前へ戻る
1999/11/17■水曜瞑想会から

他の生命の喜びを見て自分のハートが喜ぶ

@魂の世界に行く瞑想

私たちは今日の瞑想を進めていた仲間たちです。今日は魂のエネルギーを引き出して、その中で一緒にワークをするという練習をしておりました。一人ひとり、今、自分の抱えているテーマの中で、自分の造り上げた思い、概念、執着的なものがどういう影響を造り出し、魂との繋がりにおいて障害となっているのかを見ていただきました。

Kさんの場合で、現れてきた動物たちはあなたの概念に合わせてそれぞれ自分とほかの人との関係、人間関係においてのエネルギーをシンボルとして見せておりました。あなたから見たときに、ほかの人は自分にとってとても優しく、自分と仲が良いように進めていきたいという思いがあると同時に、何か自分にとっておいしく、気持ちよく、やすらぎの得られるものを自分が摘み取っていきたい、自分がそれを手にすることによって、自分の栄養源にしていきたい、というシンボルも現れておりました。

したがって自分とほかの人との人間関係においては、とりあえず優しく、慎ましく、害のない人と接しながらも、その中から自分は自分に必要な栄養源を見つけて取り出していく、自分のものにしていく。今、そういう状況にあるというシンボルが見せられておりました。これはあなたの今の造り上げたエネルギーの一つとして現れております。これを自分なりに、宇宙的な愛の観点で見た場合に、まず鹿のイメージをもっともっと大きく、光り輝くものに持っていかせる必要があります。

自分にとって都合の良いというイメージよりも、ほかの人同士がまた優しく、和やかに遊び回っているのを自分はただ見て、自分はそれで喜びを感ずる。自分に何かをしてもらうとか、自分がそこから栄養をもらうという、いろんな生命たちがお互いに喜びを分かち合う、そこに見えている者同志が美しい社会を作っているのを見て、自分の心が和んでくる。そういう状況に成長させていく必要があります。

そうすると、ほかの人々同士が喜んだり、交わったりしているのを見ても、ただ自分は嬉しくなってくる。それがこれから向かうべき方向性といえるでしょう。そしてあなた自身の光はそれに向けて使っていく必要があるのです。今の段階においては、自分のために光をもらったり、自分とほかの人の間のために光を使っております。今度は自分の光はほかの者同志の間に使ってあげたり、ほかの者同志が交わったり喜びを分かち合うときに、光を投げかけていく。そういう意識へと変わっていく練習を進めてみてください。

Nさんの場合には、今の自分のハートの状況として現されたいろんなシンボルは、これまでの流れとは少し違うシンボルが現されておりました。特に、今、少しずつエネルギーが変わってきており、あなたとほかの人との関係においても、エネルギーの特徴がかなり変わってきました。したがってあなた自身がほかの人から受ける印象、ほかの人を通して感じとるエネルギーもかなり変化してきております。自分自身に対して、傷ついたこと、落ち込んだりしたことのレベルも少しずつ変わってきております。

したがって今、現在の状況で見たときには、その自分の感じ方の変化がただシンボル的に何度か、現されておりました。そして総じて、あなたにアドバイスできることはあなた自身はこれから自分を本当に大切にして、自分を犠牲にすることなく、自分のためにいろいろやっていくという方向へしっかり進む必要があります。今までは自分を大切にしようと思っても、なかなか大切にできない状況でした。自分をしっかりと存在させ、自分を導いていくためにも、自分の本当の気持ちを見つけ出し、本当の気持ちをそのまま表現するやり方を持っていく必要があります。

そのためにも、今までやってきたやり方とは違うやり方をとってみたり、これまで身に着けたやり方をそのまま使うのではなくまったく新しいやり方で作り変えてみる、まったく新しいのをやってみる、という方法によって、今までとは違うエネルギーを獲得していく必要があるでしょう。そしてそれによってあなたの波動もかなり変わっていき、心から出ていくエネルギーも変化していきます。あなたがそのレベルになって、自分を素直に表現できるようになると、あなたのハートはかなり開くことになるでしょう。ほかの人はそこからさらに暖かいエネルギーを感ずることができるようになっていくでしょう。

