今までは一人ひとりがいかに楽しい現実を造り、またお互いに分かち合い、満足した生き方をするのかを説いてきました。私たちはそれを少しずつ修正する働きをしていきます。ただ漫然と毎日を生きていて、ただ楽しい思いだけを出していく。そういう練習も終わりになりつつあります。日本人の場合には、ただ毎日を楽しく過ごす、ただ満足した生き方をするという言い方がうまく伝わらず、漫然と自分勝手な生き方をする人々が増えてきました。
成長するということ、常に光と共に歩くという人が増えてこなかったのです。これは私たちの予想とは違う状況を造り出しました。結局、意思が弱く、自分で自分の人生を造ることができず、自分勝手な考えがそれで正しいものであるかのように勘違いしてしまう人が後を絶たないのです。したがってこれからは私たちと正式に歩もうとするものに対しては、やるべき方向性を見据え、自分のやるべきことを理解し、そして常に光と共に在るという意識を明確に造り上げていただく必要があるのです。
今、ここにいる人が、必ずしもすべてただ漫然と生きていたというつもりはありません。中には自分はどうやって生きるかを一生懸命、考え、私たちに相談をし、アイデアを受け取りたいと頼んだ人も何人かおります。でもその出発点がどこから来ていたか。やはり自分が少しでも良い人生を歩みたい、満足した人生を歩みたい、そこから来ている人がほとんどでした。
今、地球がどういう状況にあり、自分はそのためにどういう奉仕ができるのか。今、光の存在たちが何を地球人にお願いし、どうそれをうまくやっていけるのかを人間と一緒に行おうとしているのか。多くの光のものたちは本当に地球人と一緒になって新しい地代を創ろうとしております。一人でも多くのものたちが意識を宇宙に向け、新しい地球に見合った波動を身に着けていく。そのために自分は何ができるのか。それをいつも考えております。
日本の場合には、何か方向性を示すと、すぐに皆で同じようなことをやってしまい、お互いに足を引っ張ったり、否定し合うという人々がたくさん現れてしまいます。一人ひとり、自分の思うように自由にやりなさいというと、全員が楽な生き方を探そうとします。個人の自主性に任せた時に、どんどん一人で先に進むという人がほとんど存在しないのです。これが日本人の特徴といえるでしょう。先へ進ませようとすると、皆ですぐ競争をしてしまう。争わなくて良いというと、皆でサボってしまう。どうして自分を成長させることができないのでしょう。自分の道を自分で歩くことがどうしてできないのでしょう。
一人ひとり、ほかの人のやることを見てから動き出す。誰かが失敗するのを見てから、失敗しない道を歩いていく。いつもそういう生き方しかしておりません。もうそういう時代は終わりを告げようとしているのです。皆さん方は自分で自分の道を歩いていく必要があるのです。
先ほど、流された光は皆さん方の肉体を新しい方向へ変えようとする光でした。自分の道を自分の肉体で歩いていけるように光を当てていました。肉体はそれに反応し、新しい方向をしっかりと見ようとしておりました。肉体はそう願っていても、皆さん方の意識はどうだったでしょう。何か教えてくれたら、その通りにやる。誰かが行けば、自分も一緒についていく。そういう人が大半でした。自分は自分で自分の肉体を導いていく。そういう人がまだ少ないのです。
これから皆さん方がやるべきことは、自分の肉体は自分で導いて、しっかりと新しい時代まで連れていく。これを真剣に行う必要があります。いつまで経っても、誰もちゃんと教えてくれなかった、あの人の言ったことが間違っていたから、そうやって他人の所為にしていては、自分はどこにも辿り着きません。人から教えてもらうのではなく、自分で直接、私たちからアドバイスを受け取り、自分で歩いていく。そういう時代になっていくのです。皆さん方一人ひとりが直接、私たちと繋がる必要があるのです。
そして皆さん方を導くものはもう私たち以外にはあり得ないのです。皆さん方一人ひとりの特徴が分かっているのは私たちだけだからです。もう人間のレベルで、皆さん方一人ひとりの行く道を的確にアドバイスできる人はおりません。一人ひとり、まったく違うからです。それなのに、皆さん方は、まだほかの人間に聞こうとしている。助けを得ようとしている。まずはその意識を変える必要があります。
これからやってくるRMの時代というのは、私たちが直接、人間と接することをいいます。私たちが直接、皆さん方と接して、一人ひとりに直接、進むべき方向性をアドバイスしていくのです。したがって皆さん方もそういう意識を身に着ける必要があります。皆さん方が直接、私たちから情報を引き出す。直接、個人的にアドバイスを受けていく。そういう時代なのです。皆さん方はどこまでそれを意識できているでしょうか。私たちはそういう意識を明確にもって、これから皆さん方と接することになります。
したがってある意味では、その人だけに個別の情報がたくさん与えられるでしょう。その人だけにやるべきことがたくさん伝えられるでしょう。でもそれゆえに一人ひとりの喜びが増えてくるのです。これからはそういう関係を通して皆さん方が成長し、光と共に歩けるようにしていってください。
それではここまでにいたします。ありがとうございました。