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1999/7/26■月曜交流会から

現実を自分のものにするヒント

@思考と感情のエネルギーが現実を造る

私たちは皆さん方の意識の大元のところを集めて、大きな集まりを造り、話をしていきます。今まで一人ひとりがどういう成長を為し、どこまで目覚め、これからのテーマが何であるかを説明してきました。人によっては今年のテーマをかなり進め、もう十分にエネルギーが高まっている人もいます。自分がこれからどこに向かい、何を目指すのか。それが分かっている人と分かっていない人では、もうエネルギーがかなり違ってきております。自分のやるべき方向性を理解し、自分のペースで進めることができている人は、自分のオーラも意欲があり、積極性があり、新しいことに興味をもつエネルギーが入っております。

これからの自分の流れが全く見えていない人は、不安や恐れ、心配などのエネルギーで取り囲まれ、自分の意思で行動することが難しいエネルギーになっております。これからの自分の人生とどう取り組んでいくか。今まではある程度、決めておき、厳密に決めなくても何とか過ごすことができる人生でした。もう今ではかなりエネルギーが変わっており、単なる願望や願いではうまく進まない状況になってきました。自分の現実が何故うまく進まないのか。何故、思ったように現実が動いていかないのか。それに関しての不満や失望がかなり目立つようになってきました。

一人ひとりの流れで見たとき、自分はどういう人生を歩んでいるのか。自分はどういう風にしてこれからを迎えるのか。それに向けての学びが進む時期になってきました。今、改めて説明するつもりはありません。ただ一人ひとりのエネルギーがまだ十分ではなく、自分の考えていたやり方とは違うやり方が必要になってきております。思い通りにいかない、願ったとおりに進まない。何故こういうことが起こるのでしょうか。

皆さん方の体から出てくる思考のエネルギーと感情のエネルギーは、体から自然に放出され、相手に何らかの影響を与えていきます。自分にとって望ましいと思うもの、自分を成長させる方向、それがまだ明確につかめておらず、自分にとっていちばん適切な方法も分かっていない人がおります。自分に合った成長の方向、自分は何を求めて進むのか。その方向がまだ見えていない人は、自分自身の流れを何度も何度も見直す必要があります。何故、自分の思いがそのまま現実化しないのか。

確かに、願っただけですべてうまくいくとは誰も思っていないでしょう。ただ以前よりは思考のエネルギーが強くなり、願えばそれが現実化しやすい状況になっているのも確かです。自分の現実を造るときに、多くの人が金銭的なことや、周りのエネルギーとの関係で、できるかできないかを考えていきます。しかし私たちの世界からすると、まったく別の現象が常に起こっております。

一人ひとりの生き方、その生き方が本当に宇宙に合い、生命の成長のために働いているかどうか。今までの学びが自分の成長にどれだけ役に立ったか。自分の思いを現実化させようとするとき、容易に実現させやすいものと、極めて難しいものがあります。容易に現実化させたいと思うもの、この場合は現実を大切にするあまり、現実を変える、現実を動かすという意識がそんなにつくられておりません。現実の中にいろんなヒントがあり、現実からすべてを理解することができます。今、自分はどういう現実を、どういう法則で学んでいるか。一人ひとりに与えられたテーマと、今、自分がやろうとしていることがどこまで共通しているか。一人ひとり、自分なりに自分のことについて考えてみてください。


A現実の中からヒントをつかむ

現実は皆さん方に繁栄をもたらそうとしております。一人ひとりが真面目に取り組み、一生懸命、自分のために費やそうとするとき、現実にいろんな流れができてきて、自分の可能性を広げてくれます。自分の現実をどううまくもっていくか。それに向けてまだまだ学びを進めていく必要があるでしょう。

現実は自分が無視することも避けることもできないエネルギーであり、皆さん方がどこに行こうと必ずやってきます。現実の中にいろんなヒントがあり、自分を思い出すこともできます。現実の中に自分の意識が入っていき、自分の現実を常に見守ってくれる。


さて、現実の中に一人ひとりの意識を入れていき、自分でコントロールできるようになれば、現実は自分のペースで進んでいく。自分の思った願いがうまく現実に現れてくる。ここまでは今までに何度か話したことがあります。でも多くの人にとって、現実がやはりうまく進まない、その時々に合わせてもうまく先に進まない、と感じた人もいるでしょう。現実がうまく進まないというとき、よく言われる理由は、現実を造る際の意思がまだまだ弱く、自分一人では現実をうまく造れない、という人がおります。

そのために、エネルギー的にうまく対応しようとしてもうまくできず、自分自身が力を発揮しようとしてもほとんど発揮できないまま終わってしまうことがあります。現実を自分の願い通りにもっていくには、本当に自分の足で進めるということ。ただ考えるだけではなく、ある程度、体を使って運んでいくということ。これはとても必要な情報になります。現実の中に意識を入れて、とりあえず自分のペースでできるようになった。そう思っていても、いざ現実を迎えるときになると、どうしてもうまくできないという状態があります。どこかで現実を恐れており、現実を素直に受け取ることができない人に目立ちます。

