの話を持って、グッドニーさんの言っていることが誤っているとか、それをもう必要としていないとかいう意味にはとらないようにしておいてください。

皆さん方はまず、当面の概念を自分なりに整理し、そしてその世界を突破すること。そして直接、いろんなスピリットとコミュニケーションとれる状態にまで持っていく。そうすると、グッドニーさんの教えていることがまた改めて別の角度から分かるようになっていくでしょう。自分たちのこれからの学びの方向として、そういう見方もするようにしてみてください。


D挨拶

先ほど、日本とブラザーフッドについての話がありました。先ほどは簡単な説明と挨拶が中心でした。これから日本において、いろんな活動が望まれております。一人ひとりが本当に目覚め、繋がるためには、何をどうしていくのか。そのレベルでのいろんな協力体制が必要になってくるでしょう。したがってこれからもそういう話題がきたときには、皆さん方が一人ひとりよく考えて、自分は何ができるのか、自分はどうしていくのか、それを一人ひとりが考えることができるようにしておいてください。それではここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)1999 CentralSun
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