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1999/7/28■水曜瞑想会から

好き嫌いの感情を入れないで気持ちを正しく表現する

@グラウンディングの瞑想

私たちは瞑想においていろいろと手伝いをさせていただいた仲間たちです。今日はメタトロンとサンダルフォンのエネルギーで、自分が地球としっかりグラウンディングできるというエネルギーをつくっておりました。一般に、グラウンディングが必要な人というのは、自分の落ち着く場所、自分が安心できる場所が確保できていないために、何か心が不安定であり、ほかの人から何か言われるたびに心が揺れ動いて、安心できないという状態になっていきます。

したがって自分がグラウンディングするためには、自分が落ち着ける場所を確保する、現実をそのまま受け入れる、自分の戻るべき場所が現実であるということを納得するところから始まります。現実そのものが自分のいちばん落ち着く場所であり、現実を受け入れることによってグラウンディングができるということ。これがまず初めにあげられます。

地球は一人ひとりの現実を造るためのエネルギーがたくさん秘められており、地球を自分の拠点とすることにより、一人ひとりの現実が自分のものになっていきます。現実を否定している人は、地球の上で行動しているという意識が弱いともいえます。自分が地球上で生活しているという思いがとても弱いために、自分がこの地球で何を為すべきか、地球と共にどう歩くのかが分かっていないために、現実が見えてこないで、自分が不安定な状態になっていきます。

改めて現実を見つめたときに、どうして自分は現実を受け入れたくないのだろう、と思うところがたくさん出てきます。人間関係や仕事を通していやなことや面倒臭いことが次々とやってくる。だから現実を受け入れたくなく、もっと楽なやり方を探そうとする。でもそれは現実から逃げることしか考えておりません。現実を受け入れるというのは、与えられた現実がまず自分の現実だという風に理解し、自分はいかにそれを乗り越えていくか、そこから何を学んでいくか、という気持ちが大切になります。

あなた(Sさん)の場合では、人間関係において、自分のイヤなところを見せつけられたり、思い出させたりすることがあるというのがありました。そのほとんどはこれまでの職場や人間関係においても行われたものであり、過去において完了しなかったために今、改めて現実かされております。したがっていつかの時点でそれをクリアし、解決できれば、もうそんなにあとで苦しむことはありません。

自分の言いたいこと、表現したいこと、それがなかなかうまく言えない。でも結果的に、どんどん別の方向へいって、あとで取り返しのつかない状態になってしまう。これはやはり意思の強さを試す学びが入っております。その時の状況で、うまく周りの場をまとめようとして自分は生返事をする、まず相手に受け入れられる答をしておく、しかし後でよく考えてみたら、とても自分はそんなことはできない、楽しくないということに気がついても、もうどうにもならず、現実がどんどん進んでいってしまう。こういうことがありました。

初めの段階で、しっかりと自分の気持ちを表現しておく。私は何を望んでいるのか。私のしたいことは何であるのか。それを純粋に表現することです。それが相手の望みと違っていた場合、相手を否定しているのではなく、自分のやりたいことは何であるのかをただ表現する。自分が望んでいることが何であるのかをただ説明していく。そういう意識が必要になります。あなたの方で、それを言ったら嫌われるとか、それを言うと友達がいなくなるとかいう考えがあると、本当にそれが現実化していきます。

自分の意見を言うときに、相手と違った意見であろうとも、それは友達がいなくなったり嫌われたりする理由にはならないということをしっかりと心の中で理解することが必要です。あなたがそれによって、人から嫌われるとか、友達がいなくなるとかいう思いがあるために、相手もそういうエネルギーを送り込んでくるのです。単なる自分の好みや趣味で表現する分において、友達が減ったり、嫌われることはないということをあなた自身がまず、しっかりと理解することです。

そうすれば、あなたに近づいてくる人も、そういう人ばかりになり、いちいち嫌われたり、無視されたとかいって反感を持つ人もいなくなってくるでしょう。したがって自分の表現をしっかりするということと、友達が離れたり近づいたりすることはまったく別であり、それは何のつながりもないということをまず理解することから始まります。

したがって自分の周りにやってくる人が、そういう友達と好き嫌いが一緒になっている人だとすれば、まだまだ自分の心の中にそういう思いがあるということ。話しやすい人が良い友達であり、長く一緒に友達でいたいという思いがあると、どうしてもそういう執着的なものがつくられていきます。そういうエネルギーではなく、どの人とでも同じように、自分の気持ちを表現し、話題においては誰とでも同じように客観的に話せるやり方が必要になるでしょう。自分の話し方、それと自分の好みはまったく別であり、自分は自分のために、自分の思いをしっかり表現するというやり方を身に着けるようにしていってください。


これからも人間を通じていろいろと学ぶテーマがあるでしょう。でも基本はどれをとっても、自分の心をいかに正しく表現できたか、ごまかしたり途中でいい加減にしないでいかに自分の思っていることを正しく表現できたか。それに関係することがたくさんあります。したがってこれからはその場をただうまく持っていくというよりも、まず自分が、自分のためにいかに正しい表現をすることができたか。自分の気持ちをいかにしっかりと伝えることができたか。そこの方にもっと意識を向けるようにしていってください。


私たちはここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)1999 CentralSun
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