現実の中にいろんなヒントがあり、現実を通して今の自分が分かってくる。まだまだ現実に対しての思いやりが完全にはなっておりません。自分と現実を繋げるもの、自分の思い通りに現実を進めたいと思うもの、その現実をつくるエネルギーがどういうものか。どこにどう現実を反映させるのか。今、それを試してみたいと思います。

自分の体から現実を造るエネルギーが出ているというのをまず信じます。自分の思考や感情が体を通ってどういう風に自分の体から出ていくか。自分の体のエネルギーを十分に感じたあと、現実と自分の接点、自分のエネルギーと現実との接点をなるべく感じとれるように意識をもっていきます。そして現実と自分のエネルギーがお互いにどう影響し合っているか。現実の中に、自分の思考や感情がうまく調和をとりながら、入っていっているか。

現実の中にはいろんなヒントがあり、いろんな回答があります。それを信ずるだけでもいろんな可能性が広がっていきます。現実を注意深く見つめ、現実を見ていくと、自分との接点が見えてきて、そして自分が今、何を行うのか、何をするのが好ましいのかが分かるようになっていきます。現実のエネルギーの中に、自分がうまく入り込めるもの、現実をうまく楽しくできるようにもっていけるもの、それらをよく調べ、自分の現実を進めることができるように、意識を変えてみてください。


さて、現実は皆さんがいちばん…???…、早く修正して、楽しくやろうとする場でもあります。しかしその進め方がなかなか自分で見つけていないために、不安や不満が起こって、楽しく演ずることができないという人もおります。自分の可能性をもっと試し、楽しいことをいろいろとやってみたい人、自分の現実を本当に良く客観的に見て、注意深く注意深く扱っていく必要があります。

現実の中に隠されているヒント、ほかのいろんなアドバイス、それらも現実をうまく使うことによって分かっていきます。現実をあまり軽く考えず、現実の一つひとつが大きなテーマを持ち、何らかの気づきを与えようとしていること、それをよく考え、自分なりにうまくできるように意識を向けていってください。


私たちは少し休憩をとって、またあとで始めます。それではありがとうございました。


B自分の現実の現れを理解できるように

それでは続きを始めます。先ほどの話で、現実に対しての意味についての議論がなされました。現実を通して何らかの意味を解釈するとき、その人が宇宙とどの程度繋がっているか、宇宙の意思とその人がどういう風に繋がっているか、それが大きな鍵を握っております。三次元的な現象そのもので現実をとらえている人は、宇宙の意思との接点が表面的な現象に限られているという意味があります。感情レベルや思いで現実を考えている人、宇宙の意思を何らかの形で理解し、思いを受け取ろうとする感じで繋がっております。

裏の意味、より大きなエネルギーを感じようとしている人は、宇宙の意思のさらに本質的なものを理解しようとする思いで繋がっていきます。したがって現実を考えるというとき、何を現実と思っているか。現実の何をテーマにしているか。それによってその人の宇宙の意思との繋がり方が分かってきます。そういう意味で、自分が現実と思っているもの、現実から理解しようと思っているものは一人ひとりかなり違ってきます。ほかの人と話をする場合に、その人は宇宙の意思のどの部分とつながっているか。自分はどのレベルで話をしているのか。その見極めがとても大切になっていきます。


Iさんの話で、ドアが季節によって開かなくなるという話がありました。これはあなた自身がほかの人と交流をするときに、人によってドアの大きさを変えていないかどうか、話しやすい人、話しにくい人、とっつきやすい人、自分が受ける印象によって心のドアの大きさを変えていないかどうか。そういうシンボルがあります。もし自分がどのような人にも、同じドアの大きさで接していると、ドアにあまり意識が向いて、不便を感ずることはなくなるでしょう。

Sさんの話で、パートナーとの間における話がありました。これはあなた自身が女性の心を理解するために、自らがつくった現実といえます。自分のペースで考えていることと、相手が考えていることの違いを理解するために、与えられた現実といえます。仕事においては仕事というひとつの共通の場があり、書類や決められた枠の中でお互いの付き合いや話し合いが進んでいきます。しかし男女間においては、そういうルールや決まり事がほとんど存在せず、それぞれが自分で思っている基準だけで行動をとっていきます。

その場合、自分が良しとしているもの、相手が良しとしているもの、それをどういう風に自分で理解していくか、お互いに自分なりの基準があり、それを相手に押し付ける傾向があります。特に日本人はその傾向が強く、自分の価値観がほかの人にも当然、当てはまると思い込んでいる人がたくさんおります。西洋人の場合には、その中でもあるひとつの共通のルールのようなものを造り上げ、マナーとして、お互いの共通的なルールとして教えられていきます。