Sさんの場合には、もう十分に自分で分析されたように、あなたの抱えているテーマのいくつかが現されておりました。そしてその解釈もあなたの分析通りに合っており、いかに自分が今まで無意識のうちに造り上げてきたか、今まで自分が身に着けてきたものがそのまま今の行動に影響しているか、それが見せられておりました。

自分自身を変えるのはとても難しい作業となります。でも一つ分かれば、ほかのところはその応用でどんどん修正できる場合があります。あなたの場合には、やはり小さい頃からずっと身についてきた考え方、傾向のようなものがあります。まずはそれを自分なりに分析し、小さい頃から身に着けてきたやり方を一度手放して、もう今までの自分とは違う、新しい自分として行動をとってみる。それによって現実がどう変わり、自分の現実がどこまで楽になるのかを調べてみる必要があるでしょう。

今まで自分で身に着けてきたいろんなやり方を一度、調べてみて、もう必要でないと思うもの、もう自分には合わないと思うもの、それらを見つけて、それらとはまったく違うやり方をとる練習をしてみてください。


Aマインドとハートを統合するやり方

マインドとハートの働きを一つにさせるという話がありました。マインドは主に皆さん方の感情やエゴによって動かされる思考であり、そこで思いとなって現れてくるものは一瞬一瞬の感覚器官と連動しております。良い話を聞いたら楽しくなり、否定的な言葉を聞いたら、自分も楽しくなくなってくる。周囲の情報から入ってくるものとかなり連動しております。ハートはその情報をもとにして、魂やハイヤーセルフと呼ばれているものが自分に与えてくる、流れてくるものを感じとる場所になっており、したがって出発点は周りからの情報や自分で考えたことが出発点になりますが、その情報を魂やハイヤーセルフに伝え、そこから戻ってくる光やエネルギーのようなもの、高次元のエネルギーがハートで痛みや悲しみ、愛、いたわりのようなエネルギーとなって造り上げられていきます。

したがってハートに意識を向けていると、そういう痛みや悲しみが感じられてくるために、それを今度はいかに行動に移していくのかがテーマになります。ただ感じただけで、行動しない場合、感じて本当に行動しようと思う場合、そこでかなり差がでてくるのです。ハートでは、一応、そういう情報を受け取っていても、実際に何一つ行動しなければ、結局、その人は愛のない人間とほかの人に言われてしまう場合があるでしょう。つまり愛があるかどうかはその人がどう行動するかによって判断されてしまいます。

魂やハイヤーセルフからはその人に対して愛やいたわりのエネルギーがたくさん流れてきます。そしてハートが熱くなったり、動き出したり、脈動し始めたりします。でもそのあとで、それを言葉に出して表現する、行動で表す、その人に慰めの言葉を与えていく、良い行動をとるかどうか、実はそれによってかなり差がでてくるのです。

もし自分がハートから感じたものをそのまま具現化したいのであれば、頭で考えたことよりは、そういう風にハートで感じたもの、熱く感じたり、強く感じたり、何かせねばならないという感じで伝わってきたものをそのまま行動していく練習が必要になります。ハートで感じてから、先に行動する。ハートに感じて行動する。こういう練習をしておくと、ハートとマインドがかなり近づいてきます。多くの人は、先にマインドで考え、マインドで考えてからハートに伝えようとします。ハートから伝わってきても、マインドが優先しているために、その言動はマインドから起こされたものが中心になって、ハートから感じられたものが行動に現れない場合があるのです。

先にマインドから考えて、それを発展させるのではなく、ハートで感じたことをまず行動してみる。そういうやり方を続けていくと、ハートとマインドが少しずつ近づいてきて、そのうちにハートで感じたことが自然に行なえるようになっていきます。そういうやり方を少し、工夫してみて、自分なりのハートとマインドの統合の仕方を練習してみてください。

それではこれで終わりにいたします。


(c)1999 CentralSun
前へ戻る