しかし日本人の場合はそういう教えがほとんどなくなり、皆、自分の感覚がすべての人間に通用すると思い込んでおります。そこには世間一般の基準やマナーといったものがほとんど入っておりません。そのためにせっかくのパートナーや男女間の関係が本来はうまくいくはずのものがわずかなトラブルでおかしくなったり、それ以降、ずっと問題を抱え込んだりしている人がたくさんおります。そういう事態に発展させないために、自分はどこまで相手に合わせ、相手はどこまで妥協するか。そういったやりとりも場合によっては必要なこともあります。

しかし、今、一般に日本に流れてきている、いわゆるニューエイジという教えでは我慢すること、相手の言うなりになることを否定しているために、それぞれ自分が自分の好きなことをする、という傾向が広がっております。これはうまくいく場合と、余計におかしくする場合の両方の可能性を秘めております。それまで表現できなかった人が表現することによって、初めて相手にその意思を伝え、理解が深まるという可能性もあります。しかし表現をすることによって余計に相手が固執したり、反抗的になったり、ムキになってくる場合もあります。

ただ単に、自分の思っていることをすべて表現すればうまくいく、とは限りません。ただ自分が表現したいことがあれば、それを表現するというのは間違ってはおりません。表現したらうまくいくかどうか、が別問題となるのです。日本人はそういった意味では、うまくいくことを前提とし、そのために表現をしないというやり方をとってきました。西洋人は自分がうまくいくために、自分が惨めにならないように、自分の表現したいことを表現するというやり方をとってきました。今、改めて、日本人はいろんなやり方を目の前にして、その中で自分はどういうやり方が良いのか、自分の環境においてはどう接していくか。それを学ぶ必要があるでしょう。

今までの日本のやり方だから、という理由はもう通用しません。だからといって、これからはこうあるべきだ、という話だけでもうまくは進んでいきません。あくまでも、その場において、自分と相手との関係を考え、そういう関係においてはどういうやり方が良いのか、お互いのエネルギーや今までの経緯からして自分はどう対応していくか。それを一つひとつ考えていく必要があるでしょう。

今、日本人に必要なのは、ニューエイジ的なやり方をすべて正しいと思ってやるのではなく、また今まで日本にずっと伝わってきたからといってそれに固執する必要もなく、今、何が適当なのか、お互いの調和を考えたとき、何が適切なのか。それを一つひとつ考えて行動に移すというやり方。それを身に着けるようにしていってください。

ほとんどの日本人は、考えることを否定し、イヤになり、なるべく楽な解決法をしようとしております。そのために、考えるのではなく、まず答を知りたい、どうしたらよいか教えてほしい、それだけにこだわっている人がたくさんいるのです。それは良い結果を招きません。一人ひとり、その時その時、その場その場において、自分の行動の仕方が違うということ、それをまず理解し、自分は何を基準にしてその時その時の行動をとっていくか、そのやり方を自分なりに造り出し、見つけ、行動に移すというやり方を実践できるようにしていただきたいと思います。


一人ひとり、現実から学ぶものがたくさんあり、いろんな現れ方がやってきます。ほかの人の話が自分に当てはまる場合があれば、まったく当てはまらない場合もあります。現実からの意味の解釈も人それぞれ違っており、自分は自分の現実から何を学ぶか、自分の現実の現れはどういう特徴があるのか。それを見つけ、自分なりの現実の理解の仕方を身に着けるようにしていってください。

今日、皆さん方に伝えたかった話がほかにもいくつかありました。初めの説明でうまく言葉に表現できなかったのは、今、エネルギー的な波動の変化が地球にたくさん押し寄せてきており、私たちと人間との繋がり方もかなり変わってきております。そのために私たちはどういうエネルギーの出し方で皆さん方とつながるか。今、それをいろいろ工夫している最中となっております。どういう仕組みを使ってどういうエネルギーを流せば、どういう風にメッセージが届き、どういう解釈されるか。今、それをいろいろ工夫している最中といえます。

特に、今、一生懸命、最適化しても、あとで大幅に造り変えてしまう可能性があります。そのために、今はただいろんな可能性を試し、どういう風にもっていくかを調整している最中と思ってください。あと、何カ月かして、一通りの変化が終わり、それぞれのエネルギーが落ち着いたころには、改めて新しい仕組みと新しいエネルギーで皆さん方とコミュニケーションをとれる状況になっているでしょう。それまでは今日のようにいろんな仕組みを確かめながら話をするために、場合によっては言葉として表現するのに時間がかかったり、今までとは違う雰囲気でメッセージが与えられたりするかもしれません。

これも地球が変わるために必要な変化であり、皆さん方一人ひとりにもそういう現実が現れてきます。今年はなるべくいろんな変化を先に行い、結果的に早く私たちと皆さん方一人ひとりが明確に繋がりをつくって、少しでも高いレベルの話を皆さんと分かち合い、より私たちの奥深いレベルを皆さん方に理解していただきたいと思っております。

ですから、これからもその場その場においていろんな現実を楽しみながら、私たちとの繋がりを強くしていっていただきたいと思います。それでは今日はここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)1999 CentralSun